500人にアンケート調査!テレワークになったら住んでみたい街ランキング堂々の第1位は?

アンケート調査

「会社から完全テレワークが言い渡されたら、あなたはどの街に住みたいですか?」

仕事と住む場所は、多くの人にとって切っても切り離せない要素。

しかし、その制限がテレワークによって取り払われたとしたら?

そこで今回は、全国の男女500人を対象に「テレワークになったら住んでみたい街」と、その理由についてアンケート調査をおこないました。

<調査概要>

  • 調査対象:全国の男女500人(男性46.4%/女性53.6%)
  • 調査対象の年代:20代19.6%/30代31.4%/40代32.6%/50代14.4%/60代以上2.0%
  • 調査対象の年収:200万円未満37.6%/200万円以上400万円未満32.2%/400万円以上600万円未満20.5%/600万円以上800万円未満6.0%/800万円以上1,000万円未満3.6%/1,000万円以上0.1%
  • 調査期間:2021年1月12日〜19日
  • 調査方法:インターネット(クラウドソーシングサービス)による選択式回答

<調査サマリー>

  • テレワークになったら住みたい市区町村ランキング第1位は那覇市
  • 男女別ランキングでも男女ともに那覇市が第1位だが、第2位以降は傾向に差が出た
  • 都道府県別の第1位は神奈川県
  • 選ばれた市区町村の理由には「自然がある」「利便性がいい」「住んでいる(住んでいた)」などのキーワードが挙がった
調査や調査データについて

データご利用の際の注意点

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市区町村ランキング第1位は「那覇市」

テレワークになったら住みたい市区町村ランキング第1位は那覇市という結果になりました。

主な理由を見てみると、

・周りにきれいな海があり、少し足を伸ばせばもっとゆったりできる場所がたくさんある一方、生活にも困らないくらいお店等があり、不便ではないため。(40代女性)

・那覇市といわず暖かく、海がきれいなところに住みたい。ただ、ある程度交通の便はよく、電車だけではなく空港が近いところがいい。(20代女性)

・以前から沖縄に住んでみたいという思いがあるのと、那覇だと生活環境も充実していると思うからです。(30代男性)

など、温暖な気候や利便性の良さ、そして那覇市だけでなく沖縄県全体へのイメージの良さが大半を占めました。

それ以降も、鎌倉市(17票)、福岡市(16票)、札幌市(12票)、軽井沢町(11票)など、いわゆる「都心に近い有名な避暑地」「利便性がよく住みやすい人気都市」が名を連ねています。テレワークといえど、完全な田舎よりも程よい都会や利便性の良い地域が好まれる傾向にあるようです。

なお、ランキングの中では比較的大都市となった大阪市や京都市を選んだ理由を見てみると、

・テレワークであっても生活は便利なところに住みたいと考えていて、大阪は梅田近くであっても家賃も手頃でかつ生活にも便利なので。(30代男性・大阪市希望)

・駅前再開発で商業ビルが多く買い物等や病院・銀行等の便利が良いので。(50代女性・大阪市希望)

・行ってみたい観光地が多く、住んでいれば色んな季節や色んな時間帯に訪れることが出来ると思うから。また、交通の便も発達しているので、いざという時にも移動がしやすそうだから。(20代女性・京都市希望)

・寺社仏閣巡りが好き。繁華街もある。新幹線も通っていて交通の便が良い。地元(大阪)に帰りやすい。(30代女性・京都市希望)

など「利便性が人気な大阪市」と「観光地として人気の京都市」という傾向が見られました。

TOP10に東京都の市区町村が1 つもランクインしていなかったのは、「仕事関係なく住むのであれば、東京での生活のコスパが悪い」と考えた人が多いからなのかもしれません。

もちろん、中には

・徒歩圏内におしゃれでコスパのよいご飯屋さんが多いから。完全テレワークなので、逆に電車移動しない前提でより都心に住みたいと思う。(30代女性・渋谷区希望)

・欲しいものが手に入る。(30代男性・渋谷区希望)

・歌舞伎町ですと気軽に夜のお店等も利用できますし、夜の宅配サービス等も使いたい放題だと思ったからです。(30代男性・新宿区希望)

といった「東京の都心(大都市)が好き」といった回答もいくつか見受けられました。

都道府県ランキング第1位は「神奈川県」

神奈川と言えば横浜市。横浜市と言えば吉村家の家系ラーメン。

市区町村部門での得票数を都道府県別に振り分けて再集計。

結果は、東京都とのデッドーヒートを制し神奈川県(58票)が堂々の第1位

市町村部門第2位の鎌倉市だけでなく、ランク外ながらも横浜市(8票)や小田原市(6票)など、都会と避暑地ともに人気の市区町村を数多く抱えているのが主な理由と考えられます。

一方、市町村部門と打って変わって躍進したのが東京都

市区町村部門では全地域ランクイン外だったにも関わらず、56票を集め第2位という結果に。票の内訳を見てみると、渋谷区(6票)、新宿区(6票)、世田谷区(5票)、杉並区(4票)といった23区内だけでなく、八王子市(2票)、小笠原村(2票)、八丈島(1票)など23区外の地域からも幅広く票を集めていました。

逆に言えば、「街の人気が分散しているため市区町村部門ではランクインできなかった」という見方もできそうです。

それ以降は、沖縄県(40票)、静岡県(33票)、長野県(27票)など、市区町村部門の人気都市を擁する都道府県が順当にランクイン。

しかし、市区町村ランキング 第6位の京都市、同第8位の仙台市といった人気都市を抱える京都府や宮城県はランク外という結果に。やはり特定の地域に人気が集中している都道府県はランク外となってしまうようです。

