国の空き家問題対策と所有者が行うべき対策|使わない空き家は売却へ

空き家

日本はどんな空き家問題の対策を行っているの?
空き家の所有者がとるべき対策は?

国土交通省によると、2018年の時点で日本には848万9千戸の空き家が存在し、このままいくと2033年には2,150万戸まで増えると予想されています。

空き家の増加を食い止めるべく、国は「空き家対策特別措置法」を作り、適切な管理をしていない空き家の所有者には罰金や固定資産税の増税など、重い罰則を設けました。

所有者は、罰則の対象にならないよう、空き家を所有し続ける限り永遠に空き家対策をしなくてはなりません。
主に、安全、衛生、景観の観点から対策を行う必要があり、決して少なくはないお金や労力がかかります。

空き家を賃貸戸建てとして活用して収益を得るなどのアイデアもありますが、不動産の知識がない人が突然賃貸の大家になるのは、あまりにもリスクが多く無謀です。

そのため、将来住んだり活用する予定のない空き家は、売却してしまいましょう。

この記事では主に以下の3点を解説します。

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日本の空き家問題の現状について

国土交通省は空き家対策特別措置法(2014年11月27日公布)にて、1年以上住んでいない、または使われていない家を「空き家」と定義しています。

空き家とは?

具体的な判断基準は大きくまとめると以下の3つです。

家の使用状況
家に人が出入りしているか、電気・ガス・水道は使用されているか、使用できる状態なのかなど。
家の不動産登記記録や住民票
不動産登記は、所有権を管理するために必要なものです。
不動産登記チェックの際に所有者の住民票も確認され、これらの内容に不備があった場合、空き家とみなされてしまう可能性が上がります。
家の管理状況
安全や衛生の観点から、適切な管理がされているか。
管理状況には所有者の主張も加味されるので、行政や自治体からの調査が入った際には所有者は管理状況を偽りなく伝えましょう。

増え続ける空き家の現状と課題

総務省統計局による「平成30年住宅・土地統計調査」では、1985年~2018年まで、空き家数も空き家率も右肩上がりで増え続けていることがわかります。

空き家率
全国の総住宅数のうち空き家が占める割合

引用元:平成30年住宅・土地統計調査

2018年には、空き家率13.6%で過去最高を記録しています。
これは848万9千戸もの空き家が存在していたということです。

このままだと、2033年頃には空き家数は2,150万戸まで増えてしまい、3戸に1戸は空き家になってしまうという民間予測が立てられています。

空き家問題については、以下の記事でも詳しく解説しています。

空き家の問題点って結局なに?所有者と社会が抱えるリスクを事例とともに解説
空き家は所有者のみではなく、社会・地域にも多くの問題を及ぼすため、放置してはいけません。本記事では、空き家の増加による社会的な5つの問題点・空き家の所有者が抱える5つの問題点・空き家問題を解決する3つの売却方法について解説します。

空き家が増え続ける3つの原因

空き家が増え続けている大きな理由は、主に以下の3つと考えられています。

  • 少子化が進んでいるから
  • 核家族化が進んでいるから
  • 日本人は新築信仰が根強いから

そのほかにも、弊社アンケート調査では、空き家を処分せず所有し続ける理由に維持費・思い入れなどの理由も挙げられています。

訳あり物件買取プロ|803人に「実家の空き家問題」をアンケート調査!世代別の意外な傾向とは?

引用元:訳あり物件買取プロ|803人に「実家の空き家問題」をアンケート調査!世代別の意外な傾向とは?

