ゴミ屋敷はどうすればいい?自力で片付ける方法や費用も徹底解説!

その他

「ゴミ屋敷になってしまった自宅をどうにかしたい」
「相続した実家がゴミ屋敷だったけど、どうしたらいいかわからない」

上記のように、所有している家がゴミ屋敷で困っている人もいるのではないでしょうか。

ゴミの量にもよりますが、ゴミ屋敷は自分で片付けることが可能です。

最初はなかなか手がつけにくいですが、基本的にはゴミを捨てて掃除をすることなので、時間をかけて根気強く行えば自力でも十分可能でしょう。

ただし、天井まで積み上がるほどのゴミ屋敷の場合は、一人で片付づけるのは困難なので、清掃業者に依頼するのも1つの方法です。

そこで今回は、ゴミ屋敷を片付けたい人に向けて、以下の内容を解説します。

本記事を読むことで、ゴミ屋敷を自分で片付けるか清掃業者に依頼したほうがいいかの判断がしやすくなり、自分にあったゴミ屋敷を片付ける方法がわかります

また、ゴミ屋敷を放置したときのリスクもわかるため、早期にゴミ屋敷を片付ける重要性が理解できるでしょう。

ただし、ゴミ屋敷を片付けるのは簡単ではないため、お金も片付ける体力もなく、ゆくゆくは手放すことを検討している人は売却することをおすすめします。

しかし、ゴミ屋敷は不動産会社に売却を依頼しても売れません。
一般の買い手はなるべく費用をかけずにすぐ住める家を探しているため、ゴミ屋敷というだけで敬遠するからです。

専門の買取業者であれば、片付けが大変なゴミ屋敷でも最小限の費用で再生して販売するノウハウを持っているため問題なく買い取ってくれます。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、片付けが大変なゴミ屋敷でも積極的に買い取っている買取業者です。

売れにくい不動産を専門に取り扱う弊社であれば、あなたのゴミ屋敷をスピーディーに、高額で買い取れます。
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ゴミ屋敷はどうすればいい?3つの解決方法

ゴミ屋敷の問題を解決する方法は以下の3つです。

  • お金に余裕があるなら専門の清掃業者に片付けてもらう
  • お金に余裕がない場合は自力で片付ける
  • お金も体力も余裕がない場合は家ごと買い取ってもらう方法もある

なお、以下の記事ではゴミ屋敷の段階別に対処法を解説しています。
併せて参考にしてください。

ゴミ屋敷の5段階のレベル別で対処法を解説!【放置は禁物】
売れない訳あり不動産の活用方法なら

お金に余裕があるなら専門の清掃業者に片付けてもらう

ゴミ屋敷の問題を解決する方法として、清掃業者に依頼して片付けてもらうことが挙げられます。

ゴミ屋敷清掃業者とは

ゴミ屋敷を自力で片付けるのは大変なため、お金に余裕があれば、清掃業者に依頼しましょう。
片付けのプロである清掃業者であれば費用はかかりますが、比較的短時間でゴミ屋敷をきれいにすることが可能です。

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼するメリット、デメリットを紹介します。

メリット

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼すれば、片付けてくれるだけでなく、ゴミを分別して処分してもらえたり、ハウスクリーニングしてもらえたりとさまざまなメリットがあります。

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼するメリットは以下の5点です。

  • 手間がかからず、短時間で片付けられる
  • 作業が丁寧
  • ゴミの処分をしてくれる
  • 不用品を買い取ってくれる
  • ハウスクリーニングできれいにしてくれる
手間がかからず、短時間で片付けられる

手間がかからず、短時間で片付けられることは、ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する最大のメリットといえます。
プロである清掃業者はゴミ屋敷の片付けに対して専門的な知識やノウハウを持っているため、専門の機械を駆使して効率よく作業を進めてくれます。

自分で掃除用具などを用意することもなく、複数のスタッフで集中して作業してくれるため、手間をかけずに短時間でゴミ屋敷の片付けが終わるでしょう。

また、清掃業者によっては、依頼者の立会いなしで片付けを行ってくれるところもあるため、忙しい人やゴミ屋敷が遠方にある人にとっては便利です。

ただし、清掃業者に任せる場合は基本的に家具や家電以外はすべてゴミと捉えて処分するため、残してほしいものがある人は仕分けに立ち会う必要があります。

ゴミの処分をしてくれる

清掃業者に依頼するメリットとして、ゴミの処分をしてくれることも挙げられます。

自力でゴミ屋敷を片付ける場合は、自分でゴミを処分する必要があります。
仕分けや掃除だけでも大変なのに、ゴミの種類ごとに分別してゴミ袋に入れて指定日に出すか、ゴミ処分場へ持っていかなければいけません。

