和歌山では古民家を活用する動きが活発
結論から先にお伝えすると、和歌山で「古民家差し上げます」を実現することは十分可能です。
なぜなら、和歌山では古民家を積極的に活用しようとする動きが活発だからです。
その背景には、和歌山県の空き家率が全国ワーストトップという現状があります。
総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家率の平均が13.8%だったのに対し、和歌山県では21.2%でした。
平成30年時の調査と比較すると2.3%増加しており、今後も空き家の数が増え続けることが懸念されています。
そうした状況を解消すべく、近年県を挙げて空き家の解消・活用に取り組んでいます。
たとえば、和歌山市山東地区で地域情報の発信、移住希望者や観光客の交流拠点として使用されている「まんなか」は、空き家を改修して生み出された地域交流拠点施設です。
引用元:和歌山市|山東地区に地域交流拠点施設「まんなか」が開所します
和歌山市雑賀崎でも、NPO法人さいかざきポッセが中心となって空き家を民宿や食堂、お試し居住施設などとして活用する動きが見られます。
参照元:TURNS|【和歌山市雑賀崎】日本のアマルフィと呼ばれる雑賀崎で空き家を活用!孫の代まで楽しく住み続けられる漁村に
このように、古民家を活用して地域の活性化につなげたいと考える方は少なくありません。
そのため、和歌山で古民家を持て余しているのなら、NPO法人などに無償譲渡するのも選択肢のひとつです。
ただし、資産価値の高い古民家は有償でも売却が可能です。
したがって和歌山にある古民家を手放したいのなら、まずは売却できないか検討することをおすすめします。
専門の買取業者である弊社AlbaLink(アルバリンク)では、和歌山県の空き家・古民家を積極的に買い取っております。
和歌山にある古民家を今後も自分で活用する予定がなく、早く処分したいとお考えなら、まずは弊社の無料査定を活用し、あなたの古民家が持つ資産価値を確かめてみてください。
価値のある和歌山の古民家を売却する3つの方法
ここでは、和歌山の古民家を売却する以下3つの方法を解説します。
空き家バンクを利用する
ひとつ目の売却方法は、空き家バンクの利用です。
空き家バンクとは空き家を売りたい・貸したい人と買いたい・借りたい人とを結びつけるマッチングサイトで、自治体が運営しています。
和歌山県には県と市町村が運営する「わかやま空き家バンク」、市町村が独自に運営する「空き家バンク」の2種類があります。
買い手が空き家バンクを通じて空き家を購入した場合、リフォーム費用の一部を自治体から補助してもらうことが可能です。
そのため、空き家バンクに古民家の情報を掲載すると、和歌山県内への移住を希望する買い手が見つかる可能性があります。
ただし一般的な不動産売却とは異なり、自治体側が販売活動を行ってくれるわけではありません。
したがって物件情報を空き家バンクに掲載しても、いつまでも売却できない事態に陥る可能性がある点には注意が必要です。
なお、空き家バンクの実態については以下の記事で詳しく解説しています。

