【FIREに関する意識調査】男女500人アンケート調査

FIREしたい理由 アンケート調査

経済的自立と早期リタイアを意味する「FIRE」への関心が高まっています。

テレビや雑誌でFIRE特集を見かけて、興味をもっている方も多いのではないでしょうか。

今回は現在お仕事をしている500人を対象に、FIREに関する意識調査を実施。

「FIREしたいか」や「FIREのために必要だと思うもの」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:現在お仕事をしている方
  • 調査期間:2023年4月22日~27日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(男性271人/女性229人)
  • 回答者の年代:10代 0.4%/20代 18.0%/30代 35.8%/40代 30.0%/50代 12.8%/60代以上 3.0%

※FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の略。若いうちに働いて得た資金を元に投資を行うことが前提で、運用益で生活できる目途がついたらリタイアします。

調査や調査データについて

データご利用の際の注意点

出典元を明記していただければ、基本的にご利用いただけます。
出典元の記載方法についてはこちらをご覧ください。

FIREしたい人は78.0%

FIREしたいと思うか

現在お仕事をしている500人にFIREしたいと思うか聞きました。

その結果、「とても思う」「まあ思う」と答えた人が78.0%となりました。

多くの人が、できることならFIREしたいと考えているとわかります。

FIREしたくないという人からは、「生活が不安定だと思うから」などの意見が寄せられました。

FIREでは投資の運用益が主な収入源になることから、安定して生活費を得られるかわからないと不安になる人も多いのでしょう。

「投資収入が安定するならFIREしたい」と考える人も多いかもしれません。

FIREしたい理由1位は「仕事・会社から解放されたい」

FIREしたい理由

「FIREしたい」と答えた390人に理由を聞いたところ、1位は「仕事・会社から解放されたい(137人)」でした。

次ぐ2位は「時間を自由に使いたい(106人)」、3位は「好きなことをして暮らしたい(53人)」となっています。

「面倒な人間関係から解放されたい」という回答もあり、現在の仕事や生活などの不満から解放されたい、自由になりたいと感じている人が多いとわかります。

1位 仕事・会社から解放されたい

  • 仕事がおもしろくなく、苦痛でしかないから(28歳 男性)
  • 会社に縛られたくないため(30歳 男性)
  • 生活するために仕方なく仕事をしているから、生活に必要なお金が充分あれば働きたくない(54歳 女性)

1位は「仕事・会社から解放されたい」でした。

「仕事が好きではないから、できれば働きたくない」「会社で働くのがストレスだから、早く辞めたい」といった回答が寄せられています。

仕事や会社でストレスを感じており、働きたくないと感じている人が多数。

大きく分けると「働くことそのものに嫌気がさしている人」と「会社・職場にうんざりしている人」がいました。

2位 時間を自由に使いたい

  • 自分の体を使わずにお金を稼げるようになれば、時間にとらわれずに生活でき、趣味に時間を使えるから(24歳 男性)
  • 自由な時間を手に入れられるのが魅力的(38歳 男性)
  • 自分の時間をゆったり使ってみたいと思います(53歳 女性)

2位は「時間を自由に使いたい」です。

会社員であれフリーランスであれ、自分で手を動かして働いている場合には、お金を得るために労働時間が必要となります。

労働時間が長いと、「自分の時間がない」「家族と過ごす時間を大切にできない」などと感じることもあるでしょう。

時間的自由を手に入れたくて、FIREを希望している人も多くなりました。

3位 好きなことをして暮らしたい

  • 「自分のやりたいことを最優先できる生活」を経験したい(27歳 男性)
  • 「やらなければいけないこと」ではなく、やってみたいことに集中したい(38歳 男性)
  • 早めにリタイアして、体が元気なうちにいろいろ挑戦したいから(40歳 女性)