自力で片付けをする場合はゴミの指定日まで一時保管する必要があるため、清掃業者に依頼すれば、その日のうちにゴミの処分まで行ってくれることもうれしいメリットでしょう。

また、ゴミ回収においては、「一般廃棄物収集運搬許可」という資格が必要となります。

一般廃棄物収集運搬許可
一般廃棄物の収集・運搬をするために必要な資格

ゴミ屋敷の片付けを依頼した場合に清掃業者がゴミ回収する際は、この資格を持っていないと違法となるため注意が必要です。
悪徳業者は不法投棄を行っている可能性が高く、発覚した場合は業者のみならず、依頼者も罰則を受ける可能性があるのです。

ゴミ回収までしてくれる場合は、清掃業者が資格を持っているか確認することをおすすめします。

ただし、資格を持っていない場合でも、きちんと資格を持っている別の業者にゴミの回収を依頼している場合もあるため、依頼する前に確認しましょう。

作業が丁寧

作業が丁寧なことも清掃業者に依頼するメリットの1つです。

ゴミ屋敷にあるものはすべてゴミとは限らないため仕分けする必要がありますが、清掃業者に依頼した場合は、必要なものと不要なものをきちんと仕分けしてくれます。

また、養生をして丁寧に作業を行ってくれるため、ゴミに埋もれている家具や家電を不用意に傷つけることがありません。
ゴミを片付けた後は解体する以外、住んだり、活用したりすることになるため室内を傷つけずにゴミを片付けてくれることも清掃業者に依頼するメリットといえるでしょう。

不用品を買い取ってくれる

不用品を買い取ってくれることもゴミ屋敷を清掃業者に依頼するメリットといえます。

相続したゴミ屋敷を清掃する場合などは、ブランド品や貴金属類など価値があるものが出てくることもあります。

また、自分たちがいらないと思う家具や家電などでも買取が可能でお金に変えられる可能性があります。
ゴミ屋敷の清掃業者の中には、不用品や価値があるものを買い取ってくれるところもあるため、依頼する場合のメリットといえるでしょう。

ただし、「古物商許可」という資格が必要になるため、不用品を買取してくれる業者は少ないかもしれません。

古物商許可
事業として中古品売買を行うときに必要な資格

売却が可能かの判断はしてもらえる可能性が高いため、資格を持っていない業者の場合は、自分でリサイクルショップなどに売却に行くか専門業者に買取出張を依頼することをおすすめします。

不用品や価値があるものを買い取ってもらえれば、清掃業者に依頼する費用を節約できるでしょう。

ハウスクリーニングできれいにしてくれる

ハウスクリーニングできれいにしてくれることもゴミ屋敷を清掃業者に依頼するメリットとして挙げられます。

ゴミ屋敷は片付けてゴミを処分するだけではきれいになりません。

長い期間大量のゴミを放置している場合は、壁や床、家具などに汚れやシミ、悪臭が染みついているケースがほとんどです。
自力で解消しようとしても、市販されている洗剤や道具などでは対処できないことも少なくありません。

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼すれば、しつこい汚れやシミ、悪臭に対して専門的な知識が豊富で、一般の人では買えない業者専用の洗剤や薬品でしっかり対処してくれます。

また、ゴミ屋敷では長い間ゴミを放置していたために害虫や害獣が発生していることもあります。
清掃業者に依頼すれば、除菌や消臭だけでなく害虫・害獣駆除までしてもらえるため、片付け後も安心して暮らしたり、活用したりできるでしょう。

デメリット

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合のメリットは多いですが、デメリットも存在します。
デメリットも理解したうえで清掃業者に依頼しましょう。ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合のデメリットは以下の3点です。

  • 費用がかかる
  • 立会いが必要な業者もある
  • 人目が気になる
費用がかかる

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合の最大のデメリットは、費用がかかることでしょう。
清掃業者に依頼する費用は、業者や家の広さ、ゴミの量などで変わりますが、一般的には5〜30万円ほどの料金がかかります。

