河田憲二

河田憲二プロフィール

経歴

  • 1987年生まれ 大阪出身(生後2カ月から東京で育つ)
  • 2008年 国士舘大学政経学部卒業
  • 2012年 学生時代から自身で運営していたメディアを法人化
  • 2015年 不動産賃貸業を展開
  • 2019年 メディア事業を売却し、現在の不動産買取・再販事業を開業

好きな言葉

「吾唯足知」 「義利合一」

河田憲二インタビュー

不動産の買取再販事業を立ち上げるまでの経歴を簡単に教えてください

大学卒業後は企業には就職せず、債務整理などの内容を取り扱う法律メディアを自身で運営し、生計を立てていました。

その後、結婚して子供ができたことをキッカケに稼ぐことにさらに情熱を注ぐようになり、メディアの運営で得た資金を元手に不動産を購入して、大家業をはじめました。

法律メディアの運営と不動産の大家業、二足の草鞋を履く中で見えてきたのが、空き家や訳あり物件など流動性の低い不動産の存在です。

何らかの事情で売ることも住むことも難しくなってしまった、数多の訳アリ不動産… 固定資産税の負担や、物件を子供に相続してしまう不安に頭を抱える所有者さんの存在…

このような現実を目の当たりにし、自分に何かできることはないかと考えて始めたのが、現在の不動産買取・再販事業です。

お客様の不動産を買い取る際に大切にしていることは何ですか?

当たり前ではありますが、物件の今までの背景や歴史を尊重することです。

例えば、今は田舎で放置され老朽化してしまった空き家であっても、かつては売主様が幼少時代や学生時代を過ごした大切なご実家です。

もう少し遡れば、売主様の親御さんや先代の方が、ご家族のために一念発起して購入した大切なマイホームです。

このような物件の背景を尊重したうえで物件を査定・買取したいと常々考えています。

また、訳アリ物件のご相談をお受けする際に頻繁に感じるのが「もったいない」ということです。

「このまま放置しておけばどんどん価値が下がってしまう…」 「この問題を解決すればもっと価値が高い物件になるのに…もったいない!」

幸い、自社は物件が抱える「もったいない」を解決する知見やノウハウを豊富に持ち合わせているので、それを活かして売主様が抱える問題を一緒に解決できればと思います。

現在は私自身が現場に出て物件を買い取る機会は少なくなってしまいましたが、社員にも「物件の背景を尊重する」「売主様に寄り添って問題を解決する」という考え方を、常に伝え続けています。

これまでに買い取った中で強く印象に残っているのはどんな物件ですか

これまで多くの訳あり物件を買い取らせていただきましたが、特に印象に残っているのは孤独死が起きた物件でしょうか。

都内某市内にある戸建て住宅で、所有者である70代のお母様が孤独死。ご遺体の発見まで1週間以上経過してしまっていたため、そのままの状態では売ることも住むことも困難な状態でした。

売主である息子様は「どの不動産業者にも買取を断られてしまった」と途方に暮れていました。 自分はそんな売主様とお会いして、「せっかく弊社に相談していただいたのだから、少しでもお力になりたい」と強く思ったのを覚えています。

そのような意味で、とても印象に残っている物件です。 結果として、何社も断られてしまったというその物件は、弊社が50万円で買い取らせていただきました。

なお、買取後は十分な特殊清掃や設備の取替えを行った後、不動産投資家に再販し、賃貸物件として活用させていただいています。

物件の売却を検討している方、今後物件を売却するかもしれない方へメッセージをお願いします

「かつては家族の憩いの場だった家が、誰にも住まれなくなり、静かに劣化していく」 「希望を持って購入した不動産が、固定資産税や相続など所有者の不安の根源となり、負の遺産と化していく」 個人的に、このような事態は非常に悲しいこと、もったいないことだと思います。

放っておいたらマイナスの側面しかない不動産も、手放せばまた新たな人に住んでもらえますし、売主様も税金や相続の不安から解放されます。

もちろん、売主様は売却代金も手に入ります。

それなのに放っておくのは、なんてもったいないんだろう… しかし、そこには物件を手放したくても手放せない売主様の事情や葛藤があると、私自身、数々の不動産買取の現場を見て痛感してきました。

弊社は、上記でご紹介した物件以外にも、他社で買取を断られてしまった物件を買い取った実績が多数ございます。

事故物件と呼ばれてしまうような不動産や共有持分など「売れないかも…」という不安を抱えている方も、まずは弊社の担当者にご相談ください。

他の不動産業者が買い取れなくても、弊社なら買取可能ということも大いにあり得ます。 どんな物件もお気軽に、まずはご相談からしていただければと思います。 我々が売主様の肩の荷を降ろすお手伝いができれば幸いです。

SNS

メディア掲載/協定

登壇/インタビュー

監修記事

サイト

https://albalink.co.jp/

河田憲二の記事一覧

空き家

空き家を売却する6つの注意点!売却費用や税金についても解説!

