事故物件の競売について「買う人」と「売る人」両方にプロが徹底解説

513 事故物件

「これから競売で家を買おうと考えているけど、事故物件でないかどうかが不安……見極める方法はないかな?」
「住宅ローンを返済できずに事故物件となってしまった家を競売にかけられることになってしまった……できるだけ高く売るにはどうしたらいい?」

裁判所が提供している「不動産競売物件情報サイト」では、これから競売にかけられる全国各地の物件を閲覧できます。
競売では市場相場よりも安価で不動産を購入できますが、検討している家が事故物件でないかどうかは気になるところですよね。

結論から申し上げると、不動産競売物件情報サイトに登録されている不動産のなかには、事故物件も紛れ込んでいるのが実情です。
詳しくは本文で解説しますが、事故物件を購入してもデメリットしかないため、事故物件であるかどうかを事前に見極めることが欠かせません

一方で、やむを得ぬ事情で所有している事故物件が競売にかけられることになったとき、少しでも高く売りたいと考えますよね。

ただし、競売では市場相場の5~7割ほどの価格でしか売却できません
もし事故物件をできる限り高く売却して残債を減らしたいなら、早めに不動産業者に相談して任意売却することをおすすめします

そこで今回は、競売で物件の購入を考えている方、所有している事故物件が競売にかけられそうになってお困りの方へ向けて、競売に関する事故物件事情を網羅的に解説します。

競売で物件を購入したい方は、以下の内容をご参照ください。
この記事を読めば事故物件であるかどうかを見分けることができるようになり、安心して競売に参加できるようになります

事故物件が競売にかかってしまった方は、以下の章から読み進めてください。
事故物件をできる限り高く売却できる方法が分かり、より残債を減らせるようになります

なお、当サイトを運営している弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の事故物件を積極的に買い取っている専門の買取業者です。

競売には開札期日が設定されているため、事故物件を競売にかけられる前に少しでも高く売却したいとお考えの方は、できる限り早くご相談ください

また、競売で買った不動産が事故物件であり、少しでも早く手放したいという方も、弊社までお気軽にお問い合わせいただければ、スピーディーに買い取らせていただきます

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競売物件は事故物件の可能性があるので注意が必要

不動産競売物件情報サイトに登録されているのは、主に住宅ローンなどの債務を返済できなかった方が所有する不動産です。
裁判所の権限で強制的に不動産を売却し、その売却金額から借金を回収する仕組みとなっています。

ただし、競売物件のなかには「事故物件」が登録されている可能性もあるため、購入する際には注意しなければなりません

事故物件は購入者・入居者の精神面・心理面に抵抗感や嫌悪感を抱かせる瑕疵(不具合・欠陥)を持つ不動産のことで、「心理的瑕疵物件」とも呼ばれます。

【事故物件】心理的瑕疵とは

たとえば、所有者が何らかの事情によって亡くなってしまい、住宅ローンなどの借金を返済する人がいなくなった結果、競売にかけられるケースは比較的多い傾向にあります。

競売の事故物件に告知義務はない

後述の「競売で事故物件を見抜く方法4選」の章で詳しく解説しますが、競売にかけられた不動産が事故物件である場合は、「現状調査報告書」「評価書」「物件明細書」にその旨が記載されます。
たとえば、「本件建物内で傷害事件があった」などです。

しかし、競売の事故物件には告知義務はありません

売主は事故物件の売却時に告知義務を負う

告知義務
建物内で起きた事件や事故などで人が亡くなっている事実を売主から買主へ告げること

つまり、競売にかける物件を裁判所の執行官が調査した際に事故物件である事実が判明せず、そのまま売却したとしてもとくに問題とはならないのです。

実際、競売物件の購入後に居住者が自殺していたことを知った買主が「自殺の事実を調査しなかったこと」を裁判所の執行官の過失として訴えた事案において、裁判所は買主の訴えを退けています(さいたま地裁判決平成21年1月30日)。

一般的な不動産取引とは異なり、競売での物件の落札は自己責任です。
たとえ物件に瑕疵が潜んでいたとしても、責任を追及できない点は押さえておく必要があります。

なお、事故物件の定義や告知義務の範囲について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

事故物件の定義と告知義務を死因・死亡別に解説!売却方法も紹介!
事故物件とは主に心理的瑕疵のある不動産 事故物件とは具体的にどういう物件を言うのか?と聞かれても、分からないという人がほとんどなのではないでしょうか。 一般に、本来の機能や性能が備わっておらず、欠陥・不具合があることを瑕疵(かし)と...