この章では、空き家増加につながる代表的な原因3選について紹介します。

なお、空き家が増える理由については、以下の記事でも詳しく解説しています。

空き家はなぜ増える?放置問題の現状と6つの対策を専門家が解説
売れない訳あり不動産の活用方法なら

少子化が進んでいるから

少子高齢化で人口の減少が進んでいるにも関わらず、新しい家が次々と建てられてしまうことで、総住宅数が総世帯数を上回り、空き家が増えています。

総務省の資料によると、人口の減少は2008年から始まり、令和5年3月時点で日本の人口は1億2449万人まで減少しています。

参照元:総務省統計局|人口推計

相続が発生しても、受け継ぐ子どもや孫がおらず、活用されない空き家が増え続けているのが現状です。

核家族化が進んでいるから

結婚を機に実家を離れ、新たな家を購入もしくは賃貸して家庭を築くケースが増えています。

こうして築かれた夫婦2人、もしくは夫婦+子どもの家族形態を典型的な「核家族」といい、社会に核家族が増えることを「核家族化」と言います。

核家族化が進むと、空き家が増えます。

なぜなら、子ども全員が結婚を機に実家を離れ、新しい世帯を持つことで、実家に残された親が亡くなったり老人ホームに入居したあと、実家を住み継ぐ人がいなくなってしまうからです。

1960年代以前は、親子二世帯または三世帯が同じ屋根の下で暮らし、家屋を代々住み継いでいく「拡大家族」と呼ばれる家族形態が半数近くを占めていましたが、昨今は核家族がおよそ6割以上を占めています。

日本人は新築信仰が根強いから

日本人は新築が好きな傾向があります。

政府の調査による「中古住宅流通シェアの国際比率」を見てみましょう。

引用元:中古住宅流通シェアの国際比率

平成20年の全住宅流通量(中古取引戸数+新築着工戸数)のうち、日本の中古住宅シェアは13.5%となっています。

一方、欧米諸国の中古住宅シェアは日本のおよそ6倍です。
日本で流通している住宅の8割以上は新築であり、欧米諸国と比べて日本は極端に新築信仰が強いことがわかります。

日本人の新築信仰の由来は、戦後以降の日本政府の政策や制度にあります。
戦後、政府は「住宅双六(すごろく)」のような住居の住み替えを標準的な人生として示し、住宅を購入する層への金融支援を政策の軸としていました。

住宅双六
下宿からスタートし、最終的には庭付き一戸建ての購入をゴールとする、戦後の日本社会における人々の住居の住み替えを表したすごろく

参照元:新・集合住宅の時代

そのため、最終的には家の購入を目指す国民が増え、持ち家は順風満帆な人生を示すステータスの1つとなりました。

では、なぜ中古ではなく新築が人気なのでしょうか。
単純に家の購入を目指すのであれば、中古の家でも問題はないはずです。

中古より新築が人気である理由は、日本特有の制度にあります。

例えば、日本政府は、中古ではなく新築を購入する際に減税・免税が受けやすくなる制度などをつくり、新築の購入を推奨してきました。

なぜなら、中古より新築を購入する人が増えた方が経済が回るからです。中古を売買したところで、売主・買主・不動産屋の間でしかお金が動きません。

一方、新築であれば売主・買主・不動産屋はもちろん、ハウスメーカーや工務店、設備屋、大工、資材メーカーなど、多くの業者の間でお金が動き、経済が回ります。

そのため、政府は新築を購入推奨するために、新築を購入する人に比較的手厚い制度を用意したのです。

家の購入は、新築であろうと中古であろうと、購入者にとって大きな買い物であることは変わりません。

持ち家は人生のステータスでもあるので「せっかく家を買うのだから、新築を買いたい!国の制度も手厚いし!」と考える日本国民が多いのは、想像に容易いでしょう。

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国の空き家対策

増え続ける空き家問題に対して、国は対策を行っています。

例えば、空き家所有者に対して罰則を設けることで、空き家の維持管理を徹底させたり、使わない空き家は売却するように促したりしています。

所有者は空き家を適切に管理、利用予定がない場合は売却し、空き家による国からの罰金や罰則を避けられるようにしましょう。

空き家対策特別措置法

平成26年11月、「空き家対策の推進に関する特別措置法」(通称:空き家等対策特別措置法)が成立しました。
同法の目的は放置された空き家やそれに付属する土地、工作物に適切な管理や活用、処分を促すことです。

空き家等対策特別措置法により、国は以下のことができるようになりました。

  • 空き家の実態調査
  • 適切に管理されていない空き家を「特定空き家」に指定
  • 特定空き家の所有者に対して、助言・指導・勧告・命令、罰金
  • 空き家の行政代執行