あなたの空き家に適した売却方法と方法別の注意点をわかりやすく解説。空き家を売却する人が絶対に知っておくべき節税対策も余すところなくまとめました。空き家を放置している、維持管理費用をこれ以上支払いたくない方はぜひ参考にしてください。
事故物件

1番賢い心理的瑕疵物件の売却方法|おすすめ買取業者と注意点も教えます

事故物件を売却する時の告知義務と価格相場 不動産取引で営業する不動産会社(宅地建物取引業者)には、買主の判断に重要な影響を与える事項を、隠さず正しく伝える告知義務があり、人の死の告知にはガイドラインもあります。 参照元:宅地建物取引業者...
事故物件

事故物件の家賃はなぜ安い?告知義務の有無や家賃を上げる方法も解説!

事故物件の家賃相場は、通常の物件の70~80%ほどとなるケースが一般的です。本記事では、事故物件の家賃相場が通常よりも20~30%ほど安い3つの理由・事故物件の家賃を上げる2つの方法・安い事故物件の見つけ方【借りたい人向け】・事故物件に住むのを「やめた方がいい」人の特徴3選について解説します。
事故物件

孤独死の家賃減額と大家が取るべき対処法・対策とは?

賃貸経営をしている大家の方へ向けて、孤独死が起きたときの対処法と家賃減額の必要性、孤独死が起こる前にできる対策を解説します。この記事を読むと、賃貸物件で孤独死が起きても落ち着いて対処できるようになります。
事故物件

事故物件は売却可能?告知義務や売却相場、売却のコツを解説!

事故物件が売れないのは売却方法を間違えているからです。事故物件の条件から適切な売却方法を選び、少しでも高く早く売却しましょう。この記事では事故物件の売却方法から告知義務や違反した場合どうなるか。高く売るコツなどをお伝えします。
空き家

売れない空き家は工事しても売れない!?確実に売却する方法教えます

売れない空き家を売却するには、解体、もしくはリフォーム工事をするしかないと思っていませんか?専門の不動産買取業者であれば、どんなに条件が悪い空き家もそのままの状態で買取可能です。記事内では、買取業者が売れない空き家を買い取れる秘密などを、わかりやすく解説しています。
事故物件

事故物件の相場は半額?高く売る秘訣と告知義務も紹介

事故物件は通常の不動産よりも、売却相場は10%〜50%・家賃相場は20%〜30%程度下がるのが一般的です。本記事では、事故物件の売却価格は相場よりも10~50%安い・事故物件の売却時に売主は告知義務を負う・事故物件を少しでも高く売る方法について解説します。
事故物件

事故物件の定義と告知義務を死因・死亡別に解説!売却方法も紹介!

事故物件とは主に心理的瑕疵のある不動産 事故物件とは具体的にどういう物件を言うのか?と聞かれても、分からないという人がほとんどなのではないでしょうか。 一般に、本来の機能や性能が備わっておらず、欠陥・不具合があることを瑕疵(かし)と...
事故物件

孤独死のあった家やマンションは事故物件!?告知義務や基準を徹底解説!

孤独死が起きた家が事故物件に該当する基準や告知義務の概要、売却方法について解説します。この記事を読むと、孤独死が発生した家でもトラブルなく、かつスピーディーに売却できるようになります。
空き家

空き家も火災保険への加入は必要!未加入のリスクやおススメの保険会社を紹介

空き家でも火災保険は必要か?加入すべき3つの理由 空き家でも火災保険に加入すべき理由は主に以下の3つです。 空き家は放火被害に遭いやすいから 近隣への損害賠償も火災保険の特約で対応できるから 自然災害等の被害を補償し...
タイトルとURLをコピーしました