実家が気付かないうちにゴミ屋敷化してしまうケースは、珍しくありません。
親自身の心身に影響があるだけではなく、子ども世代にとっても深刻な悩みとなっています。
ではなぜ実家は、知らぬ前にゴミ屋敷になってしまうのでしょうか。
今回は実家がゴミ屋敷化した経験がある子ども世代418人を対象に、「実家がゴミ屋敷化した理由」についての調査を実施しました。
「ゴミ屋敷で心配なこと」や「実施した対策」についても聞いています。
- 調査対象:実家がゴミ屋敷化した経験がある人
- 調査期間:2026年7月1日~7日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:418人(女性264人/男性154人)
- 回答者の年代:20代 18.9%/30代 30.9%/40代 29.9%/50代 14.6%/60代以上 5.7%
子ども世代が実家のゴミ屋敷化で恐れているリスクは「将来の負担増」

実家がゴミ屋敷化した経験がある418人に「子ども世代として、実家のゴミ屋敷化で恐れているリスク」を聞いたところ、1位は「将来の負担増(38.0%)」でした。
2位「近所からのクレーム(25.1%)」、3位「健康への悪影響(24.4%)」が僅差で続きます。
とくに多かったのは、自分自身が将来的に片付けなどの対応を担うことになることについての危惧でした。
また近隣とのトラブルなども懸念されていて、ゴミ屋敷が「実家に住んでいる人や家族だけの問題」にとどまらないことも示唆されています。
1位 将来の負担増
- 「結局、最終的に処分するのは親本人ではなく、子どもの私たちなんだろうなぁ」と懸念しています(30代 女性)
- 将来的に親が亡くなったあと、不用品を処分するのに手間と費用がかかる(40代 女性)
- すでに空き家状態になっていて、自分たちで片付けできる状態ではない。家の中の大きなタンスやゴミを捨てる費用がどれくらいかかるのか、心配している(60代以上 男性)
1位は「将来の負担増」でした。
一度ゴミ屋敷化してしまうと、改善は容易ではありません。
また時間が経つほど物量が増える傾向にあり、片付けに必要な労力や費用も膨らみやすくなります。
そして子ども世代から親世代への説得を試みても聞き入れられないケースであれば、親ではなく子ども世代が動くことに。
上記のような場合に、大型家具の搬出や専門業者への依頼が必要になれば、高額な費用がかかるケースもあり、金銭面の負担は小さくありません。
自分でやるにしてもかなりの労力と時間をとられることが予想されるので、「自分が将来負担するであろう労力や費用」を考えて、不安になっている人も多くなりました。
2位 近所からのクレーム
- 虫が湧くことによる近隣住民からの苦情(30代 男性)
- 悪臭や害獣などで、周辺に迷惑をかけてしまうことを懸念している(40代 女性)
- 家の外の敷地内も雑草と庭木が伸び放題で、近隣から苦情がこないか心配(60代以上 男性)
2位は「近所からのクレーム」でした。
ゴミを長期間放置していると、悪臭、害虫、害獣などの発生が懸念され、近隣の迷惑になりえます。
また建物の外にある庭木や雑草にも手が回っていない場合、植物の繁茂も近隣住民の迷惑となり、苦情やトラブルにつながりやすくなります。
窓からでもゴミがぎっしりと詰まっている状態が見えるような場合には、「景観を悪くする」として苦情が入ることも予想できますね。
実家がゴミ屋敷であることで、近隣との関係が悪化し、子ども世代としても対応を求められることについて、懸念している人も多くなりました。
実際に実家を訪れた際「ちゃんと片付くんですか?」などと声をかけられ、気まずい思いをしたという体験談も寄せられました。
3位 健康への悪影響
- ホコリやカビで呼吸器系の病気になる可能性も高いと思っています(20代 女性)
- ダニなどが皮膚に付着して、体に異変が起こること(30代 女性)
- 親が高齢で免疫力が弱いので、肺炎など感染症罹患が心配です(50代 男性)
