空き家バンクの6つの失敗例|成功例やメリットとデメリットも紹介

n456 空き家

「空き家バンクってそもそもどんなサービス?」
「空き家バンクを使って空き家を売りたいけど、失敗しないかな?」

空き家の売却方法のひとつに、自治体が運営している「空き家バンク」の利用があります。しかしいざ空き家バンクを使うにあたり、失敗せずに売却できるのかどうか心配になってしまいますよね。

結論から申し上げると、空き家バンクの利用トラブルは枚挙にいとまありません。基本的に空き家バンクの利用者は購入希望者と直接交渉しなければならないためです。たとえトラブルが起こっても、自治体は責任を取ってくれません

空き家バンク利用時のトラブルを避けたいなら、事前にリスクを把握したうえで適切な対策を講じることが重要です。

そこで今回は、これから空き家を売却したいと考えている方へ向けて、以下の情報を詳しくお伝えします。

この記事を読むと、あなたが所有している空き家を売却するにあたって空き家バンクの利用が本当に適しているのかどうかが分かります

詳しくは本文で解説しますが、空き家を確実に、かつトラブルなく売却したいなら、専門の買取業者に相談することをおすすめします

専門の買取業者に売却を依頼すると直接空き家を買い取ってくれるため、空き家バンクのように買主を探す必要はありません。売買契約時にはしっかりとした契約書も交わすので、安心感にもつながるでしょう。

当サイトを運営している弊社AlbaLink(アルバリンク)でも、全国の空き家を積極的に買い取っております。査定は無料ですので、「空き家をいくらで買い取ってもらえるのかが知りたい」方は、お気軽にお問い合わせください

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空き家バンクとは「空き家版のマッチングサイト」

そもそも空き家バンクとは、空き家を売りたい・貸したい方と買いたい・借りたい方とを結びつけるマッチングサービスです。

自治体、もしくは自治体から委託を受けた企業が空き家バンクのサイトを通じて、空き家を利用したいと考える方へ向けて物件情報を提供します。

空き家バンク

参照元:埼玉県|市町村空き家バンクのご紹介

空き家バンクの失敗例やメリット・デメリットをご紹介する前に、まずは空き家バンクの目的や利用の流れを見ていきましょう。

空き家の活用促進が目的

空き家バンクの目的は、空き家の活用促進にあります
なぜなら、空き家が放置されると劣化による屋根や外壁材の落下、ゴミの不法投棄による悪臭・害虫の発生などで第三者に被害を与える恐れがあるからです。

そのため、空き家の活用を促して放置空き家の数を減らすために空き家バンク制度が誕生しました。

なお、空き家が抱える問題点については、以下の記事で詳しく解説しています。空き家を所有しているものの、何にも活用しておらず放置している方は、ぜひ参考にしてください。

空き家の問題点って結局なに?所有者と社会が抱えるリスクを事例とともに解説
空き家は所有者のみではなく、社会・地域にも多くの問題を及ぼすため、放置してはいけません。本記事では、空き家の増加による社会的な5つの問題点・空き家の所有者が抱える5つの問題点・空き家問題を解決する3つの売却方法について解説します。

空き家バンクを利用する流れ

空き家バンクを利用する流れは以下の通りです。

  1. 空き家の住所地を管轄する自治体に物件登録の申請をする
  2. 自治体側による書類確認・現地調査を経て、問題がなければ登録される
  3. 自治体のホームページなどで空き家情報が公開される
  4. 賃貸・購入希望者からの問い合わせに対応する
  5. 賃貸・購入希望者と条件がまとまったら契約を交わす

参照元:長崎県南島原市|空き家等を貸したい、売りたい方へ「空き家バンク制度」の紹介

空き家バンクの登録は無料ですが、基本的には個人で売却活動のすべてを進めなければなりません。

また、空き家バンクはあくまでも各自治体が空き家問題の解決を目的に自発的に運営しているサイトです。
そのため、空き家の住所地を管轄する自治体が空き家バンクを開設していない場合には利用できません。