特定空き家とは、国土交通省が示している以下の4項目のいずれかに当てはまる空き家です。

特定空き家

・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にある空家等

引用元:国土交通省「空家対策特別措置法」について

特定空き家に指定されたら、いずれの項目であっても早急に対応しなければなりません。

なぜなら、特定空き家が放置されると倒壊の可能性などがあり危険であることや、特定空き家に指定されると所有者の金銭的負担が一気に増えてしまうからです。

特定空き家については、以下の記事でも詳しく解説しています。

空き家の放置には罰金や税金増額のリスクが!簡単に手放す方法も紹介
放置空き家が社会問題に!放置される理由とは? 現在日本では深刻な空き家問題を抱えており、空き家数および空き家率は年々上昇を続けています。 引用元:総務省|令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果 上記のグラフ...

特定空き家に指定されると税金が6倍になる

不動産を所有していると、固定資産税と地域によっては都市計画税がかかりますが、通常は「住宅用地の特例」が適用され、税負担が軽減されています。

住宅用地の特例とは?

しかし、特定空き家に指定されると「住宅用地の特例」が適用されなくなり、軽減措置の対象から外され、固定資産税が最大6倍に、都市計画税は最大3倍になります。

住宅用地の特例とは、住宅やアパートなどの敷地として利用されている土地、いわゆる住宅用地にかかる税金が減額される仕組みです。

面積200㎡以下の小規模住宅用地の固定資産税は×1/6、都市計画税は×1/3、面積200㎡超の一般住宅用地の固定資産税は×1/3、都市計画税は2/3まで減税されます。

特定空き家に指定されると、住居用の家屋として認められないため、住宅用地の特例の対象ではなくなります。

結果として、特定空き家にかかる固定資産税は最大6倍、都市計画税は最大3倍に膨らんでしまいます。

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空き家の固定資産税が最大6倍になる理由については、以下の記事でも詳しく解説しています。

空き家の固定資産税が6倍になるのはいつから?【改正の影響も解説】
空き家を所有するとかかる税金の種類は2つ 所有している不動産が空き家でも、所有者には毎年固定資産税と、地域によっては都市計画税が課せられます。 たとえ空き家であっても、土地と家屋というれっきとした固定資産であることには変わらないから...

行政から罰金や高額な解体費用を求められる

特定空き家に指定されると、助言→指導→勧告→命令の順で、行政から空き家の管理を求められ、最終的には行政代執行(強制的な家屋の取り壊し)が行われます。

「特定空き家」の流れ

行政から空き家の管理を求められても従わなかった場合は、最大50万円以下の罰金対象です。

また、行政代執行の解体費用は特定空き家の所有者に全額請求されます。
解体費用は安くても数十万、高ければ1000万近くになる場合もあり、決して気軽に払える金額ではありません。

解体費用が払えない場合は、所有者の財産や給与が差し押さえられます。
行政代執行になってしまったら解体費用の請求からはどうしても逃れられないので、早めに空き家を管理、使用予定がない場合は売却するようにしましょう。

行政代執行費用は逃れられない

事情があってすぐに空き家の管理に取り掛かれない場合は、いつまでにどんな管理をするか行政に伝えておくことも有効です。

助言
特定空き家に指定されると、まずは行政から所有者に対して、空き家の管理について助言がされます。
所有者は行政からの助言に従いましょう。
指導
助言よりも強い行政指導です。
早急に空き家の管理を始めることを求められています。
勧告
指導よりも重い行政指導です。
このままでは近隣住民などに大きな被害が及ぶ可能性があると行政は考えています。
早急に空き家の管理、もしくは売却をしましょう。
命令
行政からの最も厳しい通告です。
命令に従わないと50万以下の罰金が課せられます。
命令の次は「戒告」で、戒告は行政代執行が決定された旨の通知です。
つまり、命令に背くと50万以下の罰金に加え、行政代執行の解体費用も請求されます。命令には必ず従いましょう。