清掃業者に依頼する場合のメリットを考えると費用対効果は高いといえますが、決して安い金額ではないため、見積りをとって清掃業者に依頼するか慎重に検討する必要があるでしょう。

詳しい費用については、後ほど詳しく解説します。

立会いが必要な業者もある

立会いが必要な場合があることもゴミ屋敷を清掃業者に依頼するデメリットとして挙げられます。

ゴミ屋敷の片付けでは、必要なものまで処分されてしまい、トラブルになることがあります。
清掃業者は作業終了後のトラブル回避のために立会いを必須とする業者もあるのです。

ただし、いくらプロの清掃業者であっても、ゴミ屋敷の片付けにはそれなりの時間はかかるため、忙しい人は立会いせず、ゴミ屋敷の中のものはすべて処分する覚悟で依頼することをおすすめします。

人目が気になる

自分が住んでいる家や相続した実家がゴミ屋敷の場合は、どちらにしても恥ずかしいと思ってしまう人もいます。

ゴミ屋敷は少なくないため、過度に恥ずかしがる必要はありません。
ただし、近隣住民の心情としては綺麗な家が建ち並んでいることを望んでいるため、ゴミ屋敷は放置するべきではありません。

また、ゴミ屋敷であっても他人に家の中すべてを見られたくない人もいますが、スッキリ片付けをして快適に暮らすことが重要なため、割り切って依頼することをおすすめします。

期間や費用

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合にかかる期間と費用について解説します。
ゴミ屋敷を片付ける費用は、地域や清掃業者、家の広さやゴミの量によって異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。

間取り 作業人数 作業時間 費用
1R・1K 1名〜 1時間〜 30,000円〜
1DK・2K 1名〜 2時間〜 50,000円〜
2DK・1LDK 2名〜 2時間〜 70,000円〜
3DK・2LDK 2名〜 3時間〜 100,000円〜
4DK・3LDK 3名〜 4時間〜 120,000円〜
4LDK以上 4名〜 5時間〜 180,000円〜

上記の費用には一般的には以下のようなものが含まれています。

  • 片付け費用
  • 搬出費用
  • 処分費用
  • 簡易清掃費用

除菌や消毒、害虫・害獣駆除、家電の処分などがあれば、追加費用が発生します。

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合の費用に含まれるものは、業者によって異なるため、見積りの内容をしっかり確認することをおすすめします。
後々トラブルにならないために追加費用がかかる可能性があるものも確認しておきましょう

手順

ゴミ屋敷を清掃業者に依頼する場合の手順は以下のとおりです。

  1. ゴミの状態の確認
  2. ゴミの片付け、分別
  3. ゴミの種類ごとの処理・処分
  4. 清掃
  5. 引渡し

上記に加え、ゴミを片付けながら、必要があれば養生します。
要望があれば、除菌や消臭、害虫・害獣駆除も行います。

清掃業者すらどこから探せばいいのか分からない、とお悩みの方は、「不用品・粗大ゴミ回収なら高価買取ありで即日回収の片付け侍」も参考にしてみましょう。
片付け侍の全国の対応エリア料金表についても見てみると分かりやすいでしょう。

お金に余裕がない場合は自力で片付ける

お金に余裕がなくて、ゴミ屋敷の片付けを清掃業者に依頼できない場合は、自分1人で掃除するか親族や友人、知人に協力してもらい、自力で片付けます。

清掃業者に依頼せず自分で片付けるメリット、デメリットを紹介します。

なお、以下の記事ではゴミ屋敷となっている実家の片付け方を解説しているので、併せて参考にしてください。

ゴミ屋敷の実家の片付け方4選!費用相場と説得のコツを紹介
実家のゴミ屋敷を放置すると親の健康に悪影響があったり、相続の際に問題になるなど様々なデメリットがあります。この記事ではゴミ屋敷を放置すると起こる問題やゴミ屋敷になる原因と片づけ方、相続する場合の対処法を解説していきます。

