【再建築不可物件を所有して困ったことランキング】経験者81人アンケート調査

再建築不可物件を所有して困ったことアンケート調査
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再建築不可物件は一般的な不動産とは異なり、建て替えができないという大きな制約があり、市場での評価が低くなりがちです。

そのため困ってしまう人も少なくありません。

今回は再建築不可物件を所有した経験がある81人を対象に、「再建築不可物件を所有して困ったこと」についてのアンケートを実施。

「再建築不可物件だと知ったタイミング」「最終的にどうしたか」についても聞きました。

【調査概要】
  • 調査対象:再建築不可物件を所有した経験がある人
  • 調査期間:2026年6月30日~7月10日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:81人(男性47人/女性34人)
  • 回答者の年代:20代 16.0%/30代 32.1%/40代 32.1%/50代 13.6%/60代以上 6.2%

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再建築不可物件を所有して困ったこと1位は「売りにくい」

再建築不可物件を所有して困ったこと

再建築不可物件を所有した経験がある81人に「再建築不可物件を所有して困ったこと」を聞いたところ、1位は「売りにくい(38.3%)」、2位は「建て替えできない(23.5%)」でした。

3位「売却価格が低い(17.3%)」、4位「維持費がかかり続ける(9.9%)」、5位「活用しにくい(7.4%)」の結果です。

手放すにしても所有を続けるにしても、困りごとが起こるとわかります。

再建築不可物件は売りたくても売りにくく、売れたとしても売却価格が低くなりがちです。

また維持するにしても、古くなっていくのに建て替えができないため、活用方法が広がらず困ってしまうのですね。

1位 売りにくい

  • 売りに出そうとしても、一般的な住宅ローンが使えない物件であるため、買い手がまったく見つからず、処分するに処分できませんでした(30代 女性)
  • 再建築ができないため、資産価値が大きく下がり、売却しようとしても買い手がつきにくかった(40代 男性)
  • 売却先が限定される(60代以上 男性)

1位は「売りにくい」でした。

一般的な不動産であれば、古い建物を解体して建て替えるという活用方法も期待できますが、再建築不可物件ではそれができません。

そのため再建築不可物件は、活用方法の幅が狭くなり、売ろうとしても人気が低くなりがちです。

資産価値が低く担保としての価値も低くなるので、住宅ローンを組めないケースが多いことも、購入希望者が減ってしまう原因となっています。

結果として「なかなか買い手が見つからない」「売却先が限定される」といった状況が起こり、売却活動が長期化しやすくなります。

売りたいのに売れないという点が、多くの所有者にとって大きな悩みになっていました。

2位 建て替えできない

  • 祖父から相続した土地に含まれていました。屋根付き駐車場すらつくれないところが不便だと感じました(20代 男性)
  • 建物を壊してしまうと、土地はあるのに新しく建てられないので、土地を持て余してしまうことです(30代 女性)
  • 中のリフォームや外装は変えられるが、基礎を変えられない(50代 女性)

2位は「建て替えできない」です。

再建築不可物件では、その名の通り建物を建てられません。

この制限は建て替えでも適用されるので、「建物が老朽化した場合に、新築に建て替えて住み続ける」という選択肢が取れません。

一度建物を解体してしまうと、新たな建物を建てられなくなるため、倒壊などの危険があって取り壊したくても、判断が慎重になってしまいます。

リフォームは可能ですが、建物の状態によっては、リフォームでは十分な改善が難しいケースも。

結果として「老朽化した建物を維持するしかない」「土地があるのに活用できない」といった悩みが生まれます。

3位 売却価格が低い

  • 相場に比べて、坪単価が圧倒的に安い(30代 女性)
  • 売却しようとしても売却価格が低くなってしまう(40代 男性)
  • 販売するときにデメリットになり、価格が低くなる(60代以上 女性)

「売却価格が低い」が3位となりました。

再建築不可物件は購入後の活用方法が限られたり、活用が難しかったりすることから、資産価値が低いとみなされます。

そのため市場での評価も下がり、結果として売却価格も低くなりがちです。

そもそも購入希望者が限られて売れにくいので、売主としても「早期売却を優先するなら、相場より安い価格で売るしかない」と判断しやすくなります。

4位 維持費がかかり続ける

  • 維持費が高い(30代 男性)
  • リフォーム費用の高騰(50代 男性)