3位は「好きなことをして暮らしたい」でした。

お金と時間に余裕があれば、趣味や旅行など好きなことをして暮らせます。

やってみたいことに体力が必要な場合、定年を待っていると「体力的にやりたいことができなくなってしまう」というケースもあるでしょう。

そのため「元気なうちにやりたいことに挑戦したいからFIRE希望」という人も目立ちました。

4位 働き方を選びたい

  • 働きたくないわけではありません。ただ「働きたいときに働けばいい」という環境で過ごしたいです(29歳 女性)
  • 生活のために働く必要がなくなるので、社会貢献など「稼ぎは悪いけれど本当にやりたかった活動」ができると思うから(30歳 女性)
  • 働いてもいいし働かなくてもいい状態なので、報酬額を考慮せず、自分のやりたい仕事ができるから(42歳 男性)

4位は「働き方を選びたい」でした。

FIREでは経済的自立を確立するので、生活のために働かざるを得ない状態からは解放されます。

「働いてもいいし働かなくてもいい」という状態になれるのですね。

働き続ける気ではいるものの、「やりたい仕事だけする」「働きたいときだけ働く」という選択肢をもちたいと考える人も多くなっています。

5位 面倒な人間関係から解放されたい

  • 社会に出ても人間関係をうまく築けないから(32歳 女性)
  • 人間関係で悩むことが多いので、FIREして人間関係に悩まないような生活を送りたいから(40歳 男性)
  • 煩わしい人間関係から解放されたいから(48歳 女性)

5位は「面倒な人間関係から解放されたい」でした。

「職場の人間関係から受けるストレスが大きい」「コミュニケーションが苦手」といった理由で、FIREを希望している人もいました。

FIREして会社などの組織から離れれば、人間関係はぐっとラクになるでしょう。

一方で人間関係や社会とのつながりが希薄になると、孤独になりやすいというデメリットもあります。

6位 お金にとらわれず暮らしたい

  • お金の不安が消える(35歳 男性)
  • 金銭的な不安を感じない生活に憧れるから(46歳 女性)

6位は「お金にとらわれず暮らしたい」でした。

今は「老後資金はいくら必要か」「定年後も再就職しなければ暮らしていけないかも」など、老後の生活に不安を抱えている人が多い時代です。

そのため、金銭的な不安のない生活を手に入れたいと望んでいる人も多くなりました。

7位 好きな場所で暮らしたい

  • リタイアできたら、海外で自由に生活したいです(45歳 女性)
  • 決まった場所に定住せずに、好きなときに好きな場所で暮らしたいから(53歳 女性)

「好きな場所で暮らしたい」が7位でした。

経済的自立を手に入れて会社を退職できれば、通勤可能な場所に住まなくてはいけないという制限はなくなります。

海外や静かで景色のよいところなど、住みたかった場所に住めるのがFIREのメリットです。

ひとつの場所に定住する必要もないので、「気分に合わせて住み替えながら暮らしたい」という人にとっても大きな魅力がありますね。

FIREするのに必要だと思う資産は平均1億900万円

FIREするのに必要だと思う資産

続いて、FIREするのに必要だと思う資産の額を聞いたところ、ボリュームゾーンは「5,000万円超1億円以下」で平均額は1億900万円でした。

1億円程度は必要ではないかと考える人が多いようですね。

例えば1億円を年利4%で運用すると、複利などを考慮せず単純に計算して投資収益は年間400万円。

ひとり暮らしなら十分でしょうし、夫婦ふたりが贅沢せずに暮らす場合も生活費はカバーできそうですね。

FIREに必要な資産の額は人や家庭によって異なり、「もっと生活費が少なくていい」という人なら、元手として必要な資産の額は減ります。

FIRE実現のために必要だと思うことは「投資する」

FIREを実現するために必要だと思うこと

最後に、FIRE実現のために必要だと思うことを聞きました。

最も多かった回答は「投資する(285人)」です。

2位「家計の見直しと節約(177人)」、3位「副業する(139人)」と続きます。

「収入をあげるためにできること」と「支出を減らすためにできること」がランクインしましたが、どちらかというと「収入アップ」についての方法が多く寄せられました。

1位 投資する

  • 投資信託などの資産運用(23歳 女性)
  • 株や不動産投資をする(34歳 女性)
  • FXや、土地を購入しての資産運用(49歳 男性)

