傾いた家に住んでる人の感想|人に及ぼす影響
傾いた住宅に住むことで、人の健康や精神面に大きな影響を与えることがわかっています。
実際に住んでいる人からは、「めまいがする」「ストレスを感じる」「部屋に違和感がある」といった声が多く聞かれます。
傾斜した床の上で生活していると、体が無意識にバランスを取ろうとするため、長時間過ごすほど疲労感が蓄積されるのです。
参照元:★テキスト★NHK首都圏ナビ
実際に、能登半島地震の影響で傾いた自宅に住み続けていた方からは「不眠に悩まされ、夜中に家の片付けをする生活を送っている。スーパーでの買い物中にめまいで倒れ、病院で平衡感覚の異常と診断され、現在は薬を服用する日々を送っている」といったリアルな声もあります。
家が傾いている環境は、賃貸物件でも一戸建てでも発生する可能性があり、とくに小さな子どもや高齢者にとっては転倒リスクも高まるでしょう。
こうした影響を軽減するためには、まず住宅の傾き具合を検査し、必要に応じて専門家に調査を依頼することが大切です。
傾いた家に住んでる人の感想|建物に及ぼす影響
傾いた建物は、住人だけでなく建物自体にも以下のような重大な影響を及ぼします。
- 床がきしみ
- 耐震性の低下
- ドアや窓の開閉不良
- 壁や天井のひび割れ
- 配管の破損
こうした症状が出ている住宅では、表面の修正だけでは根本的な解決にはなりません。
建物の傾きが進行すると修正にかかる費用も大きくなり、最悪の場合、建物の倒壊につながる危険性も孕んでいます。
参照元:中京テレビNEWS|【液状化】家が傾き住めず…「ローンの支払いが…」震源から100kmの住宅街 対策の方法は?
また、マンションのような集合住宅では、特定の部屋だけが沈下することで建物全体に影響を及ぼすことがあります。
構造的な問題が疑われる場合は、早急に建築専門家や不動産業者に相談し、調査と適切な工事を検討しましょう。
見逃してはいけない建物のSOSに耳を傾け、安心な住環境を維持する努力が必要です。
もし、今お住まいの家が傾き、健康への不安を感じているなら、弊社、株式会社Albalink(アルバリンク)にご相談ください。
弊社は、空き家や問題物件などの専門買取業者です。
どこにある傾いた家でも、持ち主の方の負担なく適正価格でのお買取りをお約束いたします。
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家が傾く5つの理由
家が傾くおもな理由は、5つあります。
そもそも欠陥住宅だった
家が傾いてしまう原因として、「そもそも欠陥住宅だった」というケースは少なくありません。
設計ミスや基礎工事の不備などがあると、新築でも数年以内に傾きが発生する可能性があります。
とくに、コストを重視しすぎて設計や施工が甘かった住宅では、早期に構造的な問題が発生するリスクが高いです。
欠陥住宅は、外から見ただけでは分かりにくいため、購入時には不動産会社任せにせず、自分でも構造や基礎部分の調査を行うことが重要です。
また、インターネット上のレビューやYahoo!知恵袋、ブログなどで物件に関する評判を確認することも一つの手です。
欠陥の可能性がある場合には、第三者の専門家による検査を依頼し、必要な修正を加えることで被害を最小限に抑えましょう。
家が老朽化している
築年数の経過した木造住宅では、柱や梁が湿気や虫害によって傷み、建物全体のバランスが崩れてくることがあります。
たとえば、「最近、扉の開け閉めがしづらい」「床がきしむようになった」と感じたら、それは建物の傾きの前兆かもしれません。
老朽化の兆候を放置すると、沈下や傾斜が進行し、大規模な修繕工事が必要になるリスクが高まります。
建物の老朽化を防ぐには、定期的な点検とリフォームが不可欠です。
費用がかかると感じるかもしれませんが、住まいの安全性を維持するためには、早めの対応が結果的にコストを抑えることにもつながります。
地盤沈下を起こしている
軟弱な地盤や埋め立て地などでは、建物の重みによって地盤が不均一に沈下し、家全体が傾いてしまうことがあります。
地盤の問題は、建物の設計や構造に問題がなくても発生するため、根本的な対策としては「地盤改良工事」が必要です。
とくに、新築時やリフォーム時には地盤調査をし、必要に応じて地盤補強が重要です。
一戸建てでもマンションでも、地盤が原因であれば住民全体に影響が及ぶため、早期の対応と住民間での情報共有がカギとなります。
傾きが見られる場合は、放置せず専門家に相談しましょう。
地震による液状化現象が起こっている
日本は地震大国であり、その影響で住宅の傾きが発生することも少なくありません。
液状化現象による沈下は、見た目には分かりづらいにもかかわらず、建物の基礎に致命的なダメージを与えます。
液状化とは、地震の揺れによって地下の水を含んだ土壌が一時的に液体のようになる現象です。
地盤が沈みやすくなるため、建物が傾く原因となります。
実際に、東日本大震災や阪神淡路大震災の後には、液状化による住宅被害が数多く報告されています。
液状化現象によるリスクを減らすには、土地購入前の地盤調査と、必要に応じた地盤改良が効果的です。
なお、地盤改良など造成工事の費用について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

