ガソリンスタンド跡地がそのままでは活用・売却できない3つの理由
これからガソリンスタンド跡地の活用を考えているのなら、そのままの状態では何もできないことをまず押さえておく必要があります。
その理由は、主に以下の3点です。
土壌汚染の恐れがある
ガソリンスタンド跡地の活用が難しい理由のひとつは、土壌が汚染されている恐れがあることです。
1975年以前に販売されているガソリンには、土壌汚染対策法で指定されているベンゼンと鉛という有害物質が含まれていました。
そのため、開業年の古いガソリンスタンドが建っていた土地には有害物質が浸透している可能性が高いといえます。
ガソリンスタンド跡地は健康被害や環境汚染などをもたらすリスクが懸念されるため、買い手や借り手を見つけるのが難しいのが実情です。
ガソリンの臭いに嫌悪感を抱かれる
ガソリン特有の臭いに対する嫌悪感も、活用や売却が難しい理由のひとつです。
ガソリンスタンド跡地でコンビニエンスストアなどの店舗経営を行いたいと考えても、しつこく残ったガソリンの臭いが原因で集客が伸び悩む可能性は否めません。
売却するにしても、ガソリンの臭いが買い手に不快感を与えて敬遠されがちです。
ガソリンスタンド跡地を活用したいのなら、建物や土などガソリンの臭いが染み込んだものを除去する必要があります。
しかし数百万円~数億円もの費用をかけて対策を施しても、ガソリンスタンドの持つ悪印象から買い手や借り手が見つからない可能性があることは覚悟しなければなりません。
地下タンクを撤去する必要がある
ガソリンスタンド跡地の活用が難しい理由として、地下タンクの存在も挙げられます。
ガソリンスタンドが建つ土地の下には、ガソリンや軽油、灯油が入っている地下タンクが埋められています。
その地下タンクから地上の給油機を通じて、自動車へガソリンなどを補給する仕組みです。
地下タンクが埋設されているままだと、買い手や借り手が見つかることはありません。
なぜなら、建物の基礎工事に支障をきたすばかりか、地下タンクの撤去・処分に1,000万円以上の費用がかかるからです。
そのため、ガソリンスタンド跡地を別の用途で使いたい、売却したいと考えているのなら、まずは地下タンクを撤去することがポイントです。
なお、土壌が汚染されている可能性がある、ガソリンの臭いが残っている、地下タンクがあるガソリンスタンド跡地を費用をかけずそのままの状態で手放したいと考えているのなら、専門の買取業者に相談することをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ガソリンスタンド跡地のような特殊な土地を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
弊社にはガソリンスタンド跡地のような特殊な土地でも収益化できるノウハウがあるため、現状で、かつ適正価格で買い取ることが可能です。
ガソリンスタンド跡地の処分にお悩みの方は、まずは弊社の無料査定をご活用ください。
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ガソリンスタンド跡地を活用・売却するまでの流れ
ガソリンスタンド跡地を活用・売却するには、以下の流れを経る必要があります。
なお、専門の買取業者にガソリンスタンド跡地を売却するときには、土壌汚染調査や土の交換、建物の解体は不要です。
なぜなら、専門の買取業者があなたに代わってすべての手続きを行ったうえでガソリンスタンド跡地を再活用するからです。
ガソリンスタンド跡地を手間や費用をかけずに手放したいとお考えなら、専門の買取業者である弊社AlbaLink(アルバリンク)まで、まずはお気軽にご相談ください。
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ガソリンスタンド事業を廃止する届け出を提出する
ガソリンスタンド跡地を活用・売却するには、まず「揮発油等の品質の確保等に関する法律」に基づき、関係各所に以下の届け出を提出する必要があります。
書類名 | 提出先 |
---|---|
廃止届出書 | 住所地を管轄する消防署 |
揮発油販売業廃止届出書 | 経済産業省 |
石油販売業廃止届出書 | 経済産業省 |
建物を解体する
関係各所に届け出を提出したら、解体業者に依頼してガソリンスタンドを解体してもらいます。
解体工事は以下の順に行います。
- 事務所・店舗の内装解体
- キャノピー(屋根)の解体
- 建物本体の解体
建物の解体にかかる費用相場
ガソリンスタンドを解体するときには、周囲に粉じんが飛散するのを防ぐためにフェンスやネットで現場を囲わなければなりません。
また、大型の重機やクレーンを使う必要もあります。
そのため、ガソリンスタンドの解体には300~1000万円以上の費用がかかると考えておきましょう。
地下タンクを撤去する
建物の解体が終わったら、地下タンクを撤去します。
地下タンク撤去の流れは以下の通りです。
- タンク内に残ったガソリンの吸引・除去
- タンク内部の洗浄
- タンク内に可燃性ガスが残っていないかの確認
- タンクの撤去
地下タンクの処理は非常に危険であり、丁寧な作業が求められます。
そのため、地下タンクの規模によっては撤去に1,000万円以上かかることも珍しくありません。
土壌汚染調査を行う
もしあなたのガソリンスタンド跡地が以下の条件に該当するときには、土壌汚染調査を行う義務が課されます。