空き家に行政代執行が行われるまでの流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

行政代執行により空き家が取り壊される最恐のリスクと最強の回避法5選
空き家を行政代執行により取り壊されると、高額の解体費用を請求されるなど、様々なリスクがあります。こうしたリスクを回避するには空き家を不動産買取業者に売却してしまうのが一番です。専門の買取業者であれば老朽化した空き家でも買い取ってもらえます。

所有者の空き家対策

所有者は、空き家に対してどのような管理を行えばいいのでしょうか。

所有者がとるべき空き家問題の対策は、空き家の状態などによって異なります。

将来住む予定の空き家は適切な管理を継続する

将来的に住む予定の空き家は、適切な管理を継続してください。

空き家の老朽化は、人が住んでいる家よりも早く進みます。
なぜなら、人が住んでいたら自然と行われる換気や掃除、修繕がされないからです。
放置された損傷から雨風が侵入すれば、さらに老朽化は加速します。

将来的に住む予定の空家であれば、週1回ほどのペースで換気や掃除・点検を行い、できるだけ老朽化を防ぎましょう。No540_空き家の適切な管理

住まない家が痛む4つの理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

家に住まないと痛むのはなぜ?4つの理由や対策を専門家が解説
人が住まない家は急速に劣化します。本記事では住まない家が痛む原因・対策と高額売却する方法を解説します。

特定空き家に指定されないための管理をする

空き家を所有し続ける場合は、特定空き家に指定されないための管理も意識して行いましょう。

特定空き家に指定される条件は以下の4つです。

・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にある空家等

引用元:国土交通省「空家対策特別措置法について」

例えば、屋根や外壁などの建材が剥がれ落ちそうなところはないか外から確認したり、庭の草木もきちんと管理をして、景観を乱したり害虫が発生したりしないように努めましょう。

空き家管理サービスを利用する

空き家が遠方にある場合は自ら定期的に管理するのは難しいので、空き家管理サービスを利用するのもいいでしょう。

「空き家管理サービス 相場」などで検索してください。一般的には月額およそ数千円~1万前後で依頼できます。

空き家管理サービスおすすめ6選については以下の記事で詳しく解説しています。

空き家管理サービスおすすめ6選!自力での空き家管理や売却方法も解説!
空き家管理サービスの費用相場と空き家の管理を任せられる業者6選 空き家管理代行サービスとは、空き家の管理を業者に依頼できるサービスのことです。 住んでいる場所から空き家がある場所まで遠いなどの理由で、自身で空き家を管理するの...

収益を目的として空き家を活用する

シェアハウスや民泊、賃貸戸建てとして空き家を活用して収益を上げるという方法もありますが、おすすめできません。

例えば、賃貸戸建てとして収益を上げようとした場合、以下のようなリスクがあります。

  • リフォーム費用、メンテナンス費用がかかる
  • 空室リスクがつきまとう
  • 不動産の知識や経験がない人には負担が大きすぎる
リフォーム費用、メンテナンス費用がかかる
当然、人が住める状態にしなければ入居者の募集はできません。
リフォーム費用の平均は1㎡およそ10万円です。
100㎡なら単純に1000万、賃貸用に安い部材を使っても500万ほどかかります。
はじめに高額なリフォーム費用を支払って、やっと入居者を募集できる状態になります。
空室リスクがつきまとう
高いお金をかけてリフォームをしても、入居者が入るとは限りません。
入居者が入らず、リフォーム費用がまるまる赤字になってしまうことが、1番最悪なパターンです。
実際、駅から近かったり家の状態が相当良くない限りは、継続的に入居者が入るとは考えにくいでしょう。
入居者がいないときにメンテナンスをしたら、メンテナンス費用分は赤字になります。
賃貸で黒字を出すには、数か月~数年の年月が必要で、最悪の場合は黒字にならずに終わってしまう可能性も十分にあります。
不動産の知識や経験がない人には負担が大きすぎる
もし幸運に入居者が入っても、入居者が問題を起こす可能性は少なくありません。
例えば、入居者が家賃の滞納をしたり、子持ち家族なら騒音トラブルを起こしたりすることもあります。
入居者に非があるトラブルが続けば、管理会社を通して法的措置を取ることになりますが、それまでは入居者と話をして解決していかなければなりません。
不動産に関する知識や経験がない人がいきなり賃貸経営をするのは、負担が大きすぎるでしょう。

素人に賃貸経営が向かない理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

素人に空き家の賃貸経営が向かない4つの理由!有効活用するなら売却
空き家を放置するリスク 空き家を放置することは、様々なリスクを孕んでいます。 資産価値が下がり売れにくくなる どんな物件でも時間経過とともに資産価値は下がります。 特に人が住まなくなった家は、換気や細かい手入れがされなく...