事故物件はデメリットが多いので購入するべきではない

相場よりも安価で購入できる事故物件は、じつは競売のなかでは人気の高い物件のひとつです。
実際、横浜地裁小田原支部で2023年6月21日に開札された競売では、事故物件に38本もの入札が集まっています。

参照元:KEIBAI.JP

「事故物件であることは気にしないから、とにかく安く買いたい」と考えている方もいるかもしれませんが、事故物件の専門業者から言わせていただくと、事故物件はそもそも購入すべきではありません
事故物件には値段が安いというメリットだけでなく、以下のデメリットが潜んでいるからです。

事故物件デメリット

  • 精神的な負担を感じる
  • 売却したくても買い手が見つからない

たとえば、人が亡くなっている事実は気にならないと考えている方でも、実際に住み始めてから後悔してしまうケースは少なくありません。
「以前この場所で人が亡くなった」事実を知っているからこそ、ささいな物音がしたり、誰もいないのに気配を感じたりするたびに怪奇現象ではないかとおびえてしまい、落ち着いた生活ができなくなってしまいます

また近年はインターネット上で事故物件を公開するサイトがあることから、興味本位で事故物件を訪れる方が後を絶ちません。
物件の外観写真がSNSで出回るなどのトラブルに巻き込まれやすい点も、事故物件に住むデメリットです。

しかし「事故物件にはもう住みたくない」と思って売却しようとしても、そう簡単に買主は見つかりません。
事故物件を売却するときには事件の発生から何年が経過していても告知する義務があり、買主から購入を敬遠されてしまうからです。

競売で事故物件を購入すると、のちの後悔につながりかねません。
そのため、競売では出品されている不動産が事故物件であるかどうかを見極める目が必要不可欠であるといえます。

事故物件を見分ける方法については、次の章で詳しく解説します。

なお、以下の記事では事故物件を購入するメリットとデメリット、誤って買ってしまった場合の対処法をご紹介しています。
併せて参考にしてください。

事故物件を買ってしまったときの対処法3選!【完全保存版】
事故物件とは「物件内で人が亡くなった物件」 事故物件に関する明確な定義は存在しませんが、一般的には建物内で発生した事件や事故などによって人が亡くなった物件を指します。事故物件の購入や入居にあたって心理的に嫌悪感を抱く方が多いことか...
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競売で事故物件を見抜く方法4選

競売で事故物件を誤って購入しないためには、以下の4つのポイントを意識することが大切です。

  • 物件資料をチェックする
  • 価格が安すぎる物件は疑う
  • 物件の周辺で聞き込みをする
  • 専門サイトなどで調べる

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

なお、事故物件を見分ける方法は以下の記事でも解説しているので、併せて参考にしてください。

事故物件を見分ける6つの方法!知らずに購入したときの対処法も解説
事故物件の売主は建物内や敷地内で人の死があった旨を知らせずに売却してはいけないという「告知義務」が課されています。とはいえ、本当に事故物件でないか自身で調べたいと思う方も少なくないでしょう。というわけでこの記事では事故物件の調べ方6選を解説しています。

