旗竿地とは?所有するメリット・デメリットから資産価値まで徹底解説!

「旗竿地を相続したけど、いったいどんな土地?所有していてリスクはあるのだろうか?」

旗のような形状をしている土地を「旗竿地」と呼びます。
特殊な形状をしていることから、所有していてリスクがあるのではないかと心配になってしまいますよね。

じつは旗竿地には「路地部分を駐車場として活用できる」「固定資産税が低い」などのメリットがあります。

しかし「資産価値が低い」「犯罪被害にあう可能性が高い」など、メリット以上にデメリットが潜んでいるのも事実です。

そのため、旗竿地を所有し続けるべきか迷っているときには、メリットだけでなくデメリット面にもしっかりと目を向けて慎重に検討することが大切です。

そこで今回は、旗竿地の特徴を知りたいという方へ向けて、以下の内容をお伝えします。

この記事を読むと旗竿地がどのような土地かがわかるだけでなく、所有している旗竿地の資産価値が高いかどうかを見極められるようになります。

なお、旗竿地を所有するメリットよりもデメリットのほうが大きいと感じた場合には売却し、売却金額を元手に一般的な整形地を購入することをおすすめします。

弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の不動産を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
旗竿地のような特殊な形状をしている土地でもスピーディーに、かつ適正価格で買い取らせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

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旗竿地とは「路地」と「敷地」で構成された旗状の土地

旗竿地とは、道路に接している細長い路地の奥に家を建てるための敷地が広がっている土地を指します。

旗竿地

その形状がまるで「旗」のようであることから、その名が付けられました。
「敷地延長」「敷延」「路地状敷地」などと呼ばれることもあります。

旗竿地がとくに多く存在するのは都市部です。
都市部では家を建てたいと考えている方の数に対して土地が足りていません。
そこでひとつの土地を分割して土地の数を増やしていった結果、旗竿地が生み出されていったのです。

