株式会社AlbaLinkは東京プロマーケット市場に上場している不動産会社です。
なぜゴミ屋敷に？「病気」が原因であるケースが多い
ゴミ屋敷の原因は、居住者がだらしなく生活しているからだと思っていませんか？
実は、ゴミ屋敷の原因に、病気が関係しているのです。
病気といっても体の病気ではなく、心の病気の精神疾患があげられます。
精神疾患がある方は心理的に不安に陥りやすく、その不安感を解消するために、ゴミをため込む習性があります。
結果、捨てられずに不動産がゴミ屋敷になってしまうのです。
ゴミ屋敷の原因としてあげられる主な精神疾患は、以下の8つです。
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- 買い物依存症
- ため込み症
- セルフネグレクト
- 強迫性障害
- うつ病
- 総合失調症
- アスペルガー症候群
- 注意欠如・多動症（ADHD）
買い物依存症
ゴミ屋敷の原因1つ目は、買い物依存症です。
買い物依存症は、部屋に物があふれるほど買い物を繰り返し行ってしまうことでゴミ屋敷の原因になります。
通常、買い物を通じて欲しいものを購入すると満足感を得られますが、買い物依存症の人は、買い物自体に高揚感を覚え、ストレス解消の手段として買い物を繰り返してしまうのです。
買い物を繰り返しているうちに部屋に物がたまってしまい、ゴミ屋敷になってしまうケースが多く見られます。
ためこみ症
ゴミ屋敷の原因2つ目は、ためこみ症です。
ためこみ症は、物を収集して溜め込む行動により部屋が物であふれかえる状態です。
そのため、物に対する安心感や愛着から生じた、物を捨てる際の罪悪感や悲しみが原因で、物を減らせずに物件がゴミ屋敷へと発展してしまいます。
セルフネグレクト
ゴミ屋敷の原因3つ目は、セルフネグレクトです。
ネグレクトは、子供などの世話を放棄することですが、セルフネグレクトは自身の生活に必要な行動（食事・入浴など）を自ら怠ることです。
セルフネグレクトを発症すると、ゴミ屋敷になるリスク以外にも、栄養不足や衛生面の管理不足から感染症になるリスクも高まり、非常に危険です。
そのため、周囲の人が「だらしない性格」と誤解されがちですが、心の病と捉えるべき問題です。
セルフネグレクトを発症すると、ゴミ屋敷化を促進させ、解消が困難なものになってしまいます。
強迫性障害
ゴミ屋敷の原因4つ目は、強迫性障害です。
強迫性障害は、自らの意志に反して同じ思考や行動を繰り返してしまう病気です。
強迫性障害の人は、「ゴミの中に大事なものがあったらどうしよう」「捨ててしまったらもう手にすることができない」などと考え、物を捨てることに不安感を覚えます。
そのため、ゴミを捨てないといけないと理解していても、結局捨てられずにためこんでしまい、部屋がゴミであふれてゴミ屋敷となってしまいます。
うつ病
ゴミ屋敷の原因5つ目は、うつ病です。
仕事関係や私生活で継続的にストレスを受けることで、うつ病を発症します。
うつ病を発症すると、無気力な状態に陥り、日常の整理整頓ができずゴミを放置してしまうため、ゴミ屋敷化が進んでしまうのです。
多くの場合、自力で改善することが難しいため、周囲のサポートが肝心です。
統合失調症
ゴミ屋敷の原因6つ目は、総合失調症です。
行動・思考・感情を統率できない病気で、整理整頓をしようとしても別のことに気が散り作業が進まず、ゴミ屋敷の原因となってしまうのです。
また、反省しすぎて自身を過度に責めて、精神的なストレスを蓄積させてしまう傾向にもあります。
そのため、ゴミ屋敷の片付けは、1人で作業するのではなく、誰かのサポートが必要です。
協力者と一緒に作業を行うことで、より効率的かつ安全に片付けを進められるでしょう。
アスペルガー症候群
ゴミ屋敷の原因7つ目は、アスペルガー症候群です。
同時並行的な作業をこなすのが苦手で、使ったものをその場に放置することが多い傾向にあります。
アスペルガー症候群の人にとって、定位置管理が難しく、ゴミ屋敷化を進める要因になってしまうのです。
また、物への強いこだわりや、気に入った物はたとえ状態が悪化しても処分できないケースが多く、物をためこんでしまうことに繋がります。
アスペルガー症候群では、ためこんだ物を上手く整理・処分することが苦手で、徐々に居住空間がゴミで溢れるようになってしまうのです。
