【家の購入時に夫婦の意見が合わなかったことランキング】経験者500人アンケート調査

アンケート調査

「これだけはどうしても譲れない…」
「夫のこだわりが強すぎる」

家を購入する際、夫婦で意見が食い違っていつまでも決まらなかったり、険悪な雰囲気になったりしていませんか。

そこで今回は、「家の購入時に夫婦の意見が合わなかったこと」、また「意見が合わなかったときの解決策」について500人にアンケート調査を実施。

その結果をランキングにしました。

【調査概要】

  • 調査対象:マイホームの購入経験がある既婚者
  • 調査日:2021年11月9日~15日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性334人/男性166人)

調査や調査データについて

データご利用の際の注意点

出典元を明記していただければ、基本的にご利用いただけます。
出典元の記載方法についてはこちらをご覧ください。

家の購入時に夫婦の意見が合わなかった人は56.8%

家を購入する際、夫婦で意見の相違があったか聞いたところ、「たくさんあった」「少しあった」が合わせて56.8%という結果に。

半数以上の夫婦は、何かしら意見の相違があったとわかりました。

家の購入時に夫婦で意見が合わなかったこと1位は「間取り」

どんな点で意見が合わなかったのかを聞いたところ、最も多かったのは「間取り」、2位は「立地条件」でした。

「間取り」や「立地」は生活スタイルや住み心地を大きく左右するため、互いに譲れないものや、強いこだわりがあるのかもしれません。

では、1位~7位までを経験者の回答とともに見ていきましょう。

1位 間取り

  • 私は将来を見越した設計をしたかったが、夫は自分の趣味の部屋を作りたいと言った(30代 女性)
  • 子どもたちの部屋を二部屋とるか、一部屋にして将来的にパーテーションや簡易な壁を設置して分けるかで意見が分かれた(20代 女性)
  • 2階建ての階段を吹き抜けにするかしないかで分かれた(20代 女性)
  • 玄関の位置や階段の位置をどうするかで意見が分かれた(30代 男性)

注文住宅は全てを自由に決められる反面、迷ってしまうことも多いですよね。

なかでも、間取りは家の使い勝手を左右し、完成後の変更は難しいため、もめる夫婦が最も多くなりました。

具体的には、部屋の数、リビングの形や広さ、自室や書斎をつくるか、吹き抜けの有無など。

今の快適さを選ぶか、子どもの成長や老後に備えた作りをするかで意見が食い違った人も複数いました。

2位 立地条件

  • 私は通勤に便利な駅の近くが良かったのだが、妻は車で買い物が出来る郊外を望んだ(40代 男性)
  • 主人は会社の近くが良く、私は子供の学校地区を一番に優先したのでお互いに意見が分かれた(30代 女性)
  • お互いの実家が近いところにするか、遠くにするかでだいぶ意見が分かれた(20代 男性)

夫婦で意見が合わなかったこと2位は「立地条件」。

とくに「通勤の利便性を優先したい夫」VS「子どもの学区や周辺環境を優先したい妻」といった対立構造が目立ちました。

  • 通勤の負担を減らしたい
  • 子どもによい環境を与えたい

上記はどちらも優先度の高い条件であるだけに、互いに妥協しづらい問題となっているようです。

3位 内装・デザイン

  • デザインにもお金をかけたい妻と、デザインはどうでもよくて、とにかく費用を抑えたい夫で度々話し合った(20代 女性)
  • 夫は壁も床も全部真っ白が好みで、私はダークブラウンを使ったインダストリアル風が良かった(40代 女性)
  • 壁紙の色調や外壁の色など見た目に関する部分でそれぞれの好みがあるため意見が合わないことがあった(30代 男性)

3位は、壁紙や床の色などの内装・デザインで意見が分かれたという夫婦。

壁紙や床は面積が広いため、色や質感が違うと室内の印象がガラッと変わります。

「明るくてナチュラルな感じがいい」「シックで落ち着いた雰囲気がすき」「おしゃれで生活感のないデザインにしたい」、など好みがハッキリ分かれる部分かもしれません。

配偶者がデザインに無頓着であれば大丈夫ですが、互いにこだわりがあると妥協が難しくなりそうですね。

4位 予算や住宅ローン

  • 主人の許容範囲の価格が高く、私の思っている予算を超えていた(30代 女性)
  • 予算金額、オプション内容等の金銭面(30代 女性)
  • 頭金の金額とローンを組む金額について、意見が合わなかった(30代 女性)

予算や住宅ローンの組み方で意見の相違があった夫婦が4位。

「好条件の物件を探したり、オプションを付けたりしているうちに予算がオーバーしてもめた」「そもそもの設定額に相違があった」など。

また、頭金の額、月々の支払い、固定金利にするか変動金利にするかなど、住宅ローンの組み方で意見が合わなかった人も複数いました。

5位 設備

  • 浴室に乾燥機を付けるか付けないかで分かれた(20代 女性)
  • 自分は床暖房が欲しかったが、主人は重要視しなかった(30代 女性)
  • シンクでのディスポーザー設置の有無について。自分は不要と思い提言したが、妻が必要と、意見が分かれた(50代 男性)