「健康への悪影響」が3位となりました。
ゴミ屋敷では「ゴミが溜まっている」「換気や掃除が不十分」といった不衛生な環境が長期間続きやすくなります。
ホコリが溜まり、カビや害虫も発生しやすくなるので、アレルギーなどの健康被害を懸念している人も多くなりました。
免疫力の落ちている高齢者が一度体調を崩すと、長期間の通院や介護が必要になる可能性もあり、本人だけでなく家族の負担も増えかねません。
4位 虫の発生
- ゴキブリが繁殖してしまうんじゃないかと思っています(20代 女性)
- 将来的な遺品整理なども不安ですが、今現在恐れてるのは虫です。私は虫が大の苦手でまったく近づけないレベルなのですが、部屋が汚いと絶対に出てくるのが虫なので、実家に行くたびにとても怖いです(30代 女性)
- ゴキブリやチョウバエなど害虫の繁殖。衛生環境の悪化に直接つながるから(40代 男性)
「虫の発生」が4位です。
ゴミ屋敷では食べ残しやゴミが害虫の餌となり、格好の繁殖場所となってしまうことも少なくありません。
虫が苦手な人なら、虫が繁殖しているであろう実家に行くと考えただけで不快感を覚えます。
また単に不快なだけではなく、3位「健康への悪影響」をもたらすような虫もいるので、衛生面でも心配です。
ゴミ屋敷で繁殖した虫が近隣に移動すれば、近所トラブルになる可能性も考えられます。
問題が広がることも懸念されるため、リスクとして考えている人も多くなりました。
5位 火事の恐れ
- コンセント近くにも物が溢れているので、漏電やショートからの火災(30代 女性)
- ゴミの自然発火などによる火事が一番怖いです(40代 男性)
- 火災は一度起きると取り返しがつかないので、常に不安を感じています(50代 女性)
5位は「火事の恐れ」でした。
ゴミ屋敷ではコンセント周辺に物が積み重なっていたり、燃えやすい物が室内に大量にあったりします。
またコンセントの周辺にゴミが置かれていることでも、火災のリスクは高まってしまいます。
火事は自宅だけでなく近隣住宅へ延焼する恐れもあるため、被害が大きくなる可能性も。
本人や隣人の命に関わるリスクであるため、大きな不安を感じている人もいました。
6位 親の怪我
- 天井までいらない物が積み重なっているので、地震時にそれらが倒れて親が下敷きにならないか不安です(30代 女性)
- ゴミの上を歩くので、滑って怪我をすること(50代 男性)
- 物につまずいて転倒し、大怪我をするリスク(60代以上 女性)
6位は「親の怪我」でした。
ゴミ屋敷では生活動線が限られ、状況によっては物の上を歩いて移動することもあります。
物が溢れていると物につまずきやすくなったり、滑りやすくなったりして、怪我のリスクも増大。
また積まれている荷物が落下することで、怪我につながることも考えられます。
高齢者が自宅で転倒すると、骨折して介護や入院が必要になって、身体が急激に弱ってしまうことも。
足腰の弱くなった高齢者が、物が多くて転倒しやすい環境で暮らしていることは、大きなリスクです。
7位 物の紛失
- 重要な書類が見つからなくなることで、後々、大きな問題に発展していくこと(30代 男性)
- 「重要書類」「印鑑」「鍵」など、プライバシーや個人情報に関わる情報や物の紛失(40代 女性)
- 親が死んだら、どこに何があるかわからなくなる(50代 女性)
「物の紛失」が7位です。
ゴミ屋敷だと、物が多すぎて、どこに何があるかわからない状態になりがちです。
日常的な探し物が増えて面倒なのはもちろん、貴重品や重要書類まで埋もれてしまう可能性があります。
とくに「不動産の権利関係書類」「通帳」「印鑑」などが見つからなくなると、各種の手続きに支障をきたします。
親自身が保管場所を把握できなくなったり、保管場所を伝えないまま亡くなってしまったりすると、子ども世代が必死に探し回ることになりかねません。
また「本当に紛失したのか」あるいは「どこかに埋もれているだけなのか」すら判断できない可能性もあります。