空き家バンクを利用したいなら、事前に自治体が制度を実施しているかを確認しましょう。

なお、空き家バンクを利用するデメリットについては、後述の「空き家バンクのメリットとデメリット」の章で詳しく解説します。

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空き家バンクの6つの失敗例

ここでは、空き家バンクを利用した以下6つの失敗例を見ていきましょう。

空き家バンクを使って空き家の売却を成功したいなら、失敗する原因を把握したうえで適切な対策を講じることがポイントです。

それぞれの失敗例をご紹介します。

【失敗例1】ニーズのミスマッチで空き家が売れ残る

地方に所有している空き家を空き家バンクに登録したものの、ニーズのミスマッチから売却できなかった事例です。

コロナ禍でリモートワークが普及したことなどに伴い、地方への移住を希望する人は少なくありません。

参照元:毎日新聞|増える移住「年間1万人」実現するのか 専門家に聞いた

そのため近年は、地方にある空き家を売却しやすい環境が生み出されているいえます。

しかし田舎暮らしを希望する人の多くは、「野菜作りを楽しみたい」「子どもをのびのびと育てたい」などの理由から、より広い家を求める傾向にあります。

参照元:鹿児島県住宅・建築総合センター「空き家対策ガイドブック

したがって、地方にある空き家が小さかったり、土地が狭かったりした場合には、空き家バンクに登録しても買い手を見つけるのは難しいでしょう。

【失敗例2】空き家の売却金額を巡って話し合いがこじれる

空き家バンクを利用する際には、空き家の売却金額を巡るトラブルも起こりがちです。

参照元:一般社団法人移住・交流推進機構|「空き家バンク」を活用した移住・交流促進事業自治体調査報告書

通常の不動産売買では不動産業者が仲介に入り、空き家の売却金額の決定や買主との値段交渉などのサポートを行います。

しかし空き家バンクでは、空き家の売却活動のすべてを自身の責任で行わなければなりません。自治体の役割は、空き家情報を掲載する宣伝の場を設けるに過ぎないためです。

不動産売買では購入希望者から値下げを交渉されるケースが珍しくありませんが、それにも自身で対応する必要があります。値下げ交渉に安易に応じたら損をしてしまいかねず、交渉に応じなかったら売却できない事態に陥りかねません

そのため空き家バンクに登録した空き家をスムーズに売却したいなら、あらかじめ5~10%ほどの値下げを前提とした売却金額を設定するとよいでしょう。

また、許容できる値引きの限度額を決めておくことも大切です。

もし、空き家バンクを通じて見つけた買い手が提示した金額に納得ができない場合は、一度専門の不動産買取業者に査定を依頼したうえで比較してみるとよいでしょう。

弊社AlbaLink(アルバリンク)は、空き家の買取に精通している不動産買取業者です。
買い取った空き家を活用するためのノウハウを豊富に持ち合わせているため、他社よりもできる限り高値で買い取ることが可能です。
空き家を少しでも高く売却したいとお考えの方は、ぜひ弊社の無料査定を活用し、他との売買金額を比較してみてください。

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【失敗例3】空き家引き渡し後に設備のトラブルが発覚してもめる

空き家バンクを通じて空き家を売却したあとで、設備などの不具合が発覚してトラブルが起こるケースも少なくありません

参照元:一般社団法人移住・交流推進機構|「空き家バンク」を活用した移住・交流促進事業自治体調査報告書

空き家を売却する際、売主は買主に対して契約不適合責任を負う必要があります。

契約不適合責任

契約不適合責任
売買契約書に記載されていない不具合や欠陥などが見つかったときに売主が買主に負う責任のこと

もし空き家の売却後、契約書に記載のない設備などの不具合が見つかった場合には、買主から修繕費や損害賠償などを請求される恐れがある点に注意が必要です。

空き家引き渡し後のトラブルを避けたいなら、契約締結前に物件を隅々までしっかりとチェックし、買主へ事実を正直に伝えることが大切です。

しかし、個人で空き家の隅々までをチェックするのはハードルが高いと言わざるを得ません。
それでも、欠陥や不具合などの見逃しがあると買主とのトラブルにつながる恐れがあります。

したがって、空き家に不具合や欠陥が潜んでいるかどうか不安な人は、専門の不動産買取業者への売却を検討しましょう。
専門の不動産買取業者への売却なら、売主の契約不適合責任を免除してくれるからです。
詳しくは「契約不適合責任を免除してくれる」の見出しで解説しています。

なお、不動産売買時に売主が負う契約不適合責任については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産売買における契約不適合責任の教科書【弁護士監修の保存版】
契約不適合責任の要点をわかりやすく解説 契約不適合責任とは、売買取引の場面で、「契約の内容と目的物の数量や品質が適合しない時、売主に課せられる責任」を指します。 平たく言えば、引き渡したものが契約内容と異なる(契約不適合)と...