また正方形や長方形などの土地が「整形地」と呼ばれるのに対し、旗竿地は「不整形地」と呼ばれます。

整形地 不整形地

旗竿地を所有する5つのメリット

一見使いにくそうに思える旗竿地ですが、じつは以下のようなメリットがあります。

まずは、旗竿地を所有する5つのメリットについて見ていきましょう。

路地部分を駐車場などとして活用できる

旗竿地の「竿」にあたる細長い路地部分を駐車場として活用できるのは、旗竿地ならではのメリットです。

間口部分を有効活用できる旗竿地

一般的な土地の場合は駐車場用のスペースを確保する必要がありますが、その分、家を建てられる敷地面積が狭くなってしまいかねません。

その点、旗竿地では奥の敷地部分に駐車スペースを確保しなくてもよいため、より余裕を持った家づくりが可能です。

また駐車場以外にも、駐輪場や家庭菜園、物置など幅広い用途で活用できる点もメリットです。

騒音の心配が少ない

道路に直接接している一般的な土地と比較すると、車などの音が届きにくい点も旗竿地のメリットです。

旗竿地は敷地のメイン部分が道路から奥まった位置にあるため、道路からの騒音が伝わりにくく、静かな環境を確保しやすい特徴があります。

交通量が多い地域や繁華街近くのエリアでも騒音の影響を最小限に抑えられるため、静かな居住環境を求める方にとって魅力的な土地です。

自動車事故にあうリスクが低い

道路から家までの距離が離れている旗竿地には、子どもが自動車事故に巻き込まれる心配が少ないメリットもあります。

家の玄関を出た先に道路が広がっている土地だと、子どもが道路に飛び出して自動車事故にあうリスクが考えられます。

しかし旗竿地では家から道路へ出るために路地を通る必要があるので、子どもが玄関から急に飛び出してしまっても安心です。

旗竿地はほかの土地に比べて自動車事故にあうリスクが低く、とくに小さな子どもがいるご家庭には安全な居住環境といえます。

プライバシーを保てる

家族のプライバシーを守れるのも、旗竿地ならではのメリットです。

旗竿地のうち、家を建てる敷地は道路から奥まったところにあるため、道路を歩く通行人からの視線が気になりません。

土地の境界に沿って塀を建てたり、背の高い木を植えたりすれば、隣家からの視線を遮ることも可能です。

人の目を気にせずに暮らしたい方にとって、プライバシーを確保しやすい旗竿地は魅力的な土地です。

固定資産税が低い

旗竿地には、一般的な土地よりも固定資産税が安くなるメリットもあります。

旗竿地のなかで家を建てられるのは路地を進んだ奥にあるスペースのみであり、路地部分の活用方法は制限されます。
そのため、整形地と比べると土地の評価額が低くなり、固定資産税も3割ほど安くなるケースが一般的です。

整形地よりも維持費の負担を軽減できるメリットは、土地を所有する際のランニングコストを抑えたい方にとっては魅力的だといえます。

なお、旗竿地の評価額を自分で計算する方法は後述の「旗竿地の評価額を計算する3つの方法」の章で解説しています。

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旗竿地に潜む7つのデメリット

旗竿地には多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットが存在するのも事実です。

旗竿地を所有することになった際には、メリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで「このまま持ち続けても問題ないか」を検討することが大切です。

ここでは、旗竿地を所有する7つのデメリットについて解説していきます。

日当たりや風通しが悪い

旗竿地では奥まった場所に家を建てることになるため、隣接する建物の影響を受けて日当たりや風通しが悪くなる傾向にあります。

日当たりや風通しが悪い

とくに周囲に高い建物が建っていると、太陽光が遮られて室内が暗くなってしまいかねません。

また風通しが悪く家のなかに湿気がこもりやすいため、カビが生えたり、構造材が腐ったりして家の劣化が進みやすい点にも注意する必要があります。

日当たりや風通しを良くしたいのなら、リビングを2階にしたり、吹き抜けを取り入れたりなど設計を工夫することがポイントです。

隣人トラブルが起こりやすい

隣人トラブルに巻き込まれる恐れがある点も、旗竿地を所有するデメリットです。

たとえば、旗竿地の路地部分の目の前に隣人が車を停めて出入りを邪魔するトラブルが挙げられます。

隣人の車に前の道をふさがれる

また、隣人が庭への行き来や車の乗り降りのたびにあなたの敷地内に勝手に入ってくるトラブル事例も少なくありません。

隣人が敷地に入ってくる嫌がらせ

ささいなトラブルなら話し合いで解決できる可能性がありますが、隣人が非常識なタイプの場合は対応を誤るとさらに大問題に発展しかねないため、注意が必要です。

自分ではトラブルを解決できなそうなときには、警察などへの相談を視野に入れましょう。

なお、旗竿地で起こる嫌がらせやトラブル事例、対処法については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

旗竿地の嫌がらせ&トラブル「ベスト8」と今すぐできる対処法を紹介!
旗竿地で起こり得る嫌がらせやトラブル事例に対する対処法を解説します。この記事を読むと、旗竿地で受けている嫌がらせを解消できる方法や隣人トラブルから解放されるポイントが分かります。

建築費用が高くつく

旗竿地に家を建てる場合、通常の整形地と比べて建築コストが高くなることがあります。

とくに路地部分の幅が狭く、工事用の重機や資材の搬入がしにくいケースでは職人の手作業で工事を進めなければならず、手間と時間が余計にかかるために建築コストが高くなりがちです。

