ゴミ屋敷を専門の買取業者に買い取ってもらうメリット
ゴミを処分する手間や費用のせいで、ゴミ屋敷を手放せずにいませんか?
ゴミ屋敷から解放されるなら、買取一択です。
不動産売却方法には「仲介」「買取」の2種類がありますが、この2つの売却方法の違いから、ゴミ屋敷のように特殊な事情を抱えた物件でも、買取でなら処分できます。
まずはその売却方法の違いをご説明します。
仲介と買取の売却方法の違い
- 仲介
- 仲介業者が、居住目的で物件を探している個人消費者を買主として探す。3ヶ月から半年ほどかけ、SUUMOやアットホームなどのポータルサイト等に物件情報を掲載し販売活動を行う。募集を見た購入希望者との内覧や交渉を経て、仲介業者を介して売主と買主が売買契約を結ぶ。
- 買取
- 売主である物件の所有者から依頼を受けた買取業者が直接買主となる。買取業者は、買取後に適切なリフォーム等を行って再生してから再販する事業目的で物件を購入する。買取業者による査定ののち、買取価格等に合意すれば、売主と買取業者が直接売買契約を結ぶ。
このように、買取業者はリフォーム等を行ってから再販することを目的としています。
そのため買取なら、個人消費者を買主として探す仲介では買い手が付きにくい下記のような物件も買い取れます。
- 屋内にゴミが残っている物件
- リフォームが必要な物件
- 売却に時間をかけられない物件
- 雨漏りやシロアリ被害などの心配がある物件
- 駅や市街地から離れており居住ニーズが低い物件
それでは、買取業者にゴミ屋敷を買い取ってもらうメリットについて、ご紹介していきます。
1週間から1ヶ月程度で現金化できる
買取では、買取業者が直接買主となるため、売主と買取業者との間で買取価格に合意があれば、およそ1週間から1ヶ月程度で現金化が可能です。
一方仲介だと、売却まで短くても3ヶ月から半年以上はかかります。
まずはゴミ処分やリフォームを行うなど、「居住したい」と思わせる状態にするまで時間がかかるうえに、購入希望者を募る期間が必要だからです。
ゴミごとそのまま売却できる
買取業者は、ゴミ屋敷内に溜まったゴミごと買い取るので、所有者がゴミを処分する必要はありません。
また、買取業者はゴミ屋敷を買い取った後、リフォームすることを前提としています。
そのため、たとえば床に穴が空いていたり、シミ等があっても、所有者は手間や費用をかけず、そのままの状態でゴミ屋敷を買い取ってもらえます。
一方仲介だと、ゴミ屋敷に居住したい人はまずいないので、売却前に数百万円もの費用をかけ、ゴミの撤去やリフォーム等を行わなければなりません。
契約不適合責任の一切が免責される
契約不適合責任とは、不動産を売却したあと、契約書に記載が無い欠陥や不具合(雨漏りやシロアリ被害、家の傾き、そのほか心理的な欠陥等)があった場合に、売主が負う責任です。
つまり不動産売買でいうと、仲介売却の買主である個人消費者を保護しています。
しかし買取では、事業目的である買取業者が買主になるため、特約をつけて全てを免責するのが一般的です。
そのため、「ゴミが邪魔でどんな不具合があるのか確認もできない…」というゴミ屋敷も、安心して手放せます。
ゴミ屋敷の買取相場は再販までのコストが差し引かれて決まる
ゴミ屋敷の買取相場は、市場価格と比較し安価になりますが、「市場価格の何割程度」などと一概には言えません。
まず、ゴミ屋敷1件1件によって、屋内に溜められたゴミの量や種類、ゴミによる家屋への損傷等の度合いが異なります。
それに伴い、それぞれのゴミ屋敷の状況によって市場価格から差し引かれるコストの金額が変動するからです。
再販までにかかる主なコストは下記の3つです。
そのため、不動産販売等の知識を持たない個人は、どれくらい費用がかかるかわからず、正確な買取価格を想定できません。
一方、買取業者に必要な情報を伝えれば、無料&即日で買取価格を提示してもらえるので、簡単に把握できます。
よって、所有するゴミ屋敷の買取価格を知りたい場合は、自身で時間をかけて算出しようとせず、買取業者に依頼し見積もってもらいましょう。