【失敗例4】空き家の傷みが激しく売却できない

空き家バンクを通じて問い合わせがあっても、実際に現地で空き家を見た購入希望者が老朽化や劣化具合を嫌って成約にいたらないケースもあります。

参照元:参照元:一般社団法人移住・交流推進機構|「空き家バンク」を活用した移住・交流促進事業自治体調査報告書

空き家バンク経由で空き家を売却する際には、トラブルを防ぐためにも空き家の傷み具合などを備考欄に掲載する形が一般的です。

しかし、HP上の写真からだけでは細部までをよく確認できず、実際に現地見学を行った購入希望者の落胆につながるケースが少なくありません。

そのため、空き家バンクを通じて少しでも早く空き家を売却したいなら、ある程度のリフォームや修繕を行っておく必要があるといえます。

ただし、リフォームや修繕に数百万円もの費用をかけても、買主が必ず見つかるとは限りません。

したがって空き家のリフォームや修繕を検討しているなら、実施する前にまずは専門の買取業者に相談することをおすすめします。
専門の買取業者なら、どれだけ老朽化が進んだ空き家でもそのままの状態で買い取ってくれるからです。

弊社AlbaLink(アルバリンク)でも、築年数が古く劣化が激しい空き家を現状で買い取らせていただきます。
空き家バンクを通じて空き家が売れないとお悩みの方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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【失敗例5】そもそも見学希望の問い合わせがない

空き家バンクに物件情報を掲載しても、見学希望の問い合わせすらないケースも珍しくありません。

参照元:空き家バンクにおける特徴的な取組み事例集|三菱UFJリサーチ&コンサルティング

空き家バンクの知名度はまだそこまで高いとはいえず、マイホームの購入を検討している方の多くは不動産業者を通じて物件を探しているからです。

しかし問い合わせがないからといって、空き家の管理を怠ると劣化が進む一方です。
空き家がボロボロの状態になるとさらに売却しにくくなりかねないため、自分で管理を行うか、毎月数万円ほどの費用をかけて不動産業者に管理を依頼するかを選択する必要があります。

空き家が遠方にあって自分で管理するのは難しい、費用をかけたくないなら、できる限り早く不動産買取業者へ相談しましょう。
空き家の劣化が進むと、売却価格がより安くなってしまいかねないためです。

弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の空き家を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
査定は無料で行っておりますので、空き家をいくらで売れるのかが知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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【失敗例6】補助金の存在を知らずに費用負担が増える

空き家バンクに登録した空き家のリフォームや家財の処分などを行う際、自治体によっては補助金を支給してくれるところがあります。
しかし制度の存在を知らずにリフォームや家財の処分を行ってしまい、無駄な費用をかけることになった失敗事例も少なくありません。