とくに重要な書類などについては、見つけられないと将来的に困ることが目に見えているため、心配している人が多くなりました。
実家がゴミ屋敷化した理由1位は「体力の低下」

子ども世代に実家がゴミ屋敷化した理由を聞いたところ、1位は「体力の低下(22.5%)」でした。
2位「もったいない精神(16.5%)」、3位「片付けが苦手(14.4%)」、4位「買い物のしすぎ(11.5%)」が続きます。
実家がゴミ屋敷化した理由としては、まず実家に住んでいる親や祖父母世代の加齢による「体力の低下」「認知機能の衰え」などが考えられます。
また「もったいない精神」「片付けがそもそも苦手」「買い物のしすぎ」など、もともとの性格や気質に影響されている部分も多いと考える人もいました。
1位 体力の低下
- 父も高齢のため管理が難しく、また定年して急速に足腰が弱ってしまい、動くのもキツかったようでした(30代 女性)
- 年齢とともに体力が落ちて、片付けが負担になったことが大きいと思います(40代 女性)
- 高齢による体力の低下が大きな原因だと思います。以前は片付けられていたことでも負担が大きくなり、不用な物を処分する機会が減って、少しずつ物が増え続けたことが根本的な理由だと感じます(60代以上 男性)
1位は「体力の低下」でした。
掃除、ゴミ出し、片付けといった作業は、体力の落ちた高齢者にとっては、若い世代が想像する以上にしんどいものです。
そのため「加齢による足腰の衰え」「大病をしたあと、身体を動かしにくくなった」などの理由を挙げた人も多くなりました。
以前は当たり前にできていたことが、体力の低下でできなくなってしまうのですね。
日常的な掃除やゴミ出しができなくなってしまうと、家の中にゴミや不用品が溜まっていってしまいます。
2位 もったいない精神
- もったいないという気持ちが強く、まだ使える物を捨てられないことにあると思っています(20代 男性)
- 新しい物を買っても、壊れた物を捨てられなかったり、何かと理由をつけて不用品をとっておきたいと思ったり、貧乏性が原因だと思います(30代 男性)
- 「まだ使えるから捨てられない」という気持ちが強く、物が少しずつ増えてしまったことが原因だと感じています(50代 女性)
2位は「もったいない精神」でした。
まだ使える物を捨てることへの抵抗感があって、なかなか物を捨てられない人もいます。
新しい物を購入しても古い物を処分しなければ、物は増えてしまいます。
物を大切にするのはいいことですが、使わない物を生活に支障が出るほど溜め込んでしまうのは問題です。
捨てることへの心理的なハードルが、ゴミ屋敷化を進める要因になっていることが読み取れました。
3位 片付けが苦手
- 家族全員生活能力が高くなく、普段から清潔な住環境と言い難かった。また幼少期から衛生観念が醸成されていない家庭だったためと感じている(20代 女性)
- 母はもともと掃除や整理整頓が苦手で、父がときどき整理整頓を手伝っていた。しかし父が介護のために家を空けるようになり、定期的に片付けてくれる人がいなくなった(20代 女性)
- 思えばうちの家族はみんな片付けが下手で整理整頓できない。そのため少し気を許すとすぐにゴミの山になる(60代以上 男性)
「片付けが苦手」が3位となりました。
もともとの生活習慣や性格が理由だと考えている人もいます。
整理整頓や掃除が得意でない人の場合には、散らかった状態が常態化しやすくなります。
散らかった状態が普通になってしまうと、「ゴミ屋敷化を問題だと思わない」という事態にもなりかねません。
家族内でカバーして表面化していなかった場合も、サポートを担っていた家族が忙しくなったり家を出たりしてしまうと、環境の悪化につながります。
4位 買い物のしすぎ
- 捨てられないのに次から次に買う癖があること(30代 女性)
- ネットでの買い物が多く、買ったことに満足して、買った物を使わずに放置していることです(30代 男性)
- 買い物依存。100円ショップなど安い店が増えたので、買いすぎてしまう(40代 女性)