相場より高額買取してくれるゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントは後述しています。
それでは、上述したゴミ屋敷の買取価格を決める3つのコストについて、それぞれ説明します。
ゴミ撤去費用
買取業者はゴミ屋敷の買取後、再販するためにまずゴミ撤去作業を行います。
ゴミの撤去費用は、ゴミ屋敷の間取りや広さ等によって異なりますが、およそ数万円から数十万円ほどかかります。
間取り別のおおよその撤去費用相場は下記の通りです。
間取り | 費用相場 |
---|---|
1R・1K | 3万〜10万円前後 |
1DK・1LDK | 5万〜20万円前後 |
2DK・2LDK | 9万〜30万円前後 |
3DK・3LDK | 15万〜50万円前後 |
4LDK以上・一軒家 | 20万〜100万円以上 |
ただし、上記はあくまで参考の相場であり、実際はさらに費用がかかる場合もあります。
間取りや広さだけでなく、実際どれだけのゴミが溜まっているかによって、撤去作業に必要な作業人数やトラックの台数等が大きく異なるからです。
買取価格から差し引かれるゴミ撤去費用を抑えたい場合は、ゴミ屋敷所有者自身でゴミを処分していく必要がありますが、かなりの時間と労力がかかります。
リフォーム費用
放置されたゴミ屋敷の場合、ゴミの撤去だけでなくリフォームも必要になる場合があります。
リフォームが必要になる主な原因は下記の通りです。
- ゴミから染み出た液体や害獣の排せつ物等による床や天井の腐食
- 定期的な清掃がされずキッチンやトイレ等の設備が機能しなくなる
リフォーム内容によって費用は異なりますが、総額でおよそ数十万円から数百万円かかります。
リフォーム内容 | 費用目安 |
---|---|
壁紙の張替え | 約1,500円/1㎡ |
フローリングの張替え | 約15,000円/1㎡ |
天井のリフォーム | 約10,000円/1㎡ |
トイレ交換 | 15万円~40万円 |
ユニットバス交換 | 80万円~150万円 |
キッチン交換 | 80万円~150万円 |
消臭作業費用
ゴミを撤去しリフォーム等を行っても、物件内にゴミやカビ等の臭いが残ってしまうことがあります。
その場合は、買取業者が再販前にオゾン消臭(生ごみやカビなどの強烈なニオイもほぼ無臭状態まで消せる消臭方法)などの特殊な消臭作業を行います。
部屋の広さやにおいの強さによって金額が異なり、数千円から数万円かかることもあります。
相場より高額買取してくれるゴミ屋敷買取業者を選ぶポイント
ゴミ屋敷の買取を依頼する買取業者を選ぶ際には、下記ポイントを抑えることで、より利益を残せる可能性が上がります。
また、査定依頼は必ず複数の買取業者に依頼し比較してください。
はじめから1社だけに絞ってしまうと、買取価格が適切なのかどうか判断できないからです。
そのため、必ず3社以上の買取業者から見積もりをもらって比較し、最も納得がいく業者を選ぶようにしましょう。
査定価格に明確な根拠を持っている
買取業者から提示された査定価格について、疑問な点があれば率直に聞き、根拠を説明してもらいましょう。
査定価格の根拠を「だいたいこれくらいですよ」とあいまいな返答をする買取業者は、根拠が無い金額を提示している可能性が高く、とても売主に寄り添っている業者とは言えません。
いくら高い買取価格であっても、売主から買取先に選んでもらえるように、不可能な金額を提示してきていることもあります。
このような業者は、契約の直前になって適当な理由を付けて買取価格を下げたり、買取条件を追加してくるかもしれません。
そのため、まずは他の複数の買取業者と比較して不自然な箇所がないか確認し、もしあればその見積もりの根拠を教えてもらいましょう。
逆に、買取価格が最も高くはなくても、その見積りの根拠をしっかりと提示できる買取業者は、自身の査定に責任を持っていると言えます。
そのため、1番高額とはいかなくても、売主にとってできうる限りの努力は尽くしてくれるでしょう。
