買ったばかりの家を売る理由5選
買ったばかりの家を売るときには、さまざまな理由があります。
一般的に家は「新生活を始めるとき」「住環境を整えたい」「家族が住める広い家が欲しい」など、さまざまな動機により家が欲しいときに購入します。
よって、急転直下で買ったばかりの家を売るのは、相当な理由があるはずです。
本章では、買ったばかりの家を売ることになった人の理由についてご紹介していきましょう。
- 離婚することになった
- 転勤することになった
- 家の使い勝手が悪くなった
- 住宅ローンが返済できなくなった
- 近隣トラブルが発生した
- 事故物件となった
離婚することになった
離婚が原因で買ったばかりの家を売ることがあります。
「離婚した相手と買った家に住みたくない」「買った家に住む理由がない」「買った家は広すぎて一人では住めない」などが考えられる主な理由です。
また、昨今では夫婦共有名義のペアローンで家を購入するケースが増加しています。
一つの不動産に対して夫婦それぞれが契約者としてローンを組む方法。
夫婦それぞれの収入に応じてローンを組めるので借入額を増やせることや住宅ローン控除もそれぞれで受けられるメリットがある
株式会社不動産経済研究所によると首都圏のマンションの平均価格は6,970万円、特に東京23区内は9,041万円と高値での推移が続いています。
このような不動産高騰が続くなかで会社員が不動産を購入する方法としては、夫婦でペアローンを組み資金体力を上げることが一般的です。
しかし、離婚で片方のみ住むことになってもローンの一本化は難しく、さらに共有名義とペアローンの状態を放置すると滞納及び競売となる危険性があります。
つまり、離婚したのであれば新居は必要なくローンの支払い自体も難しくなる結果、買ったばかりの家でも売却する原因となります。
参照元:不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向2023年12月」
転勤することになった
転勤となったことを理由に買ったばかりの家を売ることがあります。
転勤は会社員の宿命と言えます。
家の引渡しまでに急な転勤が決まったときに、止む無く売却するケースがあります。
家を完成前に購入すると、契約後から引渡しまでに時間が空きます。
特に、新築マンションでは契約後から引き渡しまで1年以上待つことも珍しくありません。
つまり、引渡しを待つその間に転勤の辞令を受けてしまうということです。
このように、思いもよらない転勤で買ったばかりの家を手放すことがあります。
家の使い勝手が悪くなった
家の使い勝手が悪くなったことを理由に買ったばかりの家を売ることがあります。
家を購入したときには気に入っていたものの、実際に住んでみたら想像以上に使い勝手が悪くて住みにくい、自らの理想の家とは程遠く合っていなかったという理由です。
例えば、使い勝手が悪くなった事例としては下記が考えられます。
- リビングに吹き抜けがあるなど天井が高い家を購入したものの、冬は暖房の効きが悪く光熱費が高くなってしまった
- 3階建ての家を買ったが、階段が急で上るのが大変だった
- 実際に住んでみたら圧倒的に収納が足りなかった
- キッチンが思った以上に狭く、料理がしにくかった
このように家に不満を持ち続けて生活すると、大きなストレスとなります。
そのため、買ったばかりの家でも使い勝手が悪いと思ったら売ってしまうケースがあります。
住宅ローンが返済できなくなった
住宅ローンの返済ができなくなったことを理由に、買ったばかりの家を売ることがあります。
購入時は返済可能と思いローンを組んでも、その後給与カットやボーナスの削減、退職や転職等で収入が下がるとローン返済が困難に陥ります。
また、病気やケガ、不慮の事件や事故遭い就業不能状態となり止む無く仕事を辞めることもあるでしょう。
このような状態になると、ローン返済どころか病気やけがの治療、生活費の捻出を優先されるため家の所有を諦めるケースがあります。
つまり、病気などが原因で仕事を辞めるなどの事情により住宅ローンの返済が難しくなれば、買ったばかりの家でも売却することはあります。
近隣トラブルが発生した
近隣トラブルが起きたことを理由に、買ったばかりの家を売ることがあります。
家を持つということは、近隣住民との関係性も重要となります。
