不動産買取業者とは購入した不動産を再販売して利益を得る会社
不動産の売却方法には、仲介と買取の2種類があります。
仲介は不動産業者を通じて一般個人の買い手を探す方法、買取は不動産買取業者に直接売却する方法です。
これから不動産を買取で売却したいと考えているのなら、買取がどのような仕組みになっているのかを把握しておくことが大切です。
ここでは、不動産買取に関して押さえておきたい基本的な知識を解説します。
不動産買取の仕組み
不動産買取とは、不動産買取業者が買主となって顧客から直接物件を購入するビジネスです。
不動産買取業者は、顧客から買い取った物件にリフォームを施し、資産価値を向上させてから再販して収益を得ています。
そのため、建物や設備の状態が悪い物件でも短期間で買い取ってもらえる点が利点です。
ただし、買取価格からは商品化に際してかかったリフォーム代などの諸経費が差し引かれるため、市場相場の6~7割ほどの価格で取引されるケースが一般的です。
また、一口に不動産買取といっても、以下の2種類に分けられます。
買取方法 | 特徴 |
---|---|
即時買取 | 販売活動を行わず不動産買取業者に直接買い取ってもらう売却方法。 1週間~1ヵ月ほどで現金化が可能なので、不動産の売却を急いでいる方に向いている。 |
買取保証 | 一定期間販売活動を行っても買い手が見つからなかったときに、不動産業者があらかじめ取り決めていた金額で買い取ってくれる売却方法。 少しでも高く不動産を売却したい、売却期間に余裕がある方に向いている。 |
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぎたいなら、これらの違いを押さえておくことも大切です。
なお、不動産買取については以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

仲介との違い
買取と仲介の主な違いは、以下の表の通りです。
売却方法 | 買取 | 仲介 |
---|---|---|
買主 | 不動産買取業者 | 一般個人 |
売却価格 | 相場の6~7割ほど | 相場に近い価格 |
売却期間 | 1週間~1ヵ月程度 | 3~6ヵ月以上 |
自己負担費用 | ほぼなし | ・仲介手数料 ・不用品処分費用 ・ハウスクリーニング費用 ・リフォーム費用(ケースによる) ・解体費用(ケースによる) ・測量費用(ケースによる) |
契約不適合責任の有無 | なし | あり |
買取と仲介の最大の違いは、買い手にあります。
仲介ではマイホームの購入を検討している個人の方がターゲットとなりますが、買取で
は不動産買取業者が買主です。
そのため、一般個人の方からは敬遠されやすい築古物件や状態の悪い家でも、不動産買取業者に依頼すると短期間で現金化できます。
売却に際して契約不適合責任を免除してもらえる点も、買取ならではのメリットです。
契約不適合責任とは、売主が買主に対して負うべき責任のことです。
築年数が古い家の場合、目には見えない箇所に不具合や欠陥が潜んでいるケースは珍しくなく、仲介で売却すると買主との間で契約不適合責任にまつわるトラブルが起こりかねません。
しかし、買取では不動産のプロである不動産買取業者が物件に潜んでいる不具合や欠陥を見抜いたうえで購入するため、売主の契約不適合責任を免除してくれます。
不動産の売却に際して費用負担がほぼない点も買取ならではの特徴です。
以上のことから、「不動産を短期間で売却したい」「不動産の売却後に余計なトラブルに巻き込まれたくない」「費用をかけずに不動産を売却したい」方には、不動産買取が最適な選択肢です。
当サイトを運営している弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の不動産を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
あなたの契約不適合責任を免除したうえで大切な家を買い取らせていただきますので、売却後のトラブルを回避したいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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なお、仲介と買取の違いは以下の記事でも解説しています。