ゴミ屋敷の買取実績が豊富
買取業者のホームページから、ゴミ屋敷の買取実績が豊富にあるか確認しましょう。
ゴミ屋敷の扱いに慣れている買取業者なら、安価でゴミ撤去やリフォーム等を行い、高く再販する方法を蓄積しているので、その分を上乗せして高額買取してくれます。
逆に、「ゴミ屋敷買い取ります」と謳いながらも、実際にはゴミ屋敷の買取に特化していない買取業者もいます。
このような買取業者は、極端に安い価格で提示して来たり、そもそも買取に応じられない可能性もあるため、ホームページ等から買取実績の有無をチェックしましょう。
弁護士等の専門家と提携している
「相続によってゴミ屋敷を取得した」
「被相続人が亡くなって以降、何世代にもわたって登記されず複雑な権利関係になっている」
このように、ゴミ屋敷を手放したい人のなかには、相続に起因した権利問題等が絡み、専門家に相談したいケースも多くあるかと思います。
そんなとき、弁護士等と連携している買取業者なら、担当者とのやり取りだけで、ゴミ屋敷の買取から問題の解決まで全て完了できます。
逆に、弁護士との関係を築けていない業者の場合、相続による権利関係等に問題があった場合に、「自分で弁護士等に相談してきてください」などと丸投げしてくるおそれがあります。
ゴミ屋敷所有者である自身の負担を増やすことにもなりかねないので、相続等の相談に親身になってくれる買取業者を選びましょう。
おすすめのゴミ屋敷専門買取業者3選
前述したゴミ屋敷買取業者選びのポイントを踏まえたうえで、ここではおすすめのゴミ屋敷買取業者3選をご紹介します。
3社とも全国のゴミ屋敷の査定・買取に対応しているので、依頼する買取業者を選べないという方は、まず下記3社に査定を依頼し、比較してみましょう。
それぞれ紹介していきます。
株式会社AlbaLink/訳あり物件買取プロ
株式会社AlbaLink(訳あり物件買取プロ)は、全国のゴミ屋敷を高額&スピーディーに買い取れる買取業者です。
なぜなら、普段からゴミ屋敷や訳あり物件等を取り扱っていることで、必要なリフォーム等を最小限のコストで行い、再販できるからです。
また、再生したゴミ屋敷等を再度販売するだけでなく、自社で保有したり運用したりする場合も多くあることも、他社より高額で買い取れる理由のひとつです。
さらに、提携している弁護士と常に連絡を取り合える関係を築いているので、相続や権利関係に問題がある場合でも、的確でスピーディーに対応してもらえます。
そのほか、下記のような特殊な事情を抱えた物件の買取も行っています。
- 相続や権利関係に問題がある物件
- 過去に孤独死があった物件
- 過去に自殺があった物件
- 再建築できない物件
- 未接道地にある物件
- 不整形地や旗竿地、狭小地にある物件
物件の所在地や状態に関わらず買取実績があるので、あらゆるゴミ屋敷等物件の所有者におすすめです。
会社名 | 株式会社 Alba Link |
---|---|
本社所在地 | 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町 6F |
営業時間 | 10:00~19:00 (日曜日 定休) |
創業 | 2011年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第10112号 |
公式HP | https://wakearipro.com/ 買取実績はこちら |
株式会社あきんど/事故物件買取センター
株式会社あきんど(事故物件買取センター)は、リフォーム等を下請け工事業者に発注するのではなく、高い技術力を持った社内の建築部門が施工するため、物件の価値を最大限に高めて再販します。
このように自社で施工する分、ゴミ屋敷を高額買取することが可能になっています。
また、買取実績を270件以上掲載しているため、実際の買取実績を確認してからゴミ屋敷の買取を依頼したい所有者におすすめです。