【男女別】市区町村ランキングは「那覇市」が3冠

男女別で集計したところ、男性の1位は総合ランキングと変わらず「那覇市」という結果に。

次点で福岡市、札幌市など、総合ランキングでランクインした市区町村も順当に名前を連ねています。

しかし、それ以降は渋谷区、新宿区などのいわゆる都心がランクイン。男性の中には、テレワーク関係なく都心で住みたいと考える人も一定数いるようです。そうした人の理由を見てみると、

・プライベート時間を充実させやすい利便性があるから。(30代男性・新宿区希望)

・都会で賑わっていて遊べそうなんで。(30代男性・渋谷区希望)

など、住み心地や利便性よりも、日々の楽しさを重視していることがわかりました。

一方、女性のランキングは「那覇市」「鎌倉市」が同率1位。

那覇市は総合ランキング、男性ランキングとあわせて3冠という圧倒的な強さを見せつける形となりました。3位以降は軽井沢町、福岡市、京都市など、避暑地や利便性の高い有名都市がランクイン。

しかし、男性とは異なり都心23区はすべてランク外となりました。女性に人気の市区町村が選ばれた理由を見てみると、

・首都圏内でありながらも、ゆったりとした時間が流れ、古都の風情も感じられて、理想的な街な為。(40代女性・鎌倉市希望)

・お洒落な街並み、美味しい特産物と自然豊かな環境が揃っており、憧れの地域です。西日本と東日本の中間あたりに位置し、都内へもアクセスがしやすいため、リラックスしながら働ける環境に適材だと思い選びました。(30代女性・軽井沢町希望)

・街と自然を感じられ、休日も楽しそうなため。(30代女性・京都市希望)

など、どちらかというと、女性は男性よりも住み心地や利便性などの実用性を重視している傾向にあると言えるでしょう。

頻出ワードから見えてくるテレワークで選ばれる市区町村の傾向とは?

「なぜその市区町村に住みたいと思ったか?」という質問に対する回答の頻出ワードを集計していみると、人々がテレワークになったら住みたい場所に何を求めているのかが、徐々にわかってきました。

まずは、「自然があること」

頻出回数第1位:自然(100票)、2位:海(88票)、4位:山(56票)、6位:田舎(44票)など、自然に囲まれてゆっくりしたい、のんびりしたいという意見が多く見られました。これは3冠に輝いた那覇市をはじめ、鎌倉市や軽井沢町、熱海市など、避暑地やリゾート地がランキング上位を占めていたことからもわかります。

代表的な理由は以下の通りです。

・周りにきれいな海があり、少し足を伸ばせばもっとゆったりできる場所がたくさんある一方、生活にも困らないくらいお店等があり、不便ではないため。(40代女性・那覇市希望)

・自然の近くで静か、そして東京へ新幹線で日帰り出来るから。(50代男性・軽井沢町希望)

・海が近くて温泉もあるので、のんびり仕事ができる。(40代男性・熱海市希望)

次に、「利便性がいいこと」

頻出回数第5位:便利(52票)、 7位:車(35票)、9位:交通(28票)など、自然がある場所がいいとは言え、山奥や離島などの利便性が悪い場所に住みたいと思う人は少ないようです。3位:都会(59票)も、大都会(例:都心23区)ではなく、程よい都会(例:福岡市、仙台市)が好まれる傾向にありました。

代表的な理由は以下の通りです。

・神社仏閣や自然が好きなので空いた時間に気軽に観光ができて、電車で都内や横浜に出るのにも便利なところが良いと思います。(20代女性・鎌倉市希望)

・沖縄が好きなので。那覇なら空港もあるのでたまの出勤で都会に出るにも便利だし病院などの利便性を考えると内地にいた方が安心だから。(30代女性・那覇市希望)

・都会で便利だし自然もある程度あるので快適に過せそうだから。(40代女性・札幌市希望)

そして、「住み慣れた(思い入れのある)場所であること」

頻出回数第9位:実家(28票)、さらにランク外ではあったものの、第11位:住んでいたor住んでいる(24票)など、実家や現在住んでいる場所、過去に住んでいた場所などを挙げる方も多くいました。同6位:田舎(44票)は単純な田舎ではなく、「自分の地元(=田舎)」というニュアンスで使用されている方も多く、仕事があれば実家に帰りたいと考えている人も一定数いるようです。

代表的な理由は以下の通りです。

・実家があり、幼少期から住み慣れた街だからです。(50代女性・船橋市希望)

・自分の地元で実家もあるから。(30代女性・栃木市希望)

・学生時代に住んでいた街で、活気があって子育てをしやすそうだから。公園も多くあり、緑が豊か。(30代女性・つくば市希望)

まとめ

最近では、テレワークの影響からか、東京都の隣県である神奈川県、千葉県、埼玉県の戸建は需要が高い傾向にあり、不動産業界でも売れています。そのほかの場所では、那須や軽井沢の別荘戸建も人気のようです。

今回のアンケートでは、その人が住む場所に対して何を求めているのかが浮き彫りになりました。

「テレワークになったらどこに住みたい?」という質問は、「自分が住まいや人生で何を大切にしているのか」を気づかせてくれるのかもしれません。

監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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