注意欠如・多動症（ADHD）
ゴミ屋敷の原因8つ目は、ADHDです。
ADHDは、注意力が散漫で、落ち着きのなさも影響し、整理整頓が苦手です。
また、物を紛失しやすい傾向があり、重複して物を購入してしまうこともあります。
そのため、部屋が物であふれることにつながり、ゴミ屋敷化を加速させます。
家がゴミ屋敷になる人の3つの特徴
家がゴミ屋敷になる人は3つの特徴があります。
- 孤独感を強く感じている
- 大きなストレスを抱えている
- 掃除ができない
以上の特徴に当てはまる人は家がゴミ屋敷になりやすく、一度ゴミ屋敷になれば改善は困難なものです。
以下でそれぞれ解説していきます。
孤独感を強く感じている
孤独感を強く感じている人は、ゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
人は孤独な状態だと、不安やさみしさを感じるものです。
そのような負の感情から物に依存しすぎてしまい、部屋がゴミだらけになることが、ゴミ屋敷となる一連の流れです。
また、親や子供など血縁関係のある人や親しい人物と死別を経験し、喪失感から物をためこんでゴミ屋敷化するケースもあります。
参照元：厚生労働省 依存症対策
以上のことから、孤独感を強く感じてしまうと、不安やさみしさを紛らわせるためにゴミ屋敷になってしまうのです。
大きなストレスを抱えている
大きなストレスが原因で、ゴミ屋敷になってしまうこともあります。
これは、大きなストレスの影響でセルフネグレクトになってしまうからです。
大きなストレスを受けると精神が不安定な状態に陥るため、身の回りのことに着手できなくなってしまいます。
ここでいう大きなストレスとは、親しい間柄の人物・大事にしていたペットが亡くなったり、予期せぬタイミングで職を失う・挫折を経験することなどが挙げられます。
大きなストレスは悪循環を生み、ゴミ屋敷化を進めてしまいます。
掃除ができない
掃除に苦手意識を持っている人は、ゴミ屋敷になる可能性があります。
1人暮らしの場合では、日常的な掃除を自分1人で行う必要がありますが、掃除が苦手だとゴミをためこんでしまい、整理整頓もできない状態に途方に暮れて、掃除がはかどりません。
ゴミをためこむたびにゴミの量の多さを実感し、さらに掃除のモチベーションが低下します。
したがって、掃除ができない人は掃除に対するモチベーションが低下するほど、ゴミ屋敷化は加速するという悪循環に陥ってしまうのです。
ゴミ屋敷を放置する6つのリスク
ゴミ屋敷の所有者は、ゴミ屋敷を放置すると6つのリスクがあります。
-
- 精神疾患が悪化する
- 他の病気になる
- 害虫や害獣が発生する
- 近隣トラブルに発展する
- 火災が発生しやすくなる
- 老朽化が深刻化する
放置期間が長ければ長いほどリスクが発生しやすいです。
何より、資産価値が減ります。
さらに、1つだけではなく、リスクが同時に発生する可能性もあります。
リスクを回避するために、リスクについて把握して、可能な限り早くゴミ屋敷を解消する必要があります。
この章では、6つのリスクについて解説しているので、リスクを回避して安心・安全・健全な生活を送るためにご覧になってください。
精神疾患が悪化する
ゴミ屋敷に住んでいると精神疾患が悪化する恐れがあります。
これは、以下のような悪循環が生まれるからです。
-
- 精神疾患を発症する
- 住居がゴミ屋敷になる
- ゴミ屋敷の影響でストレスがたまる
- ストレスの影響で掃除ができなくなったり、物をためこんでしまう
- ゴミ屋敷が悪化してさらにストレスがたまる
- 度重なるストレスの影響で精神疾患が悪化する
このようにゴミ屋敷を放置していると、抱えている精神疾患の病状が悪化します。
精神疾患を完治させるためにもゴミ屋敷を早急に解消する必要があります。
他の病気になる
ゴミ屋敷は、衛生的ではないため病気やアレルギー症状を発症する恐れがあります。
これは、不衛生な環境下でダニ・カビが繫殖するのが原因です。
具体的な病気としては、「ダニ媒介性脳炎」「日本斑熱」「ツツガムシ病」があげられます。
いずれの疾患もダニが媒介する感染症であり、発熱・嘔吐・下痢・食中毒・喘息・湿疹・出血・痙攣・意識障害を引き起こします。
命の危険にもさらされるので、早急に住居の衛生面の改善が必要です。
害虫や害獣が発生する