「買い物のしすぎ」が4位です。
買い物をしすぎると、家に新しく入ってくる物の量が、処分される量を上回ります。
さらに「片付けが苦手」「もったいなくて捨てられない」という性格と重なることで、物は減ることなく増え続けます。
物が入ってくるばかりになると、当然、収納スペースや生活スペースを圧迫してしまいますね。
アンケートでは「買い物依存」というワードも複数見られ、周りから見ると異常なほどに買い物をしてしまう例もあるとわかりました。
5位 認知機能の低下
- 祖父母が認知症になってしまい、放置が多くなったことです。どこに何を置いたか、今何をしていたのか忘れてしまっていたのが原因だと思います(30代 女性)
- 親が認知症になり、自分で部屋の掃除をできなくなったので(40代 男性)
- 高齢の親が認知症で、整理整頓せずにドンドン買ってきてしまう。掃除や換気を行う習慣がなくなってしまった。嗅覚が衰えてしまい、腐った食材かどうかわからない(50代 男性)
5位は「認知機能の低下」でした。
認知機能が低下すると、「捨てるか捨てないか判断する力」「在庫があるかどうか記憶しておく力」「作業の段取りを考える力」などが弱まります。
ゴミ出しルールを守れなくなることも懸念され、結果としてゴミや不用品を処分できずに、家の中に物が増えていきます。
「嗅覚が衰え、家の中に異臭が漂っていても気づけないようだ」というコメントもありました。
本人の意思や努力だけでは解決が難しいため、家族や周囲による支援が重要です。
6位 配偶者との死別
- 配偶者も友人も亡くなったため、無気力状態になったから(30代 女性)
- もともと掃除をはじめとした家事が苦手だったうえに、夫の死別で指摘する人がいなくなったこと(40代 女性)
- 父親が他界し、母親が一人になったため、今の家を維持することが大変になった(50代 男性)
6位は「配偶者との死別」でした。
喪失感から掃除や片付けの気力を失ってゴミ屋敷になるケースもあれば、家事を分担できる相手がいなくなってゴミ屋敷化したケースもあります。
配偶者と死別すると、心理面にも生活面にも影響があるのですね。
心理状態が落ち込んだり、家庭内での助け合いがなくなったりすることで、ゴミ屋敷化するとわかりました。
7位 他人との交流減少
- 友達付き合いが減って来客が減ったから(30代 女性)
- 社会のつながりが減少したため、整理整頓に気が向かなくなったそうです(40代 男性)
- 両親ともに世間体や体面を気にする傾向が強く、身内の悩みを人に打ち明けるのは恥とするタイプです。社会とつながろうとしないので、客観視できないことが最大の原因だと思います(50代 女性)
「他人との交流減少」が7位です。
他人との交流が減ることは、部屋を片付けるきっかけや意欲を失うことにつながります。
来客や近所付き合いがなくなると、人を迎えるために片付けようという意識も弱くなるからです。
散らかっていても「恥ずかしい」「困る」と感じる場面が少なくなり、片付けが後回しになりかねません。
生活に張り合いを感じにくくなり、掃除や整理整頓への関心そのものが低下することもあるとわかりました。
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実家をこれ以上ゴミ屋敷化させないための対策は「自分が掃除する」

「実家をこれ以上ゴミ屋敷化させないための対策」として圧倒的に多かった回答は「自分が掃除する(49.8%)」で、半数近くの人が挙げました。
2位「こまめに連絡する(11.0%)」、3位「親と一緒に掃除する(8.6%)」、4位「親に掃除するよう伝える(7.4%)」が続きます。
全体的には、自分と親の関わりの中で対応しようとしている人が多くなっています。
ただゴミ屋敷になっていると、家族だけでは対応しきれないことも。
回答にもあるように、民間の片付け業者や福祉施設など、状況に応じて外部に相談することも大切です。