1位は「投資する」でした。

具体的な方法としては「株」「投資信託」「FX」「不動産」などが挙がっています。

また投資方針としては「ハイリターンが狙える投資で元手を稼ぎ、長期投資できる商品にシフトする」などが寄せられました。

なお若いうちから投資信託などで長期的に運用していれば、リスク・リターンが低めの商品でも、複利効果で資産増が見込めます。

2位 家計の見直しと節約

  • 生活レベルを上げすぎずに、そもそもの支出を減らす(26歳 男性)
  • 固定費を見直す(32歳 女性)
  • 贅沢と無駄をなくすことだと思います(50歳 男性)

2位は「家計の見直しと節約」です。

「家計を見直し、無駄遣いを減らす」という意見が多数。

固定費の見直しなどはとくに節約効果が高いといわれています。

ただ無理な節約はストレスが溜まりやすいため、続きにくいと考えられます。

「とにかく節約」と考えるのではなく、自分が望むライフスタイルを確立したうえで、必要な生活費を見積もるのがおすすめです。

3位 副業する

  • 副業して稼いでおくこと(36歳 男性)
  • 副業の割合を増やしていく(50歳 女性)

3位は「副業する」でした。

副業をすれば収入が増え、FIREに必要な元手を貯めやすくなります。

「副業で稼いだお金は投資に回す」という回答も目立ちました。

また在宅でできる副業を見つけてスキルを磨いておけば、FIRE後も働きたいときに働きやすいはずです。

4位 勉強・情報収集する

  • 株に関しての正しい知識(33歳 男性)
  • 資産運用についての学びが必要(42歳 女性)

4位は「勉強・情報収集する」でした。

FIREでは投資が前提となるため、投資・資産運用に関する知識が欠かせません。

しっかり勉強していれば、資産の価値が目減りしたときの対応なども事前に決められるので、安心にもつながります。

そのため「勉強や情報収集が必要」と答えた人も多くなりました。

5位 貯蓄する

  • もしものために十分な貯蓄をしておくこと(33歳 女性)
  • 計画的に貯蓄する(48歳 女性)

「貯蓄する」が5位でした。

「投資の元手にするための貯蓄」も必要ですし、「FIRE後の予備費としての貯蓄」も必要です。

資産のすべてを投資に回してしまうと、急にまとまった現金が必要になったとき、対応できない可能性があるからですね。

6位 方法問わず収入アップを目指す

  • 安定的に入ってくる収入を増やすこと(25歳 女性)
  • 収入を増やすこと(30歳 男性)

6位は「方法問わず収入アップを目指す」でした。

「方法はなんでもいいので、とにかく収入をアップさせるべき」という答えも多くなりました。

副業だけではなく、転職して本業の給料をアップさせることでも収入は増えます。

「収入を増やして支出を減らす」と、支出減と合わせて回答した人も目立ちました。

収入増と支出減で家計が黒字になれば、余剰資金を投資や貯蓄に回せます。

7位 スキルアップする

  • フリーランスで働けるスキルを身につける(38歳 男性)
  • 自己啓発・自己投資(57歳 男性)

7位は「スキルアップする」でした。

スキルアップすれば本業や副業での収入アップにつながります。

また完全に仕事を辞めるのではなく、自分の好きなペースで仕事を続けるなら(サイドFIRE)、在宅などでフレキシブルに働ける職種のスキルがあると便利です。

まとめ

「会社や仕事から解放されたい」「自分の時間を大切にしたい」という理由で、FIREを考えている社会人は多数。

FIREを目標に、「副業での収入アップ」や「投資」に取り組んでいる人も多いようです。

50代以上からは「今からだとFIREを目指しても無理」という声もありました。

しかし若いうちから目標設定してコツコツ取り組んでいけば、FIREは決して夢ではありません。

FIREを目指す方は早めに「資産運用の勉強」「収入アップ」「貯蓄や投資」などに取り組むのがおすすめです。

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