田舎の実家の処分方法3選|高額で買い取ってもらうためのポイントも解説

相続物件

「田舎の実家を相続したけど、正直いらない。処分したい」
「実家を売り出しているけれど、田舎すぎて売却できない。このまま永遠に売れなかったらどうしよう…」

手放したい実家がなかなか売れないと、所有者は途方に暮れてしまいますよね。

しかし、ご安心ください。田舎の実家を確実に処分する方法はあります。

もし、この方法を知らずに、売れない実家を今後も間違った方法で売り出し続けたり放置したりすれば、所有者は結果的に大きな損をしてしまいます。

ぜひ最後まで読み進め、トラブルなく実家を確実に手放してください。

ということで、この記事では、実家を処分したい全ての方に向けて、以下の内容を解説します。

この記事を読むと、田舎の実家を手間をかけずにスピーディーに売却できるようになります

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、田舎の実家や老朽化が進んだ家屋に強い、専門の買取業者です。

他社に断られてしまった田舎の実家や、現状売れ残っている実家も、ぜひ一度ご相談ください。

記事の後半では、我々が実際に買い取った田舎の築古戸建ての事例もご紹介しています。

私たちは、どこよりもお客様が納得できるお取引をすることをお約束します。

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  1. 田舎の実家が売れない原因
    1. 立地が悪い
    2. 建物の状態が悪い
    3. 不動産業者に売却活動をしてもらえない
  2. 田舎の実家の処分方法3選
    1. 売却する
      1. 不動産仲介業者に売却活動を依頼する
      2. 不動産買取業者に直接売却する
      3. 空き家バンクに登録する
    2. 寄付する
      1. 「相続土地国庫帰属法」は売主にデメリットが多い
    3. 相続放棄をする
      1. 特定の財産だけを相続放棄することはできない
      2. 相続放棄をするだけでは実家の管理責任から逃れられない
  3. 田舎の実家は買取業者に直接売るべき理由
    1. 仲介では売れない物件も買取可能
    2. 売却&決済までがスピーディー
    3. 契約不適合責任が免責される
    4. 売却経費がかからない
      1. 仲介手数料
      2. 実家の家具や荷物処分費用
      3. リフォーム費用や解体費用
  4. 田舎の実家を少しでも高く売る!買取業者選びの流れ
    1. 田舎の築古戸建て専門の買取業者をピックアップ
    2. 複数社の査定金額を比較する
    3. 複数社の営業担当者を比較する
    4. 買取金額を交渉する
  5. 田舎の実家を買取で処分できた事例
    1. 「諦めかけていたので、とてもホッとしました」(築37年/山口県)
    2. 「あまりのスピーディーな対応に驚くばかりでした」(築50年/長野県)
  6. 田舎の実家を処分する際の注意点
    1. 解体しない
    2. リフォームしない
    3. 複数人で相続したら所有者全員の同意が必要
  7. 田舎の実家を処分せず放置するリスク
    1. 固定資産税が課税され続ける
    2. 近隣トラブルで損害賠償を請求される
    3. 特定空き家に指定される
      1. 固定資産税が最大6倍になる
      2. 最大50万円の罰金が課せられる
      3. 高額な解体費用が請求される
    4. 管理の手間と費用がかかる
    5. 犯罪に使われて資産価値が下落する
  8. まとめ

田舎の実家が売れない原因

田舎の実家を処分するとき、多くの所有者は「まずは地元の不動産屋に売却活動を依頼しよう」と考えるのではないかと思います。

ただ、これを読んでいる方は実感しているかもしれませんが、田舎にある実家は、なかなか売却できません。

田舎の実家がなぜ売れないのか、まずは原因を簡単に解説します。

なお、実家の処分方法から知りたい方は『田舎の実家の処分方法3選』からお読みください。

立地が悪い

田舎の実家は、立地の悪さが原因となって、地元の不動産屋ではなかなか売却できません。

働き盛りであったり、これから子育てをしたりする若いカップルが、終の棲家としてあえて生活に不便な場所を選ぶことはないからです。

例えば、あなたの実家が以下の項目に当てはまるようであれば、生活するうえで不便であると言えます。

不便な立地

  • 最寄り駅まで徒歩圏外
  • 病院・学校・商業施設まで行くときに車を使わなければならない

通勤や通学、買い物はもちろん、病院に行く際も、車や自転車を使わなければならないとなれば、住人は大きな不便を強いられます。
当然、買いたいと思う人はなかなか現れません。