意見が合わなかったこと5位は、設備やオプションの有無についてでした。

具体的には、床暖房や浴室乾燥機、ジャグジー、太陽光発電、バリアフリーなどが挙がりました。

最も多かったのはお風呂関係。

お風呂にはさまざまな機能やオプションがあるため、こだわれば金額も数十万円単位で変わってきます。

お風呂は毎日使うものだから快適にしたい派と、最低限の設備でいい派とで、意見が分かれるようです。

6位 キッチンの配置や仕様

  • キッチンの位置について、妻の方にこだわりがあり意見が分かれる部分があった(30代 男性)
  • 家内はキッチンから外が見える場所が良いといったが、私はリビングから子供が見えるアイランドキッチンが良いと言い意見が分かれた(30代 女性)
  • キッチンを広くするか狭くするか(30代 男性)

6位は、キッチンの配置や仕様について意見が分かれたとの意見。

なかでも、キッチンの『スタイル』でもめた人が目立ちました。

従来は、壁に仕切られた独立型キッチンや、窓に向かって設置するキッチンが主流でした。

しかし今は、コンロとシンクが別の「セパレートキッチン」、キッチンが壁面から離れた「アイランドキッチン」、片側のみ壁に接地した「ペニンシュラキッチン」など種類がとても豊富。

選択肢が多いため、好みも分かれてしまうようです。

見栄えや使い勝手など、双方で重視するものが異なると、意見のすりあわせが大変そうですね。

7位 外構(庭・駐車場など)

  • 駐車場の台数。私は2台でじゅうぶん。主人は3台必要と言い張った(30代 女性)
  • 私はこだわりがなかったが、夫はガレージ付きを希望しました(20代 女性)
  • バルコニー、庭などを広く充実させたいと主人は言った。バルコニーは必ずいるものではないし、掃除するのは自分なのでできるだけ掃除の手間を省きたく意見が合わなかった(30代 女性)

7位は、庭や駐車場の大きさ、ウッドデッキを作るかどうかなどで意見が分かれたという意見でした。

外構に関しては、夫にこだわりがあったという夫婦が多め。

駐車場や庭を広くしたいという夫と、「そんなに広い必要はない」「手入れが大変なので庭はいらない」という妻の意見が分かれているようでした。

家の購入で意見が合わなかったときの解決策1位は「配偶者の意見を採用した」

夫婦で意見が合わなかったときの解決策を聞いたところ、1位は「配偶者の意見を採用した」でした。

2位は僅差で「納得するまで話し合った」、次ぐ3位は「自分の意見を通した」となっています。

妻の意見を優先する夫が多め

「1位 配偶者の意見を採用した」の男女別内訳を見てみると、男性(夫)が女性(妻)の意見を採用した割合の方が多いとわかりました。

【妻の意見を採用した夫の意見】

  • 料理を主にしてくれるのは妻ですし、彼女がやりやすい状態がベストだと思った(30代 男性)
  • 妻の性格を知っているので妻に合わせた(40代 男性)
  • 私が妥協した。妥協せざるを得なかった。そして妻の理想の我が家ができた(40代 男性)

また、「3位 自分の意見を通した」においては、男性(夫)はわずか5.4%。一方女性は、3倍以上の17.1%となっています。

【自分の意見を通した妻の意見】

  • 私が料理をするので、私の意見を尊重すべきであるといったニュアンスで伝えた(30代 女性)
  • 自分の意見を通すために業者に来てもらい説明してもらった(30代 女性)
  • 私が設定した予算は、ローンの返済などシビアに考えて想定したものだったので、のほほんと考えている主人には絶対に譲れないポイントだった。何円の家なら月々何万円の返済になると具体的に説明して説得した(30代 女性)

とくにキッチンに関しては、「妻の意見を尊重した」という夫、「料理をするのは自分なのだから譲れない」という妻の回答が目立ちました。

また、「家にいる時間が長い妻の快適さを優先した」という思いやりのある回答をした夫も多数。

家庭内の力関係、配偶者の性格を考慮した判断などさまざまな理由はあるようですが、家選びや家造りでは、妻の意見が通っているケースが多いとわかりました。

話し合いや分担決めで解決した夫婦も

一方で、「納得するまで話し合った」「分担を決めた」など、両者が納得する方法で解決した夫婦も少なくありません。

【話し合いや分担で決めた夫婦の意見】

  • 大きい買い物だしお互いが納得いくように時間が許す限りたくさん話し合った(20代 女性)
  • 私の希望である低層階を受け入れる交換として、妻の好みの間取りを選んでもらった。お互いの希望をひとつずつ選んだカタチ(40代 男性)
  • キッチンに関しては妻、外構・庭に関しては夫の意見を採用することにした(40代 女性)
  • 部屋ごとにデザインの担当をきめるなど分担することでお互い納得した(30代 男性)

話し合って納得できる意見を採用する、互いの妥協案を見つける、といった方法で解決したという声が寄せられました。

また、自分が推すものを互いにプレゼンしたという夫婦も多数。

妻と夫で部屋ごとに分担を決めたという意見もありました。

まとめ

家探し・家造りは決断の連続ですから、夫婦で意見の違いが出るのはごく自然です。

アンケートでは「配偶者の意見を採用した」という回答が最も多く、夫婦関係によってはそれが最善の場合もあるでしょう。

ただ、譲ったことであとからモヤモヤするのであれば、納得するまで話し合ったり、互いの分担を決めたりするのもよい方法かもしれません。

本来、「どんな家にしよう」「どんなところに住もう」という悩みは楽しいものです。

お互いの意見をうまくすりあわせ、夫婦が納得できる家の購入ができるといいですね。

監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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