また、採光や通風を確保する目的で中庭や吹き抜けなどを設計プランに組み込むケースでも建築費用は高くなります。

加えて、旗竿地の奥にまで水道管やガス管が引き込まれていない場合には通常の土地よりも掘削する距離が長くなる分、工事費が高額になる可能性があります。

ライフライン(水道管、電線等)の引き込み

そのため旗竿地に家を建てて活用したいと考えているのなら、予算に余裕を持たせた資金計画を立てることが大切です。

路地部分を活用しにくい

前述のように、旗竿地の路地部分のメリットは駐車場などとして活用できる点です。

しかし路地の幅が狭いケースでは車の出し入れが困難になるなど、逆にデメリットとなってしまう恐れがあります。

国土交通省の「駐車場設計・施工指針」によると、駐車場幅の目安は軽自動車で幅2m×長さ3.6m、普通乗用車で幅2.5m、長さ6mです。

駐車スペースの幅の目安

旗竿地の路地を駐車場として活用したいと考えているのなら、少なくとも幅2.5m以上は確保しておく必要があります。

幅が狭い路地に無理やり自動車を停めると、ドアの開け閉めをおこなう際に隣家の塀や車に傷をつけてしまう恐れがあるので注意しましょう。

犯罪被害にあいやすい

旗竿地に建てる家は道路から奥まった位置にあり、外から見えにくいという特徴があります。

プライバシーを保てるのはメリットといえますが、不審者が侵入しても気づきにくく、空き巣や窃盗のターゲットになりやすい点に注意が必要です。

犯罪被害にあうリスクを軽減するためには、防犯カメラやセンサーライトを設置するなどの防犯対策が欠かせません。

資産価値が低い

通常の整形地と比べると旗竿地は建築できる場所が限られることから、どうしても資産価値が低くなります。

また日当たりや風通しが悪い、建築コストが高くかかる、犯罪被害にあいやすいなどのデメリットも資産価値を下げる要因です。
買い手からの需要がほとんどないため、必然と価値が低くなってしまうというわけです。

そのため旗竿地を売却したいと考えても、なかなか買い手が見つからずに時間がかかることがあります。
また仮に買い手が見つかっても価格交渉で不利になりやすく、思ったような価格で売却できない可能性があることも覚悟しなければなりません。

ただし、一般の買い手からの需要がない旗竿地でも、専門の買取業者なら適正価格でスピーディーに買い取ってくれます。
専門の買取業者には、旗竿地を活用して収益を上げられるようにするノウハウがあるからです。

したがって旗竿地を売却したいと考えているのなら、専門の買取業者に一度相談してみることをおすすめします。

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査定は無料でおこなっておりますので、旗竿地がいくらで売れるかが知りたいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
査定を依頼しても無理な営業をかけることはいっさいありませんので、安心してご活用いただければ幸いです。

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なお、旗竿地の資産価値については以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

旗竿地の評価は低い?メリット・デメリットの見極め方を解説!
旗竿地のメリット・デメリットについて紹介しています。旗竿地の特性を踏まえたメリット・デメリットを知ることで、評価する方法についても理解を深めることができます。また、売りにくい旗竿地を売却する方法も紹介しています。

再建築できない恐れがある

旗竿地のなかには、再建築ができないものも存在する点に注意が必要です。

土地に建物を建てるには、建築基準法で定められた接道義務を守る必要があります。
接道義務とは、「建築基準法上の幅4m以上の道路に敷地が2m以上接していないと建物は建てられない」とする建築上のルールです。

接道義務

そのため、旗竿地の路地部分が2mに満たないときには建て替えができない土地となってしまうのです。

再建築不可の旗竿地の場合、既存の建物が地震や台風などの自然災害で倒壊してしまうと、二度と建物を建てられなくなってしまいます。

したがって旗竿地を所有することになったときには、旗竿地の路地部分の幅が2m以上あるかどうかを確認することが大切です。

なお、再建築不可の旗竿地でも、専門の買取業者なら問題なく買い取ってくれます。

弊社AlbaLink(アルバリンク)でも再建築不可物件の買取をおこなっておりますので、もし所有している旗竿地が再建築不可でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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再建築できない土地を手放す方法については以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

建て替えできない土地を5つの観点から解説!高額で手放す方法も伝授
建て替えできない土地であっても、建て替え可能にする方法があります。本記事では、建て替えできない土地の種類・再建築可能にするる6つの救済措置・建て替えできない土地を購入するリスク・建て替えできない土地を高額売却する方法について解説します。