会社名 | 株式会社あきんど |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市浪速区稲荷1-5-3 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
創業 | ー |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第9946号 |
公式HP | https://www.jikobukken.jp/ 買取実績はこちら |
株式会社MARKS/成仏不動産
株式会社MARKS(成仏不動産)は。ゴミ屋敷で孤独死があったような、いわゆる事故物件等の買取も扱っています。
心理的な問題によってイメージが下がってしまった物件について、本来の価値を見出してバリューアップすることで、「嫌われる物件」から「選ばれる物件」へと変えて再販することを企業理念に掲げている会社です。
同社では特殊清掃や遺品整理、ご供養や相続手続きなど一連の流れをすべて成仏不動産が行い、物件ひとつひとつを非常に丁寧に扱って家屋を再生しています。
そのため、被相続人が孤独死してしまったなど、ゴミ屋敷を買い取った後も丁寧に再生してくれる業者に依頼したい等の思いが強い方におすすめです。
会社名 | 株式会社MARKS |
---|---|
本社所在地 | 横浜市中区山手町246-1 カーネルスコーナーマンション1F |
営業時間 | 9:30~18:30 |
創業 | 2016年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)10129号 |
公式HP | https://jobutsu.jp/ 買取実績はこちら |
ゴミ屋敷を専門の買取業者に買い取ってもらう流れ
ここまで、ゴミ屋敷を専門買取業者に買い取ってもらうメリットと、買取を依頼する買取業者を選ぶポイントについてご紹介しました。
では実際、どのような流れでゴミ屋敷は買い取られるのでしょうか。
買取の流れを把握し、必要な書類をそろえておけば、よりスピーディーに買い取ってもらえます。
ゴミ屋敷の買取の流れは下記の通りです。
それぞれ説明していきます。
査定を依頼する
前述した相場より高額買取してくれるゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントを踏まえて、ゴミ屋敷を専門とした複数の買取業者をピックアップし、査定を依頼します。
買取価格だけでなく、各買取業者の担当者について下記のような要素に注目して比較し、信頼できる買取業者を選びましょう
- 折り返しの電話やメールの返信が遅くないか
- 売主の希望条件(早く処分したい、ごみも一緒に処分してほしい等)を聞きだしてくれるか
- 買取価格や質問への応答に対し、明確な根拠を提示してくれるか
- 売主にとっての注意事項やリスク等に関する質問も包み隠さず答えてくれるか
買取条件の調整
査定を依頼した複数の買取業者を比較し、実際の買取価格等の条件をすり合わせていきます。
これまでの比較で、信頼度は1番だけど買取価格は別の業者が1番高いという場合は、信頼度がもっとも高い買取業者に買取価格の交渉をもちかけましょう。
信頼できると感じた会社なら、たとえ1番高い価格では買い取れなくても、できるかぎり高く買い取れるよう努力してくれます。
また、もし買取価格の値上げができない場合は、その理由を提示してくれる可能性が高く、金額以上の納得感を得られるからです。
買取価格のほか、具体的な売買の日程調整、必要書類の説明なども行います。
売買契約の締結
売主と買取業者の双方が売買条件に納得できたら、契約内容や条件等を契約書にまとめ、売買契約を行います。
下記書類が必要になりますので、あらかじめ手元に用意しておきましょう。
各種書類 | 取得方法 |
---|---|
登記済権利証(登記識別情報) | 不動産取得時に法務局より交付 |
土地測量図面、境界確認書 | 全国の法務局で取得可能 |
固定資産税納付通知書 | 毎年4~6月ごろに各市町村から送付 |
印鑑証明書 | 役所で取得可能 |