物件資料をチェックする

まずは競売物件に関する物件資料をくまなくチェックしましょう

不動産競売物件情報サイトで物件を検索すると、以下3つの資料をダウンロードすることができます。

  • 物件明細書
  • 現況調査報告書
  • 評価書

物件明細書には不動産の権利関係、現況調査報告書には裁判所の執行官による現地調査の情報、評価書には不動産鑑定士による物件の評価額などが記載されています。

もし競売物件が事故物件であることが明らかなときは、特記事項として「室内リビングで所有者の遺体が発見された」などと記載されているので、一目瞭然です。

ただし前述のように競売物件には告知義務はなく、執行官にも事故物件であるかどうかを詳しく調べる義務はありません

そのため特記事項に記載がなくても、事故物件である可能性は十分にある点には注意が必要です。

事故物件であるかどうかを判別するためには、以下3つのポイントも併せてチェックしておくことが大切です。

価格が安すぎる物件は疑う

競売物件のなかでも、相場よりも極端に安い価格が設定されている不動産は事故物件である可能性が高いといえます。

基本的に事故物件は、相場よりも10~50%ほど価格を下げなければ売却できません。
建物内で人が亡くなっていることに嫌悪感を抱く方は多いからです。

また競売では現状渡しが基本なので、室内に残されている家具などの処分費用、事故現場を修繕する費用などを踏まえたうえで低価格が設定されている側面もあります。

そのため、購入を検討している競売物件があるなら、まずは不動産ポータルサイトを通じて立地や間取り、築年数などが類似している物件の相場観を把握しておきましょう。

競売の最低入札価格は市場相場の70%ほどで設定されているケースが多いため、それよりも安い競売物件は事故物件である可能性を疑ったほうがよいでしょう。

事故物件の売却相場について知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

売りたい事故物件の高額買取を実現する方法!相場や告知義務も解説
事故物件は通常の不動産よりも、売却相場は10%〜50%・家賃相場は20%〜30%程度下がるのが一般的です。本記事では、事故物件の売却価格は相場よりも10~50%安い・事故物件の売却時に売主は告知義務を負う・事故物件を少しでも高く売る方法について解説します。

物件の周辺で聞き込みをする

購入を検討している競売物件の周辺に住んでいる方に聞き込みをする対策も有効です。

殺人事件や自殺などにより建物内で人が亡くなっている事実は、周辺住民の方にも広く知られているものです。
そのため、「このあたりは治安がよいエリアですか?」「近隣で物騒な事件は起こっていませんか?」などと聞くと、「じつはあそこの家で……」と教えてもらえる可能性があります。

専門サイトなどで調べる

周辺住民への聞き込みと併せて行いたいのが、事故物件公示サイトの調査です。

インターネットの普及に伴い、「大島てる」をはじめ全国にある事故物件を紹介するサイトが増えてきました。

たとえば大島てるでは、トップページにある検索窓に住所を入力してクリックすると、該当箇所周辺に存在する事故物件が炎のマークで表示されます。
さらに炎のマークをクリックすれば、死因などをチェックできる仕組みです。

たとえ物件情報に事故物件であることが記載されていなくても、事故物件公示サイトに掲載されていたら事故物件の可能性は高いといえます。

ただし、大島てるはユーザーの投稿制であり、情報が正確とは限らない点には注意が必要です。

競売物件が事故物件かどうかを調べたいなら、大島てるの閲覧だけでなく、他の調査方法も併せて実施することをおすすめします。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)では、大島てるの管理人である大島てる氏にインタビューを行い、日本一の事故物件情報共有サイト「大島てる」がなぜ生まれたのか、サイトの運営・チェック体制はどうなっているのかについてお話をうかがいました。
以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご一読ください。

日本一の事故物件サイト「大島てる」はなぜ生まれ、どう運営されているのか?
きっかけは「無いなら自分で作ろう」だった まずは事故物件情報共有サイト「大島てる」を開設されたきっかけを教えていただけますか? 私の家は祖母の代から不動産業をしてたのですが...

事故物件を落札してしまっても代金を支払う前なら救済措置がある

さまざまな方法で調査をしたとしても、「競売物件が事故物件ではない」とは100%言い切れないのが現状です。

しかし、ご安心ください。
物件資料に記載されていないにもかかわらず、落札した競売物件が事故物件であることが判明した場合、代金をまだ支払っていない段階であれば購入申し込みを取り消せる可能性があるのです。
入札時に支払っていた保証金(売却基準価額の20%)も返還されます。