資産価値の高い旗竿地4つの特徴

あなたが所有している旗竿地が以下4つの条件に該当している場合は資産価値が高く、売却をはじめさまざまな用途で活用しやすいといえます。

ここでは、資産価値の高い旗竿地の特徴を4つ解説します。

路地部分の幅が広く活用しやすい

産価値の高い旗竿地の特徴のひとつ目は、路地の幅が広いことです。

たとえば路地の幅が3m以上あれば、無理なく車を停めることが可能です。
加えて奥行きが10m以上あると、縦列にはなりますが、車を2台停められます。

また旗竿地の敷地部分に家を建てるときにも、路地の幅が広ければ重機が入りやすいので、建築コストが割高になるリスクも回避できます。

路地の幅が広い旗竿地は活用できる用途の幅が広がることから買い手からの需要が期待でき、より好条件で売れる可能性が高まります。

日当たりや風通しがよい

日当たりや風通しがよい旗竿地も資産価値が高い特徴があります。

家を購入するにあたり、日当たりのよさを重視する方は少なくありません。

実際弊社がおこなったアンケート調査でも、家を購入する際に重視した立地条件のうち第2位が「日当たりのよさ」でした。

家を購入する際に重視した立地

引用元:訳あり物件買取プロ|【家の立地で後悔していることランキング】男女455人アンケート調査

日当たりや風通しに恵まれている旗竿地ならば、一般的な旗竿地よりも高い需要が期待できるため、より売りやすくなります。

水道や電気が敷地内に引き込まれている

敷地部分にまですでに水道管やガス管、電気が引き込まれている旗竿地も、一般的な旗竿地より資産価値が高い特徴があります。

もしインフラ設備が引き込まれていなければ、買い手が数十万円以上の費用をかけて工事を実施しなければなりません。

しかし初めからインフラ設備が整っている旗竿地なら無駄な費用をかけずに済むため、より買い手からの需要が高まります。

旗竿地をできる限り好条件で売却したいと考えているのなら、インフラ設備が引き込まれているかどうかを事前に確認しておきましょう。

なお、水道管は水道局で保管されている「給水装置図面および閲覧水道管管理図」を閲覧すると確認できます。

またガス管はガス会社が提供している「ガス本管埋設状況確認サービス」、電気は電柱の有無によって確認可能です。

再建築ができる

再建築できるかどうかも、旗竿地の資産価値を大きく左右する要素です。

既存の中古住宅が建っていても、接道義務を満たしていない旗竿地では建て替えや新築ができないため、買い手からは敬遠される傾向にあります。

しかし旗竿地が前面道路に2m以上接していて再建築が可能であれば、マイホームを新築したい、既存の中古住宅を建て替えたい、既存の中古住宅にリノベーションを施して住みたい方々にアプローチ可能です。

再建築不可物件を買いたいと思う方はまずいないため、旗竿地を売却したいのなら事前に自治体の建築関係の部署に問い合わせて再建築が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。

なお、再建築不可物件の調べ方については、以下の記事で詳しく解説しています。

再建築不可物件かどうかの調べ方
再建築不可物件は建て替えが出来ないので購入・売却を検討するときには再建築不可なのかどうかを調べて検討する必要があります。本記事では、再建築不可物件かどうかを調べる3つの方法・再建築不可物件の要件・役所で確認する方法・役所で確認するべき内容・最適な処分方法について解説します。

資産価値の低い旗竿地を売却する5つのコツ

前章でご紹介した資産価値の高い旗竿地なら買い手からの需要が見込めるため、より好条件で売却できる可能性があります。

一方で、前章の条件に当てはまらない旗竿地は資産価値が低く、所有していても活用しにくいなどのリスクしかありません。

そのため、所有している旗竿地の資産価値が低く、今後も自分で活用する予定がないのなら以下のコツを押さえたうえで売却することをおすすめします。

ここでは、資産価値の低い旗竿地を売却する5つのコツについて解説していきます。

なお、旗竿地の売却方法については以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

旗竿地(はたざおち)は売却が難しい?高く売るために知っておくべきこととは?
旗竿地(はたざおち)とは? 旗竿地とは名前の通り、旗竿のような形状になっている土地を指し、別名、「敷地延長」や「敷延(しきえん)」「路地上状敷地」とも呼ばれています。(下図参照) 道路に接する出入口が細長い通路状になっていて、その奥...