住民票 | 役所で取得可能 |
実印 | 各自で保管 |
身分証明書 | 各自で保管 |
収入印紙 | 郵便局やコンビニ等で購入可能 |
決済・引き渡し
買い取り金額を受け取り、司法書士が所有権移転登記を行って、物件の名義を買取業者に変更すれば、全ての売却手続きが完了です。
ゴミ屋敷を買い取ってもらう際に発生する税金と費用
ゴミ屋敷を買取業者に買い取ってもらう際には、下記のような税金や手続きのための費用が発生します。
譲渡所得税は売主自ら確定申告を行わなければ納税できないので、忘れずに手続きを行いましょう。
それではひとつずつみていきます。
印紙税
不動産売買時、売主は売却価格に応じた収入印紙を購入して印紙税を納めます。
平成26年(2014年)4月1日から令和4年(2022年)3月31日までに作成された不動産売買契約書では、軽減税率が適用され、売却価格ごとに下記のように印紙税率が定められています。
不動産売買契約書の印紙税額
売却価格 | 通常の税率 | 軽減税率 |
---|---|---|
10万円超~50万円以下 | 400円 | 200円 |
50万円超~100万円以下 | 1千円 | 500円 |
100万円超~500万円以下 | 2千円 | 1千円 |
500万円超~1千万円以下 | 1万円 | 5千円 |
1千万円超~5千万円以下 | 2万円 | 1万円 |
5千万円超~1億円以下 | 6万円 | 3万円 |
1億円超~5億円以下 | 10万円 | 6万円 |
譲渡所得税
不動産を買い取ってもらったことで売却益が出た場合、確定申告を行って、譲渡所得税を支払わなければなりません。
譲渡所得税とは、不動産等の資産を売却した場合に得た利益に対して課される「所得税」「住民税」「復興特別所得税」のことで、下記計算式で算出されます。
税率は空き家の所有期間が5年以下か5年を超えるかによって、以下の表のように異なります。
空き家の保有期間 | 所得税の税率 | 住民税の税率 | 復興特別所得税の税率 |
---|---|---|---|
5年以下 | 30% | 9% | 0.63% |
5年超え | 15% | 5% | 0.315% |
ちなみに相続した不動産の場合、所有期間は被相続人が所有していた年数を含みます。
そのため、被相続人の所有期間が5年を超えていれば、長期譲渡所得税率が適用されます。
確定申告の詳細については国税庁HPをご覧ください。
なお、相続によって取得したゴミ屋敷で、一定の条件をクリアしていれば、譲渡所得から3,000万円控除できる「空き家特例」があります。
譲渡所得を0円にできることもあるので、詳細はこちらをご覧ください。

相続登記にかかる費用【未登記の場合】
相続によって取得したゴミ屋敷を買い取ってもらう場合、まず相続登記を行う必要があります。
相続登記とは、被相続人から引き継いだ財産の所有者を相続人に変更する手続きで、各地にある法務局に必要書類を提出し申請できます。
相続登記を行う下記の過程で、それぞれ依頼費用がかかります。
書類の取得費 | 数千円 |
---|---|
登録免許税 | 固定資産税評価額の0.4% |
司法書士への依頼費用 | 約6~10万円 |
本来は所有者自身が行う手続きですが、弊社では相続登記手続きも合わせて行うことが可能です。
未登記のゴミ屋敷買取査定やご相談も無料で承りますので、ぜひご連絡ください。
ゴミ屋敷を放置すると起きること
ゴミ屋敷を所有している方の中には、「ゴミを片づけたくない」「屋内に足を踏み入れたくもない」という方が多くいるかと思います。
しかし、ゴミ屋敷をそのまま放置してしまうと、下記のようなトラブルを引き起こすおそれがあります。
トラブルを起こしてしまえば、場合によっては近隣住民からの損害賠償請求に繋がりかねません。
このように、ゴミ屋敷の放置は、所有者の精神的負担の長期化や金銭的負担の増加を招くだけなので、放置せずすぐに専門買取業者に相談しましょう。
弊社はゴミ屋敷の買取実績も豊富にある買取業者です。