「維持費がかかり続ける」が4位です。

再建築不可物件に限らず、不動産を所有している限り「修繕費」「固定資産税」などの維持費はかかります。

とくに再建築不可物件であれば売れにくいので、手放したくても手放せず、かけたくない維持費がかかり続けるケースも。

また建物が古くなるほど修繕や設備交換などの費用も増えます。

「使っていなくてもお金がかかる」「もうお金をかけたくないのに手放せない」という点が、所有者にとって大きな負担になっていると考えられます。

5位 活用しにくい

  • 使い道がない(20代 男性)
  • どのようにこの物件を取り扱えばよいか(30代 女性)
  • 修繕や維持費はかかる一方で有効活用が難しく、負担だけが残る状況でした(40代 男性)

5位は「活用しにくい」でした。

再建築不可物件は建て替えができないことから、所有者にとっても活用方法が限られます。

居住用として利用する場合、住環境を快適にしたくても建て替えはできません。

また再建築不可物件は、車の出入りが難しい立地にあることも多くなっています。

そのため駐車場などとして活用するのも難しいケースがあります。

上記のような状況があって、「どう扱えばよいかわからない」「使い道が思い浮かばない」と感じる所有者も多くなりました。

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再建築不可物件だと知ったタイミングは「査定に出したとき」

再建築不可物件だと知ったタイミング

  • 相続で引き継ごうとしたタイミング(20代 男性)
  • 引っ越しすることになり、査定に出したときに知りました(30代 女性)
  • まだ自分が所有する前。親が所有しているから言われてました(40代 男性)
  • 査定に出した際に初めて「再建築不可」であることを知りました。知るまでは通常の不動産と同じように扱えると思っていたため、かなり驚きました(40代 男性)
  • 相続で引き継ぐ前に、親戚が法事で集まっているときに、初めて聞きました(40代 女性)

「再建築不可物件だと知ったタイミング」として最も多かったのは、「査定に出したとき(37.0%)」でした。

再建築不可物件だと知らないまま所有していて、いざ売ろうと思って査定に出したときに事実を知って驚く人も多いとわかります。

他に多かったタイミングは「相続で引き継ぐ前(32.1%)」や「相続したとき(17.3%)」でした。

査定に出すのも相続前後であることが多く、全体的には相続をきっかけに再建築不可物件であることを知った人が多くなっています。

つまり再建築不可物件は「相続」や「引っ越し」といった大きなイベントが起こるまでは問題が表面化しにくく、気づかないことも多いのですね。

ライフイベントが発生したときに初めてわかり、驚いたり困ったりした人も多くなりました。

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再建築不可の解決策で一番認知度が高かったのは「建て替えを伴わないリフォーム」

再建築不可物件の解決策で知っていたもの

「再建築不可物件の解決策として知っていたもの」を選択肢から複数回答で選んでもらったところ、1位は「建て替えを伴わないリフォーム(38.3%)」でした。

2位「専門買取業者への相談 (28.4%)」、3位「隣人への交渉(27.2%)」、4位「セットバック等の条件確認(19.8%)」が続きます。

再建築不可物件にはいくつかの解決策があります。

しかし、今回のアンケート結果を見ると、実際にはそのうちの1つか2つしか知らない人が多いことがうかがえます。

また、16%の人は「解決策を知らなかった」と回答しました。

再建築不可物件をどうすればいいかという情報は、所有者全員に広く行き届いているわけではないと言えそうです。

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再建築不可物件は最終的に「売却した」

再建築不可物件を最終的にどうしたか

「再建築不可物件は最終的にどうしたか?」という質問には、「売却した(売却予定含む)(50.6%)」と回答した人が突出して多くなりました。

再建築不可物件については手放したい人が多いとわかります。

一方で、2位「決まっていない(17.3%)」、3位「所有を続けた(8.6%)」、4位「放置した(7.4%)」という回答も一定数あり、売却したくても買い手が見つからなかったり、今後の活用方法を判断できなかったりする人も多いことがうかがえます。