旗竿地ならではのメリットをアピールする

資産価値の低い旗竿地を売却したいのなら、旗竿地ならではのメリットを買い手にアピールすることが可能です。

たとえば路地の幅が広ければ駐車場スペースとして活用できるため、敷地部分により大きな家を建てられるようになります。

またプライバシーを保てる、自動車事故にあいにくいメリットは、とくに子育て世帯に刺さるでしょう。

ターゲットに合わせて適切な魅力をアピールすることで、より早期に売却できる可能性が高まります。

既存の建物は解体せずそのまま売却する

旗竿地に既存の建物が建っている場合には、解体はせずにそのままの状態で売却することをおすすめします。

空き家を解体すると、100万円以上の費用をあなたが負担しなければなりません。
加えて更地にしても確実に売却できる保証はない点にも注意が必要です。

また更地にすると、マイホームを新築するための土地を探している方にしかアピールできない点もデメリットです。

近年は中古住宅を安く購入し、自分たち好みの間取りや内装にリフォーム・リノベーションして住みたいと考える方が少なくありません。

建物を解体するか、それともリフォーム・リノベーションして住むかを買い手に委ねると、より多くの方へのアプローチが可能です。
売り込むターゲット層を増やすことで、より旗竿地を売却できる可能性が高まるでしょう。

なお、以下の記事では空き家の解体にかかる費用相場について解説しています。
併せて参考にしてください。

空き家解体費用は数百万円!買取なら費用も手間もかけずに売却できる
空き家の解体費用の相場 空き家を解体してから売却しようと検討している方もいるでしょう。 それでは、空き家を解体するには実際どれくらい費用がかかるのでしょうか? 構造別でおよその目安を確認しましょう。 (1坪=約3.3㎡)...

接道が2m未満の場合は隣地の一部を購入する

接道が2m未満、つまり再建築不可の旗竿地の場合は、隣地の一部を購入して接道義務を満たすようにすると再建築が可能となり、より売れやすくなります。

隣地の一部を買い取り再建築可能にする

ただし、この方法はあまり現実的な選択肢とはいえません。
そもそも隣地の所有者が土地の売却に応じてくれるとは限らないからです。

また隣地の所有者が土地の売却を承諾してくれたとしても、何十万円~何百万円もの費用を負担しなければなりません。
高い費用をかけて再建築できるようにしたからといって、確実に売却できるようになるわけではない点にも注意する必要があります。

そのため、あなたが所有している旗竿地が再建築不可の場合は、まずはそのままの状態で専門の買取業者に相談することをおすすめします。
専門の買取業者なら、再建築不可物件でも問題なく買い取ってくれるからです。

弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の再建築不可物件を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
再建築不可の旗竿地が売れないとお悩みなら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。

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なお、接道2m未満の土地の具体的な活用方法について知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

接道2m未満の土地でも建て替え可能!再建築不可物件の活用方法を解説!
接道2m未満の土地で建て替えできるようにする方法や、建て替え以外の活用方法を解説します。この記事を読むと、接道2m未満の建て替えできない土地を効率的に活用できるようになります。

隣地の所有者に売却を持ち掛ける

旗竿地を売却したいのなら、隣地の所有者に話しを持ち掛けてみるのも選択肢のひとつです。
旗竿地を購入してもっとも大きなメリットを得られるのは、隣地の所有者だからです。

たとえば隣地の所有者があなたの旗竿地を購入すると自分の敷地を広げられるだけでなく、形状もよくなって資産価値を高められます。

隣地所有者に購入してもらう

また隣地も旗竿地で接道義務を満たしていない場合、隣地所有者はあなたの土地を買うことで再建築を可能にできます。

旗竿地を購入してもらえるかどうかは隣地所有者のさじ加減ひとつですが、日頃から良好な関係性を築けているのなら、まずは世間話の一環として「土地を購入する気はあるか」とさりげなく聞いてみるとよいでしょう。