しかし、近隣住民の家からの騒音や異臭、日常的な言葉による嫌がらせがあるなど近隣トラブルに巻き込まれれば、快適な住環境を維持することは困難です。
近隣トラブルを要因に、我慢して住むより売却して引っ越しするということは十分に考えられます。
つまり、近隣トラブルに巻き込まれれば買ったばかりの家を売ることがあります。
事故物件となった
事故物件になったことを理由に、買ったばかりの家を売ることがあります。
なぜなら、事故物件は心理的瑕疵が強く、居住し続けること自体に多大なストレスを受けるからです。
建物内及び敷地内にて自殺や孤独死などが起きた物件を一般的に指します
事故物件の売却には告知義務があり、過去にどのような事柄が起きた物件であるのかを買主に通知しなければなりません。
事故物件は告知義務と心理的瑕疵が買主にとって負担となるので需要は少なく、資産価値急落の原因となります。
さらに、築年数が経過するほど売りづらくなります。
また、家の所有者も過大なストレスを感じながら生活することになるため、事故物件になったら買ったばかりでも売るケースがあります。
弊社アルバリンクは、事故物件などの訳あり物件を専門に扱う買取業者です。
買ったばかりとはいえ、事故物件となって売れにくくなってしまった家でも問題なく買取可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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買ったばかりの家は新築時より大幅に売却価格が落ちる
買ったばかりの家を売却すると、新築時より大幅に価格が落ちてしまうことが一般的です。
なぜなら、新築住宅の価格は「建物価格と土地価格」以外に「売主の利益や販売促進費」などが含まれているからになります。
他にも新築であることの付加価値もあるでしょう。
このように、新築は一般的な流通相場よりも余計な価格が上乗せされているため、一度中古となると急激に価格が落ちてしまいます。
一方、下記グラフは木造一戸建てと中古マンションの資産価値を表したグラフです。
下記表を見るとマンションより木造一戸建てのほうが資産価値減少のスピードが速いことがわかります。
引用元:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の状況」
これは、構造体による建物の耐用年数が大きく関係しています。
税法上の耐用年数は、木造一戸建てで22年、鉄筋コンクリートのマンションは47年です。
耐用年数が短い一戸建ては、マンションに比べると下落率が高く築10年経過で約50%の評価減となります。つまり、買ったばかりの家が新築時より大幅に売却価格が落ちる原因は下記と言えます。
- 新築住宅は販売価格に売り手の利益や販売促進費、付加価値が含まれているから
- 築年数経過すると法的な資産価値下落が起きているから
上記の原因により、新築時より大幅に価格が下がってしまいます。
なお、昨今東京都内など大都市圏を中心に不動産価格の高騰が続いていますが、新築時より中古で売却したときの価格が高いケースがよく見受けられます。
これは建物価値は落ちているものの、その分土地価格の上昇が起きていたり、不動産が所在する地域の付加価値の上昇や市場の需要増加による単純な値上がりが要因となっています。
買ったばかりの家でもできる限り高く売る8つの方法
前章で、買ったばかりの家を売る理由が理解できました。
そうなれば、次は買ったばかりの家をできる限り高く売る方法が気になります。
本章では、買ったばかりの家をできる限り高く売る方法及びコツについてご紹介します。
- 築年数が浅いうちに早く売る
- 地域で再開発が進んでいるタイミングで売る
- 売り手市場のタイミングで売る
- 複数の不動産業者に査定を依頼する
- 実績がある優良業者を選ぶ
- 売却価格を高めに設定して売り出す
- 外観や室内をキレイにしておく
- 住み替えローンを検討する
築年数が浅いうちに早く売る
築年数が浅いうちに早いタイミングで売ると、買ったばかりの家を高く売れます。
中古市場で最も高値売却できるのは、一般的に築浅物件です。
築浅物件が高く売れるのは、新築に近い状態で内装や設備が新しいことやリフォームする手間がなく入居できるからになります。