たとえば長野県千曲市では、空き家バンクに登録した市内在住者に対して家財処分費を最大で10万円補助する制度を実施しています。

参照元:空き家バンクリフォーム補助金(千曲市在住者対象)ご案内|千曲市

制度はその年度の予算額の上限に達し次第受付が終了するので、空き家のある自治体で利用できる補助金がないかどうかを早めに確認しておくことが大切です。

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空き家バンクのメリットとデメリット

空き家バンクの失敗例と成功例を見ても分かるように、空き家バンクにはメリットもあればデメリットも存在します。

そこでここからは、空き家バンクを利用するメリットとデメリットをご紹介します。

もしデメリットに不安を感じて空き家バンクの利用を迷うようなら、空き家の買取を専門としている買取業者に相談することをおすすめします。

専門の買取業者に空き家を売却する利点は、後述の「空き家バンクで失敗するくらいなら専門の買取業者に売却を推奨」の章で詳しく解説しているので参考にしてください。

空き家バンクを利用するメリットとデメリットを見ていきましょう。

【メリット1】無料で登録できる

空き家バンクに空き家を登録するにあたり、あなたが費用を負担しなくてもよい点は大きなメリットといえるでしょう。

前述のように、空き家バンクは「増え続ける空き家問題の解消」「移住・定住の促進」のために自治体が取り組んでいる制度のひとつです。

自治体にとっても、あなたが所有している空き家が売却できると移住・定住者が増えるメリットがあります
そのため、空き家の売却を無料で支援しているというわけです。

【メリット2】補助金や助成金の対象となる

空き家バンクに登録すると、空き家のリフォームや家財道具の処分などに対して補助金の交付を受けられるメリットもあります

たとえば東京都青梅市では、空き家内に放置された家具や家電などの家財道具の処分に際し、最大で50万円の補助金を支給しています。

参照元:青梅市|青梅市空家等活用支援事業

また、岐阜県恵那市では空き家バンクに登録された空き家をより活用しやすくするため、生活に必要な主要構造部の改修工事を行った方に対して最大150万円を補助しています(工事総額50万円以上の場合)。

参照元:恵那市|空き家バンク活用支援補助金制度

ただし、自治体ごとに補助金制度は異なります。自分が補助金制度を活用できるかどうかを確かめるためにも、一度空き家の住所地を管轄する自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。

【メリット3】賃貸に出して収益化も図れる

空き家バンクを通じて空き家を貸し出すことも可能です。借り手が見つかれば家賃収入を得られ、いままで活用できていなかった空き家の収益化を図ることができます

築年数が古く、建物や設備の状態が悪い空き家でも、前述の補助金を活用してリフォームを行ったうえで空き家バンクに登録すれば、借り手を見つけられるでしょう。

実際、空き家のリフォームや片づけを行ったあとで空き家バンクに登録したところ、入居希望者が現れたというケースもあります。

参照元:瀬戸内市移住交流促進協議会|空き家活用事例集

ただし、空き家のリフォームを行っても必ず借り手が見つかるわけではない点に注意が必要です。

駅から遠いなど立地によっては借り手がまったく見つからず、リフォーム代が赤字としてのしかかるどころか、維持管理費も負担し続けなければならなくなる恐れもあります。

賃貸経営を成功させるには賃貸需要などを見極めるマーケティング活動が不可欠であり、不動産に詳しくない方では失敗する可能性が高いといわざるを得ません。

空き家の赤字化を防ぎたいなら、賃貸経営よりも、後述の「空き家バンクで失敗するくらいなら専門の買取業者に売却を推奨」の章で解説するように専門の買取業者に売却して現金化することをおすすめします。

【デメリット1】利用者が少なく買い手が見つかりにくい

空き家バンク最大のデメリットは、そもそもの利用者数が少なく、買い手が見つかりにくい点です。

実際、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会が行った「土地・住宅に関する消費者アンケート調査ウェブアンケート調査結果〈全体版〉」によると、空き家バンクの認知度はわずか24.1%に過ぎませんでした。

言い換えれば、空き家バンクは気長に「いつか売れればいい」と考えている人向けのサービスということです。

空き家をなるべく早く手放して維持管理の負担から解放されたいなら、空き家バンクではなく専門の買取業者へ相談することをおすすめします。
専門の買取業者に依頼すれば、平均1ヵ月以内の短期間で空き家を売却できるからです。

空き家専門の買取業者である弊社AlbaLink(アルバリンク)でも、空き家を平均1ヵ月ほどで買い取ることが可能です。
空き家をできる限り早く処分したいとお考えの方は、まずは弊社までお気軽にご相談ください。

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【デメリット2】仲介業者がいないケースがある

自治体によっては契約上のトラブルを防ぐために不動産業者による仲介を登録の条件としていますが、なかには仲介業者がサポートしてくれないケースもあります

この場合は、空き家の内覧や価格交渉、契約条件の確認、契約書の作成といった売却活動のすべてを自身で行わなければなりません。

仲介業者がいないからといって、自治体のサポートを受けられるわけではない点にも注意が必要です。
自治体の役割は、あくまでも空き家情報の紹介や必要な連絡調整などに限られるためです。