専門の買取業者に売却する

資産価値の低い旗竿地をできる限り早く、かつ好条件で売却したいのなら、専門の買取業者に相談しましょう。

専門の買取業者は、一般の買い手からの需要がない旗竿地でも活用して収益を上げられる独自のノウハウを持っています。
たとえば既存の物件にリフォームを施し、付加価値を高めてから不動産投資家に売却するなどです。
そのため、旗竿地でも問題なくスピーディーに買い取ってもらえるのです。

一般の買取業者と専門の買取業者

旗竿地の売却に際して、あなたが解体費用やリフォーム代などの費用を負担する必要もありません。

買取業者への売却は費用負担がほぼゼロ

買取は旗竿地を手間や費用をかけずに早く売却したい方に最適な売却方法です。

アルバリンクなら再建築不可の旗竿地でも高額買取可能!

弊社Albalinkは訳アリ物件専門の買取業者として、他社では断られるような再建築不可物件を多数買い取ってきました。

たとえば下記は弊社が買い取った千葉県富津市の再建築不可物件です。
この物件は前面道路の幅員が2m未満で接道義務を果たしていませんでした。 千葉県富津市の再建築不可物件 また、下の写真の「BEFORE」を見てもらえばわかる通り、室内も老朽化が進んでいましたが、弊社はこの物件を600万円で買取り、リフォームを施したのち、提携している不動産投資家へ再販致しました。 千葉県富津市の再建築不可物件のビフォーアフター このように弊社は再建築不可物件の再販先や運用方法を豊富に持っているため、老朽化が進んだ再建築不可物件であっても買い取ることができます。

実際、再建築不可物件をはじめ、弊社に物件の買取依頼をしていただいたお客様からは「売れずに困っていたが買い取ってもらえてホッとした」「もっと早く依頼すれば良かった」といった感謝の言葉を多数いただいております(下記Google口コミ参照)。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。 そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。 アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。 そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。 今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。 私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。 リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。 地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。 こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。 担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。

また、弊社はお客様からの評価が高いだけでなく、不動産買取業者としては数少ない上場企業でもあり、社会的信用も得ています。
ですから、「再建築不可物件の売却など初めてで不安なことばかり」という方こそ、弊社にご依頼いただければと思っております。

これまで培ったノウハウをフル活用し、あなたの再建築不可物件をできる限りスピーディーかつ高値で買い取らせていただきます(査定依頼をしたからといって、無理な営業などは行いませんのでご安心ください)。

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なお、以下の記事では旗竿地を専門の買取業者にできる限り高く買ってもらうための的ニックをご紹介しています。
併せて参考にしてください。

旗竿地は専門の買取業者へ!高く売る3つのコツ&オススメ業者5選
仲介での売却が難しいと言われる旗竿地でも、専門の買取業者であれば、高確率で買い取ってもらえます。本記事では、旗竿地が仲介で売れない4つの理由・専門の買取業者に売却するメリット・専門の買取業者に高額買取してもらうテクニックについて解説します。

旗竿地の評価額を計算する3つの方法

旗竿地を売却する際には、おおよその相場観をつかんでおくことも大切です。

旗竿地の評価額は、以下3つの方法を用いると自分でも計算できます。

ただし3つの計算方法はいずれも複雑であり、不動産に詳しくない方が自分で旗竿地の評価額を算出するのは難しいといわざるを得ません。

また旗竿地の実際の売却価格は立地条件などによって大きく左右されるので、より正確な相場を知りたかったら不動産業者に査定を依頼するのが確実です。

弊社AlbaLink(アルバリンク)では、全国の不動産の無料査定をおこなっております。
査定は24時間365日受けつけておりますので、所有している旗竿地の相場観をつかみたい方はお気軽にお問い合わせください。

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それでは、旗竿地の評価額を計算する3つの方法について見ていきましょう。

奥行きのある土地として評価

旗竿地のうち敷地として有効活用できるのは「旗」部分であり、「竿」にあたる路地には家を建てられません。

そのため旗竿地の評価額を算出する際には、奥行価格補正率をかけて調整する必要があります。

奥行価格補正率
一般的な土地と比較して奥行きが長い、あるいは短い土地に適用される減額補正の割合。

具体的な計算式は、以下のとおりです。

評価額=路線価×奥行価格補正率×面積
路線価
道路に接する土地1㎡あたりの評価額のこと。
国税庁のサイト「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」で調べられる。