実際に、弊社が独自に行った「家の購入で優先したこと」に関するアンケート調査でも、66.5%の人が「立地」と答えています。

家の購入で優先したことのダントツ1位は「立地」家の購入で優先したこと

引用元:家を購入する際に優先したことと妥協したこと

田舎にあり、立地が悪い実家は生活に不便であるため、売れにくい傾向にあります。

建物の状態が悪い

「建物の老朽化が進んでいる」「建物や敷地内の管理がきちんとされていない」等も、田舎の実家が売れない原因の1つです。

老朽化した建物や、管理されずに伸びきった草木は、明るい新生活のイメージからはほど遠く、買主の購買意欲を削いでしまうからです。

また、購入後の建物の修繕費用やリフォーム費用は、買主の金銭的負担となります。

立地も悪いうえ、購入後に買主が修繕費用を負担しなければならないとなれば、当然売れにくくなります。

不動産業者に売却活動をしてもらえない

田舎の実家の多くは、地元の不動産業者に積極的な売却活動をしてもらえません。

地元にあるような普通の不動産業者は、売買契約成立の成功報酬として、売主や買主から仲介手数料をもらい、利益を出しています。

仲介手数料とは

ただ、田舎の実家は、前述した立地や建物の状態の悪さが原因となって、売却しにくいのが実情です。

売却できなければ、不動産業者は、仲介手数料を1円も受け取れません。

仮に売れたとしても、売却金額が安ければ仲介手数料も安くなり、街の不動産業者は骨折り損のくたびれもうけになってしまいます。

そのため、田舎の実家の多くは、不動産業者に積極的な売却活動をしてもらえなかったり、販売自体を断られたりします。

なお、1年以上家が売れないときの対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

1年以上売れない家の対処法を原因別に解説!今スグ手放せる売却方法もご紹介
「1年以上売れない家」を所有してお悩みの方へ向けて、売れない理由と原因別対処法、確実に売却する方法をご紹介します。「引っ越したいのに家が売れない」「家が売れないストレスを抱えている」方はぜひご一読ください。

田舎の実家の処分方法3選

田舎の実家は、上記の理由により、なかなか売却できません。

本当に田舎の実家が売れるのか不安になりますよね。

実際に、弊社が独自に行った「実家に関する不安」のアンケート調査では、502人中95人が「売却について」の不安を上げています。

実家に関する不安

引用元:【将来的に実家をどうする?】親が住んでいる家や土地に関する不安ランキング

しかし、ご安心ください。
以下では、田舎の実家を処分できる方法をご紹介します。

売却する

ここまで読んでいただいた方は、「田舎の実家は売れないんじゃなかったの?」と思うかもしれません。

ただ、売却する方法にも数種類あります。

今回ご紹介する3つの売却方法の中でも、空き家に強い買取業者に直接売却」すれば、売れにくい田舎の実家もほぼ確実に処分できます。

田舎の実家の売却方法

  • 不動産仲介業者に売却活動を依頼する
  • 不動産買取業者に直接売却する
  • 空き家バンクに登録する

では、1つずつ説明します。

不動産仲介業者に売却活動を依頼する

「不動産の売却」と聞くと、多くの方は、地元の不動産業者に売却活動を依頼する方法を思い浮かべるのではないでしょうか。

これは「仲介」と呼ばれる売却方式で、地元の不動産業者はほとんどが「不動産仲介業者」にあたります。

不動産仲介業者

仲介の仕組み
個人の売主から売却の依頼を受けた不動産仲介業者が、自身の住居を探している個人の買手に向けて不動産情報を公開し、内覧の対応や売買契約などの売却活動を行う