契約不適合責任について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

悪質な不動産買取業者がいる理由
不動産買取業者の中には、残念ながら悪質なところが存在するのが実情です。
前述のように、不動産買取業者は買い取った不動産を再販することで利益を得ています。
そのため利益を最大化すべく、後述するあらゆる手法を用いて安く買い叩こうしているわけです。
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぐには、自衛以外に方法はありません。
被害にあわないようにするためにも、悪質な不動産買取業者による詐欺手口を把握したうえで適切な対策を講じましょう。
悪質な不動産買取業者による詐欺手口&行動の特徴7選
悪質な不動産買取業者による詐欺手口&行動の特徴は、以下の7つに大別できます。
高額な査定価格を提示する
他社と比較して高額な査定価格を提示してくる不動産買取業者がいたら、詐欺である可能性が高いといえます。
不動産買取では、不動産買取業者が提示する査定価格が売却価格に直結します。
そのため、不動産を少しでも高く売りたければ、もっとも高い査定価格を提示する不動産買取業者に売却するのが得策です。
ただし、悪質な不動産買取業者は契約直前の断れない段階になって、「家財道具の処分費用がかかる」などとさまざまな理由をつけて買取価格の値下げを強要してくるため、結果的に安く買い叩かれる事態に陥りかねません。
このトラブルを回避するには、「買取価格の根拠を尋ねる」対策が有効です。
契約後に高額な手数料を請求する
売買契約を交わしたあとに、高額な手数料を請求してくる悪質な不動産買取業者も存在します。
よくある手口は、「仲介手数料を請求してくる」ことです。
仲介手数料は仲介で一般の買い手に不動産を売却したときに不動産仲介業者へ支払う成功報酬であり、通常買取で発生することはありません。
また、「土地の境界が確定されていなかったので測量費が別途かかった」「構造が傷んでいて修繕費がかかる」などと高額な手数料を請求してくることもあります。
実際、「土地を買い取る」と勧誘し、「手続きに費用がかかる」などの理由で金銭の支払いを要求するトラブルが起こっています。
参照元:消費者庁|「あなたの土地をうってくれませんか」などと原野などの売却を持ちかけ、消費者に金銭などの被害をもたらす事業者に関する注意喚起
優良な不動産買取業者は、あらかじめ買取価格から商品化に必要な経費(測量費や修繕費など)を差し引いたうえであなたに提示します。
そのため査定価格を提示されたら、まずは「契約内容をしっかりと確認する」ようにしましょう。
小切手で代金を支払おうとする
売買契約締結後、買取価格を小切手で支払おうとする不動産買取業者も詐欺である可能性が高いといえます。
小切手は現金に代わる便利な決済手段のひとつですが、相手の預金口座に残高がないとお金を受け取ることができません。
しかしすでに売買契約は締結されているため、不動産だけだまし取られる形となってしまうのです。
そもそも銀行振り込みで多額のお金を動かせる現代にあって、わざわざ小切手を使う不動産買取業者は怪しいといわざるを得ません。
詐欺被害にあうのを防ぐためにも、売却代金は現金か口座振り込みの形で受け取るようにしましょう。
他社に査定を依頼させない
「いま決めていただいたら買取価格を100万円上乗せする」など、他社への査定を依頼させないように契約を急がせる不動産買取業者も悪質といえます。
前述のように、悪質な不動産買取業者は自社の利益を最大化するために、なるべく物件を安く買い取りたいと考えています。
他社の査定価格と比較されてしまうと自社の査定価格が「相場よりも安い」「おとり価格」であることが発覚してしまうため、何としてでも他社に査定を依頼させたくないのです。
不動産売却時の後悔を防ぎたいなら、「複数の不動産買取業者の査定価格を比較」したうえでどこに売却するかを慎重に検討することをおすすめします。
アポなしで訪問する
アポを取らずに突然訪問してくる不動産買取業者も、悪質と疑ってかかったほうがよいでしょう。
一度家へ上げてしまうと、「契約書に判子を押すまで帰らない」などと脅される事態に陥りかねません。
営業担当者がアポなしで訪問する行為は特定商法取引法第58条の6第1項により違法とされているため、事前連絡もなしにやってくる不動産買取業者がいたら、売却先の候補から外すことをおすすめします。
営業電話がしつこい
不動産を売却する際には、まず不動産買取業者の査定を受けて査定価格を提示してもらう必要があります。
しかし一度査定を依頼しただけで、何度もしつこく営業電話をかけてくる悪質な不動産買取業者がいるのも事実です。
前述のアポなし訪問同様、しつこい営業電話も法律で禁止されています(宅地建物取引業法第47条の2第3項)。
法律に則って業務を行っている不動産買取業者ならこのような迷惑行為をすることはないため、営業電話をしつこくかけてくる不動産買取業者は候補から外したほうがよいでしょう。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は弁護士と連携し、法律を遵守したうえで不動産買取業を営んでいます。
査定を依頼したからといってしつこい営業をかけることはいっさいありませんので、家をいくらで買い取ってくれるのかを知りたいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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不動産情報をレインズに登録しない
買取保証サービスの利用を検討している場合には、レインズに不動産情報を登録しない悪質な不動産業者がいる点に注意しましょう。
レインズとは、国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営する不動産情報ネットワークシステムです。
レインズに登録された物件情報は全国の不動産業者がアクセスできるため、より早く買主が見つかる可能性が高まります。
しかし、買取保証では最終的に不動産業者が安価で買い取ることが決まっているため、仲介で買主が見つかっては困るわけです。
そこで、悪質な不動産買取業者はあえてレインズに物件情報を登録せずに「買い手が見つからなかった」とうそをつき、自社で買い取ろうと企んでいるのです。
レインズには一般の方はアクセスできませんが、売主は自分の物件だけ閲覧することが可能です。
レインズのログインに必要なIDとパスワードは登録証明書に記載されているので、不動産業者から受け取るようにしましょう。
もし登録証明書を渡してくれなかったら、その不動産業者は悪質である可能性が高いといえます。
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぐための7つの対策
悪質な不動産買取業者にだまされずに不動産売却を成功させるためには、以下7つの対策を行うことが大切です。
売却相場を調べる
まずは、売却を希望する不動産のおおまかな相場を自分で調べましょう。
これにより、悪質な不動産買取業者から高額な査定価格を提示されたときにすぐ気づけるようになります。
実際の不動産の取引価格は、国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」や、不動産流通機構が運営する「レインズマーケットインフォメーション」を見ると確認できます。
買取価格は市場相場の6~7割ほどのため、所有する不動産と条件が似ている物件の取引価格からおおよその相場をつかむことが可能です。
なお、以下の記事では家の買取相場の調べ方や買取価格を左右する要素について解説しています。
併せて参考にしてください。