ゴミ屋敷の不衛生な環境下では、害虫・害獣が発生する恐れがあります。
ゴミ屋敷のような環境は、餌が豊富にあるだけではなく、隠れる場所も存在するため害虫・害獣にとっては生活環境が整った良い住処です。
一度住処にされてしまえば、期間が長いほど繁殖を繰り返して数が増え続けてしまいます。
ゴミ屋敷は害虫・害獣の住処になり、大量発生の原因になるため、改善していく必要があります。
近隣トラブルに発展する
ゴミ屋敷は、近隣住民との間でトラブルに発展するケースもあります。
これは、ゴミ屋敷の外観やゴミ屋敷から発生した悪臭・害虫・害獣が原因で近隣住民を不快な気持ちにしてしまうからです。
次第に、近隣住民との関係性が悪化してしまいます。
害虫・害獣が発生し、近隣の家にまで危害を与えるようになったら、最悪の場合裁判にまで発展します。
暮らしていく中で近隣住民との関係性はとても重要ですが、ゴミ屋敷はトラブルをの元となる可能性があるので、ゴミ屋敷にならないように日ごろから整理整頓・清潔・清掃を心がけましょう。
火災が発生しやすくなる
ゴミを放置していると火事を引き落としてしまう可能性があります。
放置したゴミから引火するリスク、ほこりがコンセントにたまり発火するリスクがあり、火災が発生しやすくなるためです。
火災の規模が大きいと、死亡事故や近隣の物件にも被害が及びます。
ゴミ屋敷は、火災によって取り返しのつかない状態を引き起こす恐れもあるため、早急に解消する必要があります。
老朽化が深刻化する
ゴミ屋敷は、住宅の老朽化を加速させ、住み続けるには大変危険です。
ゴミ屋敷化が進行するにつれて、ためこんだ物の重さに床が耐えられなくなってしまうことがあります。
また、直接壁や床を傷つけてしまうなどが原因で住宅が破損する恐れがあります。
特にマンションやアパートでは、同じ物件の住民に迷惑がかかることはもちろん、被害が及ぶ懸念も無視できません。
ゴミ屋敷は、物件の老朽化を深刻な状態にするため、初期段階で解消しないといけません。
ゴミ屋敷を解消する4つの方法
ゴミ屋敷は、早急に解消しないとトラブルや危険な状態に陥るリスクがあります。
そこでこの章では、ゴミ屋敷の解消法について紹介します。
具体的なゴミ屋敷の解消法は、ケースごとに異なりますが、以下の4つが挙げられます。
-
- 病気の治療を行う
- 自力でゴミを片付ける
- 他者（家族・友人等）の力を借りて片付ける
- 専門の清掃業者にゴミの回収を依頼する
それぞれどんなケースで活用可能か以下で紹介します。
病気の治療を行う
ゴミ屋敷の原因が精神疾患の可能性があるなら、病気の治療が根本解決に繋がります。
そもそも病気が原因でゴミ屋敷化している方は、ゴミ屋敷を解消することが困難です。
また、仮に解消できたとしても精神疾患の影響で再びゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
そのため精神疾患がある方の場合では、病気の治療から始めるとゴミ屋敷解消へと繋がります。
自力でゴミを片付ける
自力で片付けられるのであれば誰にも迷惑をかけず、自己解決できます。
他者に迷惑がかかることを気にしているならできる範囲で行動してみるのも1つの手段です。
また、業者に頼む必要性もないので費用もかかりません。
ただし、規模が大きいものでは1人で片付けることが困難で途中で挫折してしまう恐れがあります。
あくまでもゴミ屋敷が小規模な場合に有効な方法です。
ゴミ屋敷を自力で片付ける方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。
他者（家族・友人等）の力を借りてゴミを片付ける
中規模のゴミ屋敷ならば他者（家族・友人等）の力を借りることをおすすめします。
他者の力を借りられるのであれば作業効率が良いうえ、自分以外にも作業する人がいるので挫折予防にも繋がります。
ただし、家族や友人などに善意で力を貸してくれる人物がいるのが前提条件です。
頼れる人がいる場合は、力を貸してもらえないか相談してみると良いでしょう。
専門の清掃業者にゴミの回収を依頼する
ゴミ屋敷の状態が手に負えない状態ならば、専門の清掃業者に依頼する必要があります。
費用はかかるものの、専門の清掃業者に依頼すると、自身の手間がかかりません。
また、専門の清掃業者は掃除・片付け・ゴミ処理などゴミ屋敷解消のための専門的な知識を有しているため、清掃による十分なの効果が期待できます。