立地条件・物件の状態が良ければ仲介業者に依頼する
あなたの古民家が駅から徒歩10分以内など立地条件が良く、また建物や設備の状態も比較的良好なら、仲介業者に売却の仲介を依頼しましょう。
仲介では、仲介業者を通じて見つけた一般個人の方が買い手となります。
仲介業者がより高く売却できる買い手を探してくれるので、相場に近い価格で手放せるのがメリットです。
ただし、仲介では買い手の住宅ローン審査やローン契約などの諸手続きが必要となるため、短期間での売却はできません。
買い手からの需要がなければ、1年以上売れ残ってしまう恐れもあります。
また、あなたが買い手に対して契約不適合責任を負わなければならない点もデメリットです。
契約不適合責任とは、引き渡した目的物に契約内容にない不具合や欠陥などがあったときに売り手が買い手に負うべき責任です。
古民家の場合、目には見えない構造部分に不具合や欠陥を抱えているケースは少なくありません。
もし古民家を引き渡したあとで契約書に明記のない不具合などが見つかったら、買い手から損害賠償を請求される恐れがある点に注意が必要です。
立地条件・物件の状態が悪ければ専門の買取業者に依頼する
あなたの古民家が駅から徒歩15分以上かかるなど立地条件が悪く、建物や設備もボロボロの状態なら、専門の買取業者に依頼しましょう。
なぜなら、このような条件の悪い古民家を購入したいと考える一般個人の買い手はまずおらず、仲介で売却するのが困難だからです。
しかし、専門の買取業者には立地条件や物件の状態が悪い古民家でもリフォームするなどして再生し、活用できるようにするノウハウがあります。
そのため、どのような物件でも問題なく買い取ってもらうことが可能です。
また、買取では専門の買取業者が買い手となるため、販売活動を行う必要がありません。
その分、仲介よりも短期間で古民家を現金化できる点もメリットです。
加えて、買取ではあなたの契約不適合責任を免除してもらえるメリットもあります。
専門の買取業者に古民家を売却したあとで何かしらの不具合が見つかっても、あなたが修繕費用などを負担する必要はいっさいありません。
そのため、「和歌山にある古民家をとにかく早く処分したい」「売却後に余計なトラブルに巻き込まれたくない」方は、専門の買取業者に古民家を売却することをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、和歌山県の空き家・古民家を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
あなたの契約不適合責任を免除したうえでスピーディーに買い取らせていただきますので、和歌山の古民家をできる限り早く手放したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
「古民家差し上げます」を和歌山で実現する4つの方法
冒頭でも述べたように、古民家の活用が活発な和歌山でなら「古民家差し上げます」を実現することは可能です。
古民家を譲渡するおもな方法は、以下の4つです。
ただし前述のように、古民家は無料ではなく有料で手放せる可能性があります。
そのため、和歌山の古民家を処分したいのなら、無償譲渡よりもまずは売却を検討することをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は空き家・古民家の買取実績が豊富な専門の買取業者であり、24時間365日無料査定を実施しています。
和歌山にある古民家の資産価値を確かめたい方は、お気軽にお問い合わせください。
近隣の方に譲渡する
あなたが所有する古民家の隣近所の方なら、無償でもらってくれる可能性があります。
隣人にとって、あなたから古民家を譲り受けることで土地を広げられ、活用の選択肢がより増えるメリットがあるからです。
たとえば、近隣の方が車を複数台所有しており停める場所に困っているのなら、あなたの古民家を駐車場用地として引き取ってもらえるかもしれません。
また、子ども夫婦用の家を購入したいと考えているケースでも前向きに話を聞いてくれるでしょう。
ただし無償譲渡とはいえ、古民家の貰い手側は贈与税や維持管理費、修繕費などの費用を支払わなければなりません。
そのため、経済的な負担が重くのしかかることを懸念されて譲渡を断られる可能性が高い点に留意が必要です。
なお、古民家の無償譲渡時にかかる費用は後述の「無償譲渡でも貰い手側に費用負担が発生する」の見出しで解説しています。
民間の空き家マッチングサービスで貰い手を探す
以下のような民間の空き家マッチングサービスを利用し、古民家の貰い手を探すのもひとつの手です。
- 家いちば
- タダノアキヤ
- ジモティー
いずれも、空き家を譲りたい人と譲ってほしい人とを結びつけるサービスです。
前述の空き家バンクの民間版と捉えるとよいでしょう。
ただし、民間の空き家マッチングサービスは仲介サービスではないので、取引にあたって不動産業者のサポートは基本的に受けられません。
貰い手との間でトラブルが起きても自分で解決しなければならないため、注意が必要です。
また、和歌山で古民家を譲り受けたいと考えている方しかサイトにアクセスしないため、古民家を手放すまでにかかる時間は前述の仲介よりも長引きやすい点は覚悟しなければなりません。
自治体に寄付する
不要な古民家は自治体に寄付する方法もあります。
たとえば和歌山県岩出市では、寄付を受け入れた空き家を解体し、その跡地を公共の目的で活用する「岩出市地域土地再生事業」を行っています。
建物の解体は市で行ってくれるので、あなたが余計な費用を負担する必要もありません。
ただし自治体にとって、空き家の寄付の受け入れは固定資産税や都市計画税の減収を意味します。
そのため、基本的には空き家の寄付は受け入れてはもらえないことがほとんどです。
なお、自治体への不動産の寄付の実態については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