ただ、田舎の実家はただでさえ立地が悪く売れにくいのに、そのうえ建物にも魅力がなければ、買主が現れるはずがありません。

仲介業者は、売却する不動産に付加価値等をつけてくれるわけではなく、あくまで建物には手を加えないまま、買主を探してくれるだけです。

そのため、そのままの状態で需要がない田舎の実家を、仲介でいくら広告しても、結局は売れ残ってしまうのです。

不動産買取業者に直接売却する

不動産を売却する方法として「仲介」をご紹介しましたが、もう1つ「買取」という売却方法があります。

不動産買取業者

買取の仕組み
不動産買取業者が売主から直接不動産を買い取る

「買取」であれば、仲介では売れにくい田舎の実家も、ほぼ確実に買い取れます。

買取業者の買取目的は、居住用ではなく、「事業用」だからです。

ここでいう事業とは、不動産再販事業(買い取った不動産に付加価値をつけて再販し、買取金額と再販金額の差額で利益を上げる)を指します。

買取業者は不動産に付加価値をつけて再販するプロです。

そのため、そのままの状態では住居として需要がない(仲介では売却できない)田舎の実家も買い取ることができます。

「付加価値を付けるってどういうこと?」「誰に再販するの?」等、気になる方は、記事後半「田舎の実家は買取業者に直接売るべき理由」をぜひ参考にしてください。

空き家バンクに登録する

売却方法として「仲介」と「買取」をご紹介しましたが、最後に「空き家バンク」をご紹介します。

「空き家バンク」とは、自治体が運営する、空き家の流通を促すためのサービスです。

空き家バンク

空き家バンクの仕組み
売主から、空き家の情報公開を依頼された自治体が、主に田舎への移住を検討している買手に向けて、HP等を通して情報を掲載する

ただ、田舎の実家を売却するために空き家バンクを利用するのは、おすすめできません。

空き家バンクの運営元である自治体は、不動産の知識も経験もなく、利用者どうしの取引をサポートしてくれるわけではないからです。

そのため、不動産知識がない利用者(売主と買主)どうしで直接やりとりしなければならず、トラブルが後を絶ちません。

取引の途中でトラブルが起きれば、結局実家を手放せないばかりか、余計な精神的ストレスがかかり、売主にはいいことがありません。

空き家バンクについて、詳しく気になる方は以下の記事も参考にしてください。

空き家バンクは頼りにならない!本気で空き家を売却したいなら不動産のプロに相談
空き家バンクは売主と買主のマッチングシステム 空き家バンクとは、以下のような仕組みで、空き家の売主と買主を巡り合わせるシステムです。 自治体が空き家の売却を希望する所有者に情報を募る 所有者から届いた空き家情報を、購入...

寄付する

実家が建っている自治体や、個人(親戚や隣地の所有者)に、寄付しようと考える方もいるかもしれません。

ただ、寄付は全く現実的ではないため、選択肢に入れるべきではありません。

そもそも、ほとんどの自治体が実家の寄付を受け入れません。

現状、自治体は、実家の所有者から固定資産税を徴収しています。

固定資産税とは

固定資産税は、街の行政サービスを営むにあたり、非常に重要な資金源です。

にもかかわらず、実家の寄付を受け入れたら、実家の所有者は「自治体」となり、自治体は現状の所有者から固定資産税を徴収できなくなります。

また、「自治体への寄付が不可能ならば個人に寄付しよう」と考えるかも知れませんが、寄付された個人には、譲渡所得税が課税されます。

税金を払ってまで、田舎の築古戸建てを欲しがる人はいないため、全く現実的ではありません。

自治体への不動産の寄付の実情について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

土地を自治体へ寄贈したら必ず引き取ってもらえる?【専門家が解説】
土地を自治体へ寄贈したいと考えている方へ向けて、必ず引き取ってもらえるのかについて解説します。土地を自治体に寄贈できない場合の対策もご紹介しているので、この記事を読むと確実に土地を手放せるようになります。

「相続土地国庫帰属法」は売主にデメリットが多い

相続土地国庫帰属法」とは、相続などによって所有した不要な土地の所有権を、法務大臣の承認のもと、国に帰属(返還)できる制度です。

相続土地国庫帰属法

ただし、同法で、相続した田舎の実家の土地を国に帰属するのは、以下の理由からおすすめできません。

相続土地国庫帰属法のデメリット

  • 売主は自費負担で実家を解体し、更地にしなければならない
  • 土地の審査手数料や管理費など、およそ数十万を売主は国に納入しなければならない
  • 帰属の対象となる土地の条件が多く、ほとんどの土地が帰属を承認されない

相続土地国庫帰属法は、現実的でないうえ、売主の経済的負担も大きいので、わざわざ利用する必要はありません。

相続土地国庫帰属法の実態について知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

いらない土地を国に返す「相続土地国庫帰属制度」の真実を完全解説!
不要な土地を国に帰属できる制度「相続土地国庫帰属法」には多くの要件があり、実際に適用できるケースは多くありません。また、100万円近い高額な費用や1年以上の長い期間を要する点がデメリットです。記事では「相続土地国庫帰属法」の適用要件やメリット・デメリットを掘り下げて解説します。

相続放棄をする

相続放棄とは、相続人が、被相続人(故人)の財産に関する一切の権利を放棄することです。

相続放棄

「相続放棄をして、田舎の実家の管理や処分の手間から免れたい」と考える方もいるでしょう。

ただ、相続放棄にも様々な注意点があるため、おすすめできる手段ではありません。

以下では、相続放棄の注意点を簡単にご説明します。

なお、相続放棄について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

実家を相続したらどうなる!?相続の流れや相続税を完全解説!
実家を相続する際に1番重要なのは「相続前に実家の活用方法を決める」ことです。本記事では、実家を相続する一連の流れ・相続手続きの段階ごとの注意点・相続後の実家の活用方法・相続にかかる税金や費用について解説します。