- 自治体の条例で土壌汚染調査が義務づけられている
- ガソリンスタンド跡地の改変を行う面積が3,000㎡以上で土壌汚染対策法第4条に該当
土壌汚染調査が必要なときには、土地の使用を廃止してから30日以内に「有害物質使用特定施設の使用廃止届出書」を提出しなければなりません。
さらに、土地の使用を廃止してから120日以内に土壌汚染調査内容を自治体に報告する必要があるため、ガソリンスタンドを廃業したら速やかに専門の業者に土壌汚染調査を依頼しましょう。
土壌汚染調査にかかる費用は条件によって異なりますが、相場は100㎡で20~30万円です。
汚染されている土を交換する
調査の結果、土壌が汚染されていることが判明したら土を交換します。
また、重金属および揮発性有機化合物の処分、地下水の汚染物質の除去といった土壌汚染対策も同時に行います。
土壌汚染対策にかかる費用相場
土壌汚染対策にかかる費用も条件によって異なるので一概にはいえませんが、相場は1㎡あたり3~5万円です。
たとえば、あなたが所有しているガソリンスタンド跡地の面積が600㎡あれば、1,800~3,000万円ほどの費用を負担しなければならないということです。
ここまで解説してきたように、ガソリンスタンドの解体にあたっては数千万円以上の費用がかかるケースも少なくありません。
ガソリンスタンドを売却しても、高額にのぼる解体費用をまかなえない可能性もあります。
そのため、ガソリンスタンド跡地を処分したいと考えているのなら、まずは専門の買取業者に相談することをおすすめします。
専門の買取業者なら、建物や地下タンクが残っているガソリンスタンド跡地をそのままの状態で買い取ってくれるからです。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ガソリンスタンド跡地のような特殊な土地を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
査定は24時間365日行っておりますので、ガソリンスタンド跡地をいくらで売却できるのかが気になる方は、お気軽にご相談ください。
なお、無料査定を依頼しても、無理な営業をかけることはいっさいありませんので、安心してご活用いただければ幸いです。
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ガソリンスタンド跡地でできる活用方法3選
ここからは、ガソリンスタンド跡地でできる以下3つの活用方法をご紹介します。
もしあなたが初期費用をかけずにガソリンスタンド跡地を処分したいと考えているのなら、本文でも解説するように「専門の買取業者に売却する」とよいでしょう。
専門の買取業者である弊社AlbaLink(アルバリンク)でもガソリンスタンド跡地を積極的に買い取っておりますので、処分にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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他の事業に活用する
ガソリンスタンド跡地を、以下の事業で活用するのは選択肢のひとつです。
- コンビニエンスストアなどの店舗経営
- 駐車場経営
- トランクルーム経営
- 太陽光発電経営
とくにあなたのガソリンスタンド跡地が交通量の多い幹線道路沿いに位置しているなら、コンビニエンスストアなどの店舗経営を行うことで高収益が期待できます。
また、周辺にショッピングモールなど人が多く集まる施設が点在している場合は、駐車場経営を行うのも有効な活用方法です。
ただし、ガソリンスタンド跡地を活用するには前述のように建物の解体や地下タンクの撤去、土壌汚染対策などで数千万円~数億円ものコストを負担しなければなりません。
加えて、店舗や駐車場経営などを始めるにあたって数百万円~数千万円もの初期費用をかける必要があり、投資金額の回収は簡単ではないことに注意が必要です。
なお、土地の活用方法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

賃貸する
初期費用をかけずにガソリンスタンド跡地を活用したいのなら、事業者に貸し出す方法があります。
土地を貸し出す期間は少なくとも10年以上におよぶため、その間は安定した賃料を得ることが可能です。
また土地を事業者に貸すだけなので、あなたが土地上に建物を建てる費用を負担する必要はありません。
初期費用がかからないだけでなく、維持管理費用などのランニングコストも不要な点がメリットです。
ただし、事業者にガソリンスタンド跡地を貸すには、まずあなたが建物を解体して更地にする必要があります。
事業者に土地を貸すときの年間賃料相場は土地価格の4~5%ほどのため、最悪のケースでは何十年かかっても解体費用を回収できない可能性がある点に注意が必要です。
売却する
ガソリンスタンド跡地の活用に際して費用を負担したくないのなら、売却が最適な選択肢です。
ガソリンスタンド跡地の売却方法には、以下の3つがあります。
建物を解体してから更地で売却する
前述のように、ガソリンスタンド跡地は土壌汚染の疑いやガソリンの臭いなどの問題で売却しにくい傾向です。
しかし、売主側で建物を解体して土壌汚染対策を講じた状態で売りに出せば、買い手が見つかりやすくなります。