空き家バンクを利用する方法もある

空き家バンクとは、空家の売却、または賃貸戸建てとしての貸し出しを希望する空家の所有者と、各都道府県への定住、移住などを目的として空家を買いたい、借りたい人をマッチングさせ、空き家の流動を図るためのサービスです。No688空き家バンク

ただ、空き家バンクの利用はおすすめしません。

自治体によって異なりますが、空き家バンクは借り手と直接やりとりする必要があり、トラブルになるケースも多いからです。

例)神奈川の空き家バンク

参照元:アットホーム 空き家バンク

空き家バンクがおすすめできない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

空き家バンクの実態と口コミを紹介!空き家を確実に売却する方法も紹介!
空き家の売却を考えている方へ向けて、空き家バンクの仕組みや利用するメリット・デメリットを解説します。この記事を読むと、空き家の売却に空き家バンクが適しているかどうかの判断がつくようになります。

空き家の使い道がないなら売却する

ここまで、空き家の管理を続けたり空き家を活用したりする対策方法を紹介してきましたが、使い道がない空き家は売却するのが1番良いです。

空き家を売却するメリットは以下の4つです。

  • 管理の手間と費用がかからない
  • 特定空き家の指定と行政代執行のリスクがなくなる
  • 収益目的で空き家を活用した場合の初期費用や赤字がない
  • まとまった現金が手に入る

管理の手間と費用がかからない

空家を所有し続けた場合にかかる草刈りなどの手間や税金や劣化箇所の修繕費用が、売却してしまえば当然かからなくなります。

空き家のまま放置すると維持費が永遠にかかる

空き家を売却すれば、空いた時間と浮いたお金で、今より一歩豊かな暮らしができるかもしれません。

空き家の維持にかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

空き家の維持費はいくら?計算方法を解説
空き家の維持に必要な費用 空き家を維持していくのには下記の6つの費用がかかります。 固定資産税 空き家を使用していない場合でも、不動産の所有者は必ず固定資産税の納税義務があります。 固定資産税は、所有する不動産が...

特定空き家の指定と行政代執行のリスクがなくなる

空き家を所有し続ける限り、特定空き家に指定されるリスクが永遠につきまといます。

特定空き家に指定されれば最高50万円以下の罰金です。
さらに行政代執行が行われれば高額な解体費用を請求されます。

売却すれば2つの心配から解放されます。

なお、空き家を抱えるリスクについては、以下の記事で詳しく解説しています。

空き家のリスク8選&回避法をプロが伝授|空き家問題の現状も解説
空き家を所有することには様々なリスクがあります。この記事では具体的なリスクを7つ紹介します。その上で、空き家の相続前・後、親が健在かどうかなど、状況別にリスク回避法をお伝えします。また、空き家が社会問題となっている背景や原因も解説します。

収益目的で空き家を活用した場合の初期費用や赤字がない

収益目的で空き家を活用する場合、初期費用・赤字リスクが発生します。

例えば戸建て賃貸として空き家を貸し出す場合、高額なリフォーム費用、定期的なメンテナンス費用がかかります。

売却ならリフォーム等の初期費用は必要ありません。

まとまった現金が手に入る

空き家を売却すれば、当然売却益が現金で手に入ります。

空家は持っているだけでは金銭的にマイナスしかありませんし、賃貸などで収益化するためには長い月日と高額な初期費用がかかります。

売却なら、お金も時間も手間も最小限に、空き家を現金化することが可能です。

空き家を売るなら仲介業者より買取業者がおすすめ

空き家の売却には2つの方法があります。
不動産仲介業者に依頼する方法と不動産買取業者に依頼する方法です。

仲介と買取の違い

不動産仲介業者(以下、仲介業者)は、空き家の所有者に代わって買い手を探します。
買い手が見つかったら、売り手と買い手の間に立って売買契約成立に向けた手続きを進めてくれます。
仲介業者に依頼した場合の特徴は、買い手は不動産の知識がない一般の方であることです。