1位 売却した

  • 一般の市場では売れなかったため、最終的には「訳あり物件を専門に扱う不動産買取業者」に相談し、現状のまま買い取ってもらいました。相場よりもかなり安くなりましたが、「手間」「リスク」「コスト」を考えると、結果的には最善の選択だったと満足しています(30代 女性)
  • 最終的には専門の買取業者に相談し、現状のまま売却する方向で進めるつもりです。通常の市場では売却が難しいため、早期処分を優先しました(40代 男性)
  • 専門買取業者に相談し、売却を進めることにしました(50代 女性)

1位は「売却した」でした。

最も多かったのは「売却した」あるいは「売却予定」という回答でした。

ただ再建築不可物件は、一般の不動産市場では買い手が見つからないことも少なくありません。

そのため、専門の買取業者に買取を依頼したり、依頼を検討したりしている人が多くなっています。

専門業者への売却価格が低くなってしまったケースもありましたが、将来的な手間やコストと天秤にかけて、満足しているという声もあります。

2位 決まっていない

  • まだどのようにするか目処はたっていません(30代 女性)
  • 現在も所有しており、畑と駐車場になっています。今後どうするかはまだ考えていません(30代 女性)
  • 今も所有していて決まっていない(40代 男性)

2位は「決まっていない」です。

再建築不可物件の扱いについて、まだ決められていない人も多くなっています。

所有し続けると決めたわけでもなく、所有は続けているものの活用方法が決まっていない状態です。

つまり再建築不可物件の扱いに悩み続けている人も少なくないことがわかります。

建物は取り壊して畑や駐車場にするなどの活用をしていても、将来的な方針までは決められていないケースもありました。

3位 所有を続けた

  • 現在も住み続けている(40代 男性)
  • 売れないので住んでいる(40代 女性)
  • なかなか処分できない状態で、維持している(60代以上 女性)

「所有を続けた」が3位となりました。

再建築不可物件の所有を続けて、住み続けている人もいます。

実際に自分や親族の住まいとして利用できている場合は、再建築できないという制約があっても、すぐに困る状況ではありません。

そのため「とりあえず住み続ける」という選択が可能です。

ただ「売れないので住んでいる」「処分できず維持している」という声もあって、他に現実的な方法がないため所有を続けているケースもあるとわかりました。

4位 放置した

  • 現時点では何も手を加えておらず、今後は放置の方向です(20代 男性)
  • 放置している(30代 男性)
  • そのまま放置(40代 女性)

「放置した」が4位です。

活用方法も処分方法も見いだせずに、再建築不可物件を放置してしまっている人もいました。

再建築不可物件の扱いの難しさがわかる回答となっています。

ただし手入れしないままの放置は建物の老朽化を早めるので、放置を続けると災害などで損壊してしまう可能性も。

早めに専門の買取業者などへ相談することをおすすめします。

5位 リフォームした

  • 専門業者に相談して、隣地の購入やリフォームで解決しました(30代 女性)
  • 建て替えずに大規模リフォームした(50代 男性)
  • 建物は現状のまま、リフォームすることにしました(50代 男性)

5位は「リフォームした」でした。

再建築不可物件では建て替えはできませんが、リフォームは可能です。

そのため現在の建物をできるだけ長く活用するため、リフォームをした人もいました。

住み続けたい人にとっては、リフォームは現実的な選択肢です。

なお再建築不可物件では「できるリフォーム」と「できないリフォーム」があります。

そのため再建築不可物件のリフォーム実績が豊富な業者を探し、契約前にしっかり相談することが重要です。

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まとめ

再建築不可物件を所有した人の多くが、「売りにくい」「建て替えできない」といった制約に悩んでいました。

手放しにくく、活用もしにくいのが、再建築不可物件の特徴だからです。

ただ最終的には売却を選択するケースが最も多く、再建築不可物件の買取が得意な専門業者への買取依頼をした人が多くなっています。

再建築不可物件には、必ずしも価値がないわけではなく、絶対に売れないというわけでもありません。

売却や活用方法に悩んでいるのであれば、再建築不可物件に詳しい専門業者へ相談することをおすすめします。

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