また、建物自体も新しいため耐用年数が長いことや築浅物件であればデザイン性が良く、耐震性や耐久性、気密性が高い住宅であるからです。
前章で紹介した「国土交通省の中古住宅流通、リフォーム市場の状況」のグラフによると、木造一戸建て住宅は築20年経過まで急激に資産価値が下落します。
つまり、家をできるだけ高く売るなら、一刻も早く売ることが重要です。
地域で再開発が進んでいるタイミングで売る
地域で再開発が進んでいるタイミングで売ると、買ったばかりの家を高く売れます。
再開発では新たな商業施設の建設や地域の道路網の整備、鉄道の高架化や地下化などが行われるため、これまでよりも魅力的な街に生まれ変わります。
これにより、新たな住民の流入が活発になり不動産需要が高まる傾向があるため、高く売れるケースが多くなっています。
実際、東京都内で再開発が進行中の池袋駅東口や西口、高輪ゲートウェイ駅周辺、渋谷駅周辺では不動産価格の高騰が続いています。
また、都心ではなくても今後上板橋駅や平井駅、京成立石駅周辺でも大規模な再開発が進行中であるため、今後このような地域でも不動産価格の高騰が予想されています。
つまり、家が所在する地域で再開発が進行していれば、高く売れる絶好のタイミングと言えます。
売り手市場のタイミングで売る
売り手市場のタイミングだと、買ったばかりの家を高く売れます。
なぜなら、売り手市場のタイミングであれば、買い手が多く取引が活発になりやすいことや買い手間で競合しやすいからです。
市場の原理で買い手が多ければ、物の値段は高くなりやすく高値且つ早く売れる可能性も高まります。
なお、売り手市場とは買い手が多い時期及び不動産取引が多い時期となり、一般的には3月~4月頃の春先、若しくは9月~10月頃の秋口を指します。
特に春先は、新しい職場や転勤先で新生活を始める人、年度初めに新たな拠点を構えたいなど不動産購入のきっかけとする人が多い時期です。
つまり、このような買い手が多い時期に家の売却を進めることで、高く売れます。
複数の不動産業者に査定を依頼する
複数の不動産業者に査定を依頼することで、買ったばかりの家を高く売れます。
複数社で査定を出すことで、家が売れる相場を把握でき、さらに高値チャレンジできそうな金額の目安を付けられるからです。
不動産の査定では、一般的に取引事例比較法を用いてベースとなる査定額を算出します。
不動産の査定をするときに、周辺の過去の売却事例と比較して査定額を算出する方法。
一般的に机上査定で用いられるケースが多い
その査定額に対して、立地や最近の流通事例、相場の動向や実際の市場動向・不動産需要などを加味して補正した金額が最終的な査定額として提示されます。
この査定額については、不動産会社の独自見解も含まれるため、一般的に査定額には若干の誤差があることが多いです。
よって、3社程度に査定を出し、似たような見解であればその金額が市場で今売れる金額と認識でき、安売り防止にもつながります。
また、相場の範囲のなかで家を最も高く売ってくれる業者がわかることもメリットと言えるでしょう。
なお、不動産会社のなかには売り物件を取得することを目的に、故意に法外な査定額を付ける悪徳な業者も存在します。
高い査定額は顧客の心を鷲掴みにしやすいのですが、高い金額をつけたところで売れなければその行為は何も意味を成しません。
高い金額で売りたいという思いのみに固執することなく、売れる相場観を掴んだなかで最も高く売ってくれそうな不動産業者に依頼することで高く売れます。
弊社アルバリンクでは、買ったばかりの家でも高値買取できます。
離婚した、ローン返済が困難、事故物件になったなどさまざまな事情で家を売りたい人はまずはアルバリンクへご相談ください。
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実績がある優良業者を選ぶ
実績がある優良な業者を選ぶことで、買ったばかりの家を高く売れます。
なぜなら、不動産売却はその取引を仲介する不動産会社の実績や経験の違いで結果が大きく異なるケースがあるからです。
例えば、ある路線で乗降数が多い急行停車駅の徒歩5分圏に立地するマンションを相場並みの適正価格で売り出しを行えば、直ぐに売買できるでしょう。