不動産買取業者(以下、買取業者)は、名前の通り、不動産を直接買い取ってくれる業者です。
買い手は買取業者、つまり不動産のプロになります。

買取業者に依頼する唯一のデメリットは、仲介業者より買取価格が安くなってしまうことです。

なぜなら、買取業者は、買い取った空き家をリフォーム等して、付加価値を付けて再販することで利益を出しているからです。
リフォーム等の費用が、買取価格から引かれていると考えていいでしょう。

買取業者と買取価格の差について、詳しくはこちら。

「空き家買取」を完全網羅!買取業者選びや相場・買取のメリットなど徹底解説
空き家買取に関する情報を一覧で紹介【知りたい情報がすぐわかる】 この記事では空き家の買取におけるあらゆる情報を網羅的に載せています。 そこで、あなたが今一番知りたい内容をすぐ確認できるように、記事の内容を一覧にしました。 どこから...

しかし、市街地から離れていて交通の便が悪い空き家や築年数20年以上の空き家は、一般の人の住居としての価値がつきにくいので、仲介業者より買取業者に依頼するべきでしょう。

>>【放置してしまっていた空き家でも高額売却!】無料で買取査定を依頼

空き家の業者買取は、買取価格が安くなってしまうデメリット以上に大きなメリットが主に3つあります。

契約不適合責任の免責特約がある

売買契約成立後、一定期間中に空き家に何らかの不具合が見つかった場合、売り手は買い手に対して賠償や修繕などの責任を取らなければいけません。
売り手が負わなければいけない責任を、契約不適合責任といいます。

契約不適合責任

ただ、築年数が経過した空き家には、害虫被害や水道管・排水管の劣化による水漏れなど、何らかの不具合があることがほとんどです。
売却後に不具合が見つかり、修繕費用を請求される可能性があるとなれば、売却してからも金銭的な心配が残ってしまいます。

買取業者であれば、契約不適合責任の免責特約がついていることが多いので、売却してから契約不適合責任を問われる心配が払拭されます。

ただ、全ての買取業者が契約不適合責任の免責特約をつけているとは限らないので、買取業者を決めたら、必ず確認するようにしてください。

契約不適合責任については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産売買における契約不適合責任の教科書【弁護士監修の保存版】
契約不適合責任の要点をわかりやすく解説 契約不適合責任とは、売買取引の場面で、「契約の内容と目的物の数量や品質が適合しない時、売主に課せられる責任」を指します。 平たく言えば、引き渡したものが契約内容と異なる(契約不適合)と...

条件が良くない空き家でも売却できる

先述した通り、市街地から離れていて交通の便が悪かったり、築年数が20年以上経っていたりする条件の悪い空き家は、一般の方の住居としてニーズが高いとは言えません。

条件の悪い空き家は、仲介業者に依頼しても買い手がつくのに時間がかかります。
最悪の場合、永遠に買い手がつかない可能性も十分にあります。

実際に、弊社が独自に行った「不動産を購入する際、築年数は何年までがベストか?」のアンケート調査で、81%の人が「築20年以内」と答えており、ほとんどの人が築浅の物件を好んでいます。

築年数何年なら住める

引用元:不動産を購入するなら築年数は何年までがベストか?

また、仲介業者から「解体した方が売れやすくなる」との助言を受け、解体してから買い手を探す売り主さんも多くいらっしゃいます。

しかし、解体費用はもちろん売り主の負担です。解体費用の相場は、木造で1坪およそ4万円、鉄筋コンクリート造で1坪およそ6万円です。

高額な解体費用を負担したところで確実に売れる保証はありません。
解体費用がまるまる赤字になってしまうのが最悪なケースです。

買取業者に依頼すれば、条件の悪い空き家でも、解体せず、そのままの状態で買い取ってもらえます。

No572買取業者ならリフォームや解体の必要なし

空き家の解体にかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

空き家解体費用は数百万円!買取なら費用も手間もかけずに売却できる
空き家の解体費用の相場 空き家を解体してから売却しようと検討している方もいるでしょう。 それでは、空き家を解体するには実際どれくらい費用がかかるのでしょうか? 構造別でおよその目安を確認しましょう。 (1坪=約3.3㎡)...