メリット

ゴミ屋敷を自力で片付けるメリットは以下のとおりです。

  • 費用を抑えられる
  • 自分のペースでできる
費用を抑えられる

ゴミ屋敷を自力で片付ける最大のメリットは、費用を抑えられることです。

片付けや清掃に必要な道具や洗剤、ゴミ袋などは必要になりますが、清掃業者に依頼した場合と比較するとかなりの費用を抑えられるでしょう。

ただし、親族や友人などに手伝ってもらった場合は、何かしらのお礼は必要です。

自分のペースでできる

自分のペースでできることもゴミ屋敷を自力で片付けるメリットの1つです。

まとまった時間がとれない人には、1部屋ずつ片付けていくことも可能でしょう。

トータル的には多少時間がかかることになりますが、期限が決まっているわけでもないため、用事ができた場合は、スケジュールを変更できる点もメリットといえるでしょう。

多くの知人や友人に快く協力してもらえるように、スケジュール調整には気を配りましょう。

デメリット

ゴミ屋敷を自力で片付けることが可能ですが、デメリットもあります。
注意すべきデメリットは以下のとおりです。

  • 時間と労力がかかる
  • ゴミの処分が大変
  • 自分では対処できない場合がある
時間と労力がかかる

時間と労力がかかることは、自力でゴミ屋敷を片付ける最大のデメリットといえます。
ゴミが大量にある場合は、かなりの時間がかかるでしょう。

また、ゴミ屋敷を片付ける場合は、ゴミを種類ごとに分別して、指定日に捨てたり、ゴミ処分場へ運ぶ手間もあります。
根気が必須となるため、最後までやり抜く覚悟が必要となるでしょう。

期間や費用

ゴミ屋敷を自分で片付ける場合は慣れていないことが多いため、効率が悪くなり、かなりの時間がかかります。
親族や友人など手伝ってくれる人がいれば時間は変わりますが、目安となる時間は以下のとおりです。

間取り(広さ) かかる時間
1R・1K 3~4日程度
1DK・2K 4~5日程度
2DK・1LDK 5~6日程度
3DK・2LDK 6~7日程度
4DK・3LDK 6~8日程度
4LDK以上 10~15日程度

上記はあくまで片付けする時間のため、実際に片付けが完了するのはもっとかかります。
たとえば週に1回しか片付けするのに時間がとれない場合は、完了するまで数ヶ月かかることになるでしょう。

ゴミ屋敷の片づけにかかる期間

相続した家がゴミ屋敷で遠方にある場合は、交通費を考慮すると負担する費用も高額になってしまうため、素直に清掃業者に依頼することをおすすめします。

手順

自力でゴミ屋敷を片付ける手順は以下の順番で行いましょう。

  1. 必要な道具を準備する
  2. 片付ける順番や方法を決める
  3. 大きなゴミや不用品から片付ける
  4. 部屋を清掃する
  5. お金も体力も余裕がない場合は家ごと買い取ってもらう方法もある
必要な道具を準備する

ゴミ屋敷を自力で片付けるために必要な道具は以下のとおりです。

  • マスク
  • 軍手
  • ゴミ袋
  • 捨ててもいい服
  • 段ボール
  • ガムテープ
  • 新聞紙
  • バケツ
  • 雑巾
  • ほうき
  • ちりとり
  • 洗剤
  • 殺虫剤

準備を忘れると効率が悪くなるため、リスト化し片付ける前日までに用意することをおすすめします。

また、ゴミ処理場へ運ぶ場合は軽トラックが必要となるため、忘れずにレンタカーの予約をしましょう。
自家用車で運ぶと車に臭いが染みついたり、何往復もする必要があるためおすすめできません。

片付ける順番や方法を決める

必要な道具の準備と軽トラックのレンタル予約が完了したら、片付ける場所の順番を決め、ゴミ出しの方法を確認します。
1日では終わらないため、おおまかなスケジュールを立て、片付ける場所の順番を決めておけば、スムーズに作業を進めることが可能でしょう。

また、自治体のホームページなどで分別方法やゴミ出し日の確認も必要です。
一番多くでる燃えるゴミの前日に片付けるなど、ゴミ出し日にあわせてスケジュールを組むと効率がいいでしょう。

大きなゴミや不用品から片付ける

ゴミ屋敷の状態にもよりますが、可能であれば大きなごみや不用品から片付けましょう。
大きなものがなくなれば、片付けがしやすくなるため、効率が良くなり、作業がはかどります。

