茨城県の住みたい街ランキング1位は「つくば市」
全国の男女428名に「茨城県内の住みたい街」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「つくば市(136人)」です。
2位「水戸市(55人)」、3位「大洗町(39人)」、4位「ひたちなか市(37人)」と続きます。
アカデミックなイメージの強い「つくば市」がダントツの1位。
学園都市としてのイメージに加え、つくばエクスプレスのおかげで都内への通勤が便利なのも魅力ですね。
つくばエクスプレス沿線では、守谷市も5位。
「牛久市」「土浦市」「取手市」も含め、県南地域のランクインが目立っています。
また特急が利用でき東京に出やすい「水戸市」「ひたちなか市」も上位に入りました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 つくば市
- つくばエクスプレスを使えば、東京都内からのアクセスは悪くない。また街のつくりが計画的で、公共交通機関と自家用車を使い分けられる(36歳 男性)
- つくばエクスプレスがあるので東京都内まで近い。人口が増えているため、ショッピングモールやおしゃれなカフェなども豊富で住みやすそう(44歳 女性)
- 学園都市だから。自然が多いのに生活環境が完備されており、アカデミックで子育てに良さそう(50歳 女性)
1位は「つくば市」でした。
「アカデミックな環境なので、子育てに良さそう」「つくばエクスプレスで東京都内へのアクセスが良い」という声が多数。
自然と調和した街並みが美しいのも、つくば市ならでは。
人口が増えており、将来性に期待が持てるのも魅力的ですね。
「実際住んでみて、住みやすいと感じた」というコメントも多く寄せられています。
2位 水戸市
- 水戸は都会なので、なんでも揃う。また周囲に自然もあり住みやすそうだから(27歳 男性)
- 水戸徳川家の城下町なので歴史的遺構が残っており、とても美しい街だと思います。自然が多いのに都市部にアクセスしやすいのも魅力です(48歳 女性)
- 茨城県の中でも交通の便が良く、駅前が都会でいろいろな施設があるから(55歳 女性)
「水戸市」が2位。
「県庁所在地なので栄えていて便利」「交通アクセスが良い」という声が多数。
水戸駅からだと、特急一本で東京駅まで出られます。
また水戸徳川家のお膝元だったことから、歴史を感じられるのも水戸の魅力。
有名な「偕楽園」「弘道館」「常磐神社」のほか、美術館や博物館も豊富です。
3位 大洗町
- 以前友達が住んでいて、「自然豊かでいい町だな」と思った(28歳 女性)
- 水族館が好きでよく行きます。海が近く海鮮も食べられるので、大好きな場所です(37歳 男性)
- 海産物や海レジャーがあるので。ひたちなか市や水戸市が近隣のため、買い物にも困らない(46歳 男性)
3位は「大洗町」。
「きれいな海やおいしい海産物が魅力」と答えた人が圧倒的に多くなっています。
大洗は日本有数のサーフィンスポットでもあるため、サーフィン好きな方にとっては「ぜひ住んでみたい街」のひとつかもしれませんね。
大洗を舞台にした人気アニメをきっかけに、興味をもったという人もいました。
4位 ひたちなか市
- 特急停車駅があり、商業施設も多いため。海にも北の方面にもアクセスしやすいのも魅力(26歳 女性)
- 県庁所在地の水戸市に近く、住みやすそうなベッドタウンだから。風光明媚な大きい公園や海水浴場があって、レジャーも楽しめそう(36歳 女性)
- 昔住んでいて、住みやすかったので。最近臨海部が開発され、さらに生活しやすくなった印象です(43歳 男性)
4位は「ひたちなか市」。
ネモフィラ畑や音楽イベントで有名な国営公園を魅力として挙げた人が目立ちました。
観光客も多い大型公園を「日常づかい」できるのは、何とも贅沢ですね。
また市内のJR常磐線勝田駅には特急が停車し、東京に乗換なしで出られて便利です。
5位 守谷市
- 東京への通勤は便利ながら、ほどよい田舎感があって好印象。高速道路の入り口も近い(29歳 男性)
- 「茨城県」で検索すると上位に挙がってくるので気になります。商業施設が充実していて、日常の買い物に困らなさそうなのも魅力です(37歳 女性)
- 交通の便がよく、商業施設なども充実しているので生活しやすそう(41歳 女性)
5位は「守谷市」です。