しかし、ここで周辺での売買実績及び経験値が多い不動産仲介会社であれば、高値チャレンジができます。
実績がある優良な事業者であれば、相場を逸脱する法外な価格ではなく、売却する不動産の市場的価値や需要、相場感を鑑みて最も高く売れる価格を提示できます。
買ったばかりの家が立地する周辺で売買実績が豊富な優良事業者を選ぶことは、高く売れるコツと言えます。
売却価格を高めに設定して売り出す
売却価格を高めに設定して売り出すことで、買ったばかりの家を高く売れます。
買ったばかりの家は築浅物件となるため、中古市場では人気の高い物件となるためです。
つまり、人気があるので買い手が集中しやすく、売却価格を高めに設定しても売れます。
なお、売却価格を高めにするには、前章でご紹介したとおりに実績がある優良な事業者に依頼するのがおすすめです。
外観や室内をキレイにしておく
外観や室内をキレイにしておくと、買ったばかりの家を高く売れます。
中古不動産は、外観や室内などがキレイな状態だと買い手に好まれるからです。
中古不動産を売却する場合、買い手は基本的に現物を見て購入可否を判断します。
このとき最も重要視するポイントは、室内などのキレイさです。
リビングやダイニングが日用品などの物で溢れていないことやキッチンなどの水回りにカビや水垢などの汚れがないこと、バルコニーに土埃やゴミが落ちていないことになります。
このような外観や室内などがキレイな不動産は、買い手に好印象を与えられるため、買ったばかりの家を高く売ることができます。
よって、売却活動時に内見を行う前には必ず室内の掃除や日用品の整理整頓、室内の電気は全て点灯しておくなど、買い手に好印象を与えられるようにしましょう。
住み替えローンを検討する
住み替えローンを利用すると、買ったばかりの家を高く売れます。
住み替えローンを使えれば新たな住宅のローンと一本化できるため、売却を急ぐ必要がないためです。
既存の住宅ローンと新たな住宅のローンを一本化して借りられるローン
住み替えを進めるには、既存の住宅ローンを完済して抵当権を抹消しなければなりません。
しかし、先行で売却した資金でローン完済ができなければ、そもそも住み替えができなくなります。
そこで住み替えローンの利用で、売却で精算しきれないローン残債分を借り入れしたローンで完済して抵当権が抹消できます。
住み替えローンを利用するメリットは、以下のとおりになります。
- 残債があっても新居を購入できることや住み替えに掛かる費用を抑えられる
- 二重でローンを組む必要がない
一方でデメリットは、こちらです。
-
- 一時的に高額なローンを組むことや審査が厳しい
- 売却の決済日と購入の決済日を同日にする難しさがある
住み替えローンは利用のハードルが高いという一方で、利用ができればメリットは大きいので、買ったばかりの家を住み替え目的で高く売るならおすすめの方法と言えます。
買ったばかりの家を高く売るなら、弊社アルバリンクの買取をご利用ください。
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買ったばかりの家を売る際にかかる3つの税金
買ったばかりの家を売ると各種税金が掛かります。
特に売却益が出た場合には、譲渡所得税に注意が必要です。
税金は不動産売却には欠かせない要素となるので、しっかりと理解しておきましょう。
- 印紙税
- 登記費用
- 譲渡取得税
印紙税
印紙税とは、経済的利益がある取引を明確にする文書(売買契約書や領収書等)作成時に負担する税金です。
印紙税という税金は、その経済的メリットを享受することに対して税金を負担するという趣旨で作られた文書課税となります。
家を売るときは新築中古問わず、売り手と買い手が売買に合意をすると売買契約書が作成されます。
その売買契約書には、記載の金額に応じた印紙を添付し消印をすることで印紙税の納税が完了します。
なお、印紙税の税額は令和6年3月31日まで軽減措置が適用されています。
記載金額 | 印紙税 |
---|---|
1,000万円超5,000万円以下 | 10,000円 |
5,000万円超1億円以下 | 30,000円 |
1億円超5億円以下 | 60,000円 |
参照元:国税庁「不動産の譲渡、建設工事の請負に関する契約書に係る印紙税の軽減措置」