売却に時間をかけずに早期に現金化できる

仲介業者に依頼すれば、築20年以内でエリア的にもそれなりの人気がある戸建であっても、売却に3~6カ月を要します。

参照元:公益財団法人東日本不動産流通機構|首都圏不動産流通市場の動向(2022年)

先述した通り、条件が悪い空き家なら永遠に買い手がつかないこともあり得ます。

しかし、買取業者であれば、業者が直接の買主であるため、1週間~1カ月で空き家を売却&現金化することが可能です。仲介と買取の売却スピードの違い

早急に現金化して相続人間で分配したい場合や、税金の支払いのタイミングより前に空き家を手放したい場合も、買取業者がおすすめです。

弊社はスピーディーに買取を行っています。
空き家を早急に売却したい方は、ぜひ一度お問合せください。買取見積もりのみのお問い合わせも受け付けております。

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空き家買取の流れ

仲介業者に依頼するより買取業者に依頼する方が、売却に至るまでの流れがスムーズです。

空き家買取の流れは以下の4ステップです。

  1. 複数の不動産買取業者に依頼
  2. 買取業者の決定
  3. 買取業者と売買契約
  4. 空き家の引き渡し&決済

①複数の不動産買取業者に依頼

複数の買取業者に査定を依頼して、買取価格の見積もりを出してもらいましょう。【共通】複数の不動産業者に査定依頼・担当者比較

複数の買取業者に依頼するのは、買取価格や営業マンの対応など、比較対象を持ち、より良い買取業者を見極めるためです。

②買取業者の決定

複数の買取業者の中から1社に絞ります。

査定価格が1番高かった業者につい飛びついてしまいそうになりますが、いま一度、1番誠実で信頼できる対応をしてくれた買取業者を思い出してください。
信頼できると感じた買取業者に、他社で出してもらった最高査定価格を提示して交渉してみましょう。

もちろん、最高査定価格を出してくれた買取業者と信頼できると感じた買取業者が一致しているのであれば申し分ないですが、買取価格ばかりを重視するのは危険です。

買取業者の中には、直前に買取価格を変えてくるような悪質な業者や、後々書類の不備や契約不適合責任の免責特約がついていなかった等のトラブルを起こすだらしない業者もあるのが現状だからです。

③買取業者と売買契約

買取業者を決めて買取価格にも納得できたら、買取業者と売買契約を交わします。売買契約書(販売用)

不動産売買契約書には、取引における細かい取り決めが記載されているので、不明点がある場合は担当者に質問してクリアにしておきましょう。

買取業者から必要書類の説明などがあるので、指示にしたがって契約を進めましょう。

④空き家の引き渡し&決済

空き家の引き渡し・決済の当日は司法書士の立ち合いの元、行われます。

買取金額を受け取り、引き換えに空き家の鍵を渡せば、取引完了です。

なお、空き家で売却益があった場合、翌年2月16日から3月15日の間に確定申告が必要です。

空き家売却後の確定申告については、以下の記事で詳しく解説しています。

空き家の売却後は確定申告が必要!節税の特例・控除や手続きを紹介
空き家売却後に確定申告が必要なケースについて解説します。また、確定申告することで節税となる特例についてもご紹介します。記事の後半では、確定申告の手順や必要書類と具体的な申告方法、空き家売却は専門の不動産会社が最適な理由もご紹介しています。

弊社Albalinkの空き家の買取事例

この章では、弊社Albalinkを例にとり、実際の空き家の買取事例を紹介します。

弊社Albalinkは訳アリ物件専門の買取業者として、他社では断られるような空き家も数多く買い取ってきました。
たとえば下記のように「20年以上放置されて老朽化が進んだ空き家」や「不用品で室内があふれてしまっている空き家」を買い取った実績もあります。