特定の財産だけを相続放棄することはできない

相続放棄の際は、金銭的にプラスとなる相続財産も、思い出の品も、全てを放棄しなければならないので注意してください。

前述の通り、相続放棄は「相続人が被相続人(故人)の財産に関する一切の権利を放棄すること」だからです。

誰も住まない実家は相続してはいけない!理由と最適な売却方法を解説
処分・活用方法を決めずに、誰も住まない実家を相続してはいけません。誰も住まない実家は空き家として、固定資産税の負担や、維持管理の手間、近隣住民とのトラブルなど、所有者に多方面でリスクを与えるからです。実家に居住したり、活用したりといった強い思いが無い限りは、早期に売却してしまうのが賢い選択でしょう。

相続放棄をするだけでは実家の管理責任から逃れられない

相続放棄をするだけでは、実家の管理責任から完全には逃れられないので注意してください。

言い換えれば、実家の管理を怠り第三者に迷惑がかかれば、相続放棄した人も管理責任を問われるおそれがあるということです。

実家の管理責任から完全に逃れるには、相続放棄をした後に、裁判所にて「相続財産清算人選任の申し立て」を行う必要があります。

相続放棄後の管理責任は、次の順位の相続人 または相続財産清算人が管理できるようになるまで続く

相続財産清算人
相続人に代わって遺産の管理をする人。
裁判所によって、主に弁護士などが選任される。

ただ、相続財産清算人選任の申し立てには、およそ20~100万円の予納金を裁判所に納めなくてはなりません。

さらに、申し立ての手続きに必要な書類も多く、労力も時間もかかるため、全くおすすめできません(相続財産清算人選任の申し立てをするくらいであれば、一度相続したうえで売却する方が賢明でしょう)。

相続放棄した実家の所有権と管理責任の意向について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

相続空き家の管理責任から解放されたいなら、相続放棄より売却
相続放棄とは 相続放棄とは、亡くなった親などが残した一切の資産や負債を引き継ぐことをせず、相続人の立場から離れることです。 空き家だけを相続放棄することはできない 相続放棄をする場合は、空き家だけでなく全ての相続財産を放棄する必要があ...

田舎の実家は買取業者に直接売るべき理由

田舎の実家の処分方法は、「買取業者に直接売却する」が1番現実的であると理解していただけたでしょうか。

以下では、「買取」が最も現実的である理由を詳しく解説していきます。

仲介では売れない物件も買取可能

仲介では売れ残ってしまう、もしくは、売却活動を断られてしまう田舎の実家も、買取業者であれば買い取れます。

不動産買取業者に直接売却する」でも少し説明しましたが、買取業者は、田舎の実家を再生するノウハウと再販するルートを持っているからです。

再販ルートとは、住居を探している一般の個人ではなく、不動産投資家やカフェ・民泊などのオーナーといった事業者の顧客リストです。

また、ノウハウとは、住居用ではなく、事業用としてコスパの良いリフォームをするノウハウを指します。

買取業者は、これらを駆使して田舎の実家も確実に再販し、利益をあげられるので、買取が可能です。

売却&決済までがスピーディー

仲介では長年売れ残ってしまう田舎の実家も、買取であれば最短数日で買い取れます。

仲介は、購入を希望する個人の買主が現れるのを待たなければならないのに対し、買取業者は売主から直接買い取るからです。

売主が買取金額に納得さえできれば、最短数日で実家を売却できます。

仲介と買取の売却スピードの違い

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、スピーディーな買取が可能です。

「仲介で売れる気配がない」「早急に現金化したい」という所有者の方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。我々にお力になれることがあれば幸いです。

