人気の観葉植物1位は「ガジュマル」
観葉植物を育てている500人に「育てているお気に入りの観葉植物」を聞いたところ、1位になったのは「ガジュマル(89人)」でした。
僅差の2位は「パキラ(83人)」、3位「サボテン(79人)」も人気を集めています。
ガジュマルやパキラをはじめ、モンステラ、サンスベリア、ゴムの木など、初心者でも育てやすいと言われる観葉植物が上位にランクインしました。
また1種類だけではなく、複数の観葉植物を育てている人も多いとわかりました。
観葉植物を育てるメリット1位は「癒される」
観葉植物を育てるメリットを聞いたところ、圧倒的1位は「癒される(308人)」でした。
2位「部屋の雰囲気がよくなる(171人)」、3位「楽しみ・趣味をもてる(73人)」と続きます。
観葉植物を育てることで癒されたり楽しみが増えたりして、生活の質が上がっている人が多いとわかります。
1位 癒される
- 部屋に緑があるだけで、リラックスできるし癒される(20代 女性)
- 目に入るところに緑の可愛らしい葉があり、とても安らぎます。また葉をこするととても良い香りがするので、リフレッシュできます(50代 女性)
- 部屋に緑があると、ちょっと気分が煮詰まったときに、気分転換になります。水やりや葉に霧吹きなどの手入れをしているとき、頭を空っぽにして、自分をリセットできるのがいいです(60代以上 男性)
1位は「癒される」でした。
観葉植物を見たり香りを嗅いだりすることで、リラックスできると感じている人が多数。
香りがいい観葉植物としては、ジャスミンやユーカリなどがあります。
手入れするとき無心になれるのもいいようですね。
仕事から疲れて帰ってきたとき、玄関にある観葉植物を見てほっとする人もいました。
2位 部屋の雰囲気がよくなる
- 緑があることで、部屋が明るくなる(30代 男性)
- 部屋のアクセントになり、花などがない時期でも華やかに見える(40代 女性)
- 置いてあると、部屋が垢抜けて小洒落た感じになる(50代 女性)
2位は「部屋の雰囲気がよくなる」です。
観葉植物はインテリアにもなり、おしゃれな空間を演出できます。
SNSなどでも、観葉植物を取り入れたインテリアコーディネートが多数発信されていますね。
「観葉植物があるとないとでは、全然違う」というコメントもあり、実際に観葉植物を取り入れて、部屋の雰囲気が変わったと感じた人も多いようです。
常緑性の観葉植物も多いため、季節を問わず部屋の雰囲気がよくなるのも魅力です。
3位 楽しみ・趣味をもてる
- 成長を見るのが楽しいです。株分けして少しずつ増やしていったり、土とハイドロカルチャーの違いを楽しんだりできると思います(30代 男性)
- 季節ごとに植物周りの飾りなどを変えてみると、雰囲気が変わって年中楽しめます(40代 女性)
- 一人暮らしなので誰とも話さない日も多いなか、毎朝コーヒーの木に挨拶しています。コーヒー好きなので、いつかコーヒーの実がなると信じており、ワクワク感もあります(50代 女性)
3位は「楽しみ・趣味をもてる」でした。
「成長していく様子を見るのが楽しい」と答えた人も目立っています。
株分けやハイドロカルチャーなど、さまざまな栽培方法に挑戦することも、観葉植物栽培の楽しみです。
また「成長していく姿が可愛い」「成長を見守るのが、子育てに似ている」と答えた人もおり、栽培を通じて植物に愛着を抱いている人も多いと推測できます。
季節ごとに飾りを変えるなど、観葉植物を育てることで生活に張り合いをもっている人も多い印象です。
4位 空気がきれいになる気がする
- 空気が浄化される植物らしいので、置いておくだけで安心感があります(30代 女性)
- 空気が浄化されるような感じです(40代 男性)
- 空気がきれいになるような気がします(40代 女性)
「空気がきれいになる気がする」が4位でした。