相続土地国庫帰属制度を利用する
相続した古民家は、相続土地国庫帰属制度を利用して国に返すことが可能です。
相続土地国庫帰属制度とは、相続や遺贈によって土地を取得した方が一定の要件を満たしているときに国に返還できる制度を指します。
相続した和歌山にある古民家を自分では活用する予定がなく持て余しているのなら、相続土地国庫帰属制度の利用を検討するのは選択肢のひとつです。
ただし、国が引き取るのはあくまでも「土地」のみのため、建物部分は100万円以上の費用をかけて自分で解体しなければなりません。
また古民家を解体して更地にしても、以下の条件に該当する土地は国に引き取ってもらえない点にも注意が必要です。
- 担保権が設定されている土地
- 他人の利用が予定されている土地
- 特定の有害物質で汚染されている土地
- 境界があいまいな土地
- 一定の勾配・高さの崖がある土地
- 樹木など管理に邪魔なものがある土地
- 地下に古井戸などの埋設物がある土地
- 管理・処分に過分な費用がかかる土地
しかし、自治体に寄付できない、相続土地国庫帰属制度を利用できない古民家でも、専門の買取業者になら問題なく売却ができるので、ご安心ください。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、和歌山県の空き家・古民家を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
どのような状態の古民家でもそのままの状態で買い取らせていただきますので、まずは弊社の無料査定をご活用ください。
なお、相続土地国庫帰属制度については以下の記事で詳しく解説しています。

譲渡できない和歌山の古民家を放置する4つのリスク
和歌山の古民家の使い道がない、貰い手が見つからないからといって、放置すると以下のリスクに見舞われる恐れがあるため、注意が必要です。
これらのリスクから解放されたいなら、できる限り早く専門の買取業者に依頼することをおすすめします。
専門の買取業者に依頼すれば、短期間で不要な古民家を売却することが可能だからです。
専門の買取業者である弊社AlbaLink(アルバリンク)でも和歌山の古民家を積極的に買い取っておりますので、お気軽にご相談ください。
特定空き家に指定されて固定資産税が上がる
和歌山の古民家を放置するリスクのひとつは、自治体から特定空き家に指定されることです。
特定空き家とは、「倒壊の恐れがある」「管理が行われておらず近隣の景観を損ねる」「衛生上有害となる恐れがある」空き家を指します。
自治体から古民家が特定空き家に指定されると、それまで適用されていた「住宅用地の特例」の対象から外れるため、固定資産税が最大で6倍にまで膨れ上がりかねません。
居住用の家屋が建つ土地に課される固定資産税を最大で6分の1に軽減する制度。
古民家にかかる維持費が増えるのを防ぎたいのなら、修繕費や交通費をかけて定期的に管理を行うことが大切です。
なお、特定空き家については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

犯罪の温床になる
和歌山の古民家を放置し続けると、犯罪の温床になるリスクも考えられます。
誰も住んでおらず、管理の行き届いていない空き家は犯罪者の恰好のターゲットとなるからです。
たとえば和歌山県西牟婁郡白浜町で令和6年に発生した犯罪のうち、空き巣は全体の5.3%を占めています。
参照元:和歌山県警察|和歌山県の犯罪情勢(令和6年中確定値)
和歌山にある古民家が犯罪被害にあうのを避けるには、費用をかけて防犯対策を徹底することが欠かせません。
なお、空き家でできる防犯対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