つくばエクスプレス沿線なので「東京都内への通勤が便利」という声が多くなっています。
朝の通勤時間帯には守谷駅が始発となる電車も多いため、「座って通勤できそうでいいな」と考える人も多いのではないでしょうか。
市内に大型ショッピングモールがあり、買い物に困らないのもポイントです。
6位 牛久市
- 牛久の大仏が毎日見られるから(35歳 男性)
- 牛久在住の友人を訪ねたとき、地元の人々の温かさがとてもよかった。さわやかに暮らせそう(43歳 男性)
- 都内への通勤圏であり、市内に駅が2つあること。また隣の阿見町にアウトレットがあり、観光客を呼び込める土地だと思うからです(60歳 女性)
6位は「牛久市」でした。
牛久市はなんといっても「牛久の大仏」が有名で、魅力として挙げた人も多くなりました。
市内には「アヤメ園」「自然観察の森」「牛久沼」など、四季折々の自然を感じられるスポットも多いですね。
また牛久駅から「乗換なしかつ1時間程度」で東京駅まで出られるのも便利です。
同率6位 土浦市
- 落ち着いていると思ったので選びました。「スーパー」「コンビニ」「ドラッグストア」などがある程度揃っているので、不満はありません。東京へのアクセスもいいと思います(29歳 男性)
- 花火大会が豪華だから(35歳 女性)
- 霞ヶ浦を背後にした拡がりある風土(58歳 男性)
同率6位は「土浦市」。
土浦市では、筑波山や霞ヶ浦の自然を楽しめます。
市内では「流鏑馬」「マラソン」「夏祭り」「花火大会」なども行われており、地域イベントを楽しみたい人にはぴったりですね。
自家用車があれば、日常の買い物などにも困りません。
同率6位 取手市
- 都心へのアクセスが良く、田舎すぎないところが魅力。商業施設もあり、医療機関も充実している(37歳 女性)
- 常磐線の始発だから(44歳 女性)
- 東京に近く、欲張らなければ何でも揃う。田舎生活を楽しみながら、用事があれば東京へ出ればいい(69歳 男性)
同率6位の3つ目は「取手市」。
千葉県との県境に位置する街です。
取手の魅力については、「東京への行きやすさ」を挙げた人が多くなっています。
実際に取手駅から上野駅までは最短34分、品川駅までは最短39分なので、十分通勤圏内です。
市が掲げるブランドメッセージ「ほどよく絶妙とりで」の通り、「田舎すぎない絶妙な便利さ」に魅力を感じている人もいました。
茨城県の魅力1位は「豊かな自然」
全国の男女428名に「茨城県の魅力」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「豊かな自然(150人)」です。
2位「食べ物がおいしい(142人)」、3位「交通アクセスが便利(103人)」、4位「都会と田舎のバランス(79人)」と続きます。
茨城県には山も海もあることから、「自然」を挙げた人が多数。
自然が豊かなので地元の食べ物もおいしく、自然を生かしたレジャーも楽しめます。
「意外に東京まで行きやすい」「のどかだけど田舎すぎず、不便がない」など、生活する上での便利さを挙げた人も目立ちました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 豊かな自然
- 山と海に囲まれ、自然に恵まれていると思います(29歳 男性)
- 海と山どちらもあり、たくさんの自然に囲まれているところ(39歳 女性)
- 自然豊かで、海もとてもきれいなのが魅力的です(49歳 女性)
1位は「豊かな自然」でした。
「筑波山」「大洗サンビーチ」「霞ヶ浦」「袋田の滝」など、茨城県には自然の風景を楽しめるスポットが豊富です。
国定公園や県立公園も複数整備されていますね。
「自然を身近に感じながら暮らしたい」という人にとって、魅力ある県といえるでしょう。
2位 食べ物がおいしい
- 農作物も水産物も豊かな印象(37歳 女性)
- 海の幸も山の幸も豊富で、食いしん坊には最高です(43歳 男性)
- 鮮度の良い魚介類が身近で入手できる(58歳 男性)
「食べ物がおいしい」が2位。
茨城県の農業産出額は全国3位(令和2年)で、「メロン」「さつまいも・ほしいも」「れんこん」「ピーマン」「鶏卵」の産出額は全国1位です。
もちろん納豆も有名ですね。
また海産物では「はまぐり」「あんこう」などが有名。
地元に海の幸・山の幸がたくさんある生活は、贅沢ですよね。
3位 交通アクセスが便利