また、片付けているときに捨てるか取っておくか迷った場合は、判断するのに時間がかかることがあります。
不要な時間がかかることになるため、迷った場合は保管するための袋や段ボールを用意し、一時保留することをおすすめします。

早く片付けを終わらせるためには、考える時間を極力なくし、作業に集中することが大切です。

部屋を清掃する

片付けが終わったら、キレイに清掃します。
長期間ゴミが溜まっている場合は、ホコリも多く、カビが発生していることもあります。雑巾で水拭きしましょう。

お金も体力も余裕がない場合は家ごと買い取ってもらう方法もある

清掃業者に依頼するお金がなく、自力で片付けるのも難しい場合はゴミ屋敷ごと買い取ってもらう方法もあります。
専門の買取業者に買い取ってもらえれば、清掃業者に依頼する費用も必要なく、自分で片付ける必要もないため、おすすめの方法といえます。

家の中の物を処分せずお得に売る方法については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

家の中の物を処分せずお得に売る方法!高額売却のコツも伝授
家の中の物を処分せずに家を売却するなら専門の不動産買取業者に買取依頼をすべきです。残置物があると、一般の個人には売れにくいからです。買取であれば残置物があってもそのまま売却することができ、所有者の金銭的負担もありません。

ここでは、ゴミ屋敷ごと買い取ってもらうメリット、デメリットを解説します。

メリット

ゴミ屋敷ごと買い取ってもらう最大のメリットは、とにかく早くゴミ屋敷のままの状態で売却できることです。
不動産会社に売却を依頼する場合は、ゴミ屋敷の状態では売れないため、お金をかけて清掃業者に依頼するか、時間と労力をかけて自力で片付ける必要があります。

専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷をそのままの状態で買い取ってもらえるため、短期間で売却でき、現金化できます。

ゴミ屋敷のまま売却したほうがお得になる

たとえば相続した家がゴミ屋敷で遠方にある場合でも、短期間で引渡しまで完了するため、ゴミ屋敷の問題を早期に解決することが可能です。

また、通常の売却であれば、契約不適合責任を負うリスクがあります。

契約不適合責任
売買契約において契約の内容に適合しないものであるときに、買主に対して売主が負う責任

契約不適合責任

専門の買取業者は宅地建物取引業者ゆえに契約不適合責任を免責ができるため、引渡し後も心配がないこともゴミ屋敷ごと買い取ってもらうメリットといえます。

契約不適合責任については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

不動産売買における契約不適合責任の教科書【弁護士監修の保存版】
契約不適合責任の要点をわかりやすく解説 契約不適合責任とは、売買取引の場面で、「契約の内容と目的物の数量や品質が適合しない時、売主に課せられる責任」を指します。 平たく言えば、引き渡したものが契約内容と異なる(契約不適合)と...

デメリット

不動産会社に売却を依頼する仲介と比較すると、売却金額が安くなることがデメリットです。

一般の人が購入する仲介とは違い、専門の買取業者はゴミ屋敷を買い取ったあとに再生させて販売するため、どうしても仲介での売却金額より安くなります。

ただし、仲介で売却する場合は、ゴミ屋敷の状態では売れないため、ゴミを片付ける必要があり、清掃業者に依頼した場合は費用がかかります。
専門の買取業者であれば、そのままの状態でゴミ屋敷を買い取るため、清掃業者に依頼する費用がかからず、仲介手数料もかかりません。

仲介手数料とは

清掃業者にゴミの片付けを依頼する費用と仲介手数料を考えると、仲介のほうが手元に残るお金が少なくなる可能性も十分あり得ます。

また、いくらきれいに片付けたとしても、仲介の場合は売れる保証がありません。
専門の買取業者は、コスパよく物件を再生させて再販するノウハウを持っているため、ゴミ屋敷でも買い取ってもらえる可能性が高いです。

ゴミ屋敷ごと買い取ってもらうデメリットはないといえるかもしれません。

ゴミ屋敷を買い取ってくれる買取業者を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

ゴミ屋敷の買取業者6社を不動産買取のプロが厳選!買取の流れや費用も解説
ゴミ屋敷の買取業者を選ぶ際には、「ゴミ屋敷買取実績が豊富か」「査定根拠が明確か」「弁護士等と連携しているか」「担当者の対応が素早く的確か」に注意し、複数の業者に査定を依頼して比較しましょう。もっとも高額で確実に買い取ってくれる業者に絞れます。