全国の買取査定を無料で行っておりますので、ゴミ屋敷でお困りの方はまずは一度ご相談ください。
放火犯に狙われやすくなる
明らかに管理されていないゴミ屋敷は、放火犯に狙われやすい傾向があります。
建物や敷地の外にまでゴミが散乱しているゴミ屋敷は、放火してもバレにくいだろうと判断されるからです。
また、ゴミ屋敷に溜まっているゴミの中には、不燃ごみだけでなく、紙製や布製など燃えやすい素材のゴミも多く含まれます。
そのため、一度火を付けられるとあっという間に燃え広がってしまいます。
さらに、ゴミに埋め尽くされた状態だと、ボヤ程度では気が付けず、気付いたころには近隣住宅にまで燃え広がってしまうおそれがあります。
ごみ屋敷への放火が原因で近隣家屋にまで損害を与えてしまえば、所有者は近隣住民に対して見舞金を支払うことになったり、最悪の場合損害賠償を請求されかねません。
不衛生な環境によっての健康被害をもたらす
ゴミ屋敷に生ゴミが溜まっている場合、特に夏場には強烈な悪臭を放ちます。
また、ゴミが溜まった状態では掃除もきちんとできないため、埃やカビ等も溜まりアレルギー等の健康被害を招きます。
ゴミ屋敷内に居住者がいればもちろん本人の健康に悪影響を及ぼしますし、ゴミ屋敷内に誰も居住していなくても、近隣住民の身体に悪影響を与え、クレームがきてしまうおそれがあります。
家屋が傷んで資産価値が下がる
ゴミ屋敷には、ネズミやハクビシンなどの害獣や、ゴキブリやシロアリなどの害虫が発生しやすく、家屋に対して下記のような被害をもたらします。
害獣や害虫による被害の具体例
- 近隣住宅の価値を下落させる
- 床や天井等へのシミ・腐食
- 基礎や柱へのシロアリ被害
放置し続けると、所有するゴミ屋敷だけでなく、近隣住宅にまで生息域を拡大し、家屋に被害を与えてしまうおそれがあります。
そのため、もし害獣や害虫がいれば害獣駆除業者に依頼して、数万円の費用を払って駆除してもらわなければなりません。
近隣住宅の価値を下落させる
近隣住民に対し大きな悪影響を与える恐れがあるゴミ屋敷は環境的瑕疵にあたり、近隣の家屋を売却する際に告知義務が発生します。
なんらかの問題・欠陥等を抱えている場合、契約前にその旨を伝えなければならない義務のこと
その結果、近隣物件の資産価値が下がってしまい、近隣住民から慰謝料を請求されるおそれがあります。
ゴミ屋敷の近くに住みたい人はいないので、近隣住民は自身の不動産を安価で売り出すことになったり、最悪の場合売れなくなってしまうこともありえるからです。
行政代執行され費用を請求される
近隣に対して過大な悪影響を及ぼすと判断されたゴミ屋敷は、行政代執行を受けることになるおそれがあります。
行政代執行とは、所有者に代わって自治体がゴミや不用品を強制的に撤去することです。
本来、家屋を適切に管理することは所有者の責任であるため、行政代執行にかかった費用は
所有者に対して請求されます。
ゴミ屋敷の行政代執行については、各自治体の「ゴミ屋敷条例」によって定められています。
ゴミ屋敷条例の対象となる条件は下記のとおりです。
堆積したゴミ等により、下記のように周辺の生活環境が著しく損なわれている状態
- ゴキブリや、ハエ、その他の害虫が発生している
- ねずみ等が発生している
- 悪臭を放っている
- 火災発生のおそれがある
参照元:「ごみ屋敷」への取組み
実際に、ゴミ屋敷に溜められたゴミを、自治体が行政代執行により撤去した事例があります。
令和3年(2021年)5月18日、愛知県蒲郡市のゴミ屋敷1件が行政代執行された。家主の60代男性が資源置き場などから20年ほどかけて集めたとみられる衣服や食器などが約50メートルにわたって積まれ、道路にまではみ出し通行を妨げていたり、異臭を放っていたりしたことから苦情が相次ぎ、ゴミ屋敷条例に基づき執行された。ゴミの撤去作業にかかった費用はおよそ400万円にのぼり、家主に請求される。
参照元:FNNプライムオンライン
このように、ゴミ屋敷を放置してしまうと、突然数百万円もの費用を請求されかねません。
【ケース別】こんなゴミ屋敷も買取で解決できる!