その法的根拠となっているのが、民事執行法第75条です。

第七十五条 最高価買受申出人又は買受人は、買受けの申出をした後天災その他自己の責めに帰することができない事由により不動産が損傷した場合には、執行裁判所に対し、売却許可決定前にあっては売却の不許可の申出をし、売却許可決定後にあっては代金を納付する時までにその決定の取消しの申立てをすることができる。
ただし、不動産の損傷が軽微であるときは、この限りでない。

引用元:e-Gov法令検索|民事執行法第75条第1項

たとえば、競売物件の購入後に所有者である夫が自殺したことを知った買主が代金納付前に売却許可決定の取り消しを求めた事案において、裁判所は民事執行法第75条第1項が類推適用されるとして、これを認めています(札幌地裁判決1998年8月27日)。

ただし「不動産の損傷が軽微であるときは、この限りでない」と明記されているように、たとえ事故物件であったとしても、売却許可決定の取り消しが受理されるかどうかは個別的事情によって異なる点に注意が必要です。

代金を支払った後はどうしようもない

一方で、すでに競売物件の購入代金を支払った後で事故物件である事実を知って購入の取り消しを訴えても、民事執行法第75条第1項は適用されません
つまり、代金納付後のキャンセルは難しいということです。

実際、競売物件の購入者が代金納付後に建物内で自殺があった事実を知り、売却許可決定の取り消しを申し立てた事案において、裁判所は以下の理由により、購入者の訴えを退けています(東京高裁判決平成8年8月7日)。

  • 代金はすでに納付済みであるから民事執行法第75条第1項の申し立てはできない
  • 本件不動産には自殺の痕跡が残っておらず、土地が滅失(なくなること)とはいえないことから民事執行法第53条も類推適用できない

第五十三条 不動産の滅失その他売却による不動産の移転を妨げる事情が明らかとなったときは、執行裁判所は、強制競売の手続を取り消さなければならない。

引用元:e-Gov法令検索|民事執行法第53条

したがって競売で不動産を購入する際には、代金を支払う前に事故物件であるかどうかを徹底的に調べることが大切だといえます。

事故物件が競売にかけられた場合の対処法2選

ここからは、住宅ローンなどを返済できずに事故物件が競売にかけられそうになっている方へ向けて以下2つの対処法を解説していきます。

  • 住宅ローンの残債を一括で返済する
  • 任意売却する

結論から申し上げると、事故物件が競売にかけられる前に専門の買取業者に相談することをおすすめします
競売では市場相場の50~70%ほどの価格でしか売却できず、借金を完済できない可能性があるからです。

その点、専門の買取業者には購入した事故物件を活用して収益化できるノウハウがあるので、できる限り高値で買い取ってもらえ、残債を可能な限り減らすことができます。
事故物件を専門の買取業者に売却する具体的な方法は、後述の「事故物件は専門買取業者に売却するべき」の章で解説するので、ぜひ参考にしてください。

それでは、事故物件が競売にかけられたときにできる2つの対処法について詳しく見ていきましょう。

住宅ローンの残債を一括で返済する

所有している事故物件が競売にかけられるのを防ぐには、滞納している住宅ローンを一括で返済しなければなりません
住宅ローンを完済したら不動産に設定されている抵当権を抹消できるので、家を競売にかけられずに済みます

しかし住宅ローンの残債を一括で返済できるほどの経済力があったら、そもそもローンを滞納することはなかったでしょう。
そのため住宅ローンの一括返済は現実的な選択肢とはいえず、次の見出しでご紹介する「任意売却」が唯一残された道だといえます。

任意売却する

事故物件を競売にかけられるのを回避したいなら、なるべく早く任意売却の手続きを進めましょう

任意売却とは、不動産に抵当権を設定している金融機関の同意を得たうえで一般の不動産市場で売却する方法です。

任意売却とは

任意売却のメリットは、以下のとおりです。

  • 市場相場に近い価格で売却できる可能性がある
  • 引っ越し費用を捻出できる
  • 残った住宅ローンは分割払いにできる
  • 家族のプライバシーを守れる

任意売却は、通常の不動産を売却する方法と何ら変わりはありません。
そのため、市場相場に近い価格で売却できる可能性があり、より残債を減らすことが可能です。

任意売却、競売とローン返済

競売では事故物件の売却代金のすべてを返済に充てられてしまいますが、任意売却では金融機関との話し合いによっては売却代金の一部から引っ越し費用を捻出してもらうこともできます