1位 自分が掃除する
- 定期的に帰省して私がゴミ処理をしています。父が自ら片付けているところを見たことがありません(20代 男性)
- 喧嘩で片付けが進まず、体力も奪われるので、実家にいる人が忘れている物からこっそり処分してます(40代 女性)
- 親が動けない時期になってから、少しずつ見えないところからこっそり処分した(50代 女性)
1位は「自分が掃除する」でした。
親世代では掃除や片付けが難しい場合に、子ども世代が代わりに掃除や片付けをしているケースが多くなりました。
親だけではゴミ屋敷化を止められない理由としては、「体力や認知機能の衰え」「そもそも整理整頓が苦手」などがあります。
誰かが定期的に掃除や片付けをすれば、ゴミや不用品が大量に蓄積する前に対処できます。
親に許可をとって、あるいは親の依頼のもとで掃除をしている人もいれば、こっそりと掃除や不用品の処分をしている人もいました。
こっそり行動する理由としては、「親が片付けを嫌がって、喧嘩になるから」などが挙げられています。
2位 こまめに連絡する
- 連絡はとっています。ただあまり口出しすると怒るので言えないというのもあり、悩んでいます(40代 女性)
- こまめに連絡し、生活の様子を把握するよう心がけています(50代 女性)
- 定期的に電話して、話し方や雰囲気に変化がないか確認した(60代以上 男性)
2位は「こまめに連絡する」でした。
家がゴミ屋敷化する理由としては、体力や認知機能の低下が挙げられました。
しかし親と離れて暮らしている場合には、上記のような親の衰えをすぐに把握するのが難しくなります。
そのためできるだけこまめに電話やメッセージなどで連絡して、親の変化を早めに把握しようと努めている人も多くなりました。
ゴミ屋敷化につながる兆候がないか、注視しているのですね。
また頻繁に子ども世代から連絡が入ることで、親の孤独感をやわらげ、生活の張り合いを保つ効果もあると期待できます。
ただしコメントにもあるように、片付けや生活習慣の話ばかりをすると親が嫌がってしまうこともあるため、話し方や話の内容には注意が必要です。
3位 親と一緒に掃除する
- 帰省したときに「一緒に片付けよう!」と誘い、少しずついらない物を捨てることはしています(30代 女性)
- 実家に帰省した際に、親の機嫌を損ねないように気を遣いながら、「賞味期限切れてるから捨てるね」と、目に見える明らかなゴミから少しずつ一緒に処分しています。一気にやると親が怒って拒絶してしまうので、帰るたびに一区画ずつ整理を手伝うのが現状の対策です(30代 女性)
- 帰省した際に不用な物を少しずつ処分し、親と一緒に片付けるよう心がけています(60代以上 男性)
3位は「親と一緒に掃除する」でした。
自分だけで片付けや掃除をするのではなく、親と一緒に進めている人も多くなりました。
親の意思を尊重し、確認しながら進められることで、親側に「勝手に片付けられた」という不満を残しにくい点が大きなメリットです。
また親にやる気があっても体力的にできない場合には、片付けの負担を分担できるため、高齢の親でも無理なく作業を進めやすくなります。
4位 親に掃除するよう伝える
- 元気なうちに少し整理して欲しいと、親にお願いしている(30代 女性)
- 帰省のタイミングで、捨てるように話をしてはいる(40代 女性)
- 同居してないので、親に何とかして欲しいと伝えています。それ以上はできません(40代 男性)
「親に掃除するよう伝える」が4位になりました。
掃除や片付けの主体は、原則として、家に住んでいる親です。
また子どもが遠方に住んでいて頻繁に手伝えない場合には、日常的な片付けや掃除は親が担うのが現実的です。
そのため親に対応を促している人もいます。
親本人が元気なうちに自ら行動してもらうことで、将来的な子どもの負担も減ります。
5位 こまめに帰省する
- 定期的に訪問して、在庫をチェックして買い物に連れていきます。「それはまだ在庫があったから、今日はいらない」「次の買い物で買おう」とアドバイスしています(40代 女性)