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契約不適合責任が免責される

買取業者に直接売却すれば、売主の契約不適合責任が一切免責(免除)されます。

契約不適合責任とは、引き渡した不動産に、契約書に記載されていない不具合があった際、売主が負わなければならない責任です。

契約不適合責任

例えば、引き渡した実家に、シロアリや雨漏りが見つかり、売主が買主に契約不適合責任を問われたとしましょう。

その場合、売主は、建物の修繕費用の支払いや、売買契約の取り消しに応じなければなりません。

買主が一般の個人である場合は、消費者契約法8条により、売主の契約不適合責任は免責されないと定められています。

しかし、買取業者に直接売却すれば、宅建業法40条により、売主の契約不適合責任は一切免責されます。

実家などの築古戸建てには、売却前には気づかない不具合が隠れています。

買取業者に直接売却すれば、売却後も売主が責任を問われる心配はありません。

売却経費がかからない

仲介であれば売主の負担となる以下の費用が、買取であればかかりません。

買取であればかからない売却経費

  • 仲介手数料
  • 実家の家具や荷物処分費用
  • リフォーム費用や解体費用

1つずつ簡単に説明します。

仲介手数料

買取業者の仕事は仲介業務ではないため、当然仲介手数料はかかりません。

仲介の場合、売却金額400万以上の仲介手数料は、売却金額の3%+6万円と定められています。

例えば、実家の売却金額が600万だったとすると、仲介手数料は24万円で、決して安くはないとわかります。

買取業者に直接売却すれば、売主には仲介手数料の負担が一切かかりません。

実家の家具や荷物処分費用

買取であれば、売主は実家に残された家具や荷物を自ら処分する必要はありません。

買取業者の多くが、買取の際に、不要な家具や荷物の処分も引き受けてくれるからです。

一方、仲介では、個人の買主の内覧に備えて、売主自ら家具や荷物の処分を済ませておかなければなりません。

荷物の処分を専門業者に依頼した場合、平均的な中古住宅(30平方メートル)であれば、およそ30万の処分費用がかかります。

売却前に家具や荷物の処分費用を負担したくないのであれば、買取業者に直接売却するのが賢明です。

なお、家の中の物を処分せずに売却したい方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

家の中の物を処分せずお得に売る方法!高額売却のコツも伝授
家の中の物を処分せずに家を売却するなら専門の不動産買取業者に買取依頼をすべきです。残置物があると、一般の個人には売れにくいからです。買取であれば残置物があってもそのまま売却することができ、所有者の金銭的負担もありません。

リフォーム費用や解体費用

買取なら、売主が費用を負担して、リフォームや解体を行う必要はありません。

なぜなら、買取業者は、再販するためのノウハウを豊富に持ち合わせていて、買取後に自分たちの手で商品化できるからです。

平均的な空き家(30坪)の解体費用は、木造ならおよそ120万、鉄筋コンクリート造ならおよそ180万かかります。

また、建物全体のリフォームは1,000万近くかかり、とても高額です。

買取であれば、売主は売却前に高額な解体費用や売却費用を負担せずに済みます。

リフォームや解体に関する注意点は「田舎の実家を処分する際の注意点」でも解説しているので参考にしてください。

田舎の実家を少しでも高く売る!買取業者選びの流れ

田舎の実家を買取業者に直接売却するべき理由を、お分りいただけたでしょうか。

ここからは、田舎の実家を少しでも高額で売却するための買取業者選びの流れを解説いたします。

皆さんが少しでも実家を高額で買い取ってもらえるよう、記事を通してお役に立てれば幸いです。

田舎の築古戸建て専門の買取業者をピックアップ

田舎の築古戸建てに特化した買取業者を複数ピックアップしてください。

田舎の築古戸建てに特化しているかどうかは、業者のHPやグーグルの口コミをチェックしましょう。

口コミの確認は、田舎の築古戸建てを実際に買い取った実績があるかどうかを知るのに有効な手段です。

実際に、弊社が独自に行った「不動産会社の情報を調べる手段」のアンケート調査では、46.4%の人が「ネットや知人の口コミ」を参考にして買取実績などを確認しています。

不動産会社を調べるとき、46.4%の人が「ネットや知人の口コミ」を参考にしている不動産会社の情報を調べる手段

引用元:不動産会社を利用するときに重視することランキング

買取業者は、それぞれ持っている再販ルートやノウハウが異なります。

当然、田舎の築古戸建ての再販を得意とする買取業者の方が、確実に再販できるという自信があります。

再販できずに買取費用が赤字になる等の心配がないため、売主に、より強気な(高額な)買取金額を提示できるのです。

なお、弊社も田舎の築古戸建ての買取実績を豊富に持ち合わせており、実際に弊社をご利用いただいたお客様からも、以下のように高評価をいただけております。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。 そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。 アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。 そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。 今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。 私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。 リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。 地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。 こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。 担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。