登記費用
登記費用とは、所有権移転登記や抵当権の設定若しくは抹消登記を行うときに負担するものです。
このような登記を行うときに掛かる税金を登録免許税と言います。
登録免許税は、登記の申請時に納付します。
不動産を売却したことで生じる所有権の移動を登記すること。
売り手から買い手に不動産が引き渡されると即日登記手続きを行うことが一般的です。
登記を行うことで公に所有権を主張でき、第三者に対抗できます
不動産に付いている抵当権を抹消する手続きのこと。
抵当権はローンを完済で自動的に消えるわけではありません
なお、家を売るときの所有権移転登記の費用は、買い手側負担となるのが一般的です。
そのため、売り手側が負担するのは抵当権抹消登記の費用のみとなります。
抵当権抹消登記の登録免許税は、不動産1個につき1,000円です。
その他、司法書士に登記の代行を依頼した場合は、司法書士報酬(相場は15,000円前後)が掛かります。
譲渡所得税
譲渡所得税とは、家を売ったときに購入した価格より高い価格で売れたとき、その売却益にかかる税金です。
譲渡所得税は、不動産を所有した期間で税率が変わることが特徴となります。
なお、譲渡所得税算出のベースとなる譲渡所得は、下記式で算出できます。
土地や建物の譲渡代金と固定資産税・都市計画税の清算金を足したもの
不動産の取得に要した金額のこと。計算方法は以下のどちらかを採用できる
実額法‥土地建物の購入代金と取得に要した費用を合計した金額から、建物の減価償却費を差し引いた金額
概算法‥「譲渡収入金額×5%」で算出される金額
不動産譲渡に直接要した費用のこと。
仲介手数料、印紙税で売り手が負担したもの、土地売却時の建物解体費用などが該当します
上記により算出された譲渡所得に対して、所有期間による譲渡所得税の税率が掛けることで算出できます。
買ったばかりの家を売る場合は税率が高くなる
買ったばかりの家を売ると所有期間5年以下の「短期譲渡所得」となるため、譲渡所得税の税率が高くなります。
以下は、譲渡所得税の税率表です。
短期譲渡所得(所有期間5年以下) | 長期譲渡所得(所有期間5年超) | |
---|---|---|
居住用 | 39.63%(所得税30.63% 住民税9%) | 20.315%(所得税15.315% 住民税5%) |
買ったばかりの家を売ったとき(所有期間5年以下)の譲渡所得は、39.63%(所得税30.63%、所得税9%)となります。
売却益が出ても約40%を税金で負担するということです。
譲渡収入金額3,000万円、取得費2,000万円、譲渡費用200万円、所有期間1年の家を売却した時の譲渡所得税の金額
譲渡所得=3,000万円-(2,000万円+200万円)=800万円
【3,000万円特別控除が使える場合】
課税譲渡所得=800万円-3,000万円=▲2,000万円 → 税負担なし
【3,000万円特別控除が使えない場合】
課税譲渡所得=800万円
譲渡所得税=800万円×39.63%=3,170,400円 → 3,170,400円の譲渡所得税が発生する
参照元:国税庁「土地や建物を売ったとき」
「マイホームを売ったときの特例」が使える
マイホームを売ったときは特別控除を使うことで、課税譲渡所得を抑えられます。
特別控除には、「居住用の3,000万円特別控除」があります。
譲渡所得から3,000万円を控除できる制度で残額があれば課税。
利用には下記条件を満たす必要がある
・現在主として住んでいる自宅の売却
・居住に用に供さなくなった日から3年を経過する日の属する年の年末までに売却
・譲渡する相手が譲渡者の配偶者、親や子など直系血族、生計を一にする親族ではないこと
・前年、前々年において3,000万円特別控除を適用していない(3年に一度しか適用できない)
例えば、譲渡所得が3,000万円以下で特別控除を使うと課税譲渡所得は0円となり、譲渡所得税の負担がなくなります。
買ったばかりの家が売れない場合の3つの対策
買ったばかりの家が売れないという事態は、当然に想定できます。
家はスムーズに売れるばかりではなく、売却に時間が掛かってしまうケースもあるでしょう。
では、買ったばかりの家がなかなか売れないときの対策としては、どのような方法があるのでしょうか?