また、自治体が紹介してくれる仲介業者の質が必ずしも良いとは言い切れない点にも気をつけましょう。

不動産売却の成否を決めるのは仲介業者にかかっているといっても過言ではありません。

しかしもし実績の少ない仲介業者が選ばれた場合、購入希望者との交渉をうまく進めてもらえずに売却が長引いてしまう可能性があります。
購入希望者との価格交渉もうまくいかず、売買契約が流れる恐れも否めません。

所有している空き家をできる限り早く売却したいなら、空き家バンクではなく実績豊富な不動産業者に依頼したほうがよいでしょう。

【デメリット3】仲介業者がいる場合は仲介手数料を取られる

自治体によっては空き家バンクを通じて空き家を売却するにあたり、契約上のトラブルを防ぐ目的で地域の不動産業者の仲介を条件としているところもあります

しかし、不動産業者の仲介で空き家を買主へ売却した場合は、仲介手数料が別途発生する点に注意しましょう。

仲介手数料とは

仲介手数料は以下の計算式で求められます。

成約価格(税抜) 仲介手数料の計算式
400万円超 (成約価格×3%+6万円)×消費税(10%)

たとえばあなたが空き家を500万円で売却した場合は、売買契約成立時に以下の仲介手数料を不動産業者へ支払う必要があります。

「(成約価格×3%+6万円)×消費税(10%)」の計算式より、
仲介手数料=(500万円×3%+6万円)×10%=23万1,000円

空き家の売却価格が400万円以下のときに発生する仲介手数料の上限額は、18万円(税抜)です。

参照元:国土交通省|宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額

空き家の売却に際して費用を負担したくない場合は、買取での売却がおすすめです。
買取なら、仲介手数料を負担する必要がない
からです。
詳しくは「空き家バンクで失敗するくらいなら専門の買取業者に売却を推奨」の見出しで解説します。

【デメリット4】トラブルの責任はすべて自分に降りかかる

空き家バンクを通じて見つけた購入希望者との間にトラブルが起きても、すべて自分で対応しなければならない点もデメリットです。

空き家バンク上のトラブルは自分で解決

仲介業者がいない場合、空き家バンクに登録した空き家は個人間で取引を行う必要があります。

ただし、個人間での売買契約はトラブルがつきものです。
たとえば、契約書の不備で売買契約が白紙となる事例は少なくありません。
また前述のように、契約不適合責任を巡るトラブルも多い傾向にあります。

個人間売買でトラブルが起きても、自治体は何ひとつ助けてはくれません
そのため空き家バンクを通じて空き家を売却するときには、必ず不動産業者に仲介を依頼するようにしましょう。

空き家バンクのメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せてご参照ください。

空き家バンクの実態と口コミを紹介!空き家を確実に売却する方法も紹介!
空き家の売却を考えている方へ向けて、空き家バンクの仕組みや利用するメリット・デメリットを解説します。この記事を読むと、空き家の売却に空き家バンクが適しているかどうかの判断がつくようになります。
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空き家バンクで失敗するくらいなら専門の買取業者に売却を推奨

ここまで空き家バンクのメリット・デメリットをご紹介してきました。

結論から申し上げると、空き家バンクはまだ普及しているとはいえず、利用しても買い手を見つけられる可能性は低いといわざるを得ません。

また、さまざまなリスクを売主であるあなたが負わなければならない点もデメリットです。

そのため空き家バンクを利用して空き家の売却に失敗するのを防ぎたいなら、専門の買取業者に依頼することをおすすめします。

専門の買取業者に空き家を売却する主なメリットは、以下の3つです。

古家を不動産買取業者へ売却するメリット

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

そのままの状態で買い取ってくれる

専門の買取業者なら、空き家をそのままの状態で買い取ってくれます

専門の買取業者は、買い取った空き家にリフォームなどを施してから再販したり、賃貸物件として運用したりします。

そのため、空き家を売却するにあたってあなたがリフォームをする必要はありません。
たとえ設備が壊れていたり、内装や外装がぼろぼろであったりしても問題なく買い取ってくれるのです。

また、室内に家具などの家財道具やゴミが残っていても問題ありません。

遠方に住んでいて自分では空き家の片づけができない場合でも、専門の買取業者に依頼するとスムーズに売却することができます。

弊社AlbaLink(アルバリンク)は空き家専門の買取業者であり、家財道具や不用品ごと空き家を買い取ることが可能です。
空き家の売却に際して余計な費用や負担をかけたくない方は、お気軽に弊社までご相談ください。