奥行価格補正率は奥行きの距離によって異なり、たとえば旗竿地の路地の長さが10mのときには「0.97」となります。

奥行価格補正率の数字が小さいほど、旗竿地の評価額も低くなるということです。

間口が狭い宅地として評価

道路に接している路地の幅が狭く、かつ奥行きがある旗竿地では、間口狭小補正率奥行長大補正率をかけて評価額を算出します。

間口狭小補正率
間口が狭い宅地の評価額を下げるための補正率。
奥行長大補正率
間口よりも奥行きが2倍以上ある土地に適用される減額補正の割合。

たとえば、間口の幅が4m未満の土地の間口狭小補正率は「0.90」、間口よりも奥行きが2倍以上3倍未満長い土地の奥行長大補正率は「0.98」です。

つまり間口が狭かったり奥行きが長すぎたりする旗竿地は活用しにくいため、通常の土地よりも評価額が下がるということです。

不整形地として評価

旗竿地を不整形地と見なして評価額を算出する方法もあります。

計算式に表すと、以下のとおりです。

評価額=路線価×不整形地補正率×面積

具体的には、まず旗竿地を整形地(想定整形地)としたときの評価額を算出します。

次に、想定整形地に対して本来の旗竿地には存在しない土地(かげ地)の割合がどのくらいあるかを計算し、国税庁の「不整形地補正率表」をもとに該当する不整形地補正率を求めます。

かげ地

たとえば、想定整形地に対するかげ地割合が30%のときの不整形地補正率は0.90です。

かげ地割合の数値が高いほど不整形地補正率も低くなり、その分、旗竿地の評価額も下がります。

なお、不整形地の評価方法については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

不整形地は売却しにくい?不整形地の定義や評価について解説
不整形地の定義とは 不整形地とはどんな土地を指すのでしょうか。まずは整形地と不整形地の定義とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。 なお、不整形地のメリット・デメリットは以下の記事で詳しく解説しています。 整形...

まとめ

旗竿地とは、細長い「路地」と家を建てられる「敷地」で構成された旗状の土地です。

旗竿地には「路地を駐車場として活用できる」「固定資産税が低い」などのメリットがあります。

一方で、「日当たりや風通しが悪い」「隣人トラブルが起こりやすい」「犯罪被害にあいやすい」などのデメリットもあり、所有し続けるのはリスクが大きいといわざるを得ません。

そのため、今後も旗竿地を自分で活用する予定がないのなら、専門の買取業者に売却して手放すことをおすすめします。
そうすれば、旗竿地特有のリスクから解放されるだけでなく、売却金額を元手として新たに整形地を購入できるからです。

当サイトを運営している弊社AlbaLink(アルバリンク)は、旗竿地をはじめとする訳あり物件を積極的に買い取っている専門の買取業者です。
フジテレビの「newsイット!」をはじめ、数多くのメディアから「訳あり物件専門の買取業者」として紹介された実績もあります。

イットで紹介されました

これまでに多くの旗竿地を買い取って活用してきた豊富な実績をもとに、あなたの旗竿地をできる限り高く、かつスピーディーに買い取らせていただきます。

旗竿地を早く売却したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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「旗竿地」に関するよくある質問

「旗竿地」は「はたざおち」と読みます。
旗竿地がダメといわれるのは、以下のデメリットがあるからです。 日当たりや風通しが悪い 隣人トラブルが起こりやすい 建築費用が高くつく 路地部分を活用しにくい 犯罪被害にあいやすい 資産価値が低い 再建築できない恐れがある
旗竿地は、細長い路地と家を建てる敷地部分から構成されている土地です。 その形状がまるで「旗」のようであることから、旗竿地と呼ばれるようになりました。 「敷地延長」「敷延」「路地状敷地」とも呼ばれます。
建物を建てるときには、建築基準法上の幅4m以上の道路に敷地が2m以上接している必要があります。 そのため、もし旗竿地の路地部分が道路に2m接していないときには再建築ができません。
監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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