よく行く子どもとのお出かけ先1位は「公園」
小学生までのお子さんがいる500人に「よく行く子どもとのお出かけ先」を聞いたところ、1位は「公園(300人)」で、6割を占めました。
2位の「商業施設(253人)」も多くの票を集めています。
思い立ったときに気軽に行けて、長時間子どもが楽しめる場所が人気だと言えそうですね。
また暑い時期や寒い時期は「商業施設」「図書館」「屋内遊び場」など、屋内で過ごせる施設の利用頻度が高くなるご家庭も多いと推測できます。
1位 公園
- 近所の公園。お金がかからないし、子どもが好きな場所なので(20代 女性)
- 近くの公園。とても広い公園で遊具もそろっており、子どもが全力で走ったり運動したりできるから(30代 男性)
- 森林公園。自然が多く走り回れる(40代 男性)
1位は「公園」でした。
公園は無料で利用でき、子どもが身体を動かして遊べるので、親にとってはありがたい場所ですね。
近くに遊具の充実した公園や広い公園があり、重宝している人も多くなりました。
近くの公園なら学校や幼稚園・保育園の友達と遊ぶこともできて、楽しそうですね。
一方車や電車で出かけるような遠くの公園なら、ちょっとした特別感があります。
2位 商業施設
- ペットショップで犬を見たり、キッズスペースで遊んだりできるから(20代 女性)
- ショッピングモール。自分も子どもも行きたい場所があり、疲れたら気軽に食事できるから(30代 女性)
- 天候に左右されない。「ゲームセンター」「本屋」「おもちゃ売り場」「イベント」などいろいろな種類の遊びがあり、一日いても飽きない(50代 男性)
2位は「商業施設」です。
ホームセンターや百貨店」なども挙がりましたが、とくにショッピングモールを挙げた人が多くなりました。
大型のショッピングモールではファミリー向けの設備や店舗が充実していて、楽しく快適に過ごせます。
「パパがおもちゃ売り場やキッズスペースで子どもと過ごしている間に、ママが買い物をすませる」といった使い方もできますね。
多様な楽しみ方ができたり、設備が充実していたりする点がポイントのようです。
3位 動物園
- 近いし、年間パスポートを買ってしまえば安く済む。さらに子どもたちが動物大好きだから(20代 女性)
- 園内が広いし、レストランもあるからです(30代 女性)
- 子ども連れが多く、騒いでも迷惑にならないから(40代 男性)
3位は「動物園」でした。
動物が好きなお子さんの場や、動物園はかなり楽しめそうですね。
動物の動きを見たり臭いを嗅いだり、ふれあいコーナーで動物に触れたりすることで、お子さんの五感は刺激されます。
動物についてお子さんと話すことで、親子のコミュニケーションも増えるでしょう。
公営の動物園は入園料が比較的安価なのもメリットです。
4位 図書館
- 図書館に行くまでの道のりがちょうどいいサイクリングになるのと、お金がかからないから(30代 男性)
- 子どもが読書好きだから(40代 女性)
- 子どもが本好きなので、2週間に1回は行きます。私自身が静かで落ち着いた雰囲気の図書館が好きなのも、連れて行く理由です(40代 女性)
「図書館」が4位でした。
図書館はお金がかからず、屋内で過ごせます。
本好きのお子さんや親御さんにとっては、よい外出先と言えますね。
図書館によってはお子さん向けに「読み聞かせ」「映画鑑賞会」「司書のお仕事体験」などのイベントが開催されていることもあります。
お子さんが読んでいる本を見て、今何に興味があるのかを知るきっかけにもなりそうです。
5位 屋内遊び場
- 家にいてもすることがないのと、親自身がゆっくりしたい(20代 女性)
- 晴れの日に行く場所と雨天の日に行く場所で使い分けています(30代 女性)
- 子どもがとても気に入っているから。有料のためとても清潔なのも理由です(30代 男性)
5位は「屋内遊び場」でした。
屋内遊び場は雨の日も体を動かして遊べる場所です。
民間業者が運営している有料の遊び場もあれば、児童館や子育て支援センターなどに併設されている無料の屋内遊び場もあります。
有料の遊び場は、ショッピングモール内にテナントとして入っていることもありますね。
暑いときや寒いときに重宝しているご家庭も多いのではないでしょうか。
子どもを見守るスタッフが配置されていて、一定年齢以上のお子さんなら子どもだけで入場できる場所なら、親御さんは少しゆっくりできます。
6位 ゲームセンター
- 楽しいから(20代 女性)
- ゲームセンターくらいしか、もうついてきてくれない(30代 女性)
- 娘がクレーンゲーム好きだからです(40代 男性)
「ゲームセンター」が6位でした。
ゲームセンターも、雨の日でも遊べる場所です。
クレーンゲームやガチャガチャ、プリントシール機など、お子さんがお気に入りのゲームを目当てに、毎週のように通う人もいるようです。
親御さんもアーケードゲームが好きなら、一緒に楽しめそうですね。
ただゲームに熱くなってしまうタイプの場合、コスト面はやや心配になります。
7位 水族館
- 魚に興味があるから(20代 男性)
- 子どもが生き物好きで、よく自宅で生き物の図鑑を眺めたり動画を観たりしているため(30代 女性)
- 子どもが喜んでくれるから(40代 女性)
「水族館」が7位でした。
海や川の生き物が好きなお子さんにとっては、水族館はとても楽しめる外出先。