ぜひ、候補の1つとして、弊社もピックアップしてください。

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複数社の査定金額を比較する

複数(3社程度)の業者に、実家の査定を依頼しましょう。

買取業者によって、買取後の活用方法が異なるため、買取金額にも差が出るからです。

【共通】複数の不動産業者に査定依頼・担当者比較

買取後の活用方法の例

  • 古民家カフェとしてリフォームし、カフェオーナーに再販する
  • 賃貸物件としてリフォームし、入居者を付けたうえで不動産投資家に再販する

複数の査定価格は、後々買取金額を交渉する際の材料となるので、必ずいくつかの業者に査定を依頼してください。

複数社の営業担当者を比較する

査定価格だけでなく、必ず営業担当者の対応も比較してください。

残念ながら、契約直前に買取金額下げてくるような悪徳な買取業者もいます。

トラブルに巻き込まれないためには、営業担当者の態度から、信頼できる買取業者であるかを見極めることが重要です。

例えば、営業担当者の以下の項目に注視してください。

営業担当者のチェックポイント

  • 買取金額や話の内容に根拠があり、納得できるか
  • 対応がスピーディーで、後回しにされていると感じないか
  • 身だしなみや言葉遣いが社会人として適切であるか

営業担当者とは何度も話をするので、メモを取りながら話を聞く等して、話の矛盾に気がつけるようにしましょう。

買取金額を交渉する

必要に応じて、買取金額の交渉を行います。

例えば、複数の買取業者を比較した結果、1番信頼できるA社が、1番高額な査定金額を提示してくれたとしましょう。

その場合は、迷わずA社に買い取ってもらってください。買取金額の交渉は必要ありません。

反対に、1番信頼できる買取業者と、1番高額な査定金額を提示した買取業者が異なるとしましょう。

その場合は、前者に、1番高額な査定金額を提示して交渉してください。

交渉の際は「他の買取業者でこの(高額な)査定金額を出してもらったけど、あなたの方が頼りになるから御社と契約したくて悩んでいる」と相談してください。

売主にこのような言い方をされれば、誠実な担当者は、売主の希望する金額に近づくよう、できる限りの努力をしてくれるはずです。

もし金額を変えられないのであれば、その理由を正直に教えてくれるでしょう。

なお、具体的にどの買取業者に相談したらよいのかわからないとお悩みの方は、以下の記事を参考にしてください。

【特徴別】空き家買取業者30選!あなたにベストマッチする買取業者をご案内
空き家は専門の不動産買取業者に買い取ってもらう方法がもっとも簡単かつスムーズです。本記事では空き家の売却方法・全国の空き家買取業者40社・高額売却する方法などを解説します。

田舎の実家を買取で処分できた事例

実際に弊社AlbaLink(アルバリンク)で買い取った、田舎の築古戸建てを一部ご紹介します。

今回ご紹介する事例以外にも、弊社は、田舎の築古戸建ての買取実績を豊富に持ち合わせています。安心してお任せください。

なお、お客様の生の声は、こちらからご覧いただけます。

「諦めかけていたので、とてもホッとしました」(築37年/山口県)

項目 買取物件の情報
所在地 山口県
築年数 37年
構造 木造2階建
お客さまの声
田舎の実家で、地元の仲介業者を通して売りに出していましたが、1年弱売れ残っていました。
もう仲介での売買は無理だと、他の買取業者さんに電話で問い合わせましたが、何社か断られてしまいました。
そんなとき、AlbaLinkさんの「うちなら買い取れます」の一言に救われました。
もう諦めかけていたので、とてもホッとしました。
本当にありがとうございました。

「あまりのスピーディーな対応に驚くばかりでした」(築50年/長野県)

項目 買取物件の情報
所在地 長野県
築年数 50年
構造 木造平屋
お客さまの声
ネットで検索し、「売れにくい不動産を直接買い取る」という文言に惹かれ、しかもグーグルの口コミも良かったのでお願いしました。
お電話をするとすぐに査定の日程が決まり、当日は午前中に査定が終了。
査定した日の夕方には買取が決まり、あまりのスピーディーな対応に驚くばかりでした。
手続きもこちらの負担にならないように進めていただき、とても感謝しております。

田舎の実家を処分する際の注意点

ここからは、売却に限らず、田舎の実家を処分する際に注意していただきたいことを3点ご紹介します。

解体しない

田舎の実家が老朽化しているからといって、売主の独断で解体してはいけません。

そもそも立地が悪くて売れないのであれば、老朽化した建物を解体しても立地の問題は解決しないからです。解体しても売却できなければ、高額な解体費用がまるまる赤字になってしまいます。

さらに、解体すると、翌年から課税される固定資産税は最大6倍になります。

前提として、人が住むための土地には「住宅用地の特例」が適用されており、固定資産税が1/6されています。

しかし、更地は、人が住むための土地とは認められないため、特例の適用外となり、結果的に固定資産税が6倍になってしまうのです。

解体について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

あなたの空き家は本当に解体すべき?目的に合わせた空き家処分の最適解
空き家の解体費用の相場 空き家の解体費用の相場は建物の広さと構造によって変わります(以下の表参照) 建坪 木造 軽量鉄骨造 鉄筋コンクリート造 20坪 80万円~130万円 120万円~160万円 14...