最後に、下記2つのようなケースのゴミ屋敷についてご説明します。
これらのようなケースのゴミ屋敷を所有している場合でも、買取業者に依頼し、厄介なゴミ屋敷を現金化できます。
それぞれ見ていきましょう。
相続前段階で遺産にゴミ屋敷が含まれている
被相続人の遺産にゴミ屋敷が含まれ、相続するか迷っている場合は、まずは全ての遺産総額がプラスになるのかを専門家に依頼し調査しましょう。
プラスの遺産、マイナスの遺産というのは、たとえば下記のような遺産を指します。
遺産総額がプラスになる場合は相続してゴミ屋敷を買い取ってもらい、マイナスになる場合は相続放棄も検討することになります。
しかし、相続放棄しても、管理責任から逃れるために100万円前後を支払うことになりかねません。
そのため、まずはゴミ屋敷の専門買取業者に依頼し、買取査定を受けてみましょう。
他の遺産は相続したいという場合でも、買取ならゴミ屋敷だけを手放し、売却によってさらに資産を増やせます。
ゴミ屋敷を相続するかどうか、判断基準等についての詳細は下記記事をご覧ください。
https://wakearipro.com/garbage-house-inheritance/
ゴミ屋敷と化した家の住宅ローンや税金等を払えなくなった
ゴミ屋敷所有者は、下記のような状況に陥り、ゴミ屋敷の競売または任意売却を迫られることがあります。
- 住宅ローンを滞納してしまった
- 固定資産税や住民税を払えなくなった
このように、ゴミ屋敷化した家屋の居住者の中には、ゴミを溜め込んでしまうだけでなく、住宅ローンや税金の支払いが滞ってしまうことも少なくありません。
競売になれば、裁判所職員によって自宅を調査され、撮影された写真はネット上で世界中に公開されるので、任意売却によって手放すのが最善手です。
本来、住宅ローンを完済していなければ、所有する不動産を売却できない。
ただし、交渉によって金融機関から了承を得ることで、不動産を売却しローン等の返済に充てられる売却方法のこと。
このような場合でも、ゴミ屋敷を専門とした買取業者であれば、周囲の人等に知られずにゴミ屋敷の現金化が可能です。
また、売却によって手にした現金を資金にして、ローンや税金等の支払いや、新居に引っ越しできるようになります。
弊社では弁護士と連携しているため、ゴミの堆積による問題以外についてもご相談いただけます。
ゴミ屋敷を所有し自身では解決できなくなってしまった問題もぜひご相談ください。
まとめ
今回は、ゴミ屋敷のベストな処分方法である買取に関する下記内容についてご紹介しました。
たしかに、ゴミ屋敷をいざ売却しようとすると、ゴミ処分やリフォームなどやるべきことが多く、つい先延ばしにしてしまうかもしれまん。
しかし、ゴミ屋敷を放置してしまえば、近隣住民からのクレームや資産価値のさらなる低下につながりかねません。
そのため、ゴミ屋敷は決して放置せず、専門の買取業者に依頼し買い取ってもらいましょう。
買取であれば、所有者自身がゴミ撤去費用やリフォーム費用を負担する必要が無く、そのまま現金化できるからです。
弊社はゴミ屋敷のほか、孤独死があった物件、再建築できない物件など、あらゆる事情を抱えた物件や空き家等の買取に特化した買取業者です。
所有する不動産について悩みを抱えている方も、お気軽にご相談ください。