口コミを調べる
不動産買取業者の口コミを調べる方法も、詐欺被害にあわないためにできる自衛策のひとつです。
具体的にはGoogleの検索窓で不動産買取業者の名前を検索すると、その業者を実際に利用した顧客の口コミ評価を確認できます。
そのコメントを一つひとつ確認することで、信頼できる不動産買取業者かを見極められるようになります。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、以下のように実際にご利用いただいたお客様から高評価をいただけております。
査定は無料で行っており、無理な営業をかけることはいっさいありませんので、実際に営業担当者の話を聞いたうえで信頼できる不動産買取業者か判断していただければ幸いです。
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なお、不動産買取業者ランキングTOP10とその口コミ評価については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

買取実績を調べる
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぎたいなら、買取実績を確かめることも大切です。
買取実績の豊富さは、顧客からの信頼の表れであるともいえます。
また、豊富な買取実績のある不動産買取業者は物件を買い取ったあとの活用ノウハウをふんだんに持ち合わせているため、他社よりも高額での買取が期待できます。
ただし、不動産買取業者によって戸建てやマンションなど得意とする物件種別は異なります。
そのため、あなたが売却を希望する物件の買取実績が豊富かどうかをホームページなどで確認するようにしましょう。
過去に行政処分を受けていないか確認する
悪質な不動産買取業者を見極めるには、行政処分を受けた履歴があるかを確認する方法も有効です。
行政処分を受けた過去があるかどうかは、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」で調べられます。
もし不動産買取業者の名前を入れても検索結果に出てこなければ、過去に行政処分を受けていないことがわかります。
複数の不動産買取業者に査定を依頼する
複数の不動産買取業者に査定を依頼することも、悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぐには欠かせません。
複数の査定価格を比較すれば売却を希望する物件の適正相場を把握でき、悪質な不動産買取業者を見抜きやすくなります。
弊社AlbaLink(アルバリンク)でも無料査定を行っておりますので、他社の査定価格を比較するための材料としてご活用ください。
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査定価格の根拠を尋ねる
不動産買取業者から査定結果を受け取ったら、その根拠を必ず確認しましょう。
高額な査定価格を提示する悪質な不動産買取業者には明確な根拠が存在しないため、尋ねてもはっきりとした回答はもらえません。
それに対して優良な不動産買取業者なら、過去の成約事例や商品化するためにかかると予想されるコストなど、査定価格を算出するにいたった理由を具体的に教えてくれます。
査定価格がどのように導き出されたのかを把握することで、「本当にこの金額は信用できるのか」を判断できるでしょう。
契約内容をしっかりと確認する
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぎたいなら、契約内容をしっかりと確認してから契約を交わすことが大切です。
契約書には、買取価格や売却代金の入金日、入金方法、契約不適合責任の有無などの重要事項が記載されています。
「契約後に高額な手数料を請求される」事態に陥らないようにするためにも、疑問点や不明点があればその場で不動産買取業者に確認し、解消しておきましょう。
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信頼できる不動産買取業者に家を売りたいとお考えなら、ぜひ弊社AlbaLink(アルバリンク)へご相談ください。
弊社は2011年に創業した専門の買取業者であり、年間のお問い合わせ件数は1万4,050件、買取実績は1,515件にのぼります(2024年実績)。
2023年には不動産買取業者としては珍しくTOKYO PRO Market市場への上場を果たし、社会的な信用も得ています。
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査定依頼をしたからといって無理な営業などは行いませんので、安心してご活用いただければ幸いです。
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「アルバリンクってどんな会社」「本当に依頼しても大丈夫」と不安な方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

まとめ
不動産買取業者の中には高額な査定価格を提示して値下げを強要したり、高額な手数料を請求したりするなど悪質なところが存在します。
悪質な不動産買取業者にだまされるのを防ぎたいなら、どのような詐欺手口を行っているのかを知ったうえで適切な対策を講じることが大切です。
売却相場や口コミ、買取実績、行政処分の有無などを調べたうえで、本当に信頼できる不動産買取業者かを見極めましょう。
信頼できる不動産買取業者に家を売りたいとお考えなら、弊社AlbaLink(アルバリンク)へご相談ください。
弊社は不動産買取業者としては数少ない上場企業であり、全国の自治体とも提携して空き家対策に取り組んでいます。
フジテレビの「newsイット!」をはじめ、数々のメディアにも「訳あり物件専門の買取業者」として取り上げられました。
査定のみ、相談のみのお問い合わせでも問題ありませんので、まずはお気軽に家の売却に関するお悩みをご相談ください。