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買取完了までがスピーディー

専門の買取業者に依頼すると、空き家をスピーディーに現金化できる点も大きなメリットです。

空き家バンクを通じて空き家を売却するには、まず購入希望者が現れるのを待たなければなりません。
購入希望者からの問い合わせがあっても、内覧対応や条件交渉などさまざまなステップを踏む必要があり、売却が完了するまでに時間がかかりがちです。

その点、買取の場合は専門の買取業者が直接空き家を購入するため、買主を探す時間を大きく短縮できます。

買取と空き家バンクの売却スピードの違い

専門の買取業者から提示された査定価格にあなたが納得すれば、すぐに売買契約を交わせて空き家の売却金額を手にすることが可能です。

ただし、専門の買取業者によって買取期間や査定価格は異なります。
所有している空き家をできる限り早く、かつ高く売却したいなら、複数の買取業者に査定を依頼して査定価格と買取までの期間を比較することをおすすめします。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)では空き家の無料査定を行っています。
査定を依頼したからとはいえ無理な営業をかけることはいっさいありませんので、ほかの買取業者と買取期間や査定価格を比較したいとお考えの方は、お気軽にご活用ください

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契約不適合責任を免除してくれる

専門の買取業者に空き家を売却する際には、あなたの契約不適合責任を免責にしてくれるところもメリットです。

買取業者は契約不適合責任が免責

前述のように、空き家バンクを通じて空き家を売却する際、あなたは買主に対して契約不適合責任を負う必要があります。
もし空き家を引き渡したあとに契約書に記載のなかった不具合や欠陥が見つかった場合、買主から損害賠償などを請求されてしまいかねません。

一方、専門の買取業者は空き家に潜んでいる不具合や欠陥を承知の上で買い取るため、あなたの契約不適合責任を免責にできます。

弊社AlbaLink(アルバリンク)も、空き家をはじめ一般の買い手が見つかりにくい不動産を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
あなたの契約不適合責任を免除した上で空き家を買い取らせていただきますので、売却後のトラブルを避けたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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まとめ

空き家を売りたい・貸したい所有者と、購入したい・借りたい利用者とを結びつける空き家バンクは無料で登録できます。

しかし空き家バンクの利用者数は多いとはいえず、空き家の買い手を見つけるのは難しいといわざるを得ません

また空き家バンクを通じて購入希望者を見つけられたとしても、契約上のトラブルが発生した場合にはあなたがすべての責任を負わなければならない点もデメリットです。

そのため空き家をできる限り早く売却したい、トラブルに巻き込まれたくないとお考えの方には、専門の買取業者への依頼をおすすめします。

専門の買取業者なら、どれほど状態の悪い空き家でもあなたの契約不適合責任を免責にしたうえで現状のまま買い取ってくれます

弊社AlbaLink(アルバリンク)でも、全国の空き家を積極的に買い取っています。買い手の見つかりにくい空き家でも適正価格でスピーディーに買い取らせていただきますので、空き家を売却できずにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください

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そんな方のために、失敗しない買取業者の選び方や、おすすめの買取業者を紹介する記事をご用意しました。ぜひ参考にして、納得のいく決断をしてください。

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「空き家バンクの失敗」に関するよくある質問

駅から遠い、周辺に買い物のできる商業施設がないなど、日常生活を送るにあたって不便な立地にある空き家は需要がなく、売却にしにくい傾向にあります。また築年数が古く、現行の耐震基準を満たしていないような空き家もなかなか売却することはできません。
人が住んでいない空き家は劣化のスピードが速く、外壁や屋根材の落下や家屋の崩壊などによって近隣の方に被害を与えてしまいかねません。また、ゴミの不法投棄や害虫の発生などによって周辺の衛生環境の悪化をもたらす恐れがある点も、空き家の放置が好ましくない理由のひとつです。
空き家バンクの利用にあたって登録料は不要です。ただし買主と売買契約を交わすにあたって仲介業者の仲介を受ける場合は、別途仲介手数料を支払う必要があります。
監修者
河田憲二

河田憲二(宅地建物取引士)

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株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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