光合成する際に、室内の有害物質を吸着・除去して空気をきれいにしてくれるとされる観葉植物もあります。
例えば、サンスベリアやドラセナなどは、空気清浄効果が高いとして人気。
家庭で「実際に空気がきれいになっているか」「どれくらいきれいになっているか」を調べるのは難しいものの、空気清浄効果があるとされる観葉植物を置いておくことで、満足している人も多くなりました。
5位 生活習慣が整う
- 毎日換気や日当たりを気にするので、部屋の環境が良くなる(20代 女性)
- ウッドデッキに置いている植物は、夏は涼しいうちに水やりをしないといけないので、早起きの習慣がつきました(30代 女性)
- 「観葉植物を枯らさないようにきちんと世話する」という意識をもつと、自分自身のこともしっかりやらなければいけないと思うようになった。植物を育てることで、自分を律するきっかけになったと思う(40代 男性)
5位は「生活習慣が整う」でした。
観葉植物の世話は生活のルーティーンになり、生活リズムが整った人もいます。
「こまめに掃除するようになった」というコメントもあり、観葉植物があるおかげで部屋や家全体をきれいに保とうとする意欲も生まれるようです。
またお子さんの責任感を養うために、観葉植物を育てているご家庭もありました。
観葉植物を選ぶ基準は「丈夫で育てやすい」
観葉植物を選ぶ基準の1位は「丈夫で育てやすい(324人)」。
まずは「自宅でも、自分でも、ちゃんと育てられるのか」を気にする人が多いとわかります。
そのため、ガジュマルやパキラなどの育てやすい観葉植物をチョイスした人が多くなったのでしょう。
2位「スペースに合うサイズ(197人)」、3位「好みの見た目・色(193人)」にこだわる人も多いとわかりました。
複数の判断基準を挙げた人も多いことから、「まずは育てやすさで数種類に絞り込み、さらに見た目やサイズ・価格を加味して選ぶ」といった人もいると考えられます。
1位 丈夫で育てやすい
- 初心者でも比較的育てやすいかどうか(30代 男性)
- いくつかあった観葉植物は枯れてしまい、残ったのがサンスベリア。ですから、育てやすさが一番大事です(50代 女性)
- できるだけ育てる手間がかからないもの(60代以上 男性)
1位は「丈夫で育てやすい」でした。
より具体的には「特別なお手入れが必要ない」などです。
「旅行にいくときに安心だから」と、水やりの頻度が少ない植物を選んでいる人もいます。
観葉植物を枯らしてしまった失敗経験から、育てやすさを重視するようになった人もいました。
2位 スペースに合うサイズ
- 机の上に置けるサイズを選びました(30代 男性)
- 部屋が狭いので、あまり大きすぎないものにしています(40代 女性)
- 部屋に無理なく置けるサイズ感。また掃除などでさっと観葉植物が移動できるかが基準です(50代 女性)
2位は「スペースに合うサイズ」です。
部屋に対して大きすぎるサイズを選んでしまうと、邪魔になることもあります。
そのため、部屋の大きさに合うサイズを判断基準にしている人も多数。
棚や机の上に置きたくて、小さめサイズを選んだ人も多くなりました。
また「小さいサイズから、大きく育てるのが楽しみ」というコメントもありました。
小さいサイズの観葉植物なら、100円ショップなどでも購入できます。
3位 好みの見た目・色
- 部屋の雰囲気やバランスを見て、緑が映える植物が良いと思っています(20代 女性)
- 見ていて飽きない、奇抜な形(40代 男性)
- 葉などに可愛らしい雰囲気があるもの(50代 男性)
3位は「好みの見た目・色」でした。
観葉植物の種類は多く、葉の形や色、幹の太さなどはさまざまです。
そのため「形や雰囲気が可愛い」「緑が鮮やか」「大きめの葉っぱが好き」など、見た目にこだわる人も多くなっています。
部屋のインテリアと雰囲気がマッチするかを重要視している人も目立ちました。