【20年以上放置された空き家の買取事例】 【不用品で室内があふれてしまっている空き家の買取事例】

引用元:Albalinkの空き家買取事例

20年以上放置された空き家については780万円で買取らせていただき、所有者には「雨漏りもするような家だったが、思ったより高い金額で買い取ってもらえた」と、金額についても満足していただけました。

また、不用品で室内が溢れてしまっている空き家の所有者は、他の不動産業者から「不用品の回収だけで100万円近くかかる」と言われ、途方に暮れていたそうです。
それだけに「(弊社に)そのまま買い取ってもらえてとても助かりました」と言っていただけました。

上記の方々だけでなく、弊社に買取依頼をしていただいたお客様からは「肩の荷が下りた」「色々不安だったがスムーズに売却できた」といった感謝の言葉を多数いただいております(下記Google口コミ参照)。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。 そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。 アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。 そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。 今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。 私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。 リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。 地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。 こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。 担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。

また、弊社はお客様からの評価が高いだけでなく、不動産買取業者としては数少ない上場企業でもあり、社会的信用も得ています。

信頼できる買取業者に安心して空き家を売却したい方はぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください(査定依頼をしたからといって、無理な営業などは行いませんのでご安心ください)。

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まとめ

空き家問題に対して国が行っている対策と所有者が行うべき対策を解説しました。

空き家の所有者は、特定空き家に指定されないよう、空き家を適切に管理、売却することが大切です。
所有し続ける場合は、空き家の管理サービスを使う等して空き家の管理を徹底したり、空き家で収益を出したい場合は、リフォームをして賃貸に出したり等の方法があります。

しかし、空き家の管理はお金と手間がかかりますし、空き家で収益を出すのは、不動産知識のない人には到底困難です。

空き家の売却という手段をとれば、管理の手間やお金の負担からも、特定空き家に指定されるリスクからも解放されます。
リフォームなどの初期費用もかかりません。

特に築年数20年以上であったり交通の便が悪い空き家を抱えている場合は、仲介業者ではなく買取業者に依頼しましょう。

弊社は、空き家の専門知識、専門ノウハウを持つ買取業者です。
一般の不動産会社が扱えない空き家も積極的に買い取っており、2023年にはフジテレビの「イット」で特集された実績もございます。

イットで紹介されました

お客様のご希望に寄り添った売却プランが提案できるよう、全力でサポートさせていただきます。
ぜひ一度、他社の買取見積価格と比較してください。

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空き家問題の対策についてよくある質問

日本の空家は増え続けています。空き家には、犯罪に使われたり倒壊して事故に繫がったりするリスクがあり、空き家の増加は当然これらのリスクを助長します。また、空き家が著しく増えた地域は、インフラの維持、管理が困難になるとともに、病院やスーパー、学校など生活に必要な施設も維持できなくなり、どんどん人が減っていく悪循環に陥ってしまいます。
まずは行政の指示に従って空き家を修繕、管理をしましょう。金銭や時間の問題ですぐに対応できない場合は、いつまでに何をするか行政に伝えておくことも重要です。 ただ、特定空き家に指定されてしまうほど劣化、老朽化が進んだ空き家は、所有していてもリスクしかありません。弊社では、問題を抱えた空き家もスピーディーに買取を行っております。ぜひ一度お問合せください。 早急に空き家を処分したい方はこちら
空き家は、環境問題にマイナスの影響を与えます。空き家が放置され、建物の老朽化・敷地への不法投棄などの原因で地域の景観を悪化させるためです。 また、草木が生い茂って害虫・害獣の発生源となるのも、衛生環境の悪化につながります。
監修者

國場絵梨子 行政書士

プロフィールページへ
2021年沖縄県中城村にて「りこ行政書士事務所」を開業。遺言書作成、相続手続き、農地転用許可申請を専門に取り扱っています。

◆保有資格・関連リンク
行政書士(日本行政書士会連合会 沖縄会)
宅地建物取引士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP(日本FP協会

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