ただしガソリンスタンド跡地を更地にするには数百万円~数億円もの費用がかかるため、売却しても赤字に陥る可能性が高いといわざるを得ません。
そのため、少しでも手元に入る金額を増やしたいのなら、後述の「専門の買取業者にそのままの状態で売却する」方法が最善の選択肢です。
居抜き物件として売却する
解体費用を負担したくないのなら、ガソリンスタンド跡地を「居抜き物件」として売却する方法があります。
居抜き物件とは、建物や設備などがそのまま残されている不動産を指します。
買い手にとっては設備投資費用を削減できるメリットがあるため、ガソリンスタンド経営を新たに始めたい方に訴求することが可能です。
ただし、昨今の原油価格の高騰などの情勢を受け、ガソリンスタンドの経営は危機的状況に陥っています。
実際、2024年に倒産・休廃業を申し出たガソリンスタンドは184件にのぼりました。
参照元:PR TIMES|2024年のガソリンスタンドの倒産・休廃業184件 コロナ禍前の水準に迫る 補助金縮小で経営環境はさらに厳しくなる可能性
そのため、ガソリンスタンド跡地を居抜き物件として売却したいと考えても、買い手は見つかりにくいのが実情です。
なお、以下の記事では売れない土地を手放す方法を解説しています。
併せて参考にしてください。

専門の買取業者にそのままの状態で売却する
ガソリンスタンド跡地を手間や費用をかけずに売却したいのなら、専門の買取業者に相談しましょう。
専門の買取業者には、ガソリンスタンド跡地でも活用して収益化を図ることができる豊富なノウハウがあります。
そのため、一般の買い手が見つかりにくいガソリンスタンド跡地でもそのままの状態で買い取ってくれるというわけです。
ただし、すべての買取業者がガソリンスタンド跡地を買い取ってくれるわけではない点に注意が必要です。
ガソリンスタンド跡地をできる限り早く処分したいのなら、ガソリンスタンド跡地のような訳あり物件の買取実績が豊富な専門の買取業者に依頼するのがポイントです。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ガソリンスタンド跡地をはじめとする訳ありの土地の買取に強い専門の買取業者です。
弊社の強みは、訳あり物件を最小限のコストで活用して収益を上げる独自のノウハウを豊富に持ち合わせていることにあります。
そのため、ガソリンスタンド跡地でもできる限り早く、かつ適正価格で買い取ることが可能です。
ガソリンスタンド跡地を費用をかけずに処分したいとお考えの方は、まずは弊社の無料査定をご活用ください。
>>【ガソリンスタンド跡地でも高額売却!】無料の買取査定を依頼
なお、以下の記事では訳ありの土地の買取に特化している専門の買取業者をご紹介しています。
併せて参考にしてください。

活用時に押さえておきたいガソリンスタンド跡地ならではの2つのメリット
これからガソリンスタンド跡地の活用を考えているのなら、以下のメリットを積極的に活かすようにしましょう。
建築構造上の安全性が高い
ガソリンスタンド跡地のメリットのひとつは、他の建物と比較して建築構造が強固である点です。
ガソリンスタンドでは、ガソリンなど危険性の高い商品を取り扱っています。
そのため、地震などの災害が発生しても倒壊したり、周囲に延焼したりしないよう耐震壁や防火壁などを用いるように建築基準法や消防法で厳しく規定されています。
結果、一般の建物よりも耐震性や耐火性に優れた構造となっているのです。
実際、阪神・淡路大震災時にはガソリンスタンドが周囲の建物への延焼を食い止める役割を担い、新潟県中越地震の際にも被害は少なく、地域の住民に石油製品を提供しています。
参照元:千葉県石油協同組合・石油商業組合|災害に対する取り組み
このメリットをアピールすれば、買い手が早く見つかるかもしれません。
店舗利用に最適な立地にある
店舗経営を行うにあたって理想的な立地に位置している点も、ガソリンスタンド跡地ならではのメリットです。
幹線道路沿いに位置しているガソリンスタンド跡地は高い集客が見込めるため、店舗を展開したい事業者には最適な立地です。
そのため、ガソリンスタンド跡地を活用する際には、ロードサイドに店舗を多く展開している事業者とのつながりがある不動産業者に相談するとよいでしょう。
まとめ
ガソリンスタンド跡地は「土壌汚染の恐れがある」「ガソリンの臭いが染みついている」などの理由により、そのままの状態では活用できません。
そのため、ガソリンスタンド跡地を活用したいのなら、数百万円~数億円もの費用をかけて建物の解体や土壌汚染対策などを講じる必要があります。
ただし、専門の買取業者に依頼すると、ガソリンスタンド跡地をそのままの状態で売却することが可能です。
したがって、ガソリンスタンド跡地を手間や費用をかけずに処分したいのなら、専門の買取業者に相談することをおすすめします。
弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ガソリンスタンド跡地をはじめとする特殊な土地を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
過去には、一般の買い手が見つかりにくい訳あり物件専門の買取業者としてフジテレビの「newsイット!」にも紹介されました。
査定は無料で受けつけておりますので、ガソリンスタンド跡地をいくらで売却できるのかが知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。