ゴミ屋敷清掃費用としてはゴミの量・内容・作業員の人数によって変わってきますが、費用の相場は3万円～70万円ほどです。
また、作業時間の目安は、1部屋だけの1Rや1Kでは2～3時間ほどで作業が終了しますが、一軒家になると半日以上かかることもあります。
ゴミ屋敷を解消したいものの、見込みが経たない場合は、専門の清掃業者に依頼するのが得策です。
ゴミ屋敷の片づけが難しい場合は「売却」の検討を！
ゴミ屋敷を手放す予定があるなら、ゴミを片付けずにそのままの状態で売却する手段もあります。
ゴミ屋敷を売却すると以下のメリットがあります。
- 手間がかからない
- 清掃費用がかからない
- 売却することでまとまったお金が手に入る
ゴミ屋敷を手放す予定がある方にとっては、メリットが豊富な最善策といえます。
ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
なお、弊社アルバリンクはゴミ屋敷買取にも強い買取業者です。
ゴミ屋敷となってしまった不動産でも専門的な活用ノウハウを駆使して活用していくため、そのままの状態で問題なく買取できます。
「ゴミ屋敷を手放したい」とお考えなら、お気軽にご相談ください。
ゴミ屋敷ごと売却すれば片付けの費用も手間もかからない
ゴミ屋敷ごと売却すれば片付けの必要がなく、費用も手間もかかりません。
実際にゴミ屋敷のゴミの処分費用は非常に高く、高額なもので100万円近くするケースもあります。
しかし、ゴミ屋敷ごと売却すれば費用はかからないどころか、むしろ売却することでまとまったお金が手に入ります。
ただし、ゴミ屋敷の売却価格に関しては、ゴミ撤去費用・リフォーム費用・消臭作業費用などの再生コストを加味して価格設定されるので、相場よりも安い傾向にあります。
また、現状のままでの売却が可能なので手間もかかりません。
ゴミ屋敷の清掃の金銭的・身体的負担を無くして、売値分のお金も手に入るためゴミ屋敷を手放す予定の方にはおすすめの解消法です。
ゴミ屋敷は専門の買取業者に買い取ってもらうのが最適！
ゴミ屋敷の売却方法を検討するのであれば、専門の買取業者が最適です。
上記している通り、専門の買い取り業者に依頼すると費用や手間がかからず、簡単に売却が可能です。
専門の買取業者は、ゴミ屋敷購入後に買取業者自身で清掃を行うため、依頼者はゴミ屋敷の片付け・清掃が不要で済みます。
また、専門の買取業者は、再販先として不動産投資家などにアプローチできるため、どんなゴミ屋敷でも確実かつスピーディーに売却できます。
売却時に費用・手間がかからず、売値分の臨時収入も得られるのでゴミ屋敷の問題を解決するのにおすすめです。
なお、弊社アルバリンクもゴミ屋敷買取に強い買取業者です。
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また、以下の記事では不動産買取のプロがゴミ屋敷の買取業者6社厳選して紹介しています。
自分にとってベストな業者を見極めるためにも一度目を通してください。
まとめ
本記事では、以下の内容を詳しく解説しました。
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- ゴミ屋敷の原因となる病気
- 家がゴミ屋敷になる人の特徴
- ゴミ屋敷を放置することで起きる発生するリスク
- ゴミ屋敷の解消法
ゴミ屋敷は自力での解消が難しく、頼れる人がいなければ専門の清掃業者に依頼する必要があります。
しかし、専門の清掃業者に依頼した場合の清掃費用は、高いもので100万円近くなることもあり、非常に高額です。
そこでおすすめなのがゴミ屋敷ごと専門の買取業者に売却することです。
ゴミ屋敷は専門の買取業者に買い取ってもらうと手間と費用がかからず、スピーディーに売買取引ができます。
さらに、清掃費用がかからないだけではなく、売却金も手に入るので、次の住まいにかかる資金の足しにもできます。
ゴミ屋敷を手放す予定の方はもちろん、そうでない方も一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
弊社アルバリンクもゴミ屋敷買取に強い買取業者です。
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