近隣の方から損賠賠償を請求される
誰も住まなくなった空き家は老朽化のスピードが早く、台風などの自然災害時に倒壊するリスクが高まります。
もし所有している古民家が倒壊して近隣の方に被害を与えた場合、所有者であるあなたが責任を負わなければならない点に注意が必要です。
一般社団法人日本住宅総合センターの試算によると、空き家の倒壊で隣家が全壊して家族3人が亡くなってしまったケースにおける損害賠償額は2億円以上にのぼるということです。
近隣の方から損害賠償を請求されるリスクを回避したいなら、適切に管理し続けるか、もしくは売却してできる限り早く手放すことをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は専門の買取業者であり、倒壊の恐れがある古民家でも高額買取しております。
修繕費用を負担したくない、隣人から損害賠償を請求されたくないとお考えなら、お気軽に弊社までご相談ください。
なお、空き家が倒壊したときの責任の所在や倒壊を防ぐための対策については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

子や孫に負の遺産を相続させることになる
不要な古民家をあなたの代で処分しないと、子や孫に相続させることになる点もリスクのひとつです。
子どもや孫が古民家を相続したくないと考えたときには、相続放棄を選択することが可能です。
ただし民法の改正により、相続放棄をしても完全には古民家の管理責任からは解放されないことになりました。
具体的には「現に占有している者」、つまり事実上管理をしている方は相続放棄をしても引き続き管理責任を負わなければならないのです。
もし所有者として適正な管理を怠っていて古民家が倒壊し、近隣の方に被害を与えたら損害賠償を請求される恐れがあります。
次世代に古民家という負の遺産を相続させたくなければ、あなたの代で処分を検討したほうがよいでしょう。
なお、以下の記事では田舎の土地が「地獄」といわれる理由について解説しています。
併せて参考にしてください。

和歌山の古民家差し上げます|無償譲渡時の注意点2つ
和歌山の古民家を無償譲渡するときには、以下2つの注意点を押さえておきましょう。
現金化可能な古民家を無料で手放す恐れがある
前述のように、和歌山では古民家を活用する動きが活発であり、有償で売却できる可能性があります。
売却できる古民家を無料で手放すのはもったいないといわざるを得ません。
そのため、和歌山にある古民家を手放したいと考えたら、まずは「価値のある和歌山の古民家を売却する3つの方法」で解説した、いずれかの方法で売却できないか検討するとよいでしょう。
無償譲渡でも貰い手側に費用負担が発生する
無償譲渡でも、貰い手側に以下の費用負担が発生することも注意点のひとつです。
- 贈与税
- 所有権移転登記費用
- 売買契約書に課される印紙税
- 譲渡手続きにおける各種書類作成費用
また、無償譲渡を受けたあとには固定資産税や火災保険料、維持管理費などの費用が必要となり、トータルで100万円以上の費用がかかるケースは珍しくありません。
無償譲渡でも費用がかかることを事前に貰い手へ伝えておかないとトラブルの原因となりかねないため、注意しましょう。
まとめ
古民家を活用する動きのある和歌山では、「古民家差し上げます」を実現することは十分可能です。
しかし、売却できる可能性のある古民家を無償で譲渡してしまうのは非常にもったいないことです。
そのため、和歌山にある古民家を自分で活用する予定がないのなら、まずは売却を検討することをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、和歌山市や白浜町にある空き家をはじめ、和歌山県にある空き家・古民家を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
過去には、一般の買い手が見つかりにくい訳あり物件専門の買取業者として、フジテレビの「newsイット!」にも紹介されました。
和歌山にある古民家を少しでも高く売却したいとお考えの方は、まずは弊社の無料査定をご活用ください。
なお、無料査定を依頼しても無理な営業を行うことはありませんので、安心してご利用いただければ幸いです。