- 東京など都会へのアクセスがいいので、買い物や遊ぶ場所に困らないところ(25歳 女性)
- 比較的都心に近く、アクセスがいいこと(36歳 女性)
- つくばエクスプレスができて、交通の便が良くなった(55歳 男性)
3位は「交通アクセスが便利」。
とくに「つくば市」「守谷市」などの県南地域は、東京まで1時間程度で行けて、都心へのアクセスが良好です。
また県内には茨城空港もあり、遠方への旅行にも便利。
道路は常磐道や圏央道が走っており、車移動もスムーズです。
4位 都会と田舎のバランス
- 都内に近いのに、落ち着いて過ごせるところ(25歳 男性)
- 都会から1時間の距離ながら、広大な自然もある。田舎も都会も両方味わえるところ(35歳 女性)
- すごく田舎のイメージがあったけれど、ほどよく自然があり意外ににぎやか(45歳 女性)
4位は「都会と田舎のバランス」。
「東京に近いわりに、自然を満喫できる」「ほどよく都会でほどよく田舎」といった声が目立ちました。
「都会の便利さ」と「郊外の落ち着き」を両立したい人にとって、茨城県は魅力が大きいとわかります。
「都会的な職場」と「ちょっとのんびりした自宅」を行き来することで、オンオフの切り替えもしやすそうですね。
5位 観光地・レジャー施設が豊富
- ドライブで立ち寄れるスポットが多い(27歳 女性)
- 広い土地を生かした施設が多いところ。動物園や大型の公園によく行きます(31歳 女性)
- ゴルフ場が多い(49歳 男性)
5位は「観光地・レジャー施設が豊富」でした。
自然豊かな茨城県には、美しい風景やアウトドアを楽しめるスポットが豊富です。
また「最新の研究に触れられる科学館」「農業体験できる農園・牧場」などもあり、子どもとお出かけするのも楽しそうですね。
「休日はアクティブ派」という人は、充実した生活を送れるのではないでしょうか。
6位 落ち着いて暮らせる
- 素朴ないい時間が過ごせる(30歳 女性)
- 目立たない感じだが、実際に足を運ぶと落ち着いた雰囲気がある(45歳 男性)
- 都市部のような狭苦しさがなく、のびのびとゆったり暮らせるのが魅力(58歳 男性)
6位は「落ち着いて暮らせる」でした。
「都心部より人が少ないこと」「のんびりした雰囲気」に魅力を感じている人も多いとわかります。
「せわしない生活は疲れる」「マイペースに暮らしたい」という人にとって、落ち着いた暮らしは大きなメリットですね。
子育て中の人からは「子どもをのびのび遊ばせられる」というコメントもありました。
7位 穏やかで気さくな県民性
- 私が思う茨城県の魅力は、家族を大切にしている人が多いところです(20歳 女性)
- おおらかな人が多いこと(39歳 女性)
- 気さくで気取らない県民性(58歳 男性)
7位は「穏やかで気さくな県民性」。
水戸藩の時代から「怒りっぽい」「理屈っぽい」「骨っぽい」と言われる茨城県民ですが、現在では「穏やかで気さく」というイメージが強いようです。
周りの人が気さくだと、自分も肩肘張らずに生活できそうですよね。
また「家族や地域を大事にするイメージがある」というコメントも複数ありました。
8位 物価が安い
- 都内に近いとはいえ、茨城県ですので物価や地価も安く、生活しやすいと思います(28歳 男性)
- 野菜が安い(34歳 女性)
- 広くて安い家に住める(52歳 男性)
8位は「物価が安い」。
「住居費が安い」「新鮮な野菜や魚介類が安く手に入る」という回答が寄せられています。
家計の中で大きなウエイトを占める「住居費」「食費」が安くなるのは嬉しいですね。
地価も安いため、「広いマイホームが欲しい」と考えている人にもメリットがあります。
まとめ
全国の428人にアンケートを実施したところ、「茨城県内で住みたい街」として名前が挙がったのは、県南地域の市町村が多くなりました。
県南地域が人気なのは、東京へのアクセスが良いからでしょう。
とくに学園都市として有名なつくば市の人気は圧倒的でした。
茨城県は自然豊かで、東京へのアクセスもよく、住みやすい県です。
「東京まで1時間かかるのはちょっと遠い」と思う方でも、「リモートワークメインでたまに都内に出勤する程度」であれば、大きな不便も感じにくいのではないでしょうか。
「都内へのアクセスは確保しつつ、自然豊かな環境でのんびり暮らしたい」という方にとって、茨城県は魅力的といえそうです。