WEBライターの仕事をして感じたメリット1位は「時間が自由」
現役WEBライター109人に、「WEBライターの仕事をして感じたメリット」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「時間が自由(51人)」です。
2位「場所が自由(23人)」、3位「スキルアップできる(17人)」と続きます。
時間と場所の自由さを挙げた人が多数。
WEBライターは副業として取り組みやすい特徴が揃っているといえます。
また「スキルアップ」「知識が増える」など、自身の成長に喜びを見出している人もいました。
収入を得る方法がさまざまある中、WEBライターは「マイペースにやりがいを感じながらできる仕事」といえるでしょう。
では具体的な回答を紹介します。
1位 時間が自由
- 子どもが家にいて預け先がなくても、お昼寝中や夜寝かしつけたあとなどの空き時間に取り組めること(28歳 女性)
- 好きな時間に業務ができる(45歳 男性)
- 仕事や家事の合間にできる(54歳 男性)
1位は「時間が自由」でした。
WEBライターの仕事は「納期を守ればいつ作業してもいい」という案件がほとんどです。
そのため、本業がある人や子育て・介護中の人でも取り組みやすいメリットがあります。
得意分野で書きやすい記事なら、短時間の稼働でも効率よく稼げます。
2位 場所が自由
- 毎日家にいながら仕事できるところがメリットです(27歳 女性)
- 場所を問わず仕事ができる(55歳 男性)
- どこにいてもネット環境さえあれば仕事できることです(65歳 男性)
「場所が自由」が2位。
WEBライターの仕事は基本的にオンラインで完結するため、ネット環境とパソコンさえあれば、どこででもできます。
自宅で仕事ができれば、通勤の手間もありません。
たまには気分を変えて図書館やカフェなどで仕事するのもよいでしょう。
ただし外部で仕事をする場合は、情報の流出に十分注意する必要があります。
3位 スキルアップできる
- WEBライターに必要なスキルを得るため勉強している最中です。本業にも生かせることが多くあると感じます(24歳 男性)
- 文章の作成スキルが身につくところ(32歳 男性)
- 自分の文章スキルやITスキルが上がったと感じます(41歳 女性)
3位は「スキルアップできる」。
WEBライティングで身につくスキルは、「文章力」「リサーチスキル」などです。
「本業や普段の生活にも、スキルを生かせている」といった回答も寄せられています。
WEBライターは「スキルがなくても始めやすい副業」といわれますが、WEBライティングに取り組むことでスキルが身につくと感じている人も多いとわかります。
4位 マイペースに仕事できる
- 副業で実績を積み重ねていけば、本業として自分のペースでお仕事していくのも可能かなと思います(47歳 男性)
- 納期さえ守れば、自分のペースで仕事を進められる(55歳 女性)
4位は「マイペースに仕事できる」でした。
WEBライターの仕事は、基本的に「案件の難易度」や「量」を自分で選べるのでマイペースに働けます。
「自分のペースで仕事したい」と考えている方には、魅力的な仕事といえるでしょう。
「週に◯本」など納品ペースが決まっている仕事もありますが、クライアントによっては「家庭の事情で」などと相談すれば融通を利かせてくれるケースも多いです。
5位 知識が増える
- 幅広いジャンルの知識が身につく(25歳 男性)
- ライティングにリサーチが必須なため、自身の興味や知識が広がる(48歳 女性)
- 文章を書くために勉強するので、今まで知らなかった情報に詳しくなれる(55歳 女性)
5位は「知識が増える」。
記事を書くためには、テーマに沿ったリサーチが必要になります。
とくに多ジャンルの記事を執筆している場合には、さまざまな情報に触れられ、知識も広がるでしょう。
そのためWEBライターは「知識欲の高い人」「情報感度の高い人」にも向いています。
6位 収入が増える
- 意外と収入が高いこと(30歳 女性)
- 本業以外の収入を得られた(39歳 男性)
- ちょっとしたお小遣い稼ぎになる(49歳 男性)
6位は「収入が増える」でした。
低単価の案件が多い印象もあるWEBライターですが、文字単価の高い案件を獲得できれば効率的に稼げます。
中には「時給換算で2,000円くらいになる」という人もいました。
また、真摯に仕事をすることでクライアントに信頼されると、継続案件を依頼されることも多いため、安定した収入を得ることが可能となります。