期間や費用

ゴミ屋敷ごと買い取ってもらう場合には、仲介手数料がかかりません。
発生する可能性がある費用は以下のとおりです。

  • 印紙代
  • 登記費用
  • 譲渡所得税

買取の場合でも買取業者と売買契約を締結しますが、売買契約書には収入印紙を貼付して印紙税を納める必要があります。

参照元:国税庁「No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで」

税額は買取金額によって異なりますが、2千円〜2万円がほとんどです。

たとえば、ゴミ屋敷の買取金額が、700万円であれば1万円で、軽減税率が適用されると5千円になります。

なお、2027年3月31日までに作成された不動産売買契約書では、軽減税率が適用されます。

住宅ローンが残っている場合は、抵当権の抹消が必要で、不動産1件につき千円の登録免許税と司法書士に支払う手数料がかかります。

また、ゴミ屋敷を買い取ってもらって利益が出た場合は、譲渡所得税がかかるため、確定申告が必要になる点に注意しましょう。

参照元:国税庁「No.1440 譲渡所得(土地や建物を譲渡したとき)」

手順

ゴミ屋敷の買取でも通常の不動産の買取と流れは変わりません。
ゴミ屋敷を買い取ってもらう流れは以下のとおりです。

  1. 複数の買取業者に査定を依頼する
  2. 買取業者を選択する
  3. 売買契約を締結する
  4. 決済後にゴミ屋敷を引渡す
  5. 確定申告する

ゴミ屋敷を高く買取してくれる業者を探すためには、買取業者のホームページを見て、ゴミ屋敷の買取実績が豊富にあるか確認しましょう。
ゴミ屋敷の買取実績が豊富ということは、多くのお客様に支持されている証拠となるため、納得のいく金額での買取が期待できます。

ゴミ屋敷の扱いに慣れた買取業者であれば、コスパよく物件を再生させて再販するノウハウを持っているため、お客様の買取金額に還元することが可能です。
そのため、ゴミ屋敷をそのままの状態でも高い確率で買い取ってもらえるのです。

ゴミ屋敷の買取価格

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ゴミ屋敷であっても積極的に買い取っている買取業者です。

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無料相談・無料査定のみの問い合わせも歓迎しておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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ゴミ屋敷を放置する5つのリスク

ゴミ屋敷を放置した場合は、さまざまなリスクを抱えることになります。
ゴミ屋敷を放置するリスクは以下の5つです。

  • 火事が起こりやすくなる
  • 転倒して怪我をする
  • 健康被害が出る
  • 近隣住民からクレームが来る
  • 行政処分の対象になる

火事が起こりやすくなる

ゴミ屋敷を放置するリスクとして、火事が起こりやすくなることが挙げられます。

ゴミの堆積は燃えやすい&放火犯の標的にされやすい

ゴミ屋敷は大量のゴミが散乱しているため、少しの火種が火事の原因となります。

たとえば、タバコの消し忘れやストーブ、蚊取り線香などの小さな火種がゴミに移り、大きな火災に発展します。

また、大量のゴミがあるため、一旦火が付くと一気に火が広がるため、消火活動が進まないリスクもあります。
ゴミ屋敷の火事がなかなか鎮火しないことが原因で、周囲の建物まで巻き込むことになり、大火災に発展する恐れもあるでしょう。

家の外にまでゴミが散乱しているケースは放火される危険性もあり、火事が起こりやすくなることはゴミ屋敷を放置する大きなリスクといえるため、できるだけ早く対処する必要があります。

転倒して怪我をする

転倒して怪我をすることもゴミ屋敷を放置するリスクです。
ゴミが部屋のいたるところにあれば、転倒する可能性が高まります。
高齢者であれば、転倒して怪我をする危険性があるでしょう。

軽度の怪我であれば、さほど問題はありませんが、高齢者の場合は骨折につながる可能性があるため注意が必要です。
骨折を機に入院して一気に体が弱る高齢者も少なくないため、大量のゴミによる転倒を軽視することはできません。