お気に入りの水族館があり、年間パスポートを購入しているご家庭もありました。
遊び場が併設されている水族館なら、見るだけではなく身体を動かして遊べるので飽きにくいでしょう。
動物園同様、教育の機会にもなりそうな外出先です。
子どもとのお出かけ先選びで重視することは「子どもが楽しめる」
子どもとのお出かけ先を選ぶうえで重視することの1位は、半数以上から票を集めた「子どもが楽しめる(274人)」でした。
お子さんに楽しく遊んでほしくて連れて行く場合、「お子さんが好きな場所であること」は前提条件になります。
2位「遠すぎない(197人)」、3位「費用が安い(172人)」も多くの票を集めています。
お子さんが楽しめ、さらに親御さんの労力が少ない外出先を選んでいる人が多いとわかりました。
お子さんが楽しそうでも親御さんが疲れてしまう場所だと、頻繁に行こうとは思えないからですね。
大人も子どもも笑顔で過ごせることが、ファミリー層に選ばれるお出かけスポットのポイントになりそうです。
子どもとのお出かけ先の情報源は「SNSの投稿」
子どもとのお出かけ先の情報源の1位は「SNSの投稿(173人)」。
とくにInstagramで情報収集している人が多いとわかりました。
僅差で2位「ママ友・友人の口コミ(169人)」、3位「ネット検索(160人)」が続きます。
ネットやSNSでは動画や数多くの画像でお出かけスポットのことを知れるので、紙面が限られる雑誌などより楽しむイメージが湧きやすいのかもしれません。
また同じエリアに住むママ友・友人からの情報だと、スポットの楽しさだけではなく「行きやすさ」も参考にできそうです。
同じ年ごろの子どもをもつママ友からの口コミなら、子どもの年齢に合っているかもわかりやすいですね。
子どもとのお出かけが好きな人は94.4%
小学生までのお子さんがいるパパママに「子どもとのお出かけは好きですか」と聞いたところ、「とても好き」「まあ好き」と答えた人が94.4%。
「とても好き」と答えた人だけで過半数を超えていて、お子さんとの外出を楽しみにしている人が多いとわかります。
「疲れることはあるけれど楽しい」と、労力以上の価値を感じているのでしょう。
家にいると遊び方にも限りがあって煮詰まるけれど、外に出ると気持ちが楽になる親御さんもいるのではないでしょうか。
子どもとのお出かけが好きな理由は「子どもが喜んでくれて嬉しい」
子どもとのお出かけが好きな理由として最も多かったのは「子どもが喜んでくれて嬉しい(187人)」でした。
お子さんの笑顔やビックリした表情、一心不乱に遊んでいる姿などを見て、幸せを感じている親御さんが多いとわかります。
初めての場所に連れて行くときにはお子さんの反応が楽しみという人もいるのではないでしょうか。
2位「親も楽しめる(91人)」、3位「新しい体験・気づきがある(53人)」が続きます。
回答を見ると、「子どもとの外出が好き」と答えた人は、お子さんと過ごす時間を「今しかない貴重なもの」として捉えているように感じられました。
例えば「初めて水族館でサメを見たとき」「初めて長いローラー滑り台を滑ったとき」の反応は、一生に一度しかないもの。
お子さんの反応を思い出になる貴重なものとして大切にしているからこそ、多少の労力を払っても外出に連れて行きたいと思えますし、楽しむこともできるのでしょう。
また外出先で家とは違うお子さんの様子を見ることで、「意外に高いところを怖がらないな」といった気づきがあったり、「遊具の順番を守れるようになったんだな」と成長を感じたりもできます。
お子さんと一緒だと、大人だけではなかなか訪れない場所に行けて楽しいという声もありました。
子どもとのお出かけが好きではない理由は「疲れてしまう」
「子どものとのお出かけは好きではない」と回答した人の理由1位は「疲れてしまう(16人)」でした。
お子さんが元気いっぱいで目を離すとすぐに遠くへ行ってしまうタイプの場合、危険なことがないように親御さんも動きまわる必要があって疲れますね。
「インドア派なので外出自体がそもそも苦痛」という人もいました。
2位は「準備などが面倒(5人)」、3位は「思い通りに進まない(4人)」です。
「子どもに合わせないと」「予定外のことが起きたら困る」という思いが強い親御さんだと、お子さんとの外出で心身ともに疲れてしまうかもしれません。
「子どもが喜んでくれたら嬉しいし、連れて行きたいのだけれど、疲労感のほうが強い」という人もいるのですね。
上記のような人の場合、親御さんの負担が減るようなスポットや出かけ方を考える必要がありそうです。
例えば、おむつや離乳食が必要な小さなお子さんとお出かけするなら、短時間で遊べる近場のスポットに行くのが楽でしょう。
また「子どもと出かけたら予定通りには進まないものだ」「予想外の反応も思い出のひとつ」といった割り切りも、ある程度必要かもしれません。
まとめ
アンケートの結果、公園や商業施設など身近なところへお出かけしているご家庭が多くなりました。
身近な場所でも外出すると気分が変わるので、「家にいるとマンネリ」という人はお子さんと外出してみてはいかがでしょうか。
外出先を探す際にはSNSを参考にしている人が多くなっています。
お出かけ情報を発信しているアカウントをフォローしておくと、気になるスポットが見つかりやすいかもしれませんね。