白アリ被害にあっている
白アリ(シロアリ)被害は、住宅の傾きの原因として見逃されがちですが、非常に深刻です。
白アリが建物の木材を内部から食い荒らし、柱や土台が空洞化することで、家が不均一に沈下・傾斜してしまいます。
湿気の多い土地や通気性の悪い構造では白アリの発生率が高くなり、被害に気づいたときにはすでに建物全体に影響が及んでいることも。
予防のためには、定期的な防蟻処理と調査が欠かせません。
なお、白アリ被害や被害にあった家の売却方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

品確法が示す家の傾きの許容範囲
品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)は、質の高い住宅の供給と消費者保護を目的とした法律です。
しかし、建物の傾きの具体的な許容範囲を直接規定していません。
家の傾きの基準は、国土交通省の「住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準」が、傾きの程度を示す目安となります。
たとえば、水平方向に2.5メートル進んだときに、垂直方向に1cm高くなる(または低くなる)傾きは、4/1000(1/250)なので、瑕疵のある可能性が一定程度あるといえます。
住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準を超える傾きは、健康への影響はもちろん、建物の構造的安全性にも深刻な問題を引き起こす可能性があります。
傾きの程度を正確に把握するためには、水平器を使った簡易検査のほか、専門家による精密な調査が必要です。
基準を上回る傾斜が確認された場合は、建設会社や不動産会社に連絡し、修正や補償について正式な対応を求めましょう。
傾いた家に住んでる人ができる対処法3選
傾いた住宅にそのまま住み続けるのは健康や建物に悪影響を及ぼすため、早めの対処が不可欠です。
ここでは、3つの現実的な対策を紹介します。
地盤沈下が原因なら地盤改良工事を行う
もし傾きの原因が地盤沈下である場合は、「地盤改良工事」が最も効果的な方法です。
建物自体に問題がなくても、土地が不安定であれば沈下は継続し、生活に支障をきたすリスクが高まります。
地盤改良工事のおもな方法は以下の3つです。
- 表層改良
- 柱状改良
- 鋼管杭
ただし、規模や工法によって費用が数百万円以上になることもあり、経済的な負担が大きくなります。
また、工事期間中は仮住まいが必要になる場合もあります。
もし、数百万円もの費用の捻出が難しいなら、傾いた家を売却するのも選択肢の一つです。
売却すれば、まとまった現金が手に入るので、費用の負担を最小限にして新たに安全の保障された住まいに移れるでしょう。
傾いた家の最適な売却方法に関しては、後ほど詳しく解説いたします。
構造が問題ならリフォーム工事を行う
建物の傾きが基礎や構造そのものに起因している場合、リフォームによる修正が有効です。
たとえば、基礎部分にひびが入っていたり、柱が腐食している場合は、構造的補強や土台の入れ替えといった大規模な工事が必要になります。
リフォーム工事では、傾斜の修正とあわせて住まい全体の耐震性を高められます。
また、間取り変更が可能な場合もあるでしょう。
ただし、大規模な工事になるほど、地盤改良工事と同じく高額の費用がかかります。
工期が長期間に渡れば、仮住まいの用意も必要です。
繰り返しのお伝えになりますが、傾いた家に住み続けるための費用を用意できない場合は、家を売却することも視野に入れて検討しましょう。
手間や負担を最小限にして家を手放す方法を以下で解説いたします。
専門の買取業者にそのままの状態で売却する
工事費用や生活の負担が大きいと感じる場合は、「傾いた家」をそのままの状態で専門の不動産買取業者に売却する方法もあります。
傾いた家は、一般的な不動産仲介ではなかなか買い手が見つからないのが現状です。
しかし、近年では構造に問題がある住宅でも買取可能な業者が増えており、再販やリノベーションを前提とした取引が行われています。
専門の不動産買取業者に売却するメリットは、地盤改良工事や修正工事の費用や手間をかけずに手放せる点です。
また、まとまった現金が手に入るので、住み替えの際には資金計画が立てやすくなるという利点も。
手間とコストを最小限に抑えたい場合には、売却という選択肢も前向きに検討してみましょう。
まとめ
家の傾きは日常生活にストレスをもたらすだけでなく、建物自体の安全性にも深刻な問題を引き起こします。
傾いた家への対処法としては、原因に応じた地盤改良工事やリフォーム工事が考えられますが、費用や手間がかかるのが大きなデメリットです。
いっぽう、専門の買取業者への売却は、現状のまま売却可能なだけではなく、早期現金化や手間軽減などのメリットがあるため、費用負担がツライ方や早急な住み替えを希望する方にとっては有効な手段となります。
傾いた家に住んでいて不安を感じているのであれば、ぜひ弊社、株式会社Albalink(アルバリンク)へご相談ください。
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