リフォームしない

田舎の実家が老朽化しているからといって、独断でリフォームしてはいけません。

解体と同様、そもそも立地が悪くて売れないのであれば、老朽化した建物をリフォームしても立地の問題は解決しないからです。

リフォームしても売却できなければ、当然リフォーム費用がまるまる赤字になってしまいます。

また、「買取」の場合は、買取業者が再販目的に合わせて、自らの手で買取後にリフォーム等を行います。

そのため、不動産知識がない売主が独断で行ったリフォームのほとんどは、買取業者が再販する際に無駄になってしまうのです。

そのため、買取業者に直接売却する際は特に、売主の独断によるリフォームは行わず、そのままの状態で査定を依頼してください。

複数人で相続したら所有者全員の同意が必要

複数人で田舎の実家を相続した場合、所有者1人の意向で実家の処分(売却)はできません。

共有物の処分(売却)には、共有者全員の同意が必要であると、民法251条で定められているからです。

【共有持分】共有不動産の売却には共有者全員の合意が必要

参照元:民法第二百五十一条(共有物の変更)

相続人どうしの意見が食い違えば、いつまでも処分(売却)できない事態もあり得るので、注意してください。

田舎の実家を処分せず放置するリスク

田舎の実家を処分せず放置すると、所有者には多くのリスクがあります。

以下で説明するリスクを回避するために、要らない実家は早急に処分するべきです。

固定資産税が課税され続ける

誰も住んでいない、何も活用していないとしても、田舎の実家を所有しているだけで、所有者には毎年固定資産税が課税され続けます。

一般的な築古戸建ての固定資産税は、年間およそ10~15万です。

何の用途もない実家に毎年10万円以上の税金を納めるのは、非常に無駄な出費であると感じるはずです。

空き家に税金が発生する5つのシーン|固定資産税が6倍になる理由も解説
空き家に課税される税金の種類 空き家に課税されるタイミングは大きく5つあり、それぞれ以下の種類の税金が発生します。 空き家所有者に毎年課税される「固定資産税」「都市計画税」 空き家の相続発生時に課税される「相続税」 ...

近隣トラブルで損害賠償を請求される

田舎の実家が老朽化して第三者に被害を及ぼせば、所有者には損害賠償が請求されます。

老朽化によって倒壊すると損害賠償請求の恐れ

民法717条で、建物による事故の責任は、建物の所有者にあると定められているからです。

参照元:民法第七百十七条(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)

例えば、実家の老朽化によるトラブルは、以下のようなものが挙げられます。

実家の老朽化によるトラブル

  • 伸びきった雑草や木の幹が近隣の敷地に入る
  • 雑草を放置することで害虫が発生する
  • 建物の老朽化や敷地内のゴミの不法投棄によって景観を乱す
  • 建物が倒壊・破損して第三者にケガを負わせる、ひいては死亡させる

損害賠償額はトラブルによって異なりますが、万が一ケガや死亡をさせる事故が起きれば、数億円にまで及ぶおそれもあります。

空き家が倒壊したときのリスクについて知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

空き家倒壊の責任は所有者にあり!倒壊による損害賠償は億単位に及ぶケースも!
空き家が倒壊した責任は所有者が負います。空き家が倒壊し、人や建物に損害を与えた場合、損害賠償額は「億」を超える可能性もあります。記事では倒壊のリスクを避けるための空き家の管理方法や、売却方法について解説しています。

特定空き家に指定される

特定空き家とは、保安・衛生・景観・その他の観点から、行政に「今後も放置するのは危険」と判断された空き家を指します。

特定空き家とは?

特定空き家に指定されると以下のようなリスクがあります。

固定資産税が最大6倍になる

特定空き家に指定されると、翌年から固定資産税の負担が最大6倍になります。

解体しない」で少し説明しましたが、人が住むための土地には「住宅用地の特例」が適用されていて、固定資産税が1/6されています。

住宅用地の特例

しかし、特定空き家が建っている土地は、人が住むための土地とは認められません。

そのため、特例の適用外となり、結果として固定資産税が最大6倍になってしまうのです。

最大50万円の罰金が課せられる

特定空き家に指定されると、所有者は行政から空き家管理の指導を受けます。

行政の指導通りに空き家の管理を行わないと、所有者は最大50万円の罰金の対象となってしまいます。

高額な解体費用が請求される

特定空き家に指定されても、所有者が空き家の管理を行わない場合、行政による空き家の強制解体(行政代執行)が行われます。

行政代執行の恐ろしさは、高額な解体費用(およそ数百万~1,000万近く)が、全額所有者に請求される点です。

行政代執行により高額な解体費用を請求される

なお、行政代執行の解体費用は、税金を滞納したときと同様「強制徴収」が認められています。

そのため、所有者が自己破産をしても逃れられません。

所有者は財産や給料を行政に差し押さえられながら、何年もかけて全額返済するしかありません。

行政代執行について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

空き家が行政代執行されると起こる3つの悲劇|回避する対策法4選
空き家が行政代執行により解体される流れや行政代執行を回避するためにできる対策、空き家の売却方法を解説します。この記事を読むと、自治体から特定空き家へ指定される前に空き家を手放せる方法が分かります。