WEBライターの仕事をして感じたデメリット1位は「単価が安い」
続いて「WEBライターの仕事をして感じたデメリット」について聞いてみました。
1位になったのは「単価が安い(55人)」です。
2位「収入が不安定(18人)」、3位「仕事探しが難しい(13人)」と続きます。
収入面で不満を感じている人が多いとわかりました。
なかなか案件が獲得できないと収入が安定しませんし、記事作成に時間がかかると時給換算した場合の収入は低くなってしまいます。
では具体的な回答を紹介します。
1位 単価が安い
- 最初のうちは単価の低い仕事しかないので、「時給換算するとかなり低いな」と感じます(28歳 女性)
- 単価が低いので、数をこなさなくてはならない(39歳 女性)
- 簡単な仕事ほど単価が低い(46歳 男性)
1位は「単価が安い」でした。
とくに初心者のうちは「文字単価0.5円」など、単価の安い仕事しか獲得できないケースも少なくありません。
「単価が低いわりにリサーチや執筆に時間をとられる」といった案件だと、「労力に見合わない」と不満を抱きやすくなります。
2位 収入が不安定
- WEBライターは収入に波がある(20歳 男性)
- 収入が安定しないこと。案件が少ないときは収入が少なくなってしまう(35歳 女性)
- クライアントが途切れると、次のクライアントが見つかるまで収入がない(49歳 女性)
「収入が不安定」が2位。
「案件の少ない時期がある」「継続案件が急に終了する」など、WEBライターの収入は不安定になりがちです。
WEBライターを本業にしている方にとっては、死活問題ですよね。
対策としては、「複数のクライアントと契約する」「SNSや求人サイトも活用して営業する」といった方法があります。
3位 仕事探しが難しい
- 自分と相性のよい発注先にはなかなか巡り会えない(36歳 女性)
- 案件を探すのがわりと大変(46歳 男性)
- タイミングが合う仕事しかできないこと(65歳 男性)
3位は「仕事探しが難しい」でした。
クラウドソーシングなどでは「高単価で魅力的だな」と思って詳細をチェックしてみると、有資格者しか応募できなかったり、難しいテーマの案件だったりすることも。
副業ライターだと、書けそうな案件でも納期が厳しくて諦めることもあるかもしれません。
また「継続案件がほしいけど、なかなか見つからない」という人も多いでしょう。
4位 締め切りがツラい
- 納期が近くなると仕事が大変になる(28歳 男性)
- 納期があるため、書く本数が多い場合には時間が足りません。睡眠時間を削ったり、本業の休み時間にも作業しなければならないほど、時間の使い方が難しいです(49歳 男性)
- 気分が乗らない時でも締め切りを守らなければならないことです(56歳 女性)
4位は「締め切りがツラい」。
WEBライティングはいつ作業してもいいのですが、納期は厳守。
そのため「締め切り前はツラい」という声も多くなりました。
とくに「ドラマやアニメのレビュー記事」などは、締め切りが「放送終了後◯時間以内」などと設定されていることもあり、かなりシビア。
締め切り前に慌てないためには、受注する案件の量と時間の管理が重要です。
同率4位 記事作成に時間がかかる
- 情報収集に時間がかかることや、過去記事の更新に手間がかかってしまうこと(35歳 男性)
- テーマによっては、記事作成にとても時間がかかる(45歳 男性)
- 調査に時間が取られる。9割が調査(50歳 女性)
同率4位は「記事作成に時間がかかる」でした。
WEBライティングでは「書き始めてみたら思ったより難しかった」などの理由で、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。
時間がかかると時給換算額が減り、「締め切りに間に合うかな」という心配も生まれ、ストレスを感じる人も多いでしょう。
またタスク型のライティング案件だと記事作成に制限時間が設けられており、執筆が遅いと時間切れで作業が無駄になってしまうこともあります。
6位 悪質なクライアントもいる
- 報酬の未払いがある(33歳 男性)
- 悪質クライアントとのトラブルに巻き込まれる可能性もある(48歳 女性)
6位は「悪質なクライアントもいる」。
WEBライターは、クライアントの顔が見えない状態で案件を受注することも多い仕事です。
そのためクライアントの見極めが難しく、「報酬の未払い・支払い遅延」などが起こることも。
また、クライアントによっては厳しい条件で案件を依頼してくることもあります。