- 子どもや親戚などつながりのある者が、ちょくちょく様子をうかがうことが、まず第一歩(50代 女性)
5位は「こまめに帰省する」でした。
こまめに帰省することで、実家の状況を自分の目で確認可能です。
電話やメッセージでは「心配をかけたくない」という気持ちから「大丈夫」と言ってしまいがちな親についても、実際の状況を見ると「おかしいぞ」と気付きやすくなると期待できます。
兄弟姉妹や親族と協力し合って、全体で帰省の頻度を上げている人もいました。
帰省時に片付けを手伝ったり、買い物する様子を見たりすることでも、物が増え続けることを防げると考えられます。
6位 業者に相談する
- 1週間に1回、家に来てくれるお掃除代行サービスを利用した(20代 女性)
- 溜まってしまった4年分のゴミたちは掃除し、引き取り業者へ依頼しました。今は、月1のペースで家中の大掃除と断捨離を定期的に行っていて、10年目になります(30代 女性)
- 業者に入ってもらい、家を丸ごと掃除した。ただ何年かするとまた元通りになってしまった(50代 女性)
6位は「業者に相談する」でした。
ゴミ屋敷化が進み、自力では対応できないほど物が増えてしまった場合には、業者の力を借りた人もいました。
費用はかかりますが、大量の不用品を短期間で処分できますし、腕力や体力の必要な大型家具の搬出なども任せられます。
家族の身体的・時間的な負担を大きく減らせますし、作業に伴う危険も回避できます。
ただ回答にもあるように、一度きれいに片付けても、生活習慣が改善されなければ再びゴミが増えてしまう可能性も。
大がかりにリセットしたあとも、片付いている状況を維持できるような取り組みが必要になります。
「お掃除代行サービス」なども利用すると、業者の力を借りながらきれいな状態を維持しやすくなると考えられます。
7位 福祉施設に相談する
- 地域の包括支援センターやケアマネジャーへの相談も進めて、外部の目を頼っています(20代 女性)
- 頻繁に帰れる距離ではないので、地元のケアマネジャーに相談して介護認定をとりました。弟経由で状況を聞いていると、今は多少持ち直してきているようです(30代 女性)
- ケアマネジャーに相談し、施設に入ることになりました(50代 男性)
「福祉施設に相談する」が7位です。
地域包括支援センターやケアマネジャー(介護支援専門員)に相談した人も多くなっています。
上記のような窓口に相談することで、高齢者の生活状況や健康状態を踏まえた提案をしてもらえるからですね。
家族だけで抱え込むことなく、専門的な視点からアドバイスや具体的な支援をしてもらえるので、安心感があります。
要介護認定されていない場合は、まず地域包括支援センターに相談するのが一般的です。
要介護認定をとるかどうかに関わらず、高齢の親の生活全般について、相談にのってくれます。
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まとめ
実家がゴミ屋敷化する背景には、親の加齢による体力や認知機能の低下などがあり、本人の努力だけではどうしようもない面もあります。
「もったいない精神」や「片付けへの苦手意識」など気質の問題もありますが、気質や性格を変えるのは難しく、子ども世代も対応に苦慮していることが読み取れました。
しかし諦めてしまうと、健康被害や近所からのクレームなどにつながってしまうため、対応は必要です。
そのため自ら掃除をしたり、親と一緒に片付けたり、こまめに連絡・帰省をしたりするなど、日頃から親とのつながりを保ちながら少しずつ改善を目指している人が多くなっています。
ただし家族だけで抱え込むと、感情的な喧嘩になってしまったり作業が進まなかったりと、行き詰まることも。
必要に応じて専門業者や地域の支援機関も活用することをおすすめします。
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