- 賃貸に出す
- リースバックを利用する
- 専門の買取業者に買い取ってもらう
賃貸に出す
買ったばかりの家が売れなければ、一旦賃貸に出してみるという方法があります。
売れないからと売却を急ぐのではなく、所有しながら賃貸人が退去したころで再度売却を試みるということです。
これにより、家の所有時にかかる固定資産税や都市計画税を家賃収入で補填できるだけでなく、家の日常的な清掃等も賃借人に行ってもらえます。
さらに、家は人が住まなくなると開口部の開閉頻度が少なくなることで室内の空気の淀みや湿気が溜まりやすくなり、内装や設備の劣化などが進みやすくなります。
賃借人が住むことで、建物や内装などの経年劣化を抑制する効果もあるでしょう。
このように、賃貸に出すと下記メリットがあります。
- 再度売却にチャレンジできる可能性
- 維持費を家賃収入で賄える
- 家の維持管理を賃借人に行ってもらえる
一方で、一度賃貸に出してしまうと家がいつ戻ってくるかがわからないというデメリットもあります。
賃貸借契約は普通借家契約が一般的です。
普通借家契約の場合、賃借人が契約更新の意思を示せば原則賃貸人は拒むことができません。
家の売却は賃借人退去後に行う必要があるため、いつどのタイミングで再度売却活動できるのかがわからないことが注意点となります。
リースバックを利用する
買ったばかりの家が売れなければ、リースバックを利用する方法があります。
不動産会社が買主となり家を売る方法。
売却後も家賃(リース料)を払うことで引っ越すことなく元の家に住み続けられる制度
例えば、買ったばかりの家でも住宅ローンの返済が困難となれば、売却して退去することが一般的です。
しかし、リースバックを利用すれば売却資金でローン残債を完済でき、そのまま住み続けられます。
なお、リースバックは不動産業者にとっては不動産投資事業となります。
投資用不動産としての利回り重視の見方となるため、買取が相場の60%程度になることやなかなか買い手が付かないというケースがあります。
よって、リースバックは売却後に住み続ける目的がない限り、あまりメリットが感じられない制度です。
専門の買取業者に買い取ってもらう
買ったばかりの家が近隣トラブルや事故物件になったなどの訳あり要素が原因で売れなければ、専門の買取業者への依頼がおすすめです。
近隣トラブルや事故物件になったなどの訳ありな要素があれば、一般的に流通がしにくく買い手には敬遠される不動産となるからです。
このような訳あり不動産専門の買取業者としては、弊社AlbaLink(アルバリンク)の利用がおすすめです。
弊社AlbaLink(アルバリンク)では、訳あり物件を自社でリフォームし独自の販路で流通、若しくは自社で保有し収益物件として運用しています。
流通や運用のノウハウがあるため、訳あり物件でも積極的に高値買取しています。
買ったばかりの家が売れずに困っていたら、AlbaLink(アルバリンク)にご相談ください。
>>【買ったばかりの家でも高額売却】無料で買取査定を依頼する
訳あり物件の買取業者について、深く知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
まとめ
この記事では、買ったばかりの家を売る理由と買ったばかりの家をできる限り高く売る方法についてご紹介してきました。
記事内でお伝えしたとおりに買ったばかりの家を売っても、一般的に新築時より大幅に売却価格が下がります。
ですが、築浅のうちに早いタイミングで売ることや売り手市場のときに売却するなどのコツを実践することで、高値売却が可能となります。
また、家を売る理由が事故物件や近隣トラブルの場合です。
事故物件は心理的瑕疵が強く、近隣トラブルが起きた物件は入居後に煩わしい事態となるおそれがあるため、買い手には敬遠されます。
そこで、訳あり不動産の売却は、専門の買取業者に依頼すればスムーズに売却できます。
弊社AlbaLink(アルバリンク)では、事故物件などの訳あり不動産を専門で買取ります。
さらに、他社よりも高額買取ができる専門業者です。
買ったばかりの家の売却でお悩みやご相談があれば、実績十分なAlbaLink(アルバリンク)にお気軽にご連絡ください。