管理の手間と費用がかかる

建物の老朽化による人身事故や特定空き家の指定を避けるためにも、所有者の実家の管理は必須です。

空き家の管理に必要な作業

ただ、実家の管理には、想像以上の労力を要します。

具体的には、毎月実家に出向き、換気や清掃、破損部分の修繕、敷地内の草木の管理などを行わなくてはなりません。

空き家管理専門の業者に依頼することもできますが、毎月5,000~1万の委託費用がかかります。

空き家管理サービスおすすめ6選!自力での空き家管理や売却方法も解説!
空き家管理を任せられる空き家管理代行サービス業者6選 空き家管理代行サービスとは、空き家の管理を業者に依頼できるサービスのことです。 住んでいる場所から空き家がある場所まで遠いなどの理由で、自身で空き家を管理するのが困難な方でも、空き家...

犯罪に使われて資産価値が下落する

放置された空き家が、犯罪に使われるケースも珍しくありません。

空き家は犯罪に利用されやすい

空き家が犯罪に使われてしまったら、当然空き家の資産価値は下落します。

犯罪が起きた家に「住みたい」「買いたい」と思う一般の個人は、なかなか現れないからです。

空き家で起こるおそれがある犯罪は、例えば以下のようなものがあります。

空き家で起こるおそれがある犯罪

  • 放火される
  • 詐欺軍団のアジトとして使われる
  • 室内で大麻を栽培される
  • 暴行(殺人)の現場になる

ちなみに、管理していない空き家が放火されて第三者に迷惑がかかったら、所有者は責任を問われ、損害賠償請求されるおそれがあります。

空き家の放置は、失火責任法の重過失に該当し、民法709条に基づき損害賠償責任が問われるからです。

参照元:民法第七百九条(不法行為による損害賠償)

放置空き家はトラブルの元|実例と解決策
放置空き家で起こりうる危険とトラブル 放置空き家は放置空き家は大きく分けて7つのリスクを持ち、所有者にとって大きな責任と多額の負担を伴います。 放置せず、あなたに合った管理・活用方法で財産を守りましょう。 倒壊のリスク 国内の空き家...

まとめ

田舎の実家を確実に処分する方法や売却の際の注意点などを解説しました。

田舎の実家は、立地や建物の状態の悪さから、個人の買主に売却するのは困難です。

しかし、専門の買取業者であれば、田舎の実家も買い取れます。

買取業者に直接売却すれば、所有者は実家を手放せるうえ、最短1週間前後でまとまった現金が手に入り、一石二鳥です。

より高額で買い取ってもらうためには、買取業者選びが非常に重要です。

記事内で解説したように、複数の買取業者をピックアップし、買取金額の交渉を行ってください。

弊社も、田舎の築古戸建てに強い、専門の買取業者です。
過去には、一般の不動産業者が取り扱わない訳あり物件専門の買取業者としてフジテレビの「newsイット!」で紹介された実績もあります。

イットで紹介されました

買取業者選びの際は、ぜひ弊社も候補に入れていただき、買取金額を他社と比較してみてください。
我々が、実家の処分にお困りの方の、お力になれれば幸いです。

>>【田舎の実家でも高額売却】無料で買取査定を依頼する

「田舎の実家 処分」のよくある質問

田舎の実家を処分すると、所有者には大きく3つのメリットがあります。 1つは「固定資産税の負担がかからなくなる」、2つめは「管理の手間や費用の負担がなくなる」、3つめは「国からの罰則や事故による損害賠償請求などのリスクが完全になくなる」です。
田舎の実家は、古民家として賃貸経営する、古民家カフェを経営する等、いくつかの活用方法があります。ただし、田舎の実家を自身で活用するためには、初めにリフォーム等の高額な初期費用を負担しなければなりません。不動産の知識や経験がない方が、初期費用を黒字にして、その後も継続的に収益を上げるのはなかなか困難であると言えます。
監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は空き家や事故物件などの売れにくい不動産の買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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