見た目で一目ぼれし、直感で購入したという人もいます。
4位 価格が手ごろ
- 庶民的な値段(20代 女性)
- 買いやすい手ごろな値段(40代 女性)
- 値段はやっぱり身の丈に合わせないと続けられません(50代 男性)
「価格が手ごろ」が4位でした。
サイズや種類によって観葉植物の値段はさまざまなので、「手ごろな値段」といっても幅があります。
例えば「500円くらいまで」「3,000円くらい」「1万円くらい」など、具体的な値段はさまざまでした。
「コスパ」と答えた人もいることから、低価格で長くもつことや、低価格で見栄えがするといった価値を重視している人もいるようです。
5位 自宅の環境で育つ
- 今の家が暑くなりやすく湿度も高くなりやすいので、環境に耐えられるかを基準に選んでいます(20代 女性)
- 日当たりが良くない部屋なので、日光をあまり浴びなくても育つ植物を選びます(30代 女性)
- 北海道在住のため、寒さに耐えられる品種であるか(40代 女性)
5位は「自宅の環境で育つ」でした。
観葉植物は種類によって「耐陰性」「耐暑性」「耐寒性」などが異なります。
合わない環境で育ててしまうと、うまく育たず枯れてしまうこともあります。
そのため「気温が高くなりやすい」「日当たりが良くない」「北国」など、自宅の環境に合わせて観葉植物を選んでいる人も多くなりました。
6位 縁起がいい
- 植物それぞれの意味や、育てることで得られる運気(20代 女性)
- 「精霊の宿る木」と呼ばれるのが素敵で、ガジュマルを選んだ。選ぶときは風水的な意味を調べる(30代 女性)
- 風水でおすすめされているもの(40代 男性)
6位は「縁起がいい」でした。
風水では観葉植物の「葉っぱの形や大きさ」「葉っぱのつき方」によって異なった効果が得られると考えられており、場所別におすすめの観葉植物があります。
また「商売繁盛」「夫婦愛」「長寿」といった縁起のいい花言葉をもつ観葉植物もあります。
そのため花言葉や風水を調べて、観葉植物を選んでいる人もいました。
なお風水では、観葉植物を入れる鉢の素材や色によっても、運気をアップできるとされています。
7位 虫がつきにくい
- 病害虫には強いか(20代 男性)
- 虫対策で、土が要らないこと(30代 女性)
- 室内で虫が湧かないかどうか(30代 男性)
7位は「虫がつきにくい」でした。
「観葉植物は育てたいけれど、虫が発生するのは嫌」と考える人も多いとわかります。
また害虫がついてしまうと、植物が弱ったり枯れたりしてしまいます。
そのため虫が発生しないよう、土ではなくハイドロボールを使って育てられる観葉植物を選ぶ人もいました。
観葉植物を育てている場所は「リビング」
観葉植物を育てている場所のダントツは「リビング(358人)」となっています。
「リビングの窓際」など、日当たりのいい場所を選んで設置している人も目立ちました。
人気のガジュマル、パキラ、サボテンなどは日当たりがいい場所を好む植物なので、室内でも日当たりのいい場所で育てる人が多いのは納得です。
「植物の耐陰性に合わせて、リビングや浴室ハンギングなど、わけて育てている」というコメントもありました。
また「夏は屋外、冬は室内」というコメントもあり、耐寒性・耐暑性に合わせて、季節によって育てる場所を変えている人もいるとわかります。
まとめ
観葉植物を育てると家の中で癒しが得られ、室内の雰囲気もよくなります。
見た目やサイズはさまざまなので、部屋や設置場所のスペースに合わせて選びましょう。
ただ、生育環境が限定的な観葉植物だと、うまく管理できずに枯らしてしまう可能性もあります。
「自宅でも育つ植物か」「旅行や出張で数日留守にしても大丈夫か」などをチェックしてから購入すると、失敗が少なくなりますよ。
ペットを飼育している場合は、「ペットにとって毒にならない植物か」も確かめておきましょう。