元気に長生きするために、ゴミによる転倒リスクはできる限り早くなくすことをおすすめします。

健康被害が出る

ゴミ屋敷を放置することで健康被害が出るリスクがあります。

ゴミ屋敷の住人は健康被害を起こしやすい

ゴミ屋敷は不衛生なため、空気中に大量のウイルスや細菌、カビなどが漂っています。
ハウスダストによる喘息、感染症、食中毒などの病気にかかる可能性があるでしょう。

高齢者であれば免疫力が下がっているケースが多く、重症化するリスクがあるため、とくに注意が必要です。

また、ゴミ屋敷はダニが大量に発生していることも多く、日本斑熱、ダニ媒介性脳炎などの病気にかかる危険性もあります。
嘔吐や下痢、発熱などの症状に加え、痙攣や意識障害といった重度の症状が出る可能性もあるでしょう。

ゴミ屋敷を放置することは、さまざまな健康被害が出るリスクがあるため、早めに対処することをおすすめします。

近隣住民からクレームが来る

近隣住民からクレームが来ることもゴミ屋敷を放置するリスクの1つです。
ゴミ屋敷は外までゴミが散乱しているケースも多く、害虫や害獣、悪臭の発生によって近隣住民からクレームが入る可能性があります。

家の管理を怠り近隣住民とトラブルになる

ゴミ屋敷による害虫や害獣が原因で、近隣住民に被害が及ぶと損害賠償される危険性があります。

また、近隣に対してゴミ屋敷による害虫や害獣、悪臭などの被害が大きくなると自治体に通報されることも考えられるでしょう。
トラブルが大きくなり、行政処分の対象になる可能性もあります。

大きなトラブルに発展する前にゴミ屋敷を対処する必要があるでしょう。

行政処分の対象になる

近隣住民から自治体に通報された場合、行政処分の対象になることもゴミ屋敷を放置するリスクです。

通報を受けた自治体はゴミ屋敷を調査し、改善するよう指導します。
それでも改善しないようであれば、最終的に自治体による強制的な片付けが始まります。
自治体による強制的な片づけを行政代執行といいます。ゴミ屋敷の行政代執行
自治体による強制的な片付けでも、かかる費用を自治体が負担してくれるわけではなく、ゴミ屋敷の所有者が負担する必要があります。
仮に支払いを拒否したり、滞納したりした場合は、税金と同様に差し押さえなどの処分が行われるため注意が必要です。
たとえ自己破産してもこの支払いからは逃れることはできないため、近隣住民から自治体に通報されないようにする必要があるでしょう。

ゴミ屋敷を放置することは、金銭的にも大問題に発展する可能性があるため、できる限り早く対処することをおすすめします。

行政処分の対象になる恐れがあるゴミ屋敷の最適な対処法については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

ゴミ屋敷の行政代執行をわかりやすく解説!事例や回避方法まで紹介
ゴミ屋敷を放置すると自治体から行政代執行を受ける 冒頭でもお伝えしたとおり、ゴミ屋敷を放置し続けると、やがて自治体から行政代執行を受けることになります。 実は、ゴミ屋敷の相談窓口は自治体以外にもいくつかあります。 しかし、ゴミ...
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まとめ

今回は、ゴミ屋敷を自力で片付ける方法について解説しました。

ゴミ屋敷を放置した場合は、健康被害や近隣住民とのトラブルの可能性があるため、記事内でお伝えした方法によって自力で片付けるか、清掃業者に依頼して片付けましょう。

ただし、清掃業者に片付けを依頼するお金がなく、家の処分を検討している場合は、売却することで手放すことも可能です。
ゴミ屋敷はそのままの状態では売れないため、ゴミ屋敷を早く手放したい場合は、ゴミ屋敷専門の買取業者に売却することをおすすめします。

専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷でもそのままの状態で買い取ってもらえる可能性が高く、さらに素早い現金化が可能だからです。

その中でも買取実績が豊富な業者を選ぶことで、納得のいく金額での買取が期待できます。
買取実績が豊富な業者であれば、ほかの業者よりも、コスパよく物件を再生させて再販するノウハウを持っているため、お客様の買取金額に還元することが可能だからです。

たとえば、ゴミ屋敷であっても、低コストでゴミを片付け、最低限のリフォームを施し、戸建て賃貸用物件として不動産投資家に販売することが挙げられます。

なお弊社、アルバリンクはゴミ屋敷の買取の実績が多い専門の買取業者です。
一つの候補としてご相談くだされば、金額や日程なども含め、全力でご対応いたします。お気軽にご連絡ください。
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監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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