クラウドソーシングでは「クライアントに対する評価」などが可視化されていますので、案件を受ける前にチェックしておくとよいでしょう。
WEBライターは副業が8割超
現役WEBライター109人に、「WEBライターは本業ですか?副業ですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「副業」と答えた人が圧倒的に多く、8割を超えています。
WEBライターは「スキマ時間でもできる」「場所を選ばない」など、副業として取り組みやすい特徴があるからでしょう。
ネガティブな面を見ると、「本業とするには単価が低い」という理由もあるかもしれません。
副業WEBライターの平均月収は18,846円
現役の副業WEBライター94人に平均月収を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
平均月収は約18,846円。
月収10,000円以下の人が半数以上という結果に。
一方で3万円超の人は13.8%と1割を少し超える程度です。
「副業だからお小遣い程度の収入があれば満足」という人もいれば、「思うように稼げない」と不満を感じてる人もいるでしょう。
本業WEBライターの平均月収は27,933円
続いて現役の本業WEBライター15人に平均月収を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
平均月収は約27,933円でした。
副業ライターよりは高かったものの、「生業」と呼ぶには心もとない金額です。
ただ、ご回答いただいた方の多くが子育て中の主婦ライターさんでした。
本業とはいえ、隙間時間に執筆している方が多くこのような結果になったものと思います。
今後もWEBライターを続けたい人は93.6%
最後に「今後もWEBライターを続けたいか」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「まあ続けたい」「続けたい」と答えた人が合わせて93.6%。
デメリットや大変なことはあるにしても、「WEBライターを続けたい」と思っている人が多いとわかりました。
では「続けたい理由」「続けたくない理由」について、具体的な回答をもとに紹介します。
WEBライターを続けたい理由
- 副業として無理のない範囲で行えるため(28歳 女性)
- 本業の収入が少ないときに、スキマ時間で稼げるからです(38歳 男性)
- もともと文章を書くことが好きなので、ライティングが楽しい(40歳 女性)
- 単価が少しずつ上がっているので。また記事が閲覧数で上位にランクインすると嬉しい(45歳 男性)
- 新しい知識を学ぶことが好きなので。また介護を行いながら、自分のペースで仕事できるので(55歳 女性)
「実績が増え、単価がアップしてきたから」「スキマ時間で収入が得られる」などの回答が寄せられています。
やはり収入面で成果が出ると、「続けたい」という気持ちになりますよね。
また続けたい理由として、「ライティングや新しい知識を得るのが好き」など、収入以外のメリットが多く挙がったのも印象的です。
ライティングそのものを楽しめる人なら、楽しく長く続けられそうですね。
WEBライターを続けたくない理由
- 単価が安いため(23歳 女性)
- 作業時間に対して得られる収入が少ないから(46歳 男性)
- 医学や科学などの専門性がないため、廉価でボリュームのある記事を量産しなくてはまとまった収入に繋がらず、費用対効果が悪すぎる(48歳 女性)
- 本業に注力したいから(53歳 男性)
- 精神的にしんどい(56歳 男性)
「単価が安い」「作業時間と収入が見合わない」という回答が多数。
収入に満足できず、続けたくないと思う人が多いとわかります。
WEBライターを続けるなら、「単価の安い初心者時代をどう乗り切るか」「どうやって高単価案件を獲得するか」がポイントとなりそうです。
まとめ
WEBライターには「時間や場所にとらわれない」「副業にしやすい」というメリットがあります。
一方で初心者は、単価の安さがデメリットです。
ただしスキルや実績が積み重なってくれば、単価がアップして収入も増える可能性があります。
アンケート内でも「副業で月20万円稼いでいる」「時給換算で2,000円稼いでいる」という人もいました。
スキルを磨きつつ「自分が効率よく稼げる案件」に出会えるまで我慢できるかが、WEBライターを続けるためのポイントといえそうです。
我慢できるかどうかは「そもそも書くことが好き」「リサーチが楽しい」と思えるかどうかにもかかっているでしょう。