また、任意売却をして住宅ローンの残債を完済できない場合でも、残ったローンを毎月分割して返済するなど生活に支障が出ない返済計画を立てられる点もメリットです。

くわえて、家族のプライバシーを守れるメリットもあります

競売ではインターネットなどに所有している物件の情報が掲載されてしまうため、近隣の方の噂の種となってしまいかねません。
不動産業者が訪問してくることもあり、精神的にストレスを感じてしまう恐れもあります。

その点、任意売却はあくまでも通常の不動産売却と同様の販売活動となるため、家族のプライバシーを守りながら売却できるのです。

事故物件でも競売ではなく任意売却で売却するべき

たとえ所有している不動産が事故物件であっても、競売ではなく任意売却を選択することをおすすめします

競売だと、どのくらいの金額で売却できるかは予測ができません。
とくに事故物件の場合は通常の競売物件よりも相当安価になるケースがほとんどです。

それに対して、前述のように任意売却なら市場相場に近い価格で売却が可能です。
事故物件の場合には相場よりも50~70%ほど安くなるケースが一般的ですが、それでも競売よりは高く売却でき、より残債を減らせるでしょう。

ただし任意売却を成功させるには、競売の開札期日の前日までに不動産売却を完了させなければなりません

任意売却の期限

事故物件の立地などによっては買い手を見つけるのに難航することもあるため、競売ではなく任意売却したいなら、できる限り早く準備に着手するのがポイントです。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)には任意売却に精通したスタッフがいるため、債権者である金融機関との交渉から売却までを一気通貫でお任せいただくことが可能です。

所有している事故物件の任意売却を成功させたい方は、できる限り早く弊社までご相談ください

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事故物件は専門買取業者に売却するべき

ここまで、事故物件を売却するには競売ではなく任意売却がおすすめである理由を解説してきました。

任意売却といっても売却方法は通常の不動産と変わりはなく、相談先は不動産仲介業者か専門の不動産会社のいずれかです。

不動産仲介業者は物件を売りたい売主と買いたい買主とを結びつけて売買契約の成立をサポートする不動産業者、不動産買取業者は自社が買主となって売主から直接物件を購入する不動産業者を指します。

仲介と買取の違い

結論からお伝えすると、事故物件を任意売却したいなら専門の買取業者に相談するべきです。

仲介では、マイホームの購入を検討している方がターゲットとなります。
そのため、事故物件という理由だけで購入を敬遠されてしまいかねず、競売の開札期日前日までに買い手が見つからない恐れがある点に注意が必要です。

実際に弊社が行ったアンケート調査によると、事故物件には住みたくないと回答した方の割合が全体の70%を超えました。

事故物件に住むのはあり?なし?

参照元:訳あり物件買取プロ|ブームの兆し!事故物件はあり?なし?983人にアンケート調査をしてわかった年収別の超意外な傾向とは?

事故物件を仲介で売却するのは難しいことが分かるでしょう。

一方で、事故物件の買取を専門としている買取業者には、購入した事故物件にリフォームなどを施して商品化してから賃貸として運用したり、再販したりして収益を上げられる独自のノウハウがあります。
したがって、事故物件でも短期間で、かつ適正価格で買い取ってもらえるのです。

専門の買取業者は事故物件も買取できる

タイムリミットが設定されている任意売却ではスピードが鍵となるため、所有している事故物件を競売にかけられたくないなら、1日でも早く専門の買取業者に相談することをおすすめします。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)では、全国の事故物件を積極的に買い取っております。
事故物件を任意売却したい方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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なお、以下の記事では仲介と買取の違いについて解説しているので、併せて参考にしてください。

仲介と買取の違いをサクッと理解しよう!【どちらが最適か教えます】
売れない訳あり不動産の活用方法なら

また孤独死が発生した事故物件の売却方法を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

孤独死があったマンションは事故物件?確実に売却する方法を解説!
マンションでの孤独死は遺体発見が遅れると事故物件になる 一般に、建物内で人が亡くなっている物件は「事故物件」として扱われます。売買・賃貸にあたって買い手・借り手に心理的嫌悪感や抵抗感を抱かせることから「心理的瑕疵物件」とも呼ばれま...

アルバリンクは事故物件を買い取ってきた実績がある

ここまで事故物件を任意売却する方法などについてお伝えしてきました。
そこでこの章では、弊社Albalinkを例にとり、実際の事故物件の買取事例を紹介します。

弊社Albalinkは訳アリ物件専門の買取業者として、他社では断られるような事故物件を多数買い取ってきました。
実際、弊社は下記のように「孤独死」「自殺」「溺死」などさまざまな事故物件を全国から買い取っています。

引用元:事故物件の買取事例(Albalink)

上記の買取金額を見ていただけばわかる通り、弊社は事故物件であっても物件全体の価値を適切に評価し、適正価格で買い取っています。

買取業者の中にはホームページなどで「事故物件を買い取ります」とアピールしておきながら、実際はタダ同然の買取価格しかつけない業者も存在します。
弊社がそうした業者とは違うことが、この買取価格を見て頂けばわかっていただけると思います。

実際、事故物件をはじめ、弊社に物件の買取依頼をしていただいたお客様からは「思った以上の高値で買い取ってもらえた」「もっと早く依頼すれば良かった」といった感謝の言葉を多数いただいております(下記Google口コミ参照)。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。 そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。 アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。 そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。 今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。 私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。 リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。 地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。 こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。 担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。

また、弊社はお客様からの評価が高いだけでなく、不動産買取業者としては数少ない上場企業でもあり、社会的信用も得ています。
そのため、事故物件というデリケートな対応が求められる物件も、売主様のプライバシーを守りながら、速やかに高値で買い取らせていただきます。

信頼できる買取業者に安心して事故物件を売却したい方はぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください(査定依頼をしたからといって、無理な営業などは行いませんのでご安心ください)。

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まとめ

競売物件には、事故物件が含まれている可能性があります
事故物件を購入したくないなら、競売に参加する前には物件資料を確認したり、物件周辺で聞き込みをしたりして事前にチェックしておくことをおすすめします。

万が一競売物件が事故物件だったとしても、代金納付前なら売却許可決定を取り消せるのでご安心ください

一方で、所有している事故物件が競売にかけられそうになったときの対処法は、実質「任意売却」の一択です。

任意売却では通常の不動産と同様に市場相場に近い価格で売却できる可能性がありますが、競売開札期日前日までに取引をすべて完了させなければなりません

そのため任意売却を成功させたいなら、任意売却や事故物件の取り扱いに長けた専門の買取業者に相談することをおすすめします

弊社AlbaLink(アルバリンク)は専門の買取業者であり、2011年の創業以来、数多くの事故物件を買い取ってまいりました。
過去には訳アリ物件専門の買取業者として、フジテレビの「newsイット!」に紹介された実績もあります。

イットで紹介されました

また、提携している弁護士や司法書士など法律の専門家によるサポートのもと、債権者に差し押さえられてしまった不動産を買い取ることも可能です。

相談は無料で承っておりますので、事故物件を競売にかけられそうになってお困りの方は、できる限り早く弊社までお問い合わせください

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「事故物件の競売」に関するよくある質問

競売にかけられた不動産が売れなかった場合は、もっとも早く入札した方が物件を購入できる「特別売却」制度へ移行します。 それでも売れなかったら売却基準価格を値下げして再び競売を行い、3度目の手続きでも売却できなかったら競売自体が取り消しとなります。
事故物件を見分ける方法は、以下の6つです。 物件情報に「告知事項あり」の記載があるかを確認 不動産業者への問い合わせ 売却価格が相場よりも安すぎないかと確認 内見時に不自然な修繕箇所がないかを確認 事故物件公示サイトをチェック 近隣住民への聞き込み
家が競売に懸けられる理由としてもっとも多いのは、住宅ローンの滞納によるものです。 住宅ローンを滞納すると、売却金額で債権を回収すべく、抵当権が設定されている不動産が裁判